信頼出来ない語り手、不確かな記憶、重層的な世界、現実世界の暗喩(メタファー)等々、深く味わうことが出来るイシグロ作品ですが、一人で読むだけでなく、この入門書も合わせて読むことにより、何度も噛みしめるように、より深く味わうことが出来ます。イシグロ作品の読前、読後、どちらに読んでも楽しめるように配慮されています。
個人的なお薦めは「私を離さないで」を読んでから、本書を読み、次のイシグロ作品に行かれると入りやすいと思います。
大学で文学のゼミにいるように楽しく読み進められますので、ぜひご一読をお薦めします。
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カズオ・イシグロ入門 (立東舎) 単行本(ソフトカバー) – 2017/12/20
日吉 信貴
(著)
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2017年ノーベル文学賞受賞作家の作品の謎に迫る
いちばん読みやすい解説書が登場! !
2017年10月、突然のニュースに日本が大騒ぎになりました。
カズオ・イシグロのノーベル文学賞受賞。海外文学ファンは驚き、一般の人は「日本人っぽい名前だけど、誰?」となったのは記憶に新しいです。
そんなカズオ・イシグロの生い立ちから作品世界まで、その実像に迫る解説書ができました。
今回の受賞でイシグロのことを知った人も、『日の名残り』や『わたしを離さないで』なら読んだことがあるという人も楽しめる、イシグロ・ワールドへ読者を誘う、読みやすい1冊です。
【本書のポイント】
・以前からノーベル文学賞受賞を予言していた専門家による解説書
・イシグロを読んだことがない人でも楽しめます
・イシグロを読んだけど難しかった人には副読本として役立ちます
・単著なので、ムックや特集よりも内容が一貫していて深いです
【目次】
■まえがき ノーベル文学賞受賞作家の謎に迫る
どうしてイシグロがノーベル文学賞を受賞したのか
読みやすい語り口
親しみやすさと社会問題
本書の使い方
イシグロと村上春樹
■第一章 イシグロとは誰か
石黒一雄からカズオ・イシグロへ
イシグロ、ロックを志す
作家としての出発
賛否両論の新境地
イシグロと映画
イシグロの「日本らしさ」
普遍的な作家として
■第二章 日本語で読める全作品あらすじ
『遠い山なみの光』
『浮世の画家』
『日の名残り』
『充たされざる者』
『わたしたちが孤児だったころ』
『わたしを離さないで』
『夜想曲集−−音楽と夕暮れをめぐる五つの物語』
『忘れられた巨人』
その他の短編
■第三章 テーマで読み解くイシグロの謎
1.イシグロと記憶
2.イシグロと「信頼できない語り手」
3.イシグロとコピー
4.イシグロと仕事
5.イシグロと「マウンティング女子」
■第四章 イシグロと日本
1.『遠い山なみの光』と『浮世の画家』の舞台はなぜ日本なのか
イシグロの描く日本
舞台をどこに設定するか
2.複製としての日本
借り物の知識で日本を作る
川端康成から借りた日本
小津映画の影響
3.日本人読者が覚えた違和感
現実とのズレ
イシグロ世界の矛盾
4.日本をめぐる矛盾
日本について知らないことは悪いことなのか
イシグロの怒り
イギリス人への皮肉
イシグロの分身は誰か
初期作品に隠されたヒント
人工的な日本
5.ステレオタイプを愛好する登場人物たち
ステレオタイプを利用する
日本を西洋的に描く
6.日本性を商品化した作家
作家としての順風満帆なキャリア
「私の中の“特別な日本"」とは
「イシグロの日本」問題の解決
ステレオタイプとメタフィクション
「日系」という商品価値
イシグロが日本を描いた本当の理由
■第五章 イシグロと音楽
1.奇妙な小説
賛否両論の長編小説
イシグロ最大の実験小説
2.カフカと主人公の分身
イシグロとカフカ
他人の心が読める主人公
第一の不安:家庭の不和
第二の不安:突然救世主扱いされる
第三の不安:妻との関係
他の長編との共通点
3.芸術家小説のコピー
カフカ以外の元ネタ
他の小説から登場人物の名前を借りる
芸術家小説の共通点
4.芸術家らしくない主人公
本当に偉大なピアニストなの?
ピアノを弾かないピアニスト
本当は音楽に詳しくない?
意味不明な音楽議論
苦悩の少ない芸術家
5.蔑まれる芸術
芸術なんていらない
小説による音楽ジャンルの使い分け
現代音楽とは何か
現代音楽の難解さとリンクする『充たされざる者』
謎のスピーチ
演奏しなくとも怒られないピアニスト
6.自嘲する芸術家
『日の名残り』大ヒットの代償
サッカー選手の名前を借用
『嘆きの天使』からの借用
芸術はもう誰にも必要とされていないのか
犬のお葬式のためのピアニスト
■付録 映像化されたイシグロ作品リスト
■参考文献一覧
■あとがき
いちばん読みやすい解説書が登場! !
