プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥1,760¥1,760 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥230¥230 税込
配送料 ¥350 5月19日-21日にお届け
発送元: 通販ショップの駿河屋 販売者: 通販ショップの駿河屋
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
#ある朝殺人犯になっていた 単行本(ソフトカバー) – 2020/11/11
購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社U-NEXT
- 発売日2020/11/11
- 寸法19 x 13 x 2.4 cm
- ISBN-104910207023
- ISBN-13978-4910207025
出版社より
商品の説明
著者について
1971年生まれ。徳島県で育つ。筑波大学在学中に舞台から仕事をはじめ、映像の脚本でも活躍。近年挑戦している小説では、大学で歴史学を学んだ経験を活かし、綿密な調査と取材を強みとする。舞台では小劇場から大劇場まで多くの作品を発表。『ブラックorホワイト? あなたの上司、訴えます! 』(作・演出)など。ドラマ・映画のシナリオでは恋愛ものからサスペンス、スケールの大きなアクション作まで手掛ける。「相棒」「恋愛時代」「ウツボカズラの夢」「執事 西園寺の名推理2」(以上ドラマ)、「引き出しの中のラブレター」「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」「るろうに剣心」シリーズ、「見えない目撃者」(以上映画)。小説では『明治ガールズ 富岡製糸場で青春を』「偽声」『京大はんと甘いもん』。
登録情報
- 出版社 : U-NEXT (2020/11/11)
- 発売日 : 2020/11/11
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 328ページ
- ISBN-10 : 4910207023
- ISBN-13 : 978-4910207025
- 寸法 : 19 x 13 x 2.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 750,196位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,311位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1971年生まれ。徳島県で育つ。幼少より読書好きで、自分でも文章を書く一方、演劇に興味を持つ。筑波大学ではヨーロッパ史を専攻。大学在学中に劇団青年座に入団。スタッフとして経験を積んだ後、劇作家・演出家として活躍。商業演劇から小劇場まで様々な場で多くの舞台を作る。同時に、日本テレビシナリオ登龍門優秀賞を受賞をきっかけに、映像の世界にも活躍の場を広げる。ドラマでは「ハクバノ王子様 純愛適齢期」「恋愛時代」「相棒」「ウツボカズラの夢」など。映画では「引き出しの中のラブレター」「るろうに剣心」シリーズなど。オリジナルストーリーを作る才能を認められ、近年、小説にも挑戦。明治初期に富岡製糸場で働いた実在の女性をモデルにした『明治ガールズ 富岡製糸場で青春を』を執筆したのを皮切りに、『偽声』では演劇・声優養成所での豊富な講師経験を活かし、声優を目指す女性の心理を繊細に描いている。2020年、戦前の京都を舞台に、京菓子に重ねて青春を描く『京大はんと甘いもん』を出版。『#ある朝殺人犯になっていた』では、SNS上で突然ひき逃げ犯とされた男の混乱と反撃の日々をリアルに描いている。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
表紙の印象から翻訳小説?と一瞬思った。しかし、実際はもっと身近な、日本の話。
SNS(主にTwitterか)で「こいつが殺人犯だ」と騙られてしまった若手芸人が主人公だ。
ネット上に多くいる「顔の見えない【正義の人】」たちが彼を追い詰めていく。
ネット、Twitterの感覚がどんな物かあまり知らない人には「こんな感じなのか…」だろう。それなりに知っている、まとめサイトなどを見たことがある人は(ああー!……)だろう。
もっとも昨今、ネット上での「勝手な特定と拡散」からの被害が問題視されているのでなんとなくわかる世界になってきているはずだ。
だからこそ、これはこのままだとヤバくない?どうなっちゃうの?と読んでいてソワソワしてしまう。
題材的には、読む前にかつて風評被害を受けたスマイリーキクチさんのことを思い出した。
主人公の淳弥は、売れたくて、色々あがいている若手芸人。若手芸人コンビの片方、相方は東大出身、彼女は今はインフルエンサーといかにも今の時代にテレビなどに出ていそうな、存在していそうな、なんとなくイメージがつかめるようなキャラ立ち。
そんな彼に襲いかかる苦境が、これが読んでいると、なんでそうなるん!?とか、もう、読んでいて真剣になってしまう。
そんな彼の周囲の、出てくる人々のキャラ立ちがいい。
意外性があったり、いい人だとほっこりしたり、いい人に〜でああっ!と思ったり。
そして、相方もいい。相方のキャラもいいが、二人の関係に萌えがある。
色々言い過ぎるとネタバレになってきてしまうので、ここで切り上げるが、テンポ良く、スピードに乗って最後まで一気に読めた。
一部には、これはあからさまでは?と思うことなどあって、評価という形だったら星っていくつ?4?5?と悩んだのだが、考えてみれば、このレビューを書くために思い出してはあれは良かった、これは良かった、こう言いたいと言葉があふれてきている。面白くなければ、こんな状態にはならない。
大変に面白かった。
掲示板には事件のスレッドが立ち上がり、その中を罵詈雑言が乱れ飛ぶ。
晒し上げ、中傷し、追い詰め、まるで自分を正義の執行者と認識しているかのような書き込みもある。
だが果たしてそのうちの何割が真実だろう、何割が本当に己の目で見た事だろう、何割が被害者の心に
寄り添いたいという善意から発された言葉だろう。
誹謗中傷の是非はまず置いておくとして、そもそもその怒りの矛先は果たして本当に正しいのか?
