羽生選手の2007-2017年の軌跡を、写真と簡潔にまとめられたテキストで追って行く構成で、一冊の本に壮大なスケート人生が詰まっていて、結果は分かっていても一喜一憂しながら読んでしまいました。
写真は一部画質が粗めかなと思いましたが、懐かしいもの、初見のもの、何度見ても美しいと思えるものなど、非常に感慨深く見ることができました。
中でもニースロミオのスタートのポーズと、NHK杯で優勝し、SEIMEIの衣装で表彰台に飛び乗る瞬間を背後から捉えた躍動感のあるシーン、さらに来シーズンのショートに決まったバラ1の写真が特に印象に残りました。バラ1は改めて見返しただけで、美しいプログラムだということが伝わってきて、さらに進化した羽生選手がこの名プロをどのように仕上げるのか、とても楽しみです。
巻末の日本スケート連盟表彰式の特集も、スーツ姿の凛々しく晴れやかな表情の羽生選手がとても魅力的で、惚れ惚れします。かと思うと、浅田真央さんとの談笑シーンでは満面の飾らない笑みで、この場面が微笑ましくて好きだったので、載せて下さって嬉しいです。
浅田真央さんの特別表彰も2ページあり、ファンとして嬉しい限りです。
最後は翌日の合同研修の特集で、楽しそうに取り組んでいる羽生選手の姿に、何だかホッとさせられました。
次号はファンタジーオンアイスの大特集ということで、大いに期待しています。
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