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知識創造企業(新装版) 単行本 – 2020/12/4
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1995年に英語で発表されたKnowledge-Creating Company(邦題『知識創造企業』)は、経営学の分野に知識というコンセプトを持ち込み、日本企業のイノベーションのメカニズムを解明した一冊である。同書は世界10カ国語以上で翻訳され、ナレッジマネジメントブームを巻き起こすなど、世界のビジネスの現場にも多大な影響を及ぼした。個々人の暗黙知から組織の形式知へと変換し、イノベーションに高めていくプロセスは、「知識創造理論」「SECIモデル」として、世界の経営学でもよく知られている。四半世紀を経て、このたび読みやすくなって再登場。
【目次】
新装版の刊行にあたって
序文
第1章 序論――組織における知識
第2章 知識と経営
第3章 組織的知識創造の理論
第4章 知識創造の実例
第5章 知識創造のためのマネジメントプロセス
第6章 新しい組織構造
第7章 グローバルな組織的知識創造
第8章 実践的提言と理論的発見
日本語版へのあとがき
- 本の長さ512ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2020/12/4
- 寸法13.8 x 3.6 x 19.5 cm
- ISBN-104492522328
- ISBN-13978-4492522325
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出版社より
日本企業のイノベーションを「知識」の重要性から説いた経営学の世界的名著
本書でわれわれは、企業行動を説明するための基本的な分析単位として、知識を取り上げた。知識を論じるにあたって、企業組織が知識をどうするのかについての考え方を根本的に変更するように求めている。もっと明確にいえば、本書の出発点は、企業組織は単に知識を「処理する」だけではなく知識を「創造する」のだ、という発想なのだ。企業組織による知識創造は、これまで経営学の中でほとんど無視されてきたが、われわれは数年にわたる研究を通じて、組織的知識創造が日本企業の国際競争力の最も重要な源泉である、と確信するに至った。(「序文」より抜粋)
内容紹介
第1章:序論ーー組織における知識(競争力の源泉としての知識に関する最近の議論/日本的知識創造の特徴/暗黙知を形式知に変えるーーホンダ ・ シテ ィの例/知識創造の三つの特徴/知識創造の主役/ここからの旅路)
第2章:知識と経営(知識とは何か/プラトンvsアリストテレスーー西洋認識論の基礎/デカルト vsロックーー大陸合理論 vs英国経験論/カント、 ヘーゲル、マルクスーー統合への試み/20世紀における「デカルトの分割」への挑戦/日本における「知」の伝統/経済 ・ 経営理論における知識のレビュー/経済理論における知識/経営 ・ 組織理論における知識/新しい統合をめざして/組織的知識創造理論の必要性)
第3章:組織的知識創造の理論(知識と情報/知識創造の二つの次元/知識変換ーー暗黙知と形式知の相互作用/知識変換の四つのモード/知識の内容と知識スパイラル/組織的知識創造を促進する要件/組織的知識創造のファイブフェイズ・モデル/本章のまとめ)
第4章:知識創造の実例(歴史的背景/ホームベーカリーの開発をめぐる/最初の知識創造スパイラル/第二の知識創造スパイラル/知識創造を促進する要件の強化/まとめと含意)
第5章:知識創造のためのマネジメントプロセス(トップダウン・マネジ メントとボトムアップ・マネジメント/ミドル・アップダウン・マネジメント/三つの経営モデルのケーススタディ/ナレッジクリエイティング・クルー)
第6章:新しい組織構造(伝統的な組織構造への批判/統合への試みーー軍事組織のケー ス/統合を求めてーーハイパーテキスト型組織/花王ーーハイパーテキスト型組織 へ「移行している」ケース/より完璧なハイパーテキスト型組織としてのシャープ)
第7章:グローバルな組織的知識創造(日産のプリメーラ・プロジェクト/新キャタピラー三菱のREGAプロジェクト)
第8章:実践的提言と理論的発見(主要な発見のまとめ/実践的提言/理論的発見)
