この本は、中古マンションや古民家のリノベーションで新たな息吹を与えることに成功した東京R不動産のデレクターが綴る、公共のリノベーションに向けた、理論、実践、アイデアが満載の実践書である。
無味乾燥の公共空間を、ワクワク感や楽しさ、面白い仕掛けで「リノベーション」を指南する。空間を変えることによって、「マネジメントやルール」が変化し、「人々の変化を促す」、そして公共空間のあり方提示で、「新しい公共の概念を問い直したい」。これが、本を貫くコンセプトだ。
取り上げた公共空間は、「公園」「役所」「水辺」「学校」「ターミナル」「図書館」「団地」の7つ。
公園の章では、「公園はだれのものだろう?」が発想の原点にある。本当に、子どもを安心して遊ばせられるのだろうか。規則!、規則!で不自由な公園ではないか。行政で公園を管理することができない時代がやってくるのではないか。そんな視点から、セントラルパークのように周辺の受益地に負担をもとめる受益者負担やネーミングライツを活用した企業による公園再生、社会実験や一時占用許可の活用、公園内のスタバやカフェなど事例を提示し、公園で挙げた利益を公園に還元する仕組みをつくろうとも提案している。また、昼は子どもの遊び場が、夜はシアターやビア・ガーデンに早変わりし、眠っていた公園の夜の顔をよびさます。あるいは、公園をエリアで区切って地域住民が花壇や菜園にして管理する・・・・等々、既成の概念を覆し、自由や多様性の実現を提言している。
役所の章は、「なぜ役所はどこも同じような空間なのだろうか」と疑問を提示。空間も変われば組織も変わる。隔絶され、均質な役所からの脱却を呼び掛けている。 庁舎にテラスをうまく配置し、市民と職員の井戸端会議ができる空間を演出した市役所を紹介したり、カウンターを丸いテーブルを変えたりすることを提案し、空間ひとつでコミュニケーションのあり方が変わるとしている。また、まちづくりの部署は街中の空き物件を活用して街中に配置する、児童福祉課の隣に小さな託児所を設置して小さなリアルを体現する、1階を開放して街とつなげる、あるいは、地下の食堂を眺めのよい最上階に設置して役所を日常とつなげるなどを提案している。
このほか、水辺、学校、ターミナル、図書館、団地の斬新な使い方が満載である。「リノベーションとは単なる建物の再生ではなく、価値観の変革」である。成長から成熟へと変化し、大量の公共施設・空間の更新が大きな問題になっている。空間の変革から社会の変革へ、今こそ変革のチャンスではないだろうか。そんな思いを起こさせる一冊である。
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RePUBLIC 公共空間のリノベーション 単行本(ソフトカバー) – 2013/9/15
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公共空間を楽しくするための理論・実践・アイデア!
退屈な公共空間をわくわくする場所に変える、画期的な実践例と大胆なアイデアを豊富なビジュアルで紹介。
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- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社学芸出版社
- 発売日2013/9/15
- 寸法13 x 2.1 x 18.8 cm
- ISBN-104761513322
- ISBN-13978-4761513320
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公共空間を楽しくするための理論・実践・アイデア!

建築のリノベーションから、公共のリノベーションへ。東京R不動産のディレクターが挑む、公共空間を面白くする仕掛け。退屈な公共空間をわくわくする場所に変える、画期的な実践例と大胆なアイデアを豊富なビジュアルで紹介。
誰もがハッピーになる公園、役所、水辺、学校、ターミナル、図書館、団地の使い方を教えます。
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『テンポラリーアーキテクチャー -仮設建築と社会実験』 | 『PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくりかた』 | 『エリアリノベーション -変化の構造とローカライズ』 | 『CREATIVE LOCAL -エリアリノベーション海外編』 | 『公共R不動産のプロジェクトスタディ -公民連携のしくみとデザイン』 | 『全国のR不動産 -面白くローカルに住むためのガイド』 | |
カスタマーレビュー |
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こちらもおすすめ! | 本格的な建築をつくれなければ、まず小さく早く安く実験しよう。都市を軽やかに使いこなす、国内外の事例、制度、アイデア集。 | パブリックスペースを変革する地域経営、教育、プロジェクトデザイン、金融、シェア、政治の実践者6人に馬場正尊がインタビュー。 | 建物単体からエリア全体へ。この10年でリノベーションは進化。不動産、建築、グラフィック、メディアを横断し街を変える方法論。 | 日本より先に人口減少・縮退したイタリア、ドイツ、イギリス、アメリカ等の衰退した地方都市を劇的に変えたクリエイティブな実践。 | 企業や市民が公共空間を実験的/暫定的/本格的に使いこなすノウハウ+リノベーション活用事例集。国内外の有名事例を多数掲載。 | 全国のR不動産メンバーが、その土地の魅力やお勧めエリア・物件の紹介、実際に移り住んだ人々を取材。 |
商品の説明
出版社からのコメント
建築のリノベーションから、公共のリノベーションへ。
東京R不動産のディレクターが挑む、公共空間を面白くする仕掛け。
退屈な公共空間をわくわくする場所に変える、画期的な実践例と大胆なアイデアを豊富なビジュアルで紹介。
誰もがハッピーになる公園、役所、水辺、学校、ターミナル、図書館、団地の使い方を教えます。
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公共空間の在り方を問い直したい。
その先にある公共の概念を揺さぶりたい。