2017年10月、突然のニュースに日本が大騒ぎになりました。
カズオ・イシグロのノーベル文学賞受賞。海外文学ファンは驚き、一般の人は「日本人っぽい名前だけど、誰?」となったのは記憶に新しいです。
そんなカズオ・イシグロの生い立ちから作品世界まで、その実像に迫る解説書ができました。
今回の受賞でイシグロのことを知った人も、『日の名残り』や『わたしを離さないで』なら読んだことがあるという人も楽しめる、イシグロ・ワールドへ読者を誘う、読みやすい1冊です。
【本書のポイント】
・以前からノーベル文学賞受賞を予言していた専門家による解説書
・イシグロを読んだことがない人でも楽しめます
・イシグロを読んだけど難しかった人には副読本として役立ちます
・単著なので、ムックや特集よりも内容が一貫していて深いです
【目次】
■まえがき ノーベル文学賞受賞作家の謎に迫る
どうしてイシグロがノーベル文学賞を受賞したのか
読みやすい語り口
親しみやすさと社会問題
本書の使い方
イシグロと村上春樹
■第一章 イシグロとは誰か
石黒一雄からカズオ・イシグロへ
イシグロ、ロックを志す
作家としての出発
賛否両論の新境地
イシグロと映画
イシグロの「日本らしさ」
普遍的な作家として
■第二章 日本語で読める全作品あらすじ
『遠い山なみの光』
『浮世の画家』
『日の名残り』
『充たされざる者』
『わたしたちが孤児だったころ』
『わたしを離さないで』
『夜想曲集−−音楽と夕暮れをめぐる五つの物語』
『忘れられた巨人』
その他の短編
■第三章 テーマで読み解くイシグロの謎
1.イシグロと記憶
2.イシグロと「信頼できない語り手」
3.イシグロとコピー
4.イシグロと仕事
5.イシグロと「マウンティング女子」
■第四章 イシグロと日本
1.『遠い山なみの光』と『浮世の画家』の舞台はなぜ日本なのか
イシグロの描く日本
舞台をどこに設定するか
2.複製としての日本
借り物の知識で日本を作る
川端康成から借りた日本
小津映画の影響
3.日本人読者が覚えた違和感
現実とのズレ
イシグロ世界の矛盾
4.日本をめぐる矛盾
日本について知らないことは悪いことなのか
イシグロの怒り
イギリス人への皮肉
イシグロの分身は誰か
初期作品に隠されたヒント
人工的な日本
5.ステレオタイプを愛好する登場人物たち
ステレオタイプを利用する
日本を西洋的に描く
6.日本性を商品化した作家
作家としての順風満帆なキャリア
「私の中の“特別な日本"」とは
「イシグロの日本」問題の解決
ステレオタイプとメタフィクション
「日系」という商品価値
イシグロが日本を描いた本当の理由
■第五章 イシグロと音楽
1.奇妙な小説
賛否両論の長編小説
イシグロ最大の実験小説
2.カフカと主人公の分身
イシグロとカフカ
他人の心が読める主人公
第一の不安:家庭の不和
第二の不安:突然救世主扱いされる
第三の不安:妻との関係
他の長編との共通点
3.芸術家小説のコピー
カフカ以外の元ネタ
他の小説から登場人物の名前を借りる
芸術家小説の共通点
4.芸術家らしくない主人公
本当に偉大なピアニストなの?
ピアノを弾かないピアニスト
本当は音楽に詳しくない?
意味不明な音楽議論
苦悩の少ない芸術家
5.蔑まれる芸術
芸術なんていらない
小説による音楽ジャンルの使い分け
現代音楽とは何か
現代音楽の難解さとリンクする『充たされざる者』
謎のスピーチ
演奏しなくとも怒られないピアニスト
6.自嘲する芸術家
『日の名残り』大ヒットの代償
サッカー選手の名前を借用
『嘆きの天使』からの借用
芸術はもう誰にも必要とされていないのか
犬のお葬式のためのピアニスト
■付録 映像化されたイシグロ作品リスト
■参考文献一覧
■あとがき
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社立東舎
- 発売日2017/12/20
- 寸法13.1 x 1.4 x 19 cm
- ISBN-104845631709
- ISBN-13978-4845631704
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商品の説明
著者について
日吉信貴(ひよし・のぶたか)
1984年愛知県生まれ。神田外語大学、千葉商科大学非常勤講師。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻修士課程修了。共著に『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち』(イシグロを担当)がある。
1984年愛知県生まれ。神田外語大学、千葉商科大学非常勤講師。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻修士課程修了。共著に『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち』(イシグロを担当)がある。
著者について
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上位レビュー、対象国: 日本
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2018年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2022年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カズオ・イシグロの本を何冊か読んで著者に興味を持ったので購入しました。入門編ということで読みやすいですが、もう少し各作品についての深い考察が読みたかったです。
2021年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
筆者は1名であるが、別冊宝島出版のカズオ・イシグロ読本より、本質に迫った内容である。読本の方は、どうも自己満足的評論が多く納得できないものが多かったが、この入門の方は納得がいく。筆者がそれだけ、カズオ・イシグロを読み込んで研究しているからであろう。まえがきでイシグロ小説を、「○○してみたけど、結局××だった」と一文で表しているが、まさにその通りの鋭い指摘であり、修士論文を修正・加筆した4章5章に弛みがある以外、入門書として相応しい本であると感じた。
2018年1月28日に日本でレビュー済み
カズオイシグロ専門家と書いてあるが、大学院の修士論文(4、5章)に入門書っぽい内容を書き足して出版したものだそうです。
川端康成、カフカ、小津安二郎映画などとの関連性についてカズオイシグロ作品を論じており、当初興味深いと思ったが、読み進めると単なるこじつけの感が拭えない。
川端康成、カフカ、小津安二郎映画などとの関連性についてカズオイシグロ作品を論じており、当初興味深いと思ったが、読み進めると単なるこじつけの感が拭えない。