AIに関する技術書は多くあると思いますが、本書はやさしい知性と正しい知性を軸としてどのような視座を持つのか、社会実装はどのように行うのかに言及しています。
今を見ているのか、これからを見てているのかで評価は大きく変わるかもしれませんが、自身の力でこれからを見ていくためにも一読する価値はあるかと思います。技術書の短期視点に疲れている方におすすめです。
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やさしい知性 オンデマンド (ペーパーバック) – 2023/4/24
小塩篤史
(著)
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「AIの進化により、社会は本当によくなっていくのだろうかーーー」
気鋭のAI研究者・起業家である著者が問う、これからのAIと人間の知性。
Chat GPTなどの対話型生成系AIの登場が大きな話題となっています。そのあまりに精度の高い回答に、勉強することの意義や、仕事・職業の概念がゆらいでいるほか、近年のSNSに見られる「論破」「マウンティング」「キャンセルカルチャー」といったインターネット上の過激なコミュニケーションは、人々や社会に新たな問題を引き起こしています。
本来、人間の可能性を拡げ、人々を幸せにするために存在するはずの技術が、人から幸せを奪うような方向に作用するのはなぜなのか。また、技術の進歩が必ずしも明るい未来につながると思えないのはなぜなのか。
この根源的な問いに対して、AI研究者であり、医療・教育領域でのAI技術開発に取り組む起業家である著者が、長年の考察をまとめたのが本書です。
著者は、生産性や効率にこだわる旧来型の知性を「正しい知性」とし、一方、AIと人間が共生する時代の人間らしい思考法を、次世代型知性「やさしい知性」と呼んで対比させて思考します。
「正しい知性」において切り捨てられてきた「ひと・もの・こと」が、「やさしい知性」を実装した社会においては、どのように生かされていくのか。
著者は、そもそも「やさしい知性」とはどんな知性なのかを定義し、それを、具体的な行動や新たなAI「やさしいAI」に落とし込むためのさまざまな手法を提示し、思考実験を試みます。
技術や知性は、その進化の過程で何かを振り落とすのではなく、これまで光の当たらなかったひとや事物を内包し、より幸せで愛ある未来を作るためのものであってほしい。
本書は、AI時代に何を学び、考えればいいか悩んでいるすべての人へのメッセージであるほか、特に、「性格は穏やかで頑張っているけれど、チームや会社では評価されていないと感じている方」や「物事を論理的に考えられるのだけど、チームで仕事をする時に何かうまくいかないと感じている方」への希望となるはずです。
<本書の構成>
第1章で、「やさしい知性」の定義からはじめ、第2章では、基盤となっている「知の相対性理論」の説明をします。
第3章から第5章が思考法としての「やさしい知性」の内容です。何かをマスターしている人、例えば職人さんは、知識やスキルだけでなく、心構えと独自の方法論、鍛錬の仕方を知っています。やさしい知性の心構えと思考法、そして訓練手法について語っています。そして、第6章は、具体的に事例を用いて「やさしい知性」の実践を示しています。
第7章と第8章は、やさしい知性の立場からAIについて語っています。現在のAIの可能性とその課題、それを踏まえたうえで、「やさしい知性」を構想し、社会実装事例を説明しています。
AI時代の次世代型思考法である「やさしい知性」の世界をぜひ味わってみてください。
<目次>
はじめに やさしい知性宣言
第1章 やさしい知性とは何か -言葉の定義とその必要性
第2章 やさしい知性を支える「知の相対性理論」
第3章 やさしい知性・必要な態度と心構え
第4章 やさしい知性の思考法 -トライアングル思考
第5章 思考訓練でやさしい知性を磨く
第6章 実践的な計画の進め方 -地域活性と先端技術活用への応用
第7章 やさしいAIの実現性 -現在のAIの可能性と課題
第8章 やさしいAI構想 -ひとにやさしいAIの設計思想
おわりに 日本からやさしい知性を発信する
参考文献
イラストレーション+表紙デザイン 浅川浩樹
【著者プロフィール】
小塩篤史(こしお・あつし)
株式会社 HYPER CUBE 取締役 CIO
株式会社 Four H 代表取締役
PICORE 株式会社 取締役 CSO
麗澤大学 EdTech 研究センター センター長/教授 東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 特任准教授 神戸情報大学院大学 情報技術研究科 客員教授
データサイエンス、人工知能領域の研究を背景に、AIやメタバースなどのデジタル技術による人間の可能性の拡張をすすめる。特に医療・教育など人間と密接に関わる領域でのAIの研究開発をし、人に寄り添う「やさしいAI」の実装を行なう。東京大学大学院新領域創成科学研究科 博士課程、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院 客員研究員、日本医科大学医療管理学教室 助教、事業構想大学院大 学事業構想研究科 教授・研究科長等を経て、現職。
気鋭のAI研究者・起業家である著者が問う、これからのAIと人間の知性。
