こういった医療系の本は数多くありますが、
この方の本は本当に歯科や患者だけが読む本ではないな、という感じがしました。
一般庶民からみても、なぜ「医学部と歯学部だけ単独なんであろう」という
不思議があっただけに、切り離されて考えてはいけない現状が記されています。
これからは全てをトータルにケア出来る医療が必要だと
著者は唱えているのですが、
代替医療(0ーリング、オステオパシー、東洋医学)の日本の浅はかな対応に
寂しさを感じます。
歯科技工士や、東洋医学や、歯科、医科が地位同じくして
一人ひとりに医療が出来る体制作りが、「人が病気を作り出す」といわれている
今大切なのではないかと実感しました。

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歯科からの医療革命: 体の症状を歯から治す これが究極のホリスティック歯科医療だ! 単行本 – 2004/8/1
藤井 佳朗
(著)
大きな反響を呼んだ『歯科からの逆襲』刊行から約7年。待望の続編です。本書は「歯から全身を治す歯科治療」を紹介するものです。この咬合治療によって改善した症例をあげながら治療の実際を解説しています。さらに日本の医療が直面している種々の問題解決のカギは歯科と医科の連携であることを著者は主張しています。
- 本の長さ190ページ
- 言語日本語
- 出版社現代書林
- 発売日2004/8/1
- ISBN-104774506052
- ISBN-13978-4774506050
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商品の説明
出版社からのコメント
著者の歯科医院へ訪れるほとんどの患者さんは、虫歯や歯周病治療のために来院されるわけではないそうです。腰痛、頭痛、肩こりはもとよりアトピー性皮膚炎、老人性痴呆症、リウマチ、寝たきり、顎関節症、自律神経失調症などやスポーツ分野の患者さんも多く訪れるといいます。なぜ、これらの患者さんが、しかも遠方からも著者の歯科医院へ訪れるのか。本書には“その理由”が記されています。
抜粋
歯と全身との密接な関係が、少しずつ社会に認識されてきました。著者の治療対象の大半は、不定愁訴と呼ばれている慢性の腰痛、頭痛、肩こり、膝関節痛といった疾患です。その他、顎関節症、アトピー性皮膚炎、膠原病、老人性痴呆症、脳血管障害の後遺症、高血圧、自律神経失調症などの患者さんも全国から訪れます。これらの患者さんに対し著者は歯の噛み合わせを調整しています。著者の治療方針は歯の噛み合わせ(咬合)は全身に影響するものであり、「歯と全身を切り離して診てはいけない」という理念を貫くことです。元来、歯科治療の目的は「歯の咀嚼機能の維持と回復」とされてきました。しかし、歯と全身を切り離し、歯だけを治療して食べ物が噛めるようになっても、今度はからだのどこかに不調が出てくる場合があります。
人間のからだが全部つながっていることを、近代西洋医学は軽視しすぎています。人間のからだは全身の器官がそれぞれ関連しあって機能しています。なのに、内科、外科、神経科を細分化されていては、全身を診ることはできません。その結果、患者さんはいくら治療をしても治らず、各科をたらい回しにされることもあります。全身を診てはじめてわかる病気も多いのです。……
著者について
昭和54年 愛知学院大学歯学部入学 昭和60年 同卒業 平成元年 同大学修了 現在、神戸市にて開業。歯学博士。
登録情報
- 出版社 : 現代書林 (2004/8/1)
- 発売日 : 2004/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 190ページ
- ISBN-10 : 4774506052
- ISBN-13 : 978-4774506050
- Amazon 売れ筋ランキング: - 147,720位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 78位歯の医学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年3月19日に日本でレビュー済み
医療業界が抱える問題点がうきぼりになっている。歯科医と医師の点数の違いや、民主党が進めている「歯科医療改革案」、電磁波の体に与える影響まで幅広いテーマが網羅されている。藤井先生の臨床例も掲載されており、とても興味深い内容である。O-リングテスト、アマルガム、スプリント装着などの専門用語が自然に出てくるので、ある程度の基本知識がないとなかなか理解できない内容かもしれません。
特に参考になった点として
1.EBMからNBM(narrative based medicine =対話を重視した医療)へ
2.パラセルクリニックでの歯科医常駐
3.「三た論法」 = 「やった」「効いた」「直った」はEBMではない。つまり、科学的データがないと”科学的”ではない。
4.アメリカでは1992年に国立保健研究所に代替医療研究室が設置された
5.英国ヒーラーズ協会のカリキュラムのトレーニングを受ければ、国家ライセンスを取得できる
本書の全体を通じて、藤井先生の「歯と全身を切り離して診てはいけない」という信念が感じられますし、医療費が爆発的に増加する現代において、ホリスティックな代替医療の活用が不可欠であると強く感じられます。また、医師免許の更新制の提言は理にかなっており、とても面白い。
明治維新以来、一貫して西洋科学的発想に邁進してきた日本が捨て去ってきたモノが最先端になる時代になってきたと思いますので、藤井先生のような気鋭の先生のご活躍を願ってやみません。
特に参考になった点として
1.EBMからNBM(narrative based medicine =対話を重視した医療)へ
2.パラセルクリニックでの歯科医常駐
3.「三た論法」 = 「やった」「効いた」「直った」はEBMではない。つまり、科学的データがないと”科学的”ではない。
4.アメリカでは1992年に国立保健研究所に代替医療研究室が設置された
5.英国ヒーラーズ協会のカリキュラムのトレーニングを受ければ、国家ライセンスを取得できる
本書の全体を通じて、藤井先生の「歯と全身を切り離して診てはいけない」という信念が感じられますし、医療費が爆発的に増加する現代において、ホリスティックな代替医療の活用が不可欠であると強く感じられます。また、医師免許の更新制の提言は理にかなっており、とても面白い。
明治維新以来、一貫して西洋科学的発想に邁進してきた日本が捨て去ってきたモノが最先端になる時代になってきたと思いますので、藤井先生のような気鋭の先生のご活躍を願ってやみません。
2009年5月19日に日本でレビュー済み
「歯の最も重要な機能は、全身を支えること」
これを知っている人は、どのくらいいるのでしょうか。
歯と全身のつながりについて勉強している歯医者さんをみつけることが絶対大切と思わされる本です。
著者は
「すべての歯科医師にとって、全身調整法は必須の技術といってもいいでしょう。」
と、言っています。今の歯科の現状からするとかなりレベルの高いことを求めているとは思いますが、全身調整できる歯科医が当たり前になったら素晴らしいと思います。
藤井式の治療を受けるのはとっても費用が高いようですが、この本を読むとその値段にも納得いきます。単に歯の治療をするだけではないのですよね。
これを知っている人は、どのくらいいるのでしょうか。
歯と全身のつながりについて勉強している歯医者さんをみつけることが絶対大切と思わされる本です。
著者は
「すべての歯科医師にとって、全身調整法は必須の技術といってもいいでしょう。」
と、言っています。今の歯科の現状からするとかなりレベルの高いことを求めているとは思いますが、全身調整できる歯科医が当たり前になったら素晴らしいと思います。
藤井式の治療を受けるのはとっても費用が高いようですが、この本を読むとその値段にも納得いきます。単に歯の治療をするだけではないのですよね。