仮に間違っていたら?という所にポイントを置いたこの話。
お笑いコンビの片割れの主人公が悪意の導きで過去のひき逃げ事件の犯人の濡れ衣を着せられ、
圧倒的大多数の顔の見えない正義によって人生を狂わされていく。
文章はシンプルでスラスラ読み進められ、時々、おお、こんな表現考えついてみたいなぁ、
と思わされるような描写もあり。クライマックスの盛り上がりが案外あっさりしてたのと、
ご都合な所もなんぼかあるが、先が気になる展開も手伝って最後までサクサク読めた。
お笑い芸人という特殊な職業設定も新鮮だし、一般人とはまた違う立場が恐怖の増幅装置として
活用されていると思う。
登場人物も昨今居る居るこんな奴、って感じでリアリティあり。反面濃さに欠けるのはちょっと
勿体ないか。主人公の下の部屋のおじさんにドラマがある分もう少し掘り下げて欲しかった気も。
この辺は所詮他人から見えるのは一面だけって事でもあるのかなぁ。
エログロ描写も無く、文字も大きめ密度もあっさり、小学生高学年からでもネットリテラシーの
教育の一助にちょうど良さそう。
無責任、不用心に何かを発信する事の恐ろしさを知るには良い教材。
読み終わった後にあるサイトを覗いてみれば、芸能人がなんだかやらかしてスレが立っている。
そこで交わされる危うい言葉たち、そして何の根拠もないのに「らしい」「どうせ~でしょ」と、
なぜか被害者側にまで飛び火していく様が見られた。デンジャー。
今の時代、タイトル通りのことが誰に起きてもおかしくないと思います。
ネットの書き込みは信ぴょう性がなくとも、それを信じる人のつながりで
爆発的に広がっていく怖さがあります。
実際、ヤフーのニュースなどでもコメントを見ると怖さを感じます。
それは「一番最初にコメントを書いた人につられて、似たようなコメントを書く人」が多いこと…
コメント欄は「そう思った」が多い順にトップ3が並びますが、似たような書き込みが多い気がします。
知らないことでも、他人の言葉を信じ込んで、それがいつしか自分の言葉になって、発信してしまう。
まるでウイルスのようで怖く感じる反面、自分の意思や意見はないのかと思うところもあります。
大衆に流されて吸収される国民性ならではの現象というか、今の鬼滅ブームも似た性質なものだと思います。
思いっきり話が脱線していますが、こちらの小説はそのネットの流される大衆の怖さを題材にしているので
ネットを触ったことがあるなら、内容もわかりやすくちゃっちゃと読めると思います。
個人的にはよくまとまっていてよかったと思いました。文章の表現も上手ですし、読書が苦手な人でも読めると思います。
事件のことは憶えているし、近所で起きた事件だが、断じて自分は犯人ではない(はず)。
そこから始まっていく物語です。
作者の藤井清美さんの小説では、吉岡里帆さん主演の実写映画『見えない目撃者』のノベライズも上出来でした。21世紀のいまの空気感がある。主人公が現代社会(いまの日本)を生きている感じが、ちゃんとするのです。
時代遅れでもないし、庶民感覚とのズレもない。
『見えない目撃者』の主人公は「音声データの文字起こし職人」で、本作の主人公は「お笑い芸人」。職業こそ特殊かもしれませんが、作者と主人公に庶民感覚があるからこそ、主人公が置かれた状況に感情移入が出来て、ハラハラしながら読みすすめることができる。
『見えない目撃者』のほうは映画という原作ありきでしたが、小説としての面白さは本作も同様です。真犯人を探そうとする物語なので、推理小説なのですが、一夜あけたら状況が一変する恐怖、ネットで吊るし上げられる恐怖、ツイッターの過去のつぶやきを掘り起こされる恐怖、自宅や家族の顔がどんどん特定されて炎上していく恐怖を描いています。
キャラと状況を紹介しつつ、物語が本格的に動き出すのが45ページ目あたりなので、序盤はちょっとしんどいのですが(実は伏線もあるとはいえ)、そこから先は、興味が途切れることなく、最後まで読むことができます。主人公はネットの匿名のパワーに押しつぶされていくのですが、だからこその「なるほど」と膝をうつ展開をみせていきます。
書籍としては、装丁が凝っています。版元がU-NEXTなので、電子書籍先行なのですが、帯の色と栞の色が統一されていたり、表紙がエンボス加工(浮き出し加工)になっていたり。電子書籍ではない、物理書籍であることのよさを生かした装丁になっています。
過去やプライバシーをあばきたてられ、追い詰められていくーーーところまでは、実際に聞いたこと
がある話なのですが、真のひき逃げ犯を探すため、芸人仲間やSNSも活用しながら奮闘する冒険ぽい
ミステリーになっていて、最後まで飽きずに一気に読みました。
みんなが何気なく使っているSNS。便利ですが、悪意のある誰かが、自分を陥れるために虚偽の
情報を挙げて、善意の誰かがそれを拡散していく仕組みは怖いなあと思います。その共感を得つつ
エンターテイメント性の高い作品になっていて、おもしろいミステリーだと思いました。
気がつけばネットで殺人犯に祭り上げられてて……という昔よく流行っていたネット界隈の事件がネタで、私にとっては全く新鮮味のないお話でした。
今頃こんなのをわざわざ本にするなんて、と思いました。
あまり細かく言うとアレなので避けますが、私にはある種の勢力の人たちのオナニー本としか思えませんでした。