Chat GPTなどの対話型生成系AIの登場が大きな話題となっています。そのあまりに精度の高い回答に、勉強することの意義や、仕事・職業の概念がゆらいでいるほか、近年のSNSに見られる「論破」「マウンティング」「キャンセルカルチャー」といったインターネット上の過激なコミュニケーションは、人々や社会に新たな問題を引き起こしています。
本来、人間の可能性を拡げ、人々を幸せにするために存在するはずの技術が、人から幸せを奪うような方向に作用するのはなぜなのか。また、技術の進歩が必ずしも明るい未来につながると思えないのはなぜなのか。
この根源的な問いに対して、AI研究者であり、医療・教育領域でのAI技術開発に取り組む起業家である著者が、長年の考察をまとめたのが本書です。
著者は、生産性や効率にこだわる旧来型の知性を「正しい知性」とし、一方、AIと人間が共生する時代の人間らしい思考法を、次世代型知性「やさしい知性」と呼んで対比させて思考します。
「正しい知性」において切り捨てられてきた「ひと・もの・こと」が、「やさしい知性」を実装した社会においては、どのように生かされていくのか。
著者は、そもそも「やさしい知性」とはどんな知性なのかを定義し、それを、具体的な行動や新たなAI「やさしいAI」に落とし込むためのさまざまな手法を提示し、思考実験を試みます。
技術や知性は、その進化の過程で何かを振り落とすのではなく、これまで光の当たらなかったひとや事物を内包し、より幸せで愛ある未来を作るためのものであってほしい。
本書は、AI時代に何を学び、考えればいいか悩んでいるすべての人へのメッセージであるほか、特に、「性格は穏やかで頑張っているけれど、チームや会社では評価されていないと感じている方」や「物事を論理的に考えられるのだけど、チームで仕事をする時に何かうまくいかないと感じている方」への希望となるはずです。
<本書の構成>
第1章で、「やさしい知性」の定義からはじめ、第2章では、基盤となっている「知の相対性理論」の説明をします。
第3章から第5章が思考法としての「やさしい知性」の内容です。何かをマスターしている人、例えば職人さんは、知識やスキルだけでなく、心構えと独自の方法論、鍛錬の仕方を知っています。やさしい知性の心構えと思考法、そして訓練手法について語っています。そして、第6章は、具体的に事例を用いて「やさしい知性」の実践を示しています。
第7章と第8章は、やさしい知性の立場からAIについて語っています。現在のAIの可能性とその課題、それを踏まえたうえで、「やさしい知性」を構想し、社会実装事例を説明しています。
AI時代の次世代型思考法である「やさしい知性」の世界をぜひ味わってみてください。
<目次>
はじめに やさしい知性宣言
第1章 やさしい知性とは何か -言葉の定義とその必要性
第2章 やさしい知性を支える「知の相対性理論」
第3章 やさしい知性・必要な態度と心構え
第4章 やさしい知性の思考法 -トライアングル思考
第5章 思考訓練でやさしい知性を磨く
第6章 実践的な計画の進め方 -地域活性と先端技術活用への応用
第7章 やさしいAIの実現性 -現在のAIの可能性と課題
第8章 やさしいAI構想 -ひとにやさしいAIの設計思想
おわりに 日本からやさしい知性を発信する
参考文献
イラストレーション+表紙デザイン 浅川浩樹
【著者プロフィール】
小塩篤史(こしお・あつし)
株式会社 HYPER CUBE 取締役 CIO
株式会社 Four H 代表取締役
PICORE 株式会社 取締役 CSO
麗澤大学 EdTech 研究センター センター長/教授 東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 特任准教授 神戸情報大学院大学 情報技術研究科 客員教授
データサイエンス、人工知能領域の研究を背景に、AIやメタバースなどのデジタル技術による人間の可能性の拡張をすすめる。特に医療・教育など人間と密接に関わる領域でのAIの研究開発をし、人に寄り添う「やさしいAI」の実装を行なう。東京大学大学院新領域創成科学研究科 博士課程、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院 客員研究員、日本医科大学医療管理学教室 助教、事業構想大学院大 学事業構想研究科 教授・研究科長等を経て、現職。
- 本の長さ212ページ
- 言語日本語
- 出版社ゴマブックス
- 発売日2023/4/24
- 寸法12.8 x 1.35 x 18.8 cm
- ISBN-104814925549
- ISBN-13978-4814925544
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登録情報
- 出版社 : ゴマブックス (2023/4/24)
- 発売日 : 2023/4/24
- 言語 : 日本語
- オンデマンド (ペーパーバック) : 212ページ
- ISBN-10 : 4814925549
- ISBN-13 : 978-4814925544
- 寸法 : 12.8 x 1.35 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 367,214位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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評価はどのように計算されますか?
