"一足飛びにたどり着くような結論は、だいたいが予想の範囲内にある。そしてそれが予想の範囲内にあるかぎり、そこから生み出されるものは、いまあるものをただ縮小し劣化させたものにしかならない。"WIRED日本版・前編集長の7年の未来を追い求めた試行錯誤の軌跡である本書は刺激的なタイトルと共に、そこ"いつも未来に驚かされていたい"に至った、変化を追体験できて刺激的。
個人的にも、WIREDの熱心な読者では生憎なかったものの、先に読んだ同じくWIRED、その創刊編集長の書いた【〈インターネット〉の次に来るもの】が、どちらかと言えばテクノロジーが開拓する未来を意図的にポジティブに語っているのに対して、まるで対比するような視線、そして同じ島国の人間としてのローカルさを感じさせる距離感が良い意味での読みやすさを感じさせました。章毎に1日1ページ。多方面の領域を横断しているからこそ、そんな読み方も良いかもしれない。とも思いました。
テック界隈を中心とした、新しい事=未来といった空気感に違和感を感じる誰か。あるいは多くの読者以上に視野の広いであろう著者の7年間を追体験しながら、自分にとっての今を立ち止まって考えたい誰かにオススメ。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
新品:
¥2,420¥2,420 税込
ポイント: 73pt
(3%)
無料お届け日:
3月31日 日曜日
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
新品:
¥2,420¥2,420 税込
ポイント: 73pt
(3%)
無料お届け日:
3月31日 日曜日
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
中古品: ¥323
中古品:
¥323

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
さよなら未来――エディターズ・クロニクル 2010-2017 単行本 – 2018/4/20
若林 恵
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥2,420","priceAmount":2420.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"2,420","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"hfPP2byFZi6zkcyf0pj9PmCMABYd3XFbDp52SSnY4t6nTjKXnyJuYwv5XvIlH77cTWv1oy8Bmy5Fu%2F057OMNAOzD4bjDs8z5zDplaPZ1CVCRlTGogjInTyEItlJ4uj9HV%2FSlKSkuMRg%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥323","priceAmount":323.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"323","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"hfPP2byFZi6zkcyf0pj9PmCMABYd3XFbMY%2F4MsV7AXpG7zeGec0CIKgD5VaTiOBRCpp9IcQrvHgJJQPOO2aFwAC6b%2BHgOqGMC7bvOdNxZ7gVGkKPZbZ256YzBcqmfylgGx8XOgNHaHjLuvitZ3qwDOzfc7ix1cM5fVpAqjto2iQ23pk5ebX7693pMZ11rXHr","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
「未来」の捉え方を変えることでしか、新しい未来は見えてこない――。テクノロジー、ビジネス、音楽、出版など、世界の最前線に触れてきた気鋭の編集者(『WIRED』元編集長)による、七年間にわたる思索と発信の軌跡を集成。人文知をコンパスに、勇気を胸に、地図なき未来によりよく迷うことを誘う、新しい時代と世界への予感の書。
- 本の長さ544ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2018/4/20
- 寸法12.9 x 3.7 x 18.8 cm
- ISBN-104000230700
- ISBN-13978-4000230704
よく一緒に購入されている商品

対象商品: さよなら未来――エディターズ・クロニクル 2010-2017
¥2,420¥2,420
最短で3月31日 日曜日のお届け予定です
残り1点(入荷予定あり)
¥2,200¥2,200
最短で4月5日 金曜日のお届け予定です
残り5点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
若林 恵(わかばやし けい)
1971年生まれ.編集者・ライター.ロンドン,ニューヨークで幼少期を過ごす.早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後,平凡社に入社,月刊『太陽』を担当.2000年にフリー編集者として独立し,以後,雑誌,書籍,展覧会の図録などの編集を多数手がける.音楽ジャーナリストとしても活動.2012年に『WIRED』日本版編集長に就任.2017年退任.2018年,黒鳥社(blkswn publishers)設立.
