プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
エピタフ 幻の島、ユルリの光跡 ハードカバー – 2023/6/7
購入オプションとあわせ買い
北海道本島の東端、オホーツク海と太平洋に面した根室半島。
昆布盛から距離にして2.6㎞。海面上に円盤の形をした横に平べったい島影がユルリ島だ。
かつては昆布を採集する漁師の住居や番屋が建っていたが、
家畜の馬を残して最後の島民がユルリを離れたのが半世紀前。
その後、近親交配の乱れをなくすために、5 年程度ごとに種馬が島に運ばれ、
最盛期には30 頭もの馬が暮らしていたが、その数は減り続け、
今では数頭だけが暮らすだけになっている。
この土地の固有の自然を守るために上陸することが厳しく制限されたこの島の情景は
まるで小説『ロスト・ワールド』の世界を彷彿させるようでもある。
その島を2011 年から撮り続けているのが写真家・岡田敦。
消えてゆくものたちを見つめ、何を守り、後世に伝えてゆくのか。
写真と文章で現代のロスト・ワールドを紹介していく。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社インプレス
- 発売日2023/6/7
- 寸法18.8 x 12.7 x 1.8 cm
- ISBN-104295016543
- ISBN-13978-4295016540
よく一緒に購入されている商品

この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
出版社より
現代のロストワールド ユルリ島をめぐる冒険の記録

住人ゼロ、上陸禁止、馬だけが暮らす幻の島
北海道本島の東端、オホーツク海と太平洋に面した根室半島の昆布盛から距離にして2.6㎞、海面上に円盤の形をした横に平べったい島影がユルリ島だ。かつては昆布を採集する漁師の住居や番屋が建っていたが、今では数頭の馬だけが暮らすだけ。この土地の固有の自然を守るために上陸することが厳しく制限されたこの島の情景はまるで小説『ロスト・ワールド』の世界を彷彿させるようでもある。
木村伊兵衛賞写真家が綴る写真とテキスト

ユルリ島の歴史と馬を巡る物語
かつてユルリ島には漁師が暮らしていましたが、今は馬だけが暮らす無人島になっています。なぜ、島民は去り、馬だけが残されたのか。元島民の方やその関係者へのインタビューを元にユルリ島の歴史と馬を巡る物語を紐解きます。また、現在のユルリ島は上陸が厳しく制限されています。その中で岡田は地元行政の協力も得ながら10年以上にわたって写真を撮り続けてきました。ユルリ島で生きる馬たちの姿を中心に貴重な写真が多数収録されています。
箔押しと印刷

布上製本とこだわりのデザイン

デザインは若手デザイナーの泉 美菜子が担当。ユルリ島の世界が感じられる細部までこだわった装丁になっています。
商品の説明
著者について
1979年、北海道生まれ。2003年、大阪芸術大学芸術学部写真学科卒。
2008年、東京工芸大学大学院芸術学研究科博士後期課程にて博士号(芸術学)を取得。
同年、“写真界の芥川賞”とも称される木村伊兵衛写真賞を受賞。
その他、北海道文化奨励賞、東川賞特別作家賞、富士フォトサロン新人賞などを受賞。
主な写真集に『I am』(赤々舎/2007年)、『ataraxia』(青幻舎/2010年)、
『世界』(赤々舎/2012年)、『MOTHER』(柏艪舎/2014年)、 『安田章大写真集 LIFE IS』(マガジンハウス/2020年)などがある。
作品は北海道立近代美術館、川崎市市民ミュージアム、
東川町文化ギャラリーなどにパブリックコレクションされている。
星野智之(ほしの・ともゆき)
編集者・ライター。1963年、神奈川県生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。
月刊誌「東京カレンダー」創刊に携わり、2009年~10年に編集長。
2009年~14年にはJR東日本の月刊会員誌「大人の休日倶楽部[ミドル]」の
クリエイティブ・ディレクターを務める。
2019年、北海道の美深町にホテル「TOURIST HOME & LIBRARY 青い星通信社」をオープン。
主な著作に短編集『月光川の魚研究会』(ぴあ/2011年)、
ノンフィクション『空間演出家 池貝知子の仕事と意見』(アクセス・パブリッシング/2012年)、
評論「『羊をめぐる冒険』をめぐるゴールドラッシュの点と線」(彩流社『我々の星のハルキ・ムラカミ文学』所収/2022年)など。
著者について

