没後20年ということでいつも以上に注目を集めている星野道夫氏。
以前から好きでしたが、買い漏らしていたこの本の存在を知ってからどうしても手に入れたくて探していました。
発送も迅速でとてもきれいな状態で手に入れることができてうれしいです。

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Coyote No.53 ◆ 星野道夫のアラスカの暮らし 雑誌 – 2014/9/15
Coyote 10th Anniversary
たえず新しい冒険譚を求め、Coyoteは、様々な人々と旅をしてきました。さまざまな国を巡り、風景を見て、物語をつないできました。ニュージーランドやチベットのような辺境もあれば、サンフランシスコのような大都市もあり、ハワイの峡谷へ足を伸ばしたこともありました。山で暮らす人を追いかけては野菜を摘み、荒野で草を刈って自然を学んでいきました。
人はどうして旅をするのだろう、そして続けるのか。旅をすることで自分とは何かと立ち止まり、賢人の成長の軌跡を思い、人がなぜ生きていくのかという問いかけを、編集としての地図を刻むことを願ってきました。
知らないものばかり、わからないことばかり。世界はまだまだ不思議に満ちあふれています。
旅を通してさまざまな風景を見たい、人に会いたいという思いをこれからも形にしていきたい。旅をしなければ見えないものから、さらに深化してその土地で根を下ろして見えるものを繋いでいく、変わらぬ編集への思いです。
2014年でCoyoteは創刊10年を迎えます。
その記念すべき年に旅の雑誌の原点ともいうべき「星野道夫」を特集します。
アラスカに短い夏を惜しむように星野道夫は森に分け入り、悠久の大地の匂いをかいで物語を紡いできました。最初は丸太小屋からアラスカ生活は始まり、水も電気もトイレもない小屋の生活はアラスカの自然の厳しさを伝え、地に住む者の祈りを彼は写真と言葉で具体的に教えてくれました。次にフェアバンクスの森に建てたログハウスが生活の拠点となりました。トウヒとアスペン、カンバの森に住むことで彼はアラスカの自然をいっそう身近なものとして行きました。陽のあたる家、アラスカの四季を彩る家、今回の物語はここから始まります。
2014年9月15日発行
アラスカ
星野道夫の暮らし
32 アラスカで過ごす時間
星野直子
写真=星野道夫
42 星野道夫の眠る場所
松家仁之
写真=赤阪友昭
column
53 名前のない通りを散歩する
54 サワドウ・ホットケーキの朝食
55 「わたしにオーロラの輝きを! 」
59 スーツにネクタイの星野道夫
61 ドライキャビンに住むこと
67 キャンプ・デナリにて
81 大工のジャックの話
62 ルース氷河 星野道夫
86 生命の不思議を見つめて 星野道夫
92 氷河日記 プリンス・ウィリアム湾
石塚元太良
100 僕はこのような本を読んでアラスカへ出かけた
石塚元太良
102 LOST LAKE TRAIL
WALKING WITH GREGORY
10th anniversary travel writing
これから旅をする人へ
12 沢木耕太郎
ニューヨーク・ニューヨーク
14 池澤夏樹
旅を促すもの
16 藤原新也
疑似旅と生旅のはざまで。
113 無責任編集 枝元なほみ 下田昌克
Pemmican #3 Pork
130 BORNEO
TIME TO STEP FORWARD
138 酔狂
懐かしい人 田中小実昌の巻
142 TRAVELING WITH JACK LONDON
ーー写真集『Yukon』に寄せて
佐藤秀明
146 TRAVEL WITH GUITARS
ギターとともに旅に出る
150 水草物語 池田晶紀
第6回 緑の魔鏡
152 東京私書箱 悲しき写真
第6回 指先大のかす
162 野口里佳
父のアルバム
172 最初の一歩 第53回
松田青子 現実と非現実の間
