探求の締めくくりとして、最後に本書のワークに取り組むことにしました。
本書によって、自分の中の「無条件の愛」を深め、自我の残りかすも全て溶解させることを期待します。
テキストは『奇跡講座』を読みましたが、Kindle版が出ていたので、ワークブック編は大内訳の本書を購入しました。
これにより、出先でもワークに取り組むことができ、大変うれしく思っています。
30日目まで取り組んだ感想ですが、一言でいうと「非常によくできています」。
本書のワークは、なかなか光の当たりにくい内面の隠れた闇の部分を、全て炙り出してくれるように感じます。
他の方の指摘にもある通り、訳が分かりにくい、あるいは間違っている？所があるのは確かです。
(例：Do not undertake more than one excersise a day. が「一日に一つ以上の練習をしないでください」となっています。「一日に二つ以上」ではないでしょうか？）
ただ、訳に関しての多少の問題はあるかも知れませんが、内容の素晴らしさに比べれば些細なことだと私は思います。
私にとっては、エゴの残りかすを全て意識の海に溶解させるのが目的であり、訳の出来・不出来を議論するのは本意ではありません。
途中までワークに取り組んでみて、本書は私の期待に十二分に応えてくれるものと確信しました。
おそらくこれ以上スピリチュアル本を読むことはないでしょう。
これで終わりにします。
結局のところ、『奇跡講座』か『奇跡のコース』のどちらにするかについては、ご自身の好みで決められるのが一番だと思います。
1日の練習はシンプルで簡単なものに思えますが、その効果は計り知れないものがあります。
個人的には、kindleで持ち運びがしやすいので非常に満足しています。
※本書では、「あなた」や「私」といった表現が出てきますが、「無限の実在としてのあなた/私」なのか「エゴとしてのあなた/私」なのかは字面だけでは判断が付きません。
どちらの意味なのかは文脈によって判断する必要があるように思います。
例えばある所では、「あなたの見ているもの(罪悪感etc.)は、復讐の一形態です」といったことが書かれており、またある所では「あなたは神聖です」といったことが書かれており、一見矛盾しているように思えます。
どちらの意味での「あなた」なのかあやふやだと混乱は必至ですが、きちんと両者を識別すると意味が明快になるのではないでしょうか。
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