写真家・芸術学博士。1979年北海道生まれ。1999年に大阪芸術大学芸術学部写真学科に進学する。大学在学中に“若手写真家の登竜門”として知られる富士フォトサロン新人賞を受賞。2003年に東京工芸大学大学院芸術学研究科に進学し、2008年に博士号を取得する。同年“写真界の芥川賞”とも称される木村伊兵衛写真賞を受賞。
2011年に初めてユルリ島に渡島し、同島での作品制作を開始する。2014年に北海道文化奨励賞、2017年に東川賞特別作家賞を受賞。2023年にユルリ島での10年余りにわたる活動の記録をまとめた書籍『エピタフ 幻の島、ユルリの光跡』(インプレス)を発表する。
作品は北海道立近代美術館、川崎市市民ミュージアム、東川町文化ギャラリーなどにパブリックコレクションされている。
–
神田日勝記念美術館
開館30周年記念展Ⅱ「神田日勝 × 岡田 敦 幻の馬」
2023年8月11日~10月28日
北海道河東郡鹿追町東町3丁目2
開館時間: 10:00~17:00
http://kandanissho.com
神田日勝
NHK連続テレビ小説「なつぞら」に登場した山田天陽のモチーフとなった画家。終戦直前に東京から十勝に入植し、鹿追に定着。農業をするかたわら独学で油絵をはじめる。北海道を代表する画家として評価を得つつも、32歳の若さで夭逝した。
–
岡田敦ウェブサイト
http://okadaatsushi.com
ユルリ島ウェブサイト
https://www.yururiisland.jp
インスタグラム
https://www.instagram.com/okadaatsushi_official/
イメージ付きのレビュー

-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
馬が大好きなので読むのが楽しみです(^^)


撮影された岡田さんの写真が好きで購入しましたが、満足です。
なぜ馬がユルリ島に渡り、現在も残されているのか。当時を知る地元の人々のインタビューを交えて記載されています。
拡大解釈かもしれませんが、自分が飼っている犬も違う飼い主に飼われて飼育放棄や捨てられたりしていたかもしれないと考えると、生かすも殺すも人間次第というところで同じだなと、人間のエゴについて考えさせられました。
ユルリ島の馬には、幸せな生涯をおくってほしい。何ができるかわかりませんが、今後もユルリ島と岡田さんの活動を見守っていきます。
この島は70年ほど前、かつて馬を動力にした昆布漁の拠点だったころは、人が住んでいた。しかし機械化や高齢化などさまざまな要因で1970年代初頭には人がいなくなり、その後は管理の問題もあって馬の繁殖を止めるために2006年、オスだけが引き揚げられた。そして残されたメス馬たちは野鳥とともに、自然に沿って消えゆく運命を生きてきた。
2008、2009年ごろ、根室沖に馬だけが住む島があるということを知り合いの編集者から聞き、強く関心を抱いた北海道出身の岡田敦。だが、ユルリ島は北海道の天然記念物に指定されており、一般の上陸が禁止されていた。そうした中で岡田は2年ほど役所と交渉を続け、ついに2011年上陸を許される。以降、撮影のために夏季や厳冬期など幾度となく島へ渡った。
10数年に渡る一連の活動の中で撮った写真、出会った関係者(最後の島民や最初の馬主、牧場主など)との対話、そして書き下ろした文章などを加え、月刊誌「東京カレンダー」元編集長の星野智之氏が構成担当として参加し出来上がったのが本書である。ユルリ島に関する情報はもちろん、岡田のユルリ島に対する想いが余すところなく表現されており、馬が好きな人にも、地域の歴史に関心がある人にも、そして写真家・岡田敦のファンにも、広く深く読書の楽しみを感じさせられる、また崇高なる美や命の営みの尊さが届けられる一冊になっている。なお、岡田にユルリ島の存在を教えた編集者とは、星野氏のことだそうだ。
岡田の活動は、社会も動かした。2018年、地元市民たちの手によって新たな仔馬が放たれるなど、馬の歴史を紡ぐための活動が始まり、その様子は度々メディアでも報じられた。アーティストが、その活動を通じて社会との接点を築き、作品を含め、多くの人々の想いや歴史が広く発信されることの意義を本書は教えてくれているとも言えるだろう。
岡田敦は、写真界の芥川賞と称される木村伊兵衛写真賞その他の賞を複数受賞するなど、写真家(芸術家)として華々しい活躍をしている。いわゆるジャーナリストではなく、またルポルタージュを専門とする記者やフォトグラファーとも活動の趣を異にしている。だが今回、写真集ではなく一般書籍として写真と文章で構成した作品を上梓した。そのことについて岡田は「写真集として発表する前に、10有余年に渡る活動を文章でもまとめておきたかった」と、歴史を記録することの大切さにも言及した。
いずれ出版される写真集が楽しみであるとともに、2023年8月11日から神田日勝記念美術館で開催される作品展「神田日勝×岡田敦 幻の馬」も多くの関心を集めるだろう。
※神田日勝は、広瀬すず主演のNHK連続テレビ小説「なつぞら」の登場人物(画家)・天陽くんのモデルになった人物。