たえず新しい冒険譚を求め、Coyoteは、様々な人々と旅をしてきました。さまざまな国を巡り、風景を見て、物語をつないできました。ニュージーランドやチベットのような辺境もあれば、サンフランシスコのような大都市もあり、ハワイの峡谷へ足を伸ばしたこともありました。山で暮らす人を追いかけては野菜を摘み、荒野で草を刈って自然を学んでいきました。
人はどうして旅をするのだろう、そして続けるのか。旅をすることで自分とは何かと立ち止まり、賢人の成長の軌跡を思い、人がなぜ生きていくのかという問いかけを、編集としての地図を刻むことを願ってきました。
知らないものばかり、わからないことばかり。世界はまだまだ不思議に満ちあふれています。
旅を通してさまざまな風景を見たい、人に会いたいという思いをこれからも形にしていきたい。旅をしなければ見えないものから、さらに深化してその土地で根を下ろして見えるものを繋いでいく、変わらぬ編集への思いです。
2014年でCoyoteは創刊10年を迎えます。
その記念すべき年に旅の雑誌の原点ともいうべき「星野道夫」を特集します。
アラスカに短い夏を惜しむように星野道夫は森に分け入り、悠久の大地の匂いをかいで物語を紡いできました。最初は丸太小屋からアラスカ生活は始まり、水も電気もトイレもない小屋の生活はアラスカの自然の厳しさを伝え、地に住む者の祈りを彼は写真と言葉で具体的に教えてくれました。次にフェアバンクスの森に建てたログハウスが生活の拠点となりました。トウヒとアスペン、カンバの森に住むことで彼はアラスカの自然をいっそう身近なものとして行きました。陽のあたる家、アラスカの四季を彩る家、今回の物語はここから始まります。
2014年9月15日発行
アラスカ
星野道夫の暮らし
32 アラスカで過ごす時間
星野直子
写真=星野道夫
42 星野道夫の眠る場所
松家仁之
写真=赤阪友昭
column
53 名前のない通りを散歩する
54 サワドウ・ホットケーキの朝食
55 「わたしにオーロラの輝きを! 」
59 スーツにネクタイの星野道夫
61 ドライキャビンに住むこと
67 キャンプ・デナリにて
81 大工のジャックの話
62 ルース氷河 星野道夫
86 生命の不思議を見つめて 星野道夫
92 氷河日記 プリンス・ウィリアム湾
石塚元太良
100 僕はこのような本を読んでアラスカへ出かけた
石塚元太良
102 LOST LAKE TRAIL
WALKING WITH GREGORY
10th anniversary travel writing
これから旅をする人へ
12 沢木耕太郎
ニューヨーク・ニューヨーク
14 池澤夏樹
旅を促すもの
16 藤原新也
疑似旅と生旅のはざまで。
113 無責任編集 枝元なほみ 下田昌克
Pemmican #3 Pork
130 BORNEO
TIME TO STEP FORWARD
138 酔狂
懐かしい人 田中小実昌の巻
142 TRAVELING WITH JACK LONDON
ーー写真集『Yukon』に寄せて
佐藤秀明
146 TRAVEL WITH GUITARS
ギターとともに旅に出る
150 水草物語 池田晶紀
第6回 緑の魔鏡
152 東京私書箱 悲しき写真
第6回 指先大のかす
162 野口里佳
父のアルバム
172 最初の一歩 第53回
松田青子 現実と非現実の間
- 本の長さ176ページ
- 言語日本語
- 出版社スイッチパブリッシング
- 発売日2014/9/15
- 寸法14 x 18.9 x 25.9 cm
- ISBN-104884183959
- ISBN-13978-4884183950
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商品の説明
出版社からのコメント
《旅に暮らし、暮らしを旅する雑誌》
コヨーテは2004年の創刊以来、「人、旅をする」をテーマに、星野道夫、沢木耕太郎、柴田元幸、植村直己、谷川俊太郎、ジェリー・ロペスといった賢人達と旅をしてきました。その冒険の鉱脈は秘境にばかりあるのではなく、日常の営みの中にもあります。移動することばかりではなく、一カ所にとどまって繰り返す生活もまた一つの「旅」なのです。
