朝日新聞の内部の人が書いた本です。
朝日がこんなに酷かったのかと驚きます。
ジャーナリズムの在り方が改めて問われる内容になっています。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
朝日新聞 日本型組織の崩壊 (文春新書 1015) 新書 – 2015/1/20
朝日新聞記者有志
(著)
権力闘争に明け暮れる巨大メディアの実態に肉薄!
2014年、朝日新聞社は、慰安婦問題、吉田調書問題、池上コラム掲載拒否問題と、3つの不祥事に見舞われた。日本のマスコミ界にかつてない3大スキャンダルに表出した朝日新聞の内部で、いったい何が起きているのか──。
本書は現役の朝日新聞記者たちが、その取材力を朝日新聞そのものに発揮し、自分たちが働く会社の実態を克明に描き出す。
彼らが暴く朝日の病巣は、けっして「左翼」でも「反日」でもない。硬直化した官僚的組織、人事評価システム、派閥の暗闘……そうした極めて日本的な組織特有の病に冒されていることが、すべての元凶なのだ。それだけではない。朝日の場合、今回のような不祥事すら、新たな権力闘争の道具でしかないのだ。背筋が寒くなるようなモラルハザードが、そこにはある。
「改革者」として登場した歴代の社長たちがいかに権力闘争の渦に呑み込まれて行ったか、世紀の誤報の陰にどのような派閥力学が働いていたのか……そうした事実は、従来の朝日新聞像にまったく新たな光を当てるものである。
最後に彼らはこう警告する。
「極端な話、朝日新聞が残存する左派・リベラルの記者を一人残らず放逐したところで、今のような企業構造がある限り、こうした不祥事は必ずや繰り返されるはずだ」
2014年、朝日新聞社は、慰安婦問題、吉田調書問題、池上コラム掲載拒否問題と、3つの不祥事に見舞われた。日本のマスコミ界にかつてない3大スキャンダルに表出した朝日新聞の内部で、いったい何が起きているのか──。
本書は現役の朝日新聞記者たちが、その取材力を朝日新聞そのものに発揮し、自分たちが働く会社の実態を克明に描き出す。
彼らが暴く朝日の病巣は、けっして「左翼」でも「反日」でもない。硬直化した官僚的組織、人事評価システム、派閥の暗闘……そうした極めて日本的な組織特有の病に冒されていることが、すべての元凶なのだ。それだけではない。朝日の場合、今回のような不祥事すら、新たな権力闘争の道具でしかないのだ。背筋が寒くなるようなモラルハザードが、そこにはある。
「改革者」として登場した歴代の社長たちがいかに権力闘争の渦に呑み込まれて行ったか、世紀の誤報の陰にどのような派閥力学が働いていたのか……そうした事実は、従来の朝日新聞像にまったく新たな光を当てるものである。
最後に彼らはこう警告する。
「極端な話、朝日新聞が残存する左派・リベラルの記者を一人残らず放逐したところで、今のような企業構造がある限り、こうした不祥事は必ずや繰り返されるはずだ」
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2015/1/20
- ISBN-104166610155
- ISBN-13978-4166610150
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2015/1/20)
- 発売日 : 2015/1/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 254ページ
- ISBN-10 : 4166610155
- ISBN-13 : 978-4166610150
- Amazon 売れ筋ランキング: - 566,592位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,120位文春新書
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年1月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自称一流、その中で這い上がれなかった人たちの繰り言といったら酷であろうか。
ビジネスモデルさえ危うくなっている中で2014年東大卒新入社員ゼロという歴史的意衝撃を身に感じているのだろうか。
ものを言うなら内部で言えである。