1971年生まれ.編集者・ライター.ロンドン,ニューヨークで幼少期を過ごす.早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後,平凡社に入社,月刊『太陽』を担当.2000年にフリー編集者として独立し,以後,雑誌,書籍,展覧会の図録などの編集を多数手がける.音楽ジャーナリストとしても活動.2012年に『WIRED』日本版編集長に就任.2017年退任.2018年,黒鳥社(blkswn publishers)設立.
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2018/4/20)
- 発売日 : 2018/4/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 544ページ
- ISBN-10 : 4000230700
- ISBN-13 : 978-4000230704
- 寸法 : 12.9 x 3.7 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 282,270位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 612位マスメディア (本)
- - 45,514位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2019年2月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ちょっと誤字多くないです?
またかなり分厚いがやわらかめなので、Amazonによる配送は要注意。おもくそ表紙破れてていっぺん返品しました。
あとこれも直接関係ないけど、出版イベントに参加したときに、取材?する方たちの態度が疑問で、けっきょく買うまでに相当な期間を要してしまいました。
またかなり分厚いがやわらかめなので、Amazonによる配送は要注意。おもくそ表紙破れてていっぺん返品しました。
あとこれも直接関係ないけど、出版イベントに参加したときに、取材?する方たちの態度が疑問で、けっきょく買うまでに相当な期間を要してしまいました。
2018年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若林恵さんが日本版WIRED編集長時代に綴られた珠玉の80編。それは主に雑誌というパッケージの一部として語られてきたもの。一つひとつを読み解いて7年もの月日を追体験させていただくと、その変化の小ささに驚く。
経済的発展を前提とした技術革新がいかに歪みをもたらすか。皆が同じ方向に突き進む中、立ち止まり、天邪鬼に辺りを見回す態度はひたすらに勇敢で、エビデンスとなる人文知を見事に編んでいく。
きっと、もどかしさを感じられていたに違いない。
WIREDというグローバルブランドを活かし、様々な角度から繰り返し問いかけ続けるも、少しづつしか変わらない日本。だから未来に期待はしない。
それでも小さな変化の芽を見つけて「いつも未来に驚かされていたい」とロマンチックに結んでしまうセンスは秀逸で、まだまだ読み続けていたいと感じる一冊。唯一無二のエッセイ集。
経済的発展を前提とした技術革新がいかに歪みをもたらすか。皆が同じ方向に突き進む中、立ち止まり、天邪鬼に辺りを見回す態度はひたすらに勇敢で、エビデンスとなる人文知を見事に編んでいく。
きっと、もどかしさを感じられていたに違いない。
WIREDというグローバルブランドを活かし、様々な角度から繰り返し問いかけ続けるも、少しづつしか変わらない日本。だから未来に期待はしない。
それでも小さな変化の芽を見つけて「いつも未来に驚かされていたい」とロマンチックに結んでしまうセンスは秀逸で、まだまだ読み続けていたいと感じる一冊。唯一無二のエッセイ集。
2018年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ダルいインタビューも対談もなし※、大半がWIRED日本版への寄稿なのでテーマも明確、
かつ諧謔とユーモアと引き出したっぷりで、分量の割にとても読みやすい一冊です。