コヨーテは2004年の創刊以来、「人、旅をする」をテーマに、星野道夫、沢木耕太郎、柴田元幸、植村直己、谷川俊太郎、ジェリー・ロペスといった賢人達と旅をしてきました。その冒険の鉱脈は秘境にばかりあるのではなく、日常の営みの中にもあります。移動することばかりではなく、一カ所にとどまって繰り返す生活もまた一つの「旅」なのです。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在、訳あって病院通いをしています。 昔(今も発刊されていますが)SINRA(新潮社)から星野道夫を知っている、いちユーザーとしてはかなり期待して良い雑誌です。 私は当時SINRAで星野道夫の死に至ルまでの行程も知りました。 既に星野道夫の死を偶像化(?)して写真集やエッセイ、それぞれをミックスしたもの等、かなりの出版物が出回っていますが、この一冊は少し視点を変えて他の出版物とは異なる印象を受けました。 実際この”coyote”なる雑誌も初めてこの雑誌で知りました。 この星野道夫特集(?)を手に入れたことを嬉しく、幸運だったと感じています。 いち雑誌ですが、なかなか読み応えのある内容で私の病院の欠かせないお供の一つとなりました。
2014年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
亡くなって18年経った今でも、星野さんの影響を受け、自然に、アラスカに憧れる人と出会うことがとても多く、星野さんの言葉が、生き方が私たちのなにげない日々に変化を与えてくれたり、考え行動する力を与えてくれるのは凄いことだと感じます。そして人との出会いの中で星野さんという一人の人間を通して繋がることができるというのは、宝物だと思います。
2014年10月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
星野さんの昔からのファンです。憧れの人です。アラスカはボクの海外旅行初体験の地です。
2014年10月10日に日本でレビュー済み
星野道夫とアラスカ、とCoyoteか・・・わかったような気分で手に取って、
もうもどすことができませんでした。
やっぱり星野さんの写真が素晴らしいのです。
極寒の季節であろうと、雪融けの頃であろうとそれを撮る星野道夫の存在を感じさせる。
そういった写真を選んだ人も、デザイナーか編集者かわかりませんが素晴らしい。
熊の足のうら。(これのせいで購入)
アラスカに旅した松家仁之の文章も素晴らしい。
予定調和のようなことがなく、ページごとに新しい世界に連れて行かれます。
素直に感動しました。ずっともっていたい愛蔵版となりました。
もうもどすことができませんでした。
やっぱり星野さんの写真が素晴らしいのです。
極寒の季節であろうと、雪融けの頃であろうとそれを撮る星野道夫の存在を感じさせる。
そういった写真を選んだ人も、デザイナーか編集者かわかりませんが素晴らしい。
熊の足のうら。(これのせいで購入)
アラスカに旅した松家仁之の文章も素晴らしい。
予定調和のようなことがなく、ページごとに新しい世界に連れて行かれます。
素直に感動しました。ずっともっていたい愛蔵版となりました。
2014年9月16日に日本でレビュー済み
本号でインタビューを受けた現地人がこれを見たら失笑すること間違いなしでしょう。
日本人として、このように低俗な雑誌の企画が恥ずかしく感じてきます。
暮らしのなかに、精神的な豊かさを求めるのは必要でしょう。でも、日本の雑誌の企画とは、どうしてこうも”小児病的”な稚拙さが漂っているのでしょうか?結局、「自然にかこまれて快適な生活をしたい!」という大きな矛盾をはらんでいるからだと思います。「原発反対」とかいいながら、快適な暮らしは絶対に手放さないのと同じこと。アラスカ州も油田開発という大きな柱があって経済が成り立っているのです。何も知らぬ(知ろうともしない)大衆による「田園のロマン」を語るという、軽蔑すべき愚行。結果として、こういう雑誌の低レベルな企画を見て安易な気持ちでアメリカに旅立ち、グリーンカードを取得してそこに暮らしたいがために30歳以上もの歳の差結婚する日本人女性とか出てくるのでしょう(その場合、旦那になるのは現地女性からは見向きもされないような男と相場が決まっているのです)。