知識創造企業(新装版) | 失敗の殿堂 | ワイズカンパニー | 野中郁次郎 ナレッジ・フォーラム講義録 | 両利きの経営 | ストーリーとしての競争戦略 | |
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カスタマーレビュー |
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価格 | ¥2,860¥2,860 | ¥2,640¥2,640 | ¥3,520¥3,520 | ¥3,080¥3,080 | ¥3,900¥3,900 | ¥3,080¥3,080 |
著者 | 野中 郁次郎 (著), 竹内 弘高 (著), 梅本 勝博 (翻訳) | ポール・ルイ・イスケ (著), 紺野 登 (翻訳, 監修), 渡部 典子 (翻訳) | 野中 郁次郎 (著), 竹内 弘高 (著), 黒輪 篤嗣 (翻訳) | 野中 郁次郎 (著, 編集) | チャールズ・A. オライリー (著), マイケル・L. タッシュマン (著), 入山 章栄 (翻訳), 渡部 典子 (翻訳) | 楠木 建 |
内容紹介 | 日本企業のイノベーションを「知識」の重要性から説いた経営学の世界的名著。四半世紀ぶりに読みやすくなって再登場。 | 想定外や不確実性にどう立ち向かうのか。リスクや失敗に対する意識を変え、進化や価値創造に結びつける「明るい失敗」の方法。 | イノベーションを起こし続ける企業やリーダーの秘訣はどこにあるのか。世界的名著『知識創造企業』から四半世紀、待望の続編。 | 日本最高峰の経営者養成塾では何を教え、何を学んでいるのか? 10年分のプログラムから高評価のコンテンツを初公開。 | 世界最先端のイノベーション理論「両利きの経営」の初の体系的解説書。研究・実務の第一人者による解説を収録。 | 大きな成功を収め、その成功を持続している企業は、流れと動きを持った「ストーリー」として戦略を組み立てている。多くの事例をもとに競争戦略の思考パターンを解き明かす。 |
発売日 | 2020/12/4 | 2021/5/28 | 2020/8/28 | 2018/6/19 | 2019/2/15 | 2012/5/10 |
商品の説明
著者について
一橋大学名誉教授
1935年東京都生まれ.58年早稲田大学政治経済学部卒業.富士電機製造勤務の後,カリフォルニア大学(バークレー校)経営大学院にてPh.D.取得.南山大学経営学部,防衛大学校,一橋大学産業経営研究施設,北陸先端科学技術大学院大学,一橋大学大学院国際企業戦略研究科各教授,カリフォルニア大学(バークレー校)経営大学院ゼロックス知識学特別名誉教授を経て,現在,一橋大学名誉教授,日本学士院会員.知識創造理論を世界に広めたナレッジマネジメントの権威で,海外での講演多数.主な著作に,『組織と市場』(千倉書房),『失敗の本質』(共著,ダイヤモンド社),『日米企業の経営比較』(共著,日本経済新聞社),『直観の経営』(共著,KADOKAWA),The Wise Company(共著,Oxford University Press,邦題『ワイズカンパニー』),Managing Flow(共著,Palgrave Macmillan)などがある.
竹内弘高(タケウチ ヒロタカ)
ハーバード大学経営大学院教授
1946年東京都生まれ.69年国際基督教大学卒業.71年カリフォルニア大学バークレー校にてMBA,77年同校にてPh.D.取得.ハーバード大学経営大学院(ハーバード・ビジネス・スクール)助教授,一橋大学商学部教授,同大学大学院国際企業戦略研究科初代研究科長などを経て,現在,ハーバード大学経営大学院教授,一橋大学名誉教授.2019年より国際基督教大学理事長を兼務.グローバル企業との実務経験もあり,ダボス会議をはじめとする国際会議にスピーカーとして数多く出席している.主な著作に,『ベスト・プラクティス革命』(ダイヤモンド社),『企業の自己革新』(共著,中央公論社),The Wise Company(共著,Oxford University Press,邦題『ワイズカンパニー』),Can Japan Compete?(共著,Basic Books,邦題[『日本の競争戦略』),Extreme Toyota(共著,John Wiley & Sons,邦題『トヨタの知識創造経営』)などがある.