単なるテクノロジーの紹介ではなく「それって本当に必要なの?」というような少しヒネた目線からの意見が欲しい人はぜひ。
tofubeats「FANTASY CLUB」への寄稿をはじめとする音楽関連の記事がとても良いです。
※対談「風」がいくつかあります このあたりも文中で色々と推察できます
かつ諧謔とユーモアと引き出したっぷりで、分量の割にとても読みやすい一冊です。
単なるテクノロジーの紹介ではなく「それって本当に必要なの?」というような少しヒネた目線からの意見が欲しい人はぜひ。
tofubeats「FANTASY CLUB」への寄稿をはじめとする音楽関連の記事がとても良いです。
※対談「風」がいくつかあります このあたりも文中で色々と推察できます
2018年7月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最先端のカルチャーを紹介していた雑誌のようですが、遠い国の話を読んでいるようだった。冒頭の原発に関するコラムは、反対派と賛成派両方を揶揄しているのは、いかがなものか。「原発の仕組みが違っていれば、」という内容だが、立花隆も仏でウランを完全に燃焼し尽くす研究があると紹介していたことを思い出した。全否定ではないのですね、科学の進歩により原発の欠点を補えるという考え方。しかし、ランニングコスト、震災時の危険性を踏まえれば、「ヒステリックな反対派」の危惧の方が切実かつ現実的ではないのでしょうか。
2018年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私が著者の若林恵さんを自覚したのは、まさにWired.jpをやめるというその文章の公開を通じてであった。だからそれまでにもWiredの記事は面白く読んでいたけれども、その「中の人」が誰なのか全く知らずに読んでいた。
本書を読んで驚かされるのが、本書に収められた文章が既に8年も前のものなのにもかかわらず、冒頭の方に位置付けられているシングル・ストーリーやワインバーグ式の原子力発電の話、ゆとり女子の話などが全く古びていないことだった。クリス・アンダーソンらに象徴されるデジタル・テクノロジーの話題、Tofutubesらの楽曲に象徴される音楽、イヴァン・イリイチらに象徴される人文知に支えられたストーリー、こうしたいくつかのモードが本書をささえる主題群だろうが、その時代ごとの局面で、若林さんがニーズに対して勇気を、未来地図に対して希望を、そして最適化に対していらつきを表明しそれらが全体として「愛」(気恥ずかしい言葉だ)を具現化した姿のようだ。
前半から、アルバムについて書かれた文章では、まるで自分もアルバムを聴いているかのように、また後半からプロジェクトが展開してエストニア、ベルリン、イスラエルなどに出かけた文章では、そこに一緒に立ち会っているかのように、そう、あたかもipodで音楽を聴きながらイノヴェイションの風景のフィールドワークが次々と展開してゆく本書は、確かに一つの時代のコンパス、というかコンヴィヴィアリティヘの嗅覚の鋭い知性を学ぶステップ・ストーンになっている。
読書中、あまり面白くて何度も本を閉じて想像力が静まるのをまち、また読み進めるのにかなり時間がかかってしまったが、最後の宮崎夏次系のショートストーリーに至るまで、読み終えた読者は、同時代にこんな物書きが居てよかった、と感じるのではないだろうか。時代を時にシリアスに、それでもゴキゲンに生きる、本書こそが「コンヴィヴィアリティのための道具」となっているのである。
本書を読んで驚かされるのが、本書に収められた文章が既に8年も前のものなのにもかかわらず、冒頭の方に位置付けられているシングル・ストーリーやワインバーグ式の原子力発電の話、ゆとり女子の話などが全く古びていないことだった。クリス・アンダーソンらに象徴されるデジタル・テクノロジーの話題、Tofutubesらの楽曲に象徴される音楽、イヴァン・イリイチらに象徴される人文知に支えられたストーリー、こうしたいくつかのモードが本書をささえる主題群だろうが、その時代ごとの局面で、若林さんがニーズに対して勇気を、未来地図に対して希望を、そして最適化に対していらつきを表明しそれらが全体として「愛」(気恥ずかしい言葉だ)を具現化した姿のようだ。
