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NOISE 上: 組織はなぜ判断を誤るのか? 単行本 – 2021/12/2
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「ニューヨーク・タイムズ」ベストセラー
人事評価、医療診断、裁判……集団における意思決定者間の判断のばらつき=ノイズを調査してわかった、恐るべき事態。
ビジネスパーソンから政治家や科学者まで、あらゆる人が読むべき名著
――松尾豊(東京大学大学院工学系研究科教授)
行動経済学の第一人者による、「心理ノイズ」の初の本格書!
――入山章栄(早稲田大学大学院経営管理研究科教授)
さまざまな現場でのノイズの事例だけでなく、それを改善する具体的な方策も豊富に提示されている。重要な判断にかかわる仕事をしているすべての人、必読
――橘玲(『無理ゲー社会』著者)
『ノイズ』は、見えないところで起きている社会的な大問題を見事に解明している
――スティーヴン・レヴィット(『ヤバい経済学』共著者)
本書で著者は、人間の判断の欠陥に関する独自の洞察を、あらゆる分野に見事に応用している。『ノイズ』は見事な業績であり、画期的な作品だ
――フィリップ・E・テトロック(『超予測力』共著者)
人間の判断力の根幹にありながら、これまで見過ごされてきた部分を扱っている。判断力の低下を明らかにする、必読書
――ロバート・B・チャルディーニ(『影響力の武器』著者)
効果のない政策の最大の原因は、多くの場合、偏見や汚職や悪意ではなく、3つの「I」である。直感(Intuition)、無知(Ignorance)、惰性(Inertia)。
この本は、なぜ3つの「I」が蔓延しているのか、そしてそれに対抗するために何ができるのかを見事に示している。目が覚めるような本である
――エステル・デュフロ(2019年ノーベル経済学賞受賞。『絶望を希望に変える経済学』共著者)
行動経済学の創始者カーネマンらが提言する、新しい意思決定論!
組織やシステム内で発生する判断のばらつき、「ノイズ」。
個人のバイアス(認知の偏り)と比べて見過ごされがちだが、時に甚大な悪影響を及ぼす。
保険料の見積もりや企業の人事評価、医師の診断や裁判の判決など、均一な判断を下すことが前提とされる組織においてノイズが生じるのはなぜか?
そしてノイズを減らすために私たちができることは何か?
生産性の向上と社会的公平性の実現に向けて、行動経済学の第一人者たちが真に合理的な組織のあり方を描く。
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2021/12/2
- 寸法19.4 x 13.7 x 2.6 cm
- ISBN-104152100672
- ISBN-13978-4152100672
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出版社より
行動経済学の創始者カーネマンらが提言する、 新しい意思決定論!
心理学者にしてノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンは『ファスト&スロー』で、 個人が判断エラーに陥るパターンや理由を認知のバイアスと関連づけて解説した。本書では、『ファスト&スロー』で明かしたそのバイアスからさらに議論を進め、 これまで見過ごされがちであった組織やシステム内で発生する、 意思決定や判断のばらつき(=ノイズ)について論じる。保険料の見積りや企業の人事評価、医師の診断や裁判の判決など、 均一な判断を下すことが前提とされる組織においてノイズが生じるのはなぜか? そしてノイズを減らすために私たちができることは何か? 生産性の向上と社会的公平性の実現に向けて、 行動経済学の第一人者たちが真に合理的な組織のあり方を描く。
個人のバイアス(認知の偏り)より恐ろしい、集団内の判断のばらつき=「ノイズ」とは? 本書に登場する事例
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採用試験採用時の評価がAさん>Bさんであったとしても、数年後の評価がAさん>Bさんになる確率は59%にすぎない。 |
保険会社の審査ある保険会社で2人の専門職に個別に見積もりを依頼し、2人の金額の差がどれくらいあるかを調査したところ、55%もの開きがあった。 |
