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誰も書かなかった日本医師会 単行本 – 2003/8/23
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- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社草思社
- 発売日2003/8/23
- ISBN-104794212372
- ISBN-13978-4794212375
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商品の説明
商品説明
GHQの占領時代にスタートした日本医師会は、吉田茂の姻戚である武見を会長にいただいてから多大な影響力を持ち始めた。以来、会長のワンマン体制が慣例となった。そのため本書では歴代会長の人物論を軸に、その時々の医療問題への反応を見ることで捉え難い組織の内情を描き出している。
大きな比重を占めるのはやはり武見時代である。医師優遇税制の導入や、制限医療の撤廃、前代未聞の“医師のストライキ”といった個々のアクションだけでなく、医師会が厚生省を牽制し、自民党が調整するという政策決定パターンを確立したのも武見だった。本書では約3分の2を費やして、その光と影をあぶり出している。武見と親交のあった著者ならではの貴重な証言録である。
小泉首相の医療改革は単なる財政処理であるという卓見も見逃せない。右肩上がりの経済が終わり、少子高齢化が進むこれからの時代、医療問題はとりわけ深刻だ。日本医師会の歴史を通じて医療政策の決定システムを俯瞰できる本書は、今後の医療問題を考えるうえでも必読書である。(齋藤聡海)
メディア掲載レビューほか
強力な圧力団体となった日本医師会。25年間会長を務めた武見太郎氏や現会長の坪井栄孝らへの取材を重ねた著者が、彼らの人物論をベースに同会が関わった医療問題を解説した。
武見氏は会員のうち、3分の1は自分の収入のことしか考えない「欲張り村の村長」のような医師だと評した。歴代の会長は、“欲張り村の村長”をコントロールしながら、その時々の政治・経済・社会情勢と医療政策との折り合いをつけることに腐心してきた。
坪井氏は、小泉政権の医療改革で紆余曲折の末、2.7%の医療費削減を受け入れたが、それに対する医師らの反発は強い。著者は「日本医師会は単なる“賃上げ団体”なのか」と嘆息する。日本を代表するエリート集団と言える同会の内幕が浮き彫りになっている。
(日経ビジネス 2003/10/27 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 草思社 (2003/8/23)
- 発売日 : 2003/8/23
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 4794212372
- ISBN-13 : 978-4794212375
- Amazon 売れ筋ランキング: - 123,868位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 163位医学
- カスタマーレビュー:
著者について

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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自分は知人に医療関係者が多いが、このような利権体質にはしっかり改革を導入し、
善良な医師達が報われる仕組みにして欲しいと願うばかりだ。
日に焼けているようにも思いますが、特に問題ありません。
時代の制約もあるのであろうが、医療を専門とするジャーナリストと成るのではなく、「医事評論家」として「業績」を重ね、政府及び各種の団体の審議会等の委員としてある種内部の密着した立場から、戦後の医療政策の形成過程に係わる経験を持つ著者のみが書き得る日本医師会会長物語である。
あえてこの著作から水野が興味を注ぐ人物を四人を上げるとすれば、日本医師会会長として君臨し世にその姿を体現した武見太郎であり、時を経て1996年日本医師会会長になる坪井栄考、更に時代のズレはあるが厚生省側の吉村仁と岡光序治だろうか?
水野の描く日本医師会会員像は、武見が喝破した「欲張り村の村長」と共通し、また前述の武見を除く三人の認識も共通すると思われる。
特に、日医総研を創設し「グランドデザイン」を描き、著書でその政策を世に問うた坪井栄考に対する、日本医師会会員の選択は、「欲張り村の村長」の限界を示すとともにその後の迷走を決定付けたとの疑念を持つ。
戦後医療制度史、戦後医療保険制度史のサイドヒストリーとして押さえておきたい一冊である。
時は流れ、生々しい政治力を前面に出せなくなった今、坪井栄孝の敷いた「政策で戦う」医師会は後戻りできない流れだろう。官僚も、与党を交えた三つ巴の手練手管に長けることなく、政策提案を正面から受けとめ、「力勝負」ではない政策決定を目指していくべき。それにしても、医療政策が本当に分かる議員はどこにいるのか、それは見えなかった。医師会と官僚の関係、そして政治の役割、これらが今後の課題だろう。
医師会とは、最大の利益団体で、腹黒くて、欲張り、という固定観念の源泉と、その変貌の兆しが総覧できる一冊。
この書は、彼が上京し、自己の獲得した位置で知り得たことを肉声で語ってくれる。
水野肇氏だから語ることができる内容。まことに臨場感あふれて生き生きしている。
著者がこんな世界にいたのかという驚き。戦後の日本の医療制度の変遷の重要なポイントに彼がずっといた。
そうだ、彼しか語れない日医の人間群像。日医の会長に焦点をあてて描かれている。
貴重な証言である。
キチンとした年表を巻末につけてくれている。
著者の人間観が逆に浮き彫りにされる。著者にとっても大きな冒険であると共に日本国民への偉大な贈り物である。
ありがとう 水野肇氏。