【訳者】
梅本勝博(ウメモト カツヒロ)
北陸先端科学技術大学院大学名誉教授
1950年福岡県生まれ.九州大学経済学部卒業.一橋大学勤務を経て,ジョージ・ワシントン大学文理学部大学院で公共政策論のPh.D.を取得.北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科教授などを歴任.
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社; 新装版 (2020/12/4)
- 発売日 : 2020/12/4
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 512ページ
- ISBN-10 : 4492522328
- ISBN-13 : 978-4492522325
- 寸法 : 13.8 x 3.6 x 19.5 cm
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著者について
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注目しなかった理由は他にもある。それは「暗黙知」を「形式知」にすることばかりに注目が集まっていたことである。PDCAサイクルが、得てしてPlan(計画)とCheck(検証)ばかりになってしまっていることと同じである。肝心なのはDo(実行)とAction(行動)であるはずなのに。
「知識創造理論」の主張は、SECI(セキ)モデルにある。Socialization(共同化)で一人の「暗黙知」がみんなの「暗黙知」になっている状態から始まり、Externalization(表出化)で個々の「暗黙知」が「形式知」に変換され、Combination(連結化)で個々の「形式知」が融合されて「コンセプト」や「モデル」になり、それを実践することで「新たな暗黙知」が身体にInternalization(内面化)する。そして、OJT(オンザジョブトレーニング)や徒弟制度等で協働することによってSocialization(共同化)のサイクルに戻るのである。本書『知識創造企業』を要約するとこのようになるだろう。
「暗黙知」と「形式知」を説明するのによく使われるのが、氷山の比喩である。海上に出た氷山の一角を形式知とし、海の中にあって見ることができない大きな部分を暗黙知とするのである。しかし、この比喩を理解するにも暗黙知が必要になりそうだ。24年前と違って、現在は身体化された認知(Embodied cognition)という分野の研究がすすんでいる。
身体化された認知とは、脳にある意識の座を通して行動をコントロールするという発想ではなく(これは形式知)、脳以外の身体を通すことで知覚、言語、記憶、学習、推論、感情、自己制御、社会的認知などを行っているとする一連の主張である。
例えば、毛筆の崩し字を読むには文字を書くときの手の動きが手掛かりとなる。そして、その文字が「蹴る」なら、蹴るときの神経システムが動員され、蹴ることが内的にシミュレーションされる。情動に関する言葉ならば、過去の身体経験をシミュレーションする。身体が震えたり、鼓動が激しくなったり、涙を流したりする経験が、言葉に意味を与える。抽象的な言葉も、その情動に結び付けられている。例えば、「やさしさ」は具体的な「温かさ」に結び付けられている。
認知に対する身体化アプローチ、つまり「暗黙知」は東洋的だ。武士が馬に乗れば人馬一体となり、職人の道具は手の一部となり、身体は環境と一体となって動いている。この発想は、われわれには何の説明もいらない。それが本書で世界的な経営論になったのだから、本書の前身である英語版の功績は大きい。
「暗黙知」を「形式知」にすることだけが重要なのではなく、実践することで「新たな暗黙知」が身体にInternalization(内面化)するサイクルが、最も重要に思える。そうでなければ中身のないPDCAサイクルと同じになってしまう。
そのためモデルケースは古いものになっている。
アジャイル開発で使う言葉、スクラムはここから生まれたのである。
現在アジャイル開発取りざたされており、その中で使うスクラムという表現とここで使うスクラムという表現はリンクしている。
ただスクラムのもととなる考え方のうち、日本の戦史を使っていたがそこはどうしても腑に落ちなかった。例えとして正しいのだろうか。