裁判前科のない2人が偽造小切手を現金化したため有罪になった。詐取した金額は、一人は58.40ドル、もう1人は35.20ドル。ところが量刑は前者が懲役15年、後者が30日だった。 |
医療診断2人の精神科医が州立病院の患者を別々に診断したところ、患者の精神疾患の病名の一致度は50%にすぎなかった。 |
ファスト&スロー 上 | ファスト&スロー 下 | |
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カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.4
1,519
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5つ星のうち4.5
955
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価格 | ¥1,056¥1,056 | ¥1,056¥1,056 |
整理整頓好きの青年が図書館司書である確率は高い? 30ドルを確実にもらうか、80%の確率で45ドルの方がよいか? はたしてあなたは合理的に正しい判断を行なっているか、本書の設問はそれを意識するきっかけとなる。人が判断エラーに陥るパターンや理由を、行動経済学・認知心理学的実験で徹底解明。心理学者にしてノーベル経済学賞受賞の著者が、幸福の感じ方から投資家・起業家の心理までわかりやすく伝える。 | 私たちは日々どのように意思決定を行っているのだろうか? カーネマンによると、直感的で感情に根ざす「速い思考」と合理的で努力を要する「遅い思考」の相互作用だという。二つの思考の特徴を徹底解明し、人はいかに錯覚に陥りやすく不合理な決定を行うかを浮彫りにする。プライベートやビジネス、政治における、よりよい決断への道筋を示し、あなたの人生観、世界観を一変させる21世紀の新たな古典。解説/友野典男 |
商品の説明
著者について
ダニエル・カーネマン(Daniel Kahneman)
1934年生まれ、認知心理学者。プリンストン大学名誉教授。専門は意思決定論および行動経済学。2002年にはノーベル経済学賞を受賞。著書に『ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る』、『ファスト&スロー――あなたの意思はどのように決まるか?』(早川書房刊)など。
オリヴィエ・シボニー(Olivier Sibony)
フランスHEC経営大学院教授。25年にわたって、パリとニューヨークでマッキンゼー・アンド・カンパニーのシニア・パートナーを務めた。著書に『賢い人がなぜ決断を誤るのか?――意思決定をゆがめるバイアスと戦う方法』など。
キャス・サンスティーン(Cass R. Sunstein)
1954年生まれ、ハーバード大学ロースクール教授。専門は憲法、法哲学、行動経済学など多岐におよぶ。オバマ政権では行政管理予算局の情報政策および規制政策担当官を務め、またバイデン政権では国土安全保障省の上級参事官に任命される。リチャード・セイラーとの共著『実践 行動経済学』は全米ベストセラーを記録。他の著書に『スター・ウォーズによると世界は』(早川書房刊)など。
■訳者紹介:
村井章子(Murai Akiko)
翻訳者。上智大学文学部卒業。主な訳書に、カーネマン『ファスト&スロー』(早川書房)、フリードマン『資本主義と自由』、スミス『道徳感情論』、バナジー&デュフロ『絶望を希望に変える経済学』など。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2021/12/2)
- 発売日 : 2021/12/2
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 320ページ
- ISBN-10 : 4152100672
- ISBN-13 : 978-4152100672
- 寸法 : 19.4 x 13.7 x 2.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 59,590位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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- - 3,045位心理学 (本)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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簡単に言えば、エラーの半分がバイアス、もう半分がノイズなのだ。