僕らの武器は、自由なアイデアと行動力。
空間が変われば、社会も変わる。
変化のタイミングは、今なのだ。
――馬場正尊
--------------------------------
【主要目次】
1 公園をリノベーション
2 役所をリノベーション
3 水辺をリノベーション
4 学校をリノベーション
5 ターミナルをリノベーション
6 図書館をリノベーション
7 団地をリノベーション
東京R不動産のディレクターが挑む、公共空間を面白くする仕掛け。
退屈な公共空間をわくわくする場所に変える、画期的な実践例と大胆なアイデアを豊富なビジュアルで紹介。
誰もがハッピーになる公園、役所、水辺、学校、ターミナル、図書館、団地の使い方を教えます。
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公共空間の在り方を問い直したい。
その先にある公共の概念を揺さぶりたい。
僕らの武器は、自由なアイデアと行動力。
空間が変われば、社会も変わる。
変化のタイミングは、今なのだ。
――馬場正尊
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【主要目次】
1 公園をリノベーション
2 役所をリノベーション
3 水辺をリノベーション
4 学校をリノベーション
5 ターミナルをリノベーション
6 図書館をリノベーション
7 団地をリノベーション
著者について
馬場正尊+Open A
建築家/Open A 代表/東京R不動産ディレクター/東北芸術工科大学准教授。1968年佐賀県生まれ。94年早稲田大学大学院建築学科修了後、博報堂入社。早稲田大学大学院博士課程へ復学、雑誌『A』編集長を務める。2003年建築設計事務所Open Aを設立し、建築設計、都市計画などを手がけ、ウェブサイト東京R不動産を共同運営する。近作に、道頓堀角座、雨読庵、観月橋団地再生計画、TABLOIDなど。近著に、『都市をリノベーション』(NTT出版)、『「新しい郊外」の家』(太田出版)など。
建築家/Open A 代表/東京R不動産ディレクター/東北芸術工科大学准教授。1968年佐賀県生まれ。94年早稲田大学大学院建築学科修了後、博報堂入社。早稲田大学大学院博士課程へ復学、雑誌『A』編集長を務める。2003年建築設計事務所Open Aを設立し、建築設計、都市計画などを手がけ、ウェブサイト東京R不動産を共同運営する。近作に、道頓堀角座、雨読庵、観月橋団地再生計画、TABLOIDなど。近著に、『都市をリノベーション』(NTT出版)、『「新しい郊外」の家』(太田出版)など。
登録情報
- 出版社 : 学芸出版社 (2013/9/15)
- 発売日 : 2013/9/15
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 208ページ
- ISBN-10 : 4761513322
- ISBN-13 : 978-4761513320
- 寸法 : 13 x 2.1 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 125,631位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 143位都市開発・都市問題 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年10月12日に日本でレビュー済み
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2018年7月6日に日本でレビュー済み
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日本では公共(パブリックスペース)と十把一絡げに表現されているものが、大きく分けて3つになるという理論は良かった。
これだけで、公共スペースというぼんやりしたカテゴリーが、スッキリ理解できた。
事例については、日本において公共スペースをつかうのは手続きやきまりがめんどくさいという印象。
これだけで、公共スペースというぼんやりしたカテゴリーが、スッキリ理解できた。
事例については、日本において公共スペースをつかうのは手続きやきまりがめんどくさいという印象。
2023年4月7日に日本でレビュー済み
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ホームレスは公共空間から除外される存在として書かれているのが残念というか、この感覚は非常にまずいと思いました。公共空間とは持てる人、富める人だけのものではないはずです。でもこれはお役所目線と合致しているからウケているのかな。排除アートと同じだよね。公共空間が多様な存在を受け入れる寛容な場所であってほしいと思う。難しいけどね。
2013年12月8日に日本でレビュー済み
この本は、公共空間とは誰の物か?から発想をはじめるもので、公園管理者との関係性やこれまでの日本の公共空間のあり方を見直そうという出発点的な本だと思います。
確かに、アイデアスケッチが大きすぎるとか、事例研究の浅さというのは否めないのかもしれませんが、こういう発想の仕方や変化があるということで全国の先進的な事例があって、わたしとしては気づきをたくさん得られたと思います。
これから、ハコモノをどうリノベーションしていくか、そういう意味でもっと深く知りたい分野だなと感じました。
公共の仕事で、このような分野にに従事されている方は一読の価値があるのではないでしょうか。
確かに、アイデアスケッチが大きすぎるとか、事例研究の浅さというのは否めないのかもしれませんが、こういう発想の仕方や変化があるということで全国の先進的な事例があって、わたしとしては気づきをたくさん得られたと思います。
これから、ハコモノをどうリノベーションしていくか、そういう意味でもっと深く知りたい分野だなと感じました。
公共の仕事で、このような分野にに従事されている方は一読の価値があるのではないでしょうか。
2014年10月22日に日本でレビュー済み
本著の中の、某公園に関して「ホームレスの事実上の占有は黙認で、納税をしている市民のアート・パフォーマンスは禁止」という一文が非常に引っ掛かった。
納税をしていない人間は公園に行ってはいけないのか?
