連作短編が11セット詰まった美味しい作品集。
心あたたまる話が多いのですが、
それだけでなくてヒヤリとするエピソードもありますね。
特に、大切な人が怒らなかったのは諦めていたからではないか?
という部分が今の私には印象的でした。
義務にしない、手抜き、外食、出来合い惣菜OKという
料理を継続する秘訣も覚えておきたいところ。
どの話も後味はじんわりな滋味がしみ込んでいて、
料理をする喜びや人と一緒に食べる幸せを
いま一度かみしめることができました。
一食、一食を大切にしたくなる。
そんな作品集です。
(対象年齢は12歳半以上かな?)
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ゆうべの食卓 単行本 – 2023/2/15
角田 光代
(著)
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ひとりの、二人の、家族の、ささやかであたたかい11の食卓の記憶
2020年6月から『オレンジページ』に掲載された「ゆうべの食卓」。新型コロナに翻弄されながら離婚を決意する女性。恋人にふられたのをきっかけに料理に目覚めるサラリーマン。実家を売却することになった兄弟のささやかな宴会。さまざまな人生のひとコマを「食卓」というキーワードで紡いだ、直木賞作家・角田光代氏の短編集。
■明日の家族
明日の家族/二十歳の新年
私たちのお弁当
■パパ飯ママ飯
パパ飯ママ飯/あたらしい家族
新ユニット結成
■グラタンバトン
グラタンバトン/彼女のお弁当
あの日の先
■それぞれの夢
それぞれの夢/彼女の恋と餅きんちゃく
帰り道の時間
■はじめての引っ越し
はじめての引っ越し/二度目の引っ越し
最後の引っ越し
■充足のすきま
充足のすきま/相性さまざま
私の流儀
■彼女のレシピブック
彼女のレシピブック/前世と現世と夏
レシピの旅
■ようこそ料理界へ
ようこそ料理界へ/料理界の、その奥へ
料理界、それすなわち
■だいじなのは基本の調味料
だいじなのは基本の調味料/それぞれの日々
いちばんの幸せ
■私の無敵な妹
私の無敵な妹/「ひとりで、たのしく」計画
あたらしくなる私たち
■私たちのちいさな歴史
私たちのちいさな歴史/青空の下の食卓
食卓の記憶
2020年6月から『オレンジページ』に掲載された「ゆうべの食卓」。新型コロナに翻弄されながら離婚を決意する女性。恋人にふられたのをきっかけに料理に目覚めるサラリーマン。実家を売却することになった兄弟のささやかな宴会。さまざまな人生のひとコマを「食卓」というキーワードで紡いだ、直木賞作家・角田光代氏の短編集。
■明日の家族
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彼女のレシピブック/前世と現世と夏
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ようこそ料理界へ/料理界の、その奥へ
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私の無敵な妹/「ひとりで、たのしく」計画
あたらしくなる私たち
■私たちのちいさな歴史
私たちのちいさな歴史/青空の下の食卓
食卓の記憶
- 本の長さ260ページ
- 出版社オレンジページ
- 発売日2023/2/15
- 寸法17.8 x 12.9 x 1.7 cm
- ISBN-104865935444
- ISBN-13978-4865935448
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登録情報
- 出版社 : オレンジページ (2023/2/15)
- 発売日 : 2023/2/15
- 単行本 : 260ページ
- ISBN-10 : 4865935444
- ISBN-13 : 978-4865935448
- 寸法 : 17.8 x 12.9 x 1.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 163,294位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 15,742位文芸作品
- カスタマーレビュー:
著者について
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1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空間庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞。著者に『三月の招待状』『森に眠る魚』『くまちゃん』など多数。2010年7月には、毎日新聞の連載『ひそやかな花園』も単行本化された。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
角田光代さんが好きで、よくエッセイを購入しますが、コロナ禍で生活が変わったという内容かと思いましたが、少し期待はずれでした。
2023年4月14日に日本でレビュー済み
オレンジページの連載だったということで、料理に関係した展開に落とし込まれているけど、それとは関係なくそれぞれの話は穏やかで良い感じ。
全てのストーリーがはっきりとしたハッピーエンドではないけど、きっと上手くいくんだねと思わせるラストも読んでいて安心する。
人間模様もくどくなく、かと言って離れすぎず、それぞれの関係性を繋ぎながら短編でありながらもきれいにまとまっていて、あー良い話だなと満足させる。
全てのストーリーがはっきりとしたハッピーエンドではないけど、きっと上手くいくんだねと思わせるラストも読んでいて安心する。
人間模様もくどくなく、かと言って離れすぎず、それぞれの関係性を繋ぎながら短編でありながらもきれいにまとまっていて、あー良い話だなと満足させる。
2023年3月22日に日本でレビュー済み
いい感じ。たまには悪者や悪意が出て来ないまるっこい気持ちが連鎖して行くやさしいお話ってのもいいよねえ
「ようこそ料理界へ」には至言がいっぱい
レシピを聞かれて快く書いて、レシピ通りにせずレシピに文句つけられるかレシピが間違ってるんじゃないかと疑われることって、結構あるよね…純也は良い師に当たったが、君は良い弟子だ。うんうん
みたいな
楽しく読みました
「ようこそ料理界へ」には至言がいっぱい
レシピを聞かれて快く書いて、レシピ通りにせずレシピに文句つけられるかレシピが間違ってるんじゃないかと疑われることって、結構あるよね…純也は良い師に当たったが、君は良い弟子だ。うんうん
みたいな
楽しく読みました