そしてほとんどの判断に、想像以上にノイズが含まれているという事実を本書は突きつけてくる。
医療現場でバイアスの話は既に市民権を得ている。
しかしノイズに関してまだ知名度がなく、診断学や診断エラー学でも触れられていない。
だが本書の内容は現場でよく遭遇する内容ばかりなのに、見過ごされていたもの。
そしてその対応方法も既にかなり研究されているという事実に驚きを覚える。
今後、数年もしたら本書は医療現場でも必読書の一つになっているだろう。
裁判、企業、医療など組織内でバイアスが原因とされていた判断ミスの多くが、実はノイズによって引き起こされていることを指摘している
ノイズは以下のように分類される
・システムノイズ - 同じケースに対して別々の人間が下す判断のばらつき、システムノイズは更にレベルノイズとパターンノイズに分類される
・レベルノイズ - 判断者による平均的な判断のバラつき(甘い裁判官、厳しい裁判官など)
・パターンノイズ - 特定のケースに対する判断者の反応のバラつき(再犯者に厳しい、共犯者に甘いなど)
・機会ノイズ - 偶発的な気分や環境要因によってもたらされる一過性のノイズ
本書では実際のデータから天気や疲労など些細な出来事が判断に影響を及ぼし、誰しも無意識の内にノイズの影響を受けていることを示している
ノイズを減らす方法としては判断ハイジーンと著者が呼ぶプロセスを推奨しており、ノイズ検査をすること、アルゴリズムを使用すること、統計的に考えること、相対的に評価すること、などが挙げられている
ノイズ削減に最も効果的なアルゴリズムにも負の側面があることや、場合によってはノイズが望ましい結果をもたらすことにも言及されており、それぞれのケースに適切な対応が必要であることが示されている
全体として専門的で詳細に掘り下げてあり、結論や解決策に至るまで申し分のない内容ではあるが、ダニエルカーネマンの前著であるファストアンドスローが名著中の名著であっただけに、本書の内容が地味で若干退屈に感じるのは仕方ないだろう
時点での評です。下巻を読み切っていないですが、上巻で書かれている内容が、下巻でこうやって回収
されているんだ!という良い方の驚きを含めて、★★★★★を付けました。
まず、ノイズとはなにかですが、「判断のばらつき」と定義されています。
上巻に通底しているのは、レビュータイトルで書きましたように「判断のあるところ、ノイズあり」
と「ノイズは、あなたが思うよりずっと多い」です。
そのことについての多くの実例と、分析がなされています。
■ノイズが発生している実例
本書で取り上げられている例は、バイアス関連の書などでよく出てくるものが多いので、馴染みの
ケースはざっと目を通すだけで十分かもしれせん。初見の人にとっては興味深いと思います。
たとえば、裁判官による刑罰のばらつきが、昼食前か後か、前日の地元フットボールの勝敗、
被告の人種、などによって現れること等です。
興味深かったのは、次の2つです。
プロフェッショナルが下す判断はほぼ同じだと信じ込んでいる(一致の錯覚)
… たとえば、免許や資格を持つその道のプロであれば、同レベルの判断を期待しますが、卑近な
例で言うと、スポーツの審判の判定でも、ずいぶんばらつきがあることを思い出しました
一回限りの判断であってもノイズがないとは言い切れない
… 本書では新型コロナへの各国の対応の差異が書かれており、「もしこれが一つの国だけで起こっ
ていることだとしても、判断を左右するノイズがなかったことにはならない」と指摘しています
■ノイズの分析と考察
そこまで難易度の高いものが必要ではないですが、統計学の知識がないと理解しづらいところが
あります(私がそうでした)。次のような用語がまだ頭に入ってきていません。
・システムノイズ:同種・同質のケースにおける判断のばらつき
・レベルノイズ:個人差
・パターンノイズ:システムノイズからレベルノイズを差し引いてまだ残るもの
この関係性をしっかりと理解しておけば、以降の考察がすんなりと入るのだと思います。
分析で興味深かったのは、次のものです。