逆に、金を払っていれば何をしても許されるのか?
「誰に対しても開かれている」というのがオープンな公共性の基本理念のはずである。
資本主義的な杓子でしか物事を捉えられない者にはそもそも公共空間を語る資格がない。金で公園を管理することは容易いし、素人でも考えられることだ。しかしそうなってしまえば公園はもはや公共空間として機能しなくなる。当たり前のように、誰かの排除を前提とした「公共空間のリノベーション」を考える筆者を、共感できないどころか、恐ろしいとすら思った。
納税をしていない人間は公園に行ってはいけないのか?
逆に、金を払っていれば何をしても許されるのか?
「誰に対しても開かれている」というのがオープンな公共性の基本理念のはずである。
資本主義的な杓子でしか物事を捉えられない者にはそもそも公共空間を語る資格がない。金で公園を管理することは容易いし、素人でも考えられることだ。しかしそうなってしまえば公園はもはや公共空間として機能しなくなる。当たり前のように、誰かの排除を前提とした「公共空間のリノベーション」を考える筆者を、共感できないどころか、恐ろしいとすら思った。
2013年12月9日に日本でレビュー済み
実現不能で根拠が無い提案ばかり羅列する著者の無責任さに辟易しました。
提案の表現が全て「かもしれない」って、著者も自分の提案が
「実現不能で根拠が無い」つまらない話であることは自覚されているようだが、
あまりに無責任な提案が多すぎる。
例えば、34頁「あなたも公園で小さな店を開業できるかもしれない」と提案するが、
公園の使用条件が使用料金に加え、公園全体の清掃までやらせて利益を出すって無理だろ。
自分でやってみれば?
更に、小学校にオフィスやカフェを入れろと提案するが、
子供の安全を少しは考えてから、ものを言うべき。
自分の子供が通う学校で、やってみれば?
提案の表現が全て「かもしれない」って、著者も自分の提案が
「実現不能で根拠が無い」つまらない話であることは自覚されているようだが、
あまりに無責任な提案が多すぎる。
例えば、34頁「あなたも公園で小さな店を開業できるかもしれない」と提案するが、
公園の使用条件が使用料金に加え、公園全体の清掃までやらせて利益を出すって無理だろ。
自分でやってみれば?
更に、小学校にオフィスやカフェを入れろと提案するが、
子供の安全を少しは考えてから、ものを言うべき。
自分の子供が通う学校で、やってみれば?
2013年11月28日に日本でレビュー済み
いろんな事例を「短く拙い説明文と写真」で紹介しているが、どの事例も考察が浅すぎる。
いや、全く「考察していない」ね。
例えば、168頁〜武雄市図書館の事例説明は
「図書館に書店とスタバがある。運営はCCC」だけ。
こんな有名な話、誰でも知ってるよ。
その先ににある追加情報は無い、考察も無い、では出版のレベルに全く達していない。
こんな駄本が、1890円って高すぎる。
私は図書館で借りたので、被害を被っていないが、買う本ではないですよ!
いや、全く「考察していない」ね。
例えば、168頁〜武雄市図書館の事例説明は
「図書館に書店とスタバがある。運営はCCC」だけ。
こんな有名な話、誰でも知ってるよ。
その先ににある追加情報は無い、考察も無い、では出版のレベルに全く達していない。
こんな駄本が、1890円って高すぎる。
私は図書館で借りたので、被害を被っていないが、買う本ではないですよ!
2014年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
速やかに届きました。有難うございます。公共空間の使い方、もっと楽しくなるといいですね。