読者が追い求める視線をもっと高い位置に向かわせるような企画をお願いします・・・まあ無理だろうけど。
日本人として、このように低俗な雑誌の企画が恥ずかしく感じてきます。
暮らしのなかに、精神的な豊かさを求めるのは必要でしょう。でも、日本の雑誌の企画とは、どうしてこうも”小児病的”な稚拙さが漂っているのでしょうか?結局、「自然にかこまれて快適な生活をしたい!」という大きな矛盾をはらんでいるからだと思います。「原発反対」とかいいながら、快適な暮らしは絶対に手放さないのと同じこと。アラスカ州も油田開発という大きな柱があって経済が成り立っているのです。何も知らぬ(知ろうともしない)大衆による「田園のロマン」を語るという、軽蔑すべき愚行。結果として、こういう雑誌の低レベルな企画を見て安易な気持ちでアメリカに旅立ち、グリーンカードを取得してそこに暮らしたいがために30歳以上もの歳の差結婚する日本人女性とか出てくるのでしょう(その場合、旦那になるのは現地女性からは見向きもされないような男と相場が決まっているのです)。
読者が追い求める視線をもっと高い位置に向かわせるような企画をお願いします・・・まあ無理だろうけど。
2014年10月2日に日本でレビュー済み
単純に彼が亡くなってからも特集でとりあげられる事は彼が好きな僕にとって素直に嬉しい。
彼が亡くなってからアラスカの現地の人は星野が日本でそんなに有名だと知らなかったと言い、ある人は彼程魅力的な人はいないといっている。
僕も本を読んで、直接お会いしたことが無いのに思う、こんなにまっすぐな人そういないって。
旅をしているから、何をしてるからなんてそんなに関係ない。情熱や思いを向ける先がただそれであっただけで。
本当に生きるということを伝えてくれてる気がします。
自分の下の子達に伝えていきたい、こんなにも素晴らしい日本人がいることを。
星野道夫を知らない人はこの雑誌を入り口にして彼の本を手にとって読んでほしい。
彼が亡くなってからアラスカの現地の人は星野が日本でそんなに有名だと知らなかったと言い、ある人は彼程魅力的な人はいないといっている。
僕も本を読んで、直接お会いしたことが無いのに思う、こんなにまっすぐな人そういないって。
旅をしているから、何をしてるからなんてそんなに関係ない。情熱や思いを向ける先がただそれであっただけで。
本当に生きるということを伝えてくれてる気がします。
自分の下の子達に伝えていきたい、こんなにも素晴らしい日本人がいることを。
星野道夫を知らない人はこの雑誌を入り口にして彼の本を手にとって読んでほしい。
2014年10月2日に日本でレビュー済み
「Coyote」とは、例えば一人行く旅先で美しい石を見つけた時のような気持ちになる独特の存在感の雑誌だと思う。
書店でCoyoteを見かけると、その周りには静かな時間が流れている。手に取れば、私はいつでも旅に出たい気持ちに駆られてしまう。
そんなCoyoteの創刊10周年の記念号が星野道夫さんの特集である本号だ。今回もじっくり時間をかけて旅するように、繰り返し読みたい内容が込められている。
途中一年半の休刊を経ながらも、読み手の元に戻ってくれたCoyoteが、この先もずっと続いて行くように、見守りながら読み続けて行こうと思う。
書店でCoyoteを見かけると、その周りには静かな時間が流れている。手に取れば、私はいつでも旅に出たい気持ちに駆られてしまう。
そんなCoyoteの創刊10周年の記念号が星野道夫さんの特集である本号だ。今回もじっくり時間をかけて旅するように、繰り返し読みたい内容が込められている。
途中一年半の休刊を経ながらも、読み手の元に戻ってくれたCoyoteが、この先もずっと続いて行くように、見守りながら読み続けて行こうと思う。