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2023年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
従来の「知識観」・「知性観」を揺さぶる一冊。
特に未来ある子供達の教育に携わる方に読んでほしい。
ロジカル・シンキング
アート思考
デザイン思考
システム思考
バックキャスティング…
様々なフレームワークを否定するのではなく、包摂する思考法を提示してくれる。
二項対立の思考は、分断と膠着を生み出す静的なモデルだが、三角形(トライアンギュラー)なフレームワークはサーキュラー(循環)へと繋がるダイナミズムを感じる。
「やさしいAI」議論には同意できない部分もあるが、「やさしい知性」を踏まえて、自分自身の「望ましいAI像」についての解像度を高めることができた。
特に未来ある子供達の教育に携わる方に読んでほしい。
ロジカル・シンキング
アート思考
デザイン思考
システム思考
バックキャスティング…
様々なフレームワークを否定するのではなく、包摂する思考法を提示してくれる。
二項対立の思考は、分断と膠着を生み出す静的なモデルだが、三角形(トライアンギュラー)なフレームワークはサーキュラー(循環)へと繋がるダイナミズムを感じる。
「やさしいAI」議論には同意できない部分もあるが、「やさしい知性」を踏まえて、自分自身の「望ましいAI像」についての解像度を高めることができた。
2023年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Chat GPTが世の中を騒がせていますが、本書は、客観的な知識をベースにする「正しい知性」と主観的な知性をベースにする「やさしい知性」を対比し、「ただしい知性」であるAIが進化する世の中だからこそ、「やさしい知性」に焦点をあてるべきと述べています。
知性の本質論からはじまり、主観と共感を大事にする思考法、そのために重要な心構えなど幅広く記述してあります。これから学生や社会人としてチームで活動を進める人、新規事業に関わる人など、未来づくりに挑戦する人にお勧めします。
知性の本質論からはじまり、主観と共感を大事にする思考法、そのために重要な心構えなど幅広く記述してあります。これから学生や社会人としてチームで活動を進める人、新規事業に関わる人など、未来づくりに挑戦する人にお勧めします。
2023年7月26日に日本でレビュー済み
思考の前提となる、自分と相手、その他を含む他者との関係性などを丁寧に定義した上で、デザイン思考など、論理思考の限界に対処するための方法論を包摂的に取り扱っている。
著者は、「2択」による正しい知性に対し、やさしい知性は「まとめる」ことであると述べているが、このいわゆる「メタ認知能力」の獲得は、具体的に盛り込まれているワーク(自己調整学習の方法論とも言える)を通じて、その獲得が支援されていることも本書の特徴の一つである。
このワークのプロセスは、論理思考を突き詰めてきた著者だからこそ実現される、きめ細かい視点や視座の提示がなされており、新たなフレームワークとして活用されることをお勧めしたい。
著者は、「2択」による正しい知性に対し、やさしい知性は「まとめる」ことであると述べているが、このいわゆる「メタ認知能力」の獲得は、具体的に盛り込まれているワーク(自己調整学習の方法論とも言える)を通じて、その獲得が支援されていることも本書の特徴の一つである。
このワークのプロセスは、論理思考を突き詰めてきた著者だからこそ実現される、きめ細かい視点や視座の提示がなされており、新たなフレームワークとして活用されることをお勧めしたい。