この島は70年ほど前、かつて馬を動力にした昆布漁の拠点だったころは、人が住んでいた。しかし機械化や高齢化などさまざまな要因で1970年代初頭には人がいなくなり、その後は管理の問題もあって馬の繁殖を止めるために2006年、オスだけが引き揚げられた。そして残されたメス馬たちは野鳥とともに、自然に沿って消えゆく運命を生きてきた。
2008、2009年ごろ、根室沖に馬だけが住む島があるということを知り合いの編集者から聞き、強く関心を抱いた北海道出身の岡田敦。だが、ユルリ島は北海道の天然記念物に指定されており、一般の上陸が禁止されていた。そうした中で岡田は2年ほど役所と交渉を続け、ついに2011年上陸を許される。以降、撮影のために夏季や厳冬期など幾度となく島へ渡った。
10数年に渡る一連の活動の中で撮った写真、出会った関係者(最後の島民や最初の馬主、牧場主など)との対話、そして書き下ろした文章などを加え、月刊誌「東京カレンダー」元編集長の星野智之氏が構成担当として参加し出来上がったのが本書である。ユルリ島に関する情報はもちろん、岡田のユルリ島に対する想いが余すところなく表現されており、馬が好きな人にも、地域の歴史に関心がある人にも、そして写真家・岡田敦のファンにも、広く深く読書の楽しみを感じさせられる、また崇高なる美や命の営みの尊さが届けられる一冊になっている。なお、岡田にユルリ島の存在を教えた編集者とは、星野氏のことだそうだ。
岡田の活動は、社会も動かした。2018年、地元市民たちの手によって新たな仔馬が放たれるなど、馬の歴史を紡ぐための活動が始まり、その様子は度々メディアでも報じられた。アーティストが、その活動を通じて社会との接点を築き、作品を含め、多くの人々の想いや歴史が広く発信されることの意義を本書は教えてくれているとも言えるだろう。
岡田敦は、写真界の芥川賞と称される木村伊兵衛写真賞その他の賞を複数受賞するなど、写真家(芸術家)として華々しい活躍をしている。いわゆるジャーナリストではなく、またルポルタージュを専門とする記者やフォトグラファーとも活動の趣を異にしている。だが今回、写真集ではなく一般書籍として写真と文章で構成した作品を上梓した。そのことについて岡田は「写真集として発表する前に、10有余年に渡る活動を文章でもまとめておきたかった」と、歴史を記録することの大切さにも言及した。
いずれ出版される写真集が楽しみであるとともに、2023年8月11日から神田日勝記念美術館で開催される作品展「神田日勝×岡田敦 幻の馬」も多くの関心を集めるだろう。
※神田日勝は、広瀬すず主演のNHK連続テレビ小説「なつぞら」の登場人物(画家)・天陽くんのモデルになった人物。

引退馬に興味を持ち、たくさんのお馬さんにまつわるお話を聞いてきました。
人間の責任、お馬さんの幸せ、見方は色々生まれますね。この特殊な環境だからこそ生まれた景色
多くの人ではなく…確かな人に見守っていって欲しいなと思いました。