もともとは英語で出版されたものの日本語版である。アメリカでは、まだ版を重ねている。名著ですから。
ドイツ人神父と日本人研究者が、江戸期から1970年代までの日本の産業経済の発展と推移をきちんと整理提示分析している。江戸期の豪商たちが、いかに明治になって財閥として立ち上がっていったのか。幕藩体制の大名たちが華族となり、いかに投資家として資本を蓄積し、産業界と結びついていったのか、その他の有力企業家たちの群像。ほんとうに優れた学術書は、小説よりもはるかにワクワクさせてくれる。
すでに絶版なのは残念だ。これと同時に、山本七平著『勤勉の哲学』や『日本資本主義の精神』と、小室直樹著『日本資本主義崩壊の論理』と、広瀬隆著『持丸長者』シリーズ3作を、あわせ読めば、江戸期からバブル以前の日本の経済産業の全体図と、それを推進したエトスがわかる。

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日本の経営発展: 近代化と企業経営 ペーパーバック – 1977/12/1
J.ヒルシュマィヤー
(著),
由井 常彦
(著)
江戸時代から現代まで、各時代ごとに社会経済的背景、担い手、企業内外の組織、価値体系の各側面から国際比較し、近代化達成の因をさぐった通史。*第21回日経経済図書文化賞受賞
- 本の長さ491ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日1977/12/1
- ISBN-10449252035X
- ISBN-13978-4492520352
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (1977/12/1)
- 発売日 : 1977/12/1
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 491ページ
- ISBN-10 : 449252035X
- ISBN-13 : 978-4492520352
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,212,419位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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