帯に官僚体質の蔓延、エリート主義そして権力闘争とあるがこれは、官僚に対して失礼である。
高慢さは、愚かしさということも解っていないらしい。
少し古いが象徴的にこういうのがある。
政治部であれば自民党宏池会担当がエリートで野党担当は非エリート、経済部は日銀担当がエリートで産業担当は非エリート、社会部なら司法担当がエリートでマイナーな役所担当は非エリートというカーストが存在する。部間にも差がある。だが、この時点で官僚組織に負けている。
週刊朝日やアエラは、相当格下であるそうな。
吉田調書は、「反原発ありき」の左翼ゴリゴリ記者が歪曲したのではなく「手柄」を立てたいだけであったという内幕も披露されている。これなどは、リベラルの仮面はインチキであったのかという脱力感が伴う。
だが、この報道が日本を貶めたという反省は終ぞない。
また、慰安婦報道はミス・ウソの報道であったと正直に自白している。
著者は、朝日新聞記者有志となっているが誰かが聞き書きしたものであろう。
だが、そのスタンスに哲学がない。悪しき官僚主義のみである。それでは、単に腐敗していると言っているのみである。
証言者には、不本意であろうが仕事をしてきた迫力、充実感、絶望感が感じ取れない。
本来、辞めるという覚悟なしには言えないものであろうに。何としたことであろうか。
ビジネスモデルさえ危うくなっている中で2014年東大卒新入社員ゼロという歴史的意衝撃を身に感じているのだろうか。
ものを言うなら内部で言えである。
帯に官僚体質の蔓延、エリート主義そして権力闘争とあるがこれは、官僚に対して失礼である。
高慢さは、愚かしさということも解っていないらしい。
少し古いが象徴的にこういうのがある。
政治部であれば自民党宏池会担当がエリートで野党担当は非エリート、経済部は日銀担当がエリートで産業担当は非エリート、社会部なら司法担当がエリートでマイナーな役所担当は非エリートというカーストが存在する。部間にも差がある。だが、この時点で官僚組織に負けている。
週刊朝日やアエラは、相当格下であるそうな。
吉田調書は、「反原発ありき」の左翼ゴリゴリ記者が歪曲したのではなく「手柄」を立てたいだけであったという内幕も披露されている。これなどは、リベラルの仮面はインチキであったのかという脱力感が伴う。
だが、この報道が日本を貶めたという反省は終ぞない。
また、慰安婦報道はミス・ウソの報道であったと正直に自白している。
著者は、朝日新聞記者有志となっているが誰かが聞き書きしたものであろう。
だが、そのスタンスに哲学がない。悪しき官僚主義のみである。それでは、単に腐敗していると言っているのみである。
証言者には、不本意であろうが仕事をしてきた迫力、充実感、絶望感が感じ取れない。
本来、辞めるという覚悟なしには言えないものであろうに。何としたことであろうか。
2015年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現役の朝日新聞社員複数が、「朝日の病巣はイデオロギーではなく、官僚的な企業構造に隠されている」という信念のもとに集まり、書かれたある意味内部告
発本である。
「慰安婦」「吉田調書」「池上コラム掲載拒否」、この3大事件における彼ら有志の態度は潔く、朝日新聞側に問題があることをはっきりと認めている。福島原発
の「吉田調書」誤報事件において、朝日を追求した門田隆将氏に対しても実質無条件降伏した形になっている。私は、偶々門田氏と個人的に本件話をする
機会を得ることがあったが、その際に同氏よりお聞きした話と、この書物における朝日新聞有志達の事実関係の認識は一致しており、ここには彼らの良心
を感じる。
なぜ朝日は今回の問題を頂点に、過去を含めてこれほどの問題を引き起こしてきたか、彼らは、一般に論じられるような朝日が「アカ」「左翼」にシンパシーを
感じたイデオロギーに毒されていることを全面的に否定する。本多勝一などに代表される左派の論客は既に引退して久しいし、最近の社員にそのような左派
的考え方を持つ人間は決して主流ではないと言い切る。彼らが問題視するのは、朝日新聞社の中で蔓延る「官僚的体質」であり、上ばかりを見て仕事を
する「ヒラメ社員」が多く、行き過ぎたコストカットから本当に優秀な記者が自由に記事を書けない会社になっているということ。経営幹部は下々に平気で責任を
押し付け、厭社感が蔓延してモラルハザードが起き、行動規範がさらに厳しくなり、リスクを恐れて大半の記者は仕事をしなくなる。