実際にアジャイルでもこの本での話でも、開発から提供までを流れ作業ではなく繰り返し絶え間なく届けるというものであるので、同じ用法であると思っている。
それに加えて、最小有効多様性という情報が平等にまんべんなく伝播する生態的な組織を提示していた。
これはアジャイルの目指すところであるように思う。
バックログなどを用意することで誰もが平等に情報を得ることが出来ている。
一方で情報取得の冗長性も考えなければならない。
活動するにあたって不要な情報というのもある。
情報の内容の整理は本当に求められている整理なのかという疑問はいつもついて回る。
情報の整理は行いやすくなったかもしれないが、それ以上に得られる情報が増えているため情報を整理することはより一層難しくなっているのではないか。
情報共有をうまく行う組織というのは今後最適解が見つかるのかと疑問に思ってしまう。
この本の目的は以下の3つ。
1)西洋の学者とマネージャーに日本生まれるの知識創造理論を提示すること
2)日本企業のたゆまないイノベーションはなぜうまくいったのかを新たに説明すること
3)日本と西洋の経営実践を統合し、企業経営の普遍的モデルを創り出すこと
1)としては、暗黙知をメタファー、アナロジー、コンセプト、仮説、モデルを形式知として明示化することとある。また、形式知を暗黙知に内面化するには、書類、マニュアル、ナラティブ(物語)として言語化、図式化する必要がある。このように、個々人の体験が暗黙知ベースで内面化されることで、これらは非常に重要な組織的な財産となる。しかし、ここではよくいわれる、日本語コミュニケーションの本質的な特性からの論考ではなく、日本企業の製品開発例からの解説にとどまってる。
2)としては、ハイパーテキスト組織とミドルアップダウンマネジメントをまとめている。ハイパーテキスト組織というのは、縦割りの従来型のビジネスレイヤー組織に、プロジェクトレイヤー組織が被る形の組織で、ITインフラとして知識ベースレイヤーもハイパーテキストが被るように存在する。そして、プロジェクトレイヤーのマネージャーが知識マネジメントの中心になるため、彼らが連続イノベーションを生み出す鍵と位置づけている。本書をドラッカーが称賛しているようだが、それは経営管理者(マネージャー)の役割を連続イノベーションの源泉としているからだろう。
3)としては、「知識創造」というコンセ嘔吐で組織のマネジメントのすべての分野(企画、製品開発、人事、生産、マーケティング、会計など)を再検討、再構築を目指すが、本書では実践的提言と理論的発見の断片的解説にとどまっていて、普遍的なシステムにはなっていないようだ。
本書を読んで明らかになったことは、特に3)は、2)と1)を含めて普遍的なシステムとして、2つの方法で完成しているということだ。ひとつは、パーマネントな方法として、トヨタ自動車の車両主査制度を基軸とした経営システム、もうひとつは、アドホックな方法として、糸川英夫さんのシステム工学(創造性組織工学)だ。これらはすでに体系として完成し、環境変化にアジャストし日々改善されている。ただし、それらが形式知として応用できるようなカタチにミーム化され、オープンになっていないだけだ。念のため、続編の『ワイズカンパニー』も読んでみよう。
1980年代の日本企業にどのようなイノベーションがあったかを日本文化との関連から紐解いており、後の世界各国の企業にも影響も与えたことも納得できます。
本書で取り上げているパナソニック(松下電器)、ホンダ、シャープといった知識創造企業について
当時の体制の良し悪しはそれぞれ十分すぎるほどにエビデンスがあり、
それを考察してこその、出版ではないのか。
日本を代表する名誉教授に対して大変失礼な言い方で申し訳ないが、
新装版という言葉どおり、中身に関しては1980年代の情報で止まっている。
たとえば若手社員のヒューマン200人会などが挙げられているが
年功序列で多様性の欠けた時代には有効であったと思うが、
今現代においては、逆に若者だけ集めても多様性に欠けてしまう。
知識スパイラルという概念は非常に参考になり、
この考え方がデザイン思考などにつながっていったようにも思えるが
他の400ページほどの部分において、情報や検討がアップデートされていないままノミニケーションを推奨するままの
新装版を出すことに、意味があったのか、非常に惜しいと思う。