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いなくなくならなくならないで Kindle版

5つ星のうち3.8 19個の評価

死んだはずの親友・朝日からかかってきた一本の電話。時子はずっと会いたかった彼女からの連絡に喜ぶが、「住所ない」と話す朝日が家に住み着き――。デビュー作にして第171回芥川賞候補作。

商品の説明

著者について

向坂くじら(さきさか・くじら)
1994年、愛知県名古屋市生まれ。主な著書に詩集『とても小さな理解のための』、エッセイ『夫婦間における愛の適温』など。24年、初小説である「いなくなくならなくならないで」が第171回芥川賞候補となる。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B0CTHQJYBB
  • 出版社 ‏ : ‎ 河出書房新社 (2024/7/12)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2024/7/12
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 2.6 MB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 本の長さ ‏ : ‎ 123ページ
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち3.8 19個の評価

著者について

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向坂くじら
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2024年9月5日に日本でレビュー済み
    タイトルの意味、タブン「いてほしい」「いなくなってほしい」という気持ちが行ったり来たりして自分でもわからない感情のことを言いたいのだと思いますが、文意は厳密に二択なのでそれを判別するための思考方法をわかりやすく発想の順に書きますね。
    これは、例えば目にしたタイトルだけで「結局どっちなんだ・・・?」という気持ちになった方々、(僕も含めた)まだ読んでない方々に対しても、こういう解説が必要だと思ってこのレビューを書いています。
    そこは考えないで本を開いて読みすすめる方はいいんです。これも読み飛ばしてください。

    さて、あくまで一例でしょうが、以下のように考えるとタイトルの意図がわかりますよ。
    注:カッコ内は心の動きです。

    いなくならないで(いて、だよな、ウンウン)
    いなくなくならないで(ん?どっちだ?もうここでわかんないとか、悲しいよー)
    いなくなくならなく、ならないで(最後のならないで、はそうなって欲しくないという、打消しの意味だな、あ、じゃあ)
    いなくなくなら なく ならないで(後ろの2文節は打消しの打ち消しだから肯定だ)

    ここで一休み。
    えーとさっきので、「いなくなくなら」の肯定ってことがわかった。「いなくなくなら」ってなんだァ?ウーン・・・「なら」って「ならないで」にしかつながらないから「いなくなくならないで」か。
    その肯定だから、「いなくなくならないで」が文意そのものということになるな。
    よし続けよう。

    いなくなくならないで(お、よく考えたらこれもさっきと同じ、文節に出来るぞ、つまり)
    いなく なく ならないで(よし出来た。で、後ろ2文節が打消しの打ち消しで肯定な、ん?そうすると)

    ・・・「いなく」の肯定になるぞ。(いなく?)
    これちょっとわかりにくいけど、酸化還元反応みたいに「ならないで(という酸素)」を使っていったん打消し(酸化)をしてみるとわかります。
    「いなく」の打ち消し(酸化)は「いなくならないで=いて」なので、「いて」から打消しを奪って(還元させて)出てくる「いなく」は、すなわち「いなくなって」です。

    もうおわかりですね。
    いなくなくならなくならないで=いなくなって
    が正解です。

    「なくなる」に、「無くなる」と打消しの「(~では)なくなる」の二つの意味があることで、僕らに混同とか戸惑いが起きて脳がバグるワケだ。でも、しょせん2択だから、小さい単位に分解してみたら理解は難しくはないんだな。手順は面倒でも。

    では問題です。
    「いなくならなくなくならないで」は?

    これは2択ではなく、
    言葉通り解釈すれば「死ぬんだったらいなくなってからにしてよ」なのです。それは「ちゃんと亡くなってから、私の前からいなくなってよ」であり、あるいは「生きてる限り私のそばにいてよ」なのです。
    そしていずれもが、愛の言葉にも聞こえますし、それぞれがノットイコールですよね。
    こういうのが良問なのですよ、向坂さん、と思いましたが、読んでからですね、そういうこと言うのは。
    3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年9月2日に日本でレビュー済み
    キャラ設定が独特で、登場人物たちの距離感の近さに辟易しながらも、着地点が気になり、ラストまで一気に読んでしまった。

    登場人物の感情にはあまり共感できないにも関わらず、読者を引き込む力はやはりすごい。序盤は居候する親友に抱いていた違和感が、中盤以降、主人公やその家族に傾き、納得した。

    また本書の表紙は、内容を見事に体現しており秀逸だと思う。
  • 2025年1月25日に日本でレビュー済み
    いったい何を読ませられたのだろう、としばし呆然としてしまった。

    関係性が煮詰まりまくってしんどさMAXの後半は、島尾敏雄の『死の棘』のよう。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年8月1日に日本でレビュー済み
    自他境界があいまいな人間が、そのまま他人を愛すると、こういう機能不全が起こるよね……と思った。親友や家族などの「大切な他人」を、大切にしすぎて嫌いになりかけたことがある人には、きっと刺さるはず。
    結局は時子と水谷のような、わかりあえないからこそ常に優しくできる距離感が正解なのだろう、、とは思いつつ、時子と朝日、時子の母と(かつての)姉のような関係性によってしか得られない"居心地のよさ"があるのもわかる。親友が自分以外の人間と仲良くしていることへの苛立ちとか、父親のコミュニケーションの気持ち悪さとか、随所に共感しながら一気に読めた。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年8月5日に日本でレビュー済み
    ファントムバイブレーションシンドロームの話から始まるので、登場人物の時子や朝日、そして時子の家族やサークルの仲間たちが本当に存在しているのか、あやふやな感じがしながらも、時子と朝日の関係はリアルな幻想のようである。そもそも朝日は高校生の時に死んだはずだった。時子が大学を卒業するタイミングで朝日と出会ったのはリアルだったのか、そこまで疑わしく思える。そして、時子と朝日のお互いの存在をかけるような対立、親子の対立、夫婦での対立、友人同士の対立など、相手が消えてしまえばいいと思うと同時に、いなくなっては困るという感情も生じる。自分が存在するための葛藤みたいなものを読み取った。
  • 2024年7月22日に日本でレビュー済み
    面白かったです。
    大人になって忘れていたけれど、私も昔確かに感じたことがある緩やかな絶望感を思い出しました。
    作者はどんな絶望を背負っているのだろう。
    3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年7月18日に日本でレビュー済み
    『新人作家による超個性的な小説』と謳われていて、まぁ確かに目立つところもあるが、「あれ、この設定つい最近読んだなぁ」「最近この手の書き方の作家多いなぁ」と思ってしまう箇所が多々あった。作品としても、朝比奈秋や石田夏穂に並ぶほどの完成度には到底及ばず、話題性はあったが今回の候補作の中で最も受賞から遠かったように感じる。勿論豊永浩平や石田夏穂を跳ね除け候補作に躍り出ただけで十分の功績であるし、これからの筆者の活躍に期待したい。
    5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年7月13日に日本でレビュー済み
    購入、時間をかけてゆっくりと読了。
    んー。つまらん。
    自分が10代半ばで文学にあまり触れていなければもう少し楽しめたのかもしれない。
    14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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