ブルックナー作品における版の問題。
ハース氏の後を引き継いだノヴァーク氏の考え方を知るには最適の一冊。

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ブルックナー研究 単行本 – 2018/3/20
レオポルト ノヴァーク
(著),
樋口 隆一
(翻訳)
「ノヴァーク版」で有名なブルックナー研究家・校訂者のレオポルト・ノヴァークによるブルックナーに関する論文を集めた一冊。原書はノヴァーク80歳の時にそれまでの論文をまとめて出版されたものだが、本書はそのなかでも、文献的に詳細な研究に裏打ちされた独自の見解や、人間ブルックナーの奥深さを説いた論文など、全集校訂者ノヴァークによる研究の全貌を伝えるテーマを17本厳選した。今なお重要な存在であり続ける「ノヴァーク版」の校訂者はどのようにブルックナーを見ていたのか? どのようにブルックナーの作品を読み解いていたのか? ブルックナーの作品を聴く・演奏する際に必ず読んでおきたい一冊です。
- 本の長さ200ページ
- 言語日本語
- 出版社音楽之友社
- 発売日2018/3/20
- ISBN-104276226066
- ISBN-13978-4276226067
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商品の説明
著者について
Leopold Nowak:1904年ウィーン生まれ。ウィーン国立音楽大学でピアノとオルガンを学び、ウィーン大学で音楽学を研究した。アントン・ブルックナーの作品の研究家・校訂者。1946年にオーストリア国立図書館の音楽関係資料の収集の責任者としてローベルト・ハースの後任となり、ブルックナーに関する資料を保存する業績を残した。モーツァルトのレクイエム(未完)の新版にも取り組んだほか、オーストリアの教会音楽や民謡の研究なども行った。1991年没。
1946年東京生まれ。音楽学者、指揮者。専門領域はバッハとシェーンベルクを中心とする西洋音楽史。慶應義塾大学大学院博士課程中退。「新バッハ全集」における教会カンタータ校訂の業績により、テュービンゲン大学哲学博士。2002年、オーストリア学術芸術功労賞。明治学院大学名誉教授。明治学院バッハ・アカデミー芸術監督、国際音楽学会副会長。
1946年東京生まれ。音楽学者、指揮者。専門領域はバッハとシェーンベルクを中心とする西洋音楽史。慶應義塾大学大学院博士課程中退。「新バッハ全集」における教会カンタータ校訂の業績により、テュービンゲン大学哲学博士。2002年、オーストリア学術芸術功労賞。明治学院大学名誉教授。明治学院バッハ・アカデミー芸術監督、国際音楽学会副会長。
登録情報
- 出版社 : 音楽之友社 (2018/3/20)
- 発売日 : 2018/3/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 200ページ
- ISBN-10 : 4276226066
- ISBN-13 : 978-4276226067
- Amazon 売れ筋ランキング: - 724,918位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,553位音楽学・音楽教育学
- - 13,873位その他楽譜・スコア・音楽書
- - 14,454位音楽一般の本
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2018年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
バッハ研究や新ウィーン楽派にも詳しい樋口隆一氏がレコード芸術に連載されていた抄訳を、ノヴァーク氏の娘さんの序文や索引を付加し、改めてソフトカバーの単行本にしてまとめたノヴァーク論文集です。師匠のハース(ノヴァークが戦前からハースの補佐をしていたことは案外ここでしか知られていません)の後を継ぎブルックナー研究のリーダーとなった1947年のOesterreich Musikzeitschrift掲載のブルックナー研究についてのノヴァークの姿勢には、形になる前となった後の稿の捉え方など、今なおいろいろ学ぶことがあります。シャルクたち弟子の意見やスタンスをきちんと見据えたうえで、学的な原典研究を形に残したノヴァークを理解するのに、再読の価値ある邦訳です。持っていて損はない、オーストリア音楽学の真髄を簡潔な文体の中に読み取れる論文集です。