如何にも潔く、また論点も明確だ。しかし、そう、しかしなのだ。このような指摘は、大企業の中で社員が常に自社について語る不平不満と全くと言っていい
ほど相似形の議論である。私も、いわゆる大企業で数十年勤めあげたが、社員同士が酒席でしゃべる話題のほとんどは、このようなことばかり。だが、我々
はちょっとしたコンプライアンスで厳しく罰せられ、徹底した管理社会の中で、自分の充実感と会社の利益を追求してきている。大企業が起こしたコンプライアンス
違反の中で、「意図的で、犯罪行為に近く、社会に甚大な影響を及ぼす」件と言うのは、そうはない。それでも、マスコミを通じて社会から徹底的な糾弾を受け
て、殆どの場合が経営陣の退陣、悪くすれば会社も潰れる。私は、よく言うのだが、自動車会社が意図的に不良部品を使って事故を起こしたり、薬品会社
が禁止されている毒物を使用したりするとどうなるか、言うまでもなく、その企業には甚大なペナルティが課される。
この書物では、朝日の数々の誤報(ではなく捏造だが)によって国家あるいは、国民としてどれほどの被害を受けたかということに対して全く触れられていな
い。要は、自分たちのやった「罪の大きさ」への意識が全く欠如しているのだ。挙句の果てに、会社としての官僚体質がどうの、権力闘争がどうのと、甘えに
しか聞こえない論陣を張ろうとする有志達。彼らは、何を思ってか、文末で朝日新聞社の財務諸表を分析している。要は一連の朝日新聞への世論の厳しさ
から売り上げは激減しているものの、過去の利益の積み重ねから来る抜群の財務体質に触れている。この財務体質を支えているものは多くの不動産資産
であり、敵対する安倍政権のアベノミクスによって大きく左右されるという矛盾を抱えている。この財務諸表分析は、朝日はちょっとしたことでは潰れませんよと
いう風に私には聞こえてならない。
大手マスメディアとして、常にステレオタイプで権力(時の政権)に反対するのではなく、是々非々で「正しい意見」を言う姿勢が求められているということが、まだこ
の有志達にすら分かっていないのではないのか。やはり、朝日は一度潰れて貰わないといけないという感をさらに強くした書物であった。
発本である。
「慰安婦」「吉田調書」「池上コラム掲載拒否」、この3大事件における彼ら有志の態度は潔く、朝日新聞側に問題があることをはっきりと認めている。福島原発
の「吉田調書」誤報事件において、朝日を追求した門田隆将氏に対しても実質無条件降伏した形になっている。私は、偶々門田氏と個人的に本件話をする
機会を得ることがあったが、その際に同氏よりお聞きした話と、この書物における朝日新聞有志達の事実関係の認識は一致しており、ここには彼らの良心
を感じる。
なぜ朝日は今回の問題を頂点に、過去を含めてこれほどの問題を引き起こしてきたか、彼らは、一般に論じられるような朝日が「アカ」「左翼」にシンパシーを
感じたイデオロギーに毒されていることを全面的に否定する。本多勝一などに代表される左派の論客は既に引退して久しいし、最近の社員にそのような左派
的考え方を持つ人間は決して主流ではないと言い切る。彼らが問題視するのは、朝日新聞社の中で蔓延る「官僚的体質」であり、上ばかりを見て仕事を
する「ヒラメ社員」が多く、行き過ぎたコストカットから本当に優秀な記者が自由に記事を書けない会社になっているということ。経営幹部は下々に平気で責任を
押し付け、厭社感が蔓延してモラルハザードが起き、行動規範がさらに厳しくなり、リスクを恐れて大半の記者は仕事をしなくなる。
如何にも潔く、また論点も明確だ。しかし、そう、しかしなのだ。このような指摘は、大企業の中で社員が常に自社について語る不平不満と全くと言っていい
ほど相似形の議論である。私も、いわゆる大企業で数十年勤めあげたが、社員同士が酒席でしゃべる話題のほとんどは、このようなことばかり。だが、我々
はちょっとしたコンプライアンスで厳しく罰せられ、徹底した管理社会の中で、自分の充実感と会社の利益を追求してきている。大企業が起こしたコンプライアンス
違反の中で、「意図的で、犯罪行為に近く、社会に甚大な影響を及ぼす」件と言うのは、そうはない。それでも、マスコミを通じて社会から徹底的な糾弾を受け
て、殆どの場合が経営陣の退陣、悪くすれば会社も潰れる。私は、よく言うのだが、自動車会社が意図的に不良部品を使って事故を起こしたり、薬品会社
