この本は、人間の陥りやすい“恐怖心”―惰性、自己満足、見栄、懐疑心、不信など
についての明確な記述が書かれており、そのようなグラマー(幻惑)の除去の為に非常に明確な実践方法が記されてあります。そして、人間の弱点を容赦なく明確に指摘してあります。
それ故、非常に厳しいと感じるかもしれません。ある人は全く価値がないと思うかもしれません。しかし、それでいいのです。この本は読者の自由意志を最大に尊重しています。
この本の内容は人間の感情(好き・嫌い)を越えたところにあります。宇宙の真理や惑星ロゴスのことについて、肉体として粗雑なエネルギーを持つ脳が理解できる範囲には制限があると思います。そして、それでいいのだと思います。大切な事は、開いた心(オープンマインド)でひとつひとつ言葉を熟考していくことだと思います。少なくとも私は、徐々に物事がクリアに見えるようになりました。それによって、あらゆる不幸の原因である恐怖心から徐々に(微々たるものですが)自由になるのを実感しています。
残念な事に、この書を読む限り、以前レビューを書いた方が指摘したローマ教会と黙示録の部分を見つける事ができませんでした。(記載箇所を知っている方は教えてください。)
ベンジャミン・クレーム氏はキリスト教の概念のルシファーは完全に誤解されたものであると述べています。
Luciferはラテン語の語源lux,lucis--light(光)/fer,ferre--to bring(持ってくる)から来ており、ルシファーの元々の意味は“光”、光を持ってくるということを意味し、明けの明星としての金星の名前であると書かれています。(マイトレーヤの使命2巻p263、264)
また、悪という個人は存在せず、善の逆が悪です。それは単に個人の利己的で貪欲なパーソナリティー的表現であるとも書かれています。(マイトレーヤの使命3巻p389、390、476)
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トランス・ヒマラヤ密教入門 (第1巻) 単行本 – 2002/3/1
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人間の本質
- 本の長さ236ページ
- 言語日本語
- 出版社アルテ
- 発売日2002/3/1
- ISBN-10443401675X
- ISBN-13978-4434016752
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
1922年にアリス・A・ベイリーを通してジュアル・クール大師によって人類に提供され、以来ベイリーによって書き留められてきたトランス・ヒマラヤ密教の体系を紹介する。たま出版1989~90年刊の改訂版。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年4月13日に日本でレビュー済み
(前略)私が書いた本は、受け入れるよう要求することなく世に出される。それらは正しく真実で有益なものかもしれないし、そうではないかもしれない。それらが真実であるかどうかを適切な実践と直感の修練によって確信するのはあなた方の役目である。それらがインスピレーションを受けて書かれたものとして迎え入れられることや、大師方の1人の作品であると語られることには私もアリスベイリーも全く関心がない。(中略)
伝えた教えが世界で働く人々の啓発されたマインドから反応を呼び起こし、直感の閃きを招くならば、その教えは受け入れてもよいであろう。しかし、そうでなければ、受け入れるべきではない。(後略)
以上は、アリスベイリーの書籍全般の冒頭に書かれている言葉である。
第1章「この本を読むに当たって」からもう少し引用しよう。第一に、学ぶ者の熱誠が誠実であること。低位我の反応や反発がどのようなものであっても前進する決意があること。第二に、(略)熱狂的な突進や無謀な前進は障害になるだけであり、着実な規則正しい忍耐強い努力が遙か遠くにまで導くこと。第三に、この本から真剣に恩恵を受けようとする人々は、(略)瞑想を実行できる準備ができていること。これらの3点の理解を前提として、私の言葉は熟達した奉仕者としての必要条件に達しようと「努力している」人々のものである。
入門シリーズということで文章も読みやすく、内容は「奉仕、非利己性、自己放棄と浄化」を基調としながら、「十分な休養と睡眠、早起き、健康に良い適切な食物の摂取、大食の慎み」等のとても現実的かつ常識的なメッセージ・方法論で一貫している。ラマナ・マハルシらのヒンズーのリシ、ダスカロス、シュタイナー等を尋ねて真理/真我を探究している方にもヒントの糧となるであろう。
伝えた教えが世界で働く人々の啓発されたマインドから反応を呼び起こし、直感の閃きを招くならば、その教えは受け入れてもよいであろう。しかし、そうでなければ、受け入れるべきではない。(後略)
以上は、アリスベイリーの書籍全般の冒頭に書かれている言葉である。
第1章「この本を読むに当たって」からもう少し引用しよう。第一に、学ぶ者の熱誠が誠実であること。低位我の反応や反発がどのようなものであっても前進する決意があること。第二に、(略)熱狂的な突進や無謀な前進は障害になるだけであり、着実な規則正しい忍耐強い努力が遙か遠くにまで導くこと。第三に、この本から真剣に恩恵を受けようとする人々は、(略)瞑想を実行できる準備ができていること。これらの3点の理解を前提として、私の言葉は熟達した奉仕者としての必要条件に達しようと「努力している」人々のものである。
入門シリーズということで文章も読みやすく、内容は「奉仕、非利己性、自己放棄と浄化」を基調としながら、「十分な休養と睡眠、早起き、健康に良い適切な食物の摂取、大食の慎み」等のとても現実的かつ常識的なメッセージ・方法論で一貫している。ラマナ・マハルシらのヒンズーのリシ、ダスカロス、シュタイナー等を尋ねて真理/真我を探究している方にもヒントの糧となるであろう。
2020年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私の理解が及ばないからかも知れませんが、現実問題として賛成しかねる内容が多々あり、期待していたが真実の書とは思えませんでした。
2017年10月29日に日本でレビュー済み
秘教的な情報はどれも素晴らしいと思うのですが
人種や戦争や社会についての話は多くの方が指摘している通り
西洋中心の時代遅れで偏った価値観で話をしているのは明らかで、さらには原子力エネルギーまで称賛しているので
そのあたりはおそらくイギリス人だったアリス・ベイリーの人格によるものなのか、違う存在とチャネリングしてしまったように思います。
チャネリング相手のジュワルクールはチベット人らしいので話の立ち場が西洋人側になることはありえないですから。
そういった疑問の残るいくつかの情報を除けば正しいと感じました。
人種や戦争や社会についての話は多くの方が指摘している通り
西洋中心の時代遅れで偏った価値観で話をしているのは明らかで、さらには原子力エネルギーまで称賛しているので
そのあたりはおそらくイギリス人だったアリス・ベイリーの人格によるものなのか、違う存在とチャネリングしてしまったように思います。
チャネリング相手のジュワルクールはチベット人らしいので話の立ち場が西洋人側になることはありえないですから。
そういった疑問の残るいくつかの情報を除けば正しいと感じました。
2017年9月7日に日本でレビュー済み
宇宙の火など難解な文献もあるベイリーの多数の著作から、とっかかりとして有用と思われる部分を抜粋して記述しています。
しかしそれぞれの引用は凝縮された示唆に富んでおり、ある意味霊的な金言とも言える言葉が光っています。
奥行きを感じる格調高い重厚感のある文章であり、結局なんども読み返すことになりました。
しかしそれぞれの引用は凝縮された示唆に富んでおり、ある意味霊的な金言とも言える言葉が光っています。
奥行きを感じる格調高い重厚感のある文章であり、結局なんども読み返すことになりました。