あなたはいつも同じ人間ではない。あなたも私もノイズだらけだ
それでも、今日の他人よりは、昨日の自分の方に似ている
だから、気分などに起因する“機会ノイズ” は、システムノイズの最大の要因ではない
あと面白かったのは、人間による判断についての考察と、AIとの比較です。
著者が明言しているのは、人による判断の決定的な弱点は、ノイズが多いことです。
本書では、採用面接のケースが取り上げられており、ルール化することのメリットが書かれています。
あらゆるルールが人間の判断に勝る。ひとつには、人間の判断にはレベルノイズや機会ノイズが
入り込むので判断の質の低下が避けられないこと。もうひとつは、AIは多くの情報を活用する能力の
点で優位に立つこと。
を指摘しています。
私は人事部門で働いていますが、このことはまさにいま、採用のあり方として定説になろうとしている
ものですので、腑に落ちました。
後半の考察は、読むのが困難という意味ではなく、内容を理解することが結構難しいなと思いました。
上巻だけで終わる書だとすれば、消化不良で終わるかもしれません。
ですが、ここで諦めずに下巻に進んでください。いきなり、そうくるんだというスゴイ吸引力で、
本書の世界に引き込まれること間違いなしです。
下巻を読むことを前提としてですが、傑作です。
1.再現性の危機
科学性を自認する論文の実験結果などが、もう一度同じものが再現できるとは限らない。これは再現性の危機とよばれている。「Nature」誌は(2016-05-26)号で、衝撃的な事実を報告している。研究の再現性に関するオンライン・アンケート調査から、研究者1576人の回答を分析した結果、70%以上が他の科学者の実験結果を再現しようとして失敗した経験を持っていて、自分自身の実験結果の再現に失敗した経験がある研究者も半数以上に上ることが分かったのだ。
こんな事実があるのだから、いまさら「組織はなぜ判断を誤るのか?」と問うのに意味があるのだろうか。科学的な手続きを整えたとしても、結果にばらつきが生じるのだから、人間の判断など当てにできるわけがない。
2.因果判断
この場合の判断とは、原因の特定だろうか、それとも未来の予測だろうか。いずれも因果性に関連した判断だ。因果関係といえば、哲学者が様々に議論してきた難解なテーマである。
バートランド・ラッセルは因果性を放棄すべきだとした。一方デイヴィット・ヒュームは、因果性を「宇宙のセメント」と呼んで、世界が秩序を保ち予測可能であるのは、因果的な結びつきに依拠しているためとした。
有名なヒュームの因果性の三要素がある。規則性ないし相関性(恒常的連接性)と呼ばれる要素、つまり二つの現象が規則的に連接して生起することと、原因は結果に先行しなければならないこと(時間的先行性)、原因と結果は隣りあった場所になければならないこと(近接性)の三要素が備わったときの帰納的推論が因果性である。しかし、ヒュームはこの推論に根拠がないと知りながら、これを因果性とすることは避けられないと考えた。
これだけ難しい因果性の判断を、人間が間違わないはずがない。
3.バイアスとノイズ
世の中はバイアス・ブームである。書店に行くと壁一面に‘バイアス’のフェアーが行われていた。バイアスと本書が主張するノイズは、どこが違うのだろう。英語版の副タイトルは「A Flaw in Human Judgment」で、必ずしも組織の判断ミスばかりでなく、人間の判断ミスをテーマにしていると分かる。
「本書が扱うのはヒューマンエラーである。バイアスすなわち系統的な偏りと、ノイズすなわちランダムなばらつきは、どちらもエラーを構成する要素だ。(p.10-11)」とあり、病気の診断、子供を保護施設で預かるかどうかの判断、商品の売れ行き等の予測、難民認定、採用や人事評価、保釈審査、科学捜査、特許審査などのノイズの例が簡単に紹介されている(p.13-15)。
これだけでもノイズとはどういうものか、だいたい見当がつく。上記の再現性の危機も因果性の判断も、ノイズの例にしていいようだ。
この上巻は、ノイズとは何かの説明に費やされている。下巻はノイズの原因と、それを防ぐ方法が記されている。これらについては下巻にコメントすることとして、本書は人間の理性・知性の限界を指摘するだけでなく、詳細に分析することで乗り越えようとする貴重な試みである。
また、同著者の『ファスト&スロー (上下巻)』の続編のような内容であり、中学生レベルの数学・統計学の初歩的な知識があるとより理解が深まると感じる。