が禁止されている毒物を使用したりするとどうなるか、言うまでもなく、その企業には甚大なペナルティが課される。
この書物では、朝日の数々の誤報(ではなく捏造だが)によって国家あるいは、国民としてどれほどの被害を受けたかということに対して全く触れられていな
い。要は、自分たちのやった「罪の大きさ」への意識が全く欠如しているのだ。挙句の果てに、会社としての官僚体質がどうの、権力闘争がどうのと、甘えに
しか聞こえない論陣を張ろうとする有志達。彼らは、何を思ってか、文末で朝日新聞社の財務諸表を分析している。要は一連の朝日新聞への世論の厳しさ
から売り上げは激減しているものの、過去の利益の積み重ねから来る抜群の財務体質に触れている。この財務体質を支えているものは多くの不動産資産
であり、敵対する安倍政権のアベノミクスによって大きく左右されるという矛盾を抱えている。この財務諸表分析は、朝日はちょっとしたことでは潰れませんよと
いう風に私には聞こえてならない。
大手マスメディアとして、常にステレオタイプで権力(時の政権)に反対するのではなく、是々非々で「正しい意見」を言う姿勢が求められているということが、まだこ
の有志達にすら分かっていないのではないのか。やはり、朝日は一度潰れて貰わないといけないという感をさらに強くした書物であった。
2015年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書執筆の目的は主に朝日新聞への批判のうち「左翼イデオロギーだ」「反日的だ」などの誤解を解くためのもののように感じた。
そのことの答えを本書では記者たちの傲慢なまでのエリート意識、人事査定を餌とした中央集権的な権力構造などに求めている。
確かに、これでもかというくらいそうした問題の具体例が描かれており、その迫真性はひとつのドキュメントとして秀逸なものであると思うので星5つにした。
しかし本書を読んでも朝日が反日的であり、左翼イデオロギーに満ちているということの私の確信は一向に揺るがないのだ。
例えばこうだ。
「化石のような左翼記者もごく少数、煙たがられながら在籍する。しかし、社全体として見れば、個々の記者レベルでは改憲や増税の必要性を認める者のほうが、もはや多数派である」という。
これが本当ならば朝日の紙面は一体なんなのだ。
本書的解釈で言えば、記者は自身の思想は偏りがなく正常であっても、商売のための社の方針には逆らえず、また出世の為には自分を殺して、自身の考えと正反対の記事を書かざるを得ない。記者個人の意には反するが、さらに手を加えエスカレートさせて行くことこそが朝日記者が朝日で生きる唯一の道であるのだ。ということになる。
私達読者は紙面に書いてある事を信じたい。大多数の記者が自分の考えと全く違っていることを書いている、などとは夢にも思わない。
まさに売文家稼業ではないか。ここまで行けば朝日記者の人間性自体が腐っていると言えまいか。朝日記者は高級取りの社畜なのか。
社員であるかぎり多少とも社論に沿う記事を書くのは仕方がない。
しかし、改憲や増税を認めるほうが「多数派」なのだ、というのだから事は重大だ。
大多数がそう考えているならば、なぜ経営者から新聞を奪還しようとしないのだ。
著者が本当の事を書いているとするならば、ここにこそ本当の問題があり、掘り下げていくべきであったろう。
つまるところ本書は第三者委員会の結論を裏書するための目的で書かれたもので、反日的、左翼などの批判を回避するためのものである、との感想を禁じ得ない。
最後の部分は朝日の財務諸表や、不動産貸付に関する詳細が載っているが、全く興味が持てなかったし意味がないだろう。
朝日は日々偉そうな事を書いて政権批判を繰り返し、改憲にも反対であるが、書いている本人たちの心中は全くの逆なのだ、という事だ。
読者様もずいぶん馬鹿にされたものだ。そうした新聞は読者への裏切りだ。読む価値はない。やはり廃刊しかあるまい。
そのことの答えを本書では記者たちの傲慢なまでのエリート意識、人事査定を餌とした中央集権的な権力構造などに求めている。
確かに、これでもかというくらいそうした問題の具体例が描かれており、その迫真性はひとつのドキュメントとして秀逸なものであると思うので星5つにした。
しかし本書を読んでも朝日が反日的であり、左翼イデオロギーに満ちているということの私の確信は一向に揺るがないのだ。
例えばこうだ。
