特許の勉強の本として検索していてたどり着いた。内容は、PC黎明期の特許訴訟が題材。
特許のことを詳しく知ることができる内容ではない。ただ、バブルに突入する前夜の日本企業、社員の熱量や、一方でそれをクールに分析するキレモノの存在。読み物として楽しく読めたので良しです。

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雲の果てに: 秘録富士通・IBM訴訟 単行本 – 2008/12/1
伊集院 丈
(著)
- 本の長さ233ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2008/12/1
- ISBN-104532314283
- ISBN-13978-4532314286
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登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2008/12/1)
- 発売日 : 2008/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 233ページ
- ISBN-10 : 4532314283
- ISBN-13 : 978-4532314286
- Amazon 売れ筋ランキング: - 285,334位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,237位法律入門
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「雲を掴め」の続編にあたりほぼ二年ぶりにこの作品を読んだ。
富士通という会社に興味がありこの作品に注目していた。
IBMと壮絶な闘争に勝利(といってもよいだろう)した結果は何をもたらしたか。
もともと富士電機の子会社であった富士通がやがて親会社を追い越す成長を遂げ世界屈指のコンピュータメーカに成長した軌跡が窺がえる。
一方のIBMは経営が失速しPC部門は中国レノボに落ちる衰退ぶり。
前作品と合わせぜひ読んでいただきたい。
一般文学通算1610作品目の感想。2016/03/14 19:50
富士通という会社に興味がありこの作品に注目していた。
IBMと壮絶な闘争に勝利(といってもよいだろう)した結果は何をもたらしたか。
もともと富士電機の子会社であった富士通がやがて親会社を追い越す成長を遂げ世界屈指のコンピュータメーカに成長した軌跡が窺がえる。
一方のIBMは経営が失速しPC部門は中国レノボに落ちる衰退ぶり。
前作品と合わせぜひ読んでいただきたい。
一般文学通算1610作品目の感想。2016/03/14 19:50
2008年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、前著以後の富士通とIBMの論争の変遷をコンパクトにまとめ、流れのなかにIBMの93年の崩壊に向けての序奏部分もカバーし、あのころの空気がよくとらえられている。伊集院氏が、元部下だった九鬼副社長から戦力外通告を告げられ「わかった。お世話になった。ありがとう」と答える場面がある。引き際の美学とともに、サラリーマン戦士的な一時代の終焉の象徴のような印象もかもし出す。伊集院氏も国領先生も書いておられる「次なる雲」は、従来型の日の丸式の取り組みで、閉鎖的な日本企業のみのコンソーシアム形式で日本国内をマーケットとした発想では生まれてこない。ターゲットを世界とし、他の国の企業も日本のシナリオに織り込んでいくという21世紀の日本の成長モデルへ向けての大きな転換が必要になるのだろう。新しい時代を引っ張る第二の伊集院氏たるリーダーが生まれることを期待したい。
2009年3月2日に日本でレビュー済み
知財業界は刻々と変貌しています。 しかし、過去80年代、90年代そして2000年代といろいろな歴史的イベントがありました。
その中の一つ、かってIBMがいまとはまったく違うビジネスモデルで輝いていたころ、すなわちパソコン市場のトップベンダーとなり、利益もピークを迎えた1985年当時、もっとも攻撃的に「敵」のひとつ富士通に熾烈な特許戦争をたたみかけたことがあります。その戦争の舞台裏が守秘義務が解かれたためか、この本に書かれています。今のIBMの姿と、また富士通の姿からは想像がつかない激しい知財戦争の一端を垣間見ることができます。
その中の一つ、かってIBMがいまとはまったく違うビジネスモデルで輝いていたころ、すなわちパソコン市場のトップベンダーとなり、利益もピークを迎えた1985年当時、もっとも攻撃的に「敵」のひとつ富士通に熾烈な特許戦争をたたみかけたことがあります。その戦争の舞台裏が守秘義務が解かれたためか、この本に書かれています。今のIBMの姿と、また富士通の姿からは想像がつかない激しい知財戦争の一端を垣間見ることができます。
2009年7月23日に日本でレビュー済み
この小説の重要なテーマの一つは、技術系の人間が中心にあった
企業において事務系の人間が如何に組織の成功に貢献することが
できたかにある。
主人公の伊集院丈は、海外事業管理部長という立場で
技術部門の責任者の三宮常務のパートナーとして
問題解決にあたる。
二人の関係は、米国企業であれば、事業部の責任者と
コントローラ(もしくはCEOとCFO)の関係にあたるが、
全編をつらぬく二人のパートナーとしての関係が
興味深い。
伊集院丈のパートナーとしての役割は、真の意味での
Full Business Partnership、単なる支援者の立場では
なく、問題解決への決断と実行を任されている。
日本企業における事業管理部長(コントローラ)の
理想像が描かれている。
決断と努力と忍耐で道を切り拓いた伊集院丈の
姿に、胸を強く打たれる。
企業において事務系の人間が如何に組織の成功に貢献することが
できたかにある。
主人公の伊集院丈は、海外事業管理部長という立場で
技術部門の責任者の三宮常務のパートナーとして
問題解決にあたる。
二人の関係は、米国企業であれば、事業部の責任者と
コントローラ(もしくはCEOとCFO)の関係にあたるが、
全編をつらぬく二人のパートナーとしての関係が
興味深い。
伊集院丈のパートナーとしての役割は、真の意味での
Full Business Partnership、単なる支援者の立場では
なく、問題解決への決断と実行を任されている。
日本企業における事業管理部長(コントローラ)の
理想像が描かれている。
決断と努力と忍耐で道を切り拓いた伊集院丈の
姿に、胸を強く打たれる。