前半から、アルバムについて書かれた文章では、まるで自分もアルバムを聴いているかのように、また後半からプロジェクトが展開してエストニア、ベルリン、イスラエルなどに出かけた文章では、そこに一緒に立ち会っているかのように、そう、あたかもipodで音楽を聴きながらイノヴェイションの風景のフィールドワークが次々と展開してゆく本書は、確かに一つの時代のコンパス、というかコンヴィヴィアリティヘの嗅覚の鋭い知性を学ぶステップ・ストーンになっている。
読書中、あまり面白くて何度も本を閉じて想像力が静まるのをまち、また読み進めるのにかなり時間がかかってしまったが、最後の宮崎夏次系のショートストーリーに至るまで、読み終えた読者は、同時代にこんな物書きが居てよかった、と感じるのではないだろうか。時代を時にシリアスに、それでもゴキゲンに生きる、本書こそが「コンヴィヴィアリティのための道具」となっているのである。
2018年5月23日に日本でレビュー済み
ワイアード元編集長のテクストを一冊にまとめたもの。
雑誌のコラムやステイトメント、他雑誌への寄稿が中心で、一つ一つのテキストは短いながらも著者の思考がぎゅっと詰まっており、とても読み応えがある。
さまざまなテーマをあつかっているけど、ユーモアやシニカルをまじえながら「そう言われれば、そうかもしれない」というもうひとつ視点を提供してくれるのだ。
特に、この分厚い一冊にまとめられた本書をよめば、著者の思考を追体験しながら、
テレビや新聞やネットニュースでは絶対に感じることができない読後感が得られると思う。
朝喫茶店でモーニングを食べたあとに、2つ3つ読んでいます。ちょうどいい。
雑誌のコラムやステイトメント、他雑誌への寄稿が中心で、一つ一つのテキストは短いながらも著者の思考がぎゅっと詰まっており、とても読み応えがある。
さまざまなテーマをあつかっているけど、ユーモアやシニカルをまじえながら「そう言われれば、そうかもしれない」というもうひとつ視点を提供してくれるのだ。
特に、この分厚い一冊にまとめられた本書をよめば、著者の思考を追体験しながら、
テレビや新聞やネットニュースでは絶対に感じることができない読後感が得られると思う。
朝喫茶店でモーニングを食べたあとに、2つ3つ読んでいます。ちょうどいい。
2018年6月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
僕は出版業界のことは全く知らないので、WIREDの編集長時代に世間に名前が売れ始めた彼のことは、最初はTechCrunch系の編集者のようにプログラミングだけが取り柄のテックオタクか何かだと思っていた。だが、それにしては毎号読むWIREDの巻頭言がどうにもこうにも表現として素晴らしすぎる。思索に富んだ、というのは慣用句っぽすぎて言いたくないが、何か読み手側を「あれ?なんだこの人の思考は。自分が抱く疑念や疑問、独白もどきに近いじゃないか(実に失礼=笑)」と思わせる。文章表現も手が込んでるし、これは、カズオ・イシグロとまでは言わないが、池澤夏樹程度に凄い!と感じ入ってたのが正直なところ。
この本は彼の7年にわたる表現者としての苦闘を自らあからさまに世に問うたものだが、日頃電子書籍を買うことはあっても紙の本などは邪魔になるだけだから一切買わない自分も買ってしまったほどの吸引力だ。どうだ、素晴らしいぞ中身も・・・。
讀賣新聞の書評でどこかの大学の先生が、毎晩1話ずつ読んでいると告白。そして、AIが世に溢れてもこの本は書けまい、AIの時代にこの本が書かれたこと自体が奇跡・・・みたいなことを書いていたが、まあ褒めすぎでは無い。
さあ、とりあえず読んでみよう!
この本は彼の7年にわたる表現者としての苦闘を自らあからさまに世に問うたものだが、日頃電子書籍を買うことはあっても紙の本などは邪魔になるだけだから一切買わない自分も買ってしまったほどの吸引力だ。どうだ、素晴らしいぞ中身も・・・。
讀賣新聞の書評でどこかの大学の先生が、毎晩1話ずつ読んでいると告白。そして、AIが世に溢れてもこの本は書けまい、AIの時代にこの本が書かれたこと自体が奇跡・・・みたいなことを書いていたが、まあ褒めすぎでは無い。
さあ、とりあえず読んでみよう!