「化石のような左翼記者もごく少数、煙たがられながら在籍する。しかし、社全体として見れば、個々の記者レベルでは改憲や増税の必要性を認める者のほうが、もはや多数派である」という。
これが本当ならば朝日の紙面は一体なんなのだ。
本書的解釈で言えば、記者は自身の思想は偏りがなく正常であっても、商売のための社の方針には逆らえず、また出世の為には自分を殺して、自身の考えと正反対の記事を書かざるを得ない。記者個人の意には反するが、さらに手を加えエスカレートさせて行くことこそが朝日記者が朝日で生きる唯一の道であるのだ。ということになる。
私達読者は紙面に書いてある事を信じたい。大多数の記者が自分の考えと全く違っていることを書いている、などとは夢にも思わない。
まさに売文家稼業ではないか。ここまで行けば朝日記者の人間性自体が腐っていると言えまいか。朝日記者は高級取りの社畜なのか。
社員であるかぎり多少とも社論に沿う記事を書くのは仕方がない。
しかし、改憲や増税を認めるほうが「多数派」なのだ、というのだから事は重大だ。
大多数がそう考えているならば、なぜ経営者から新聞を奪還しようとしないのだ。
著者が本当の事を書いているとするならば、ここにこそ本当の問題があり、掘り下げていくべきであったろう。
つまるところ本書は第三者委員会の結論を裏書するための目的で書かれたもので、反日的、左翼などの批判を回避するためのものである、との感想を禁じ得ない。
最後の部分は朝日の財務諸表や、不動産貸付に関する詳細が載っているが、全く興味が持てなかったし意味がないだろう。
朝日は日々偉そうな事を書いて政権批判を繰り返し、改憲にも反対であるが、書いている本人たちの心中は全くの逆なのだ、という事だ。
読者様もずいぶん馬鹿にされたものだ。そうした新聞は読者への裏切りだ。読む価値はない。やはり廃刊しかあるまい。
2015年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
朝日新聞社の内部からの告発であり,内部にいるからこそ知りえたことが書かれている. その点では非常に興味ぶかい内容だ. しかし,内容の大半は著者らの印象やうわさであり統計やうらづけはほとんどないから,どこまで信用できるかはわからない. 著者も書いているように他の大企業にや他のマスコミにも共通する点もあるようだ. はげしい朝日バッシングのなかでは非常に特殊な会社であるようにみえているようだが,けっしてそうではないのだとろう.
2015年3月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本のダニでしたない朝日新聞だが、廃刊にはならないだろう。
この本の良い所は、朝日新聞の財務状態に触れているところだ。
良いことをしようが悪事を企てようが、何と言っても金がいるのだ。
良い不動産を持っているのだ。
この本の良い所は、朝日新聞の財務状態に触れているところだ。
良いことをしようが悪事を企てようが、何と言っても金がいるのだ。
良い不動産を持っているのだ。
2015年1月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
朝日の技量がここまで低下しているとは思わなかった。
いや昔からそうだったらしい。
とくに吉田調書の部分は驚いた。
記述は極めてこなれており、具体性にとみ、データの扱いと表現が的確である。
朝日の、それも本社次長以上の書いたものであろう。
この本が文藝春秋から出たことに驚いた。
実は文春と朝日は、現場では仲がいいということなのだろう。
朝日バッシングには嫌悪感を抱いていたが、
このように苛烈な朝日記者の自己批判を文春が出版したことは高く評価すべきだ。
ただ、日本型組織の崩壊という表現には違和感を感じる。
朝日が日本型の代表ではないだろう。
いや昔からそうだったらしい。
とくに吉田調書の部分は驚いた。
記述は極めてこなれており、具体性にとみ、データの扱いと表現が的確である。
朝日の、それも本社次長以上の書いたものであろう。
この本が文藝春秋から出たことに驚いた。
実は文春と朝日は、現場では仲がいいということなのだろう。
朝日バッシングには嫌悪感を抱いていたが、
このように苛烈な朝日記者の自己批判を文春が出版したことは高く評価すべきだ。
ただ、日本型組織の崩壊という表現には違和感を感じる。
朝日が日本型の代表ではないだろう。