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遅いインターネット (幻冬舎文庫) Kindle版

4.1 5つ星のうち4.1 484個の評価

インターネットは世の中の「速度」を決定的に上げた。
しかしその弊害がさまざまな場面で現出している。世界の分断、排外主義の台頭、ポピュリズムによる民主主義の暴走は「速すぎるインターネット」がもたらすそれの典型例だ。
『遅いインターネット』が主張するこの指摘はコロナ禍とウクライナの戦争が起こる中、悪い意味で加速している。いま改めて最新の分析と対抗策を大幅に加筆しついに文庫化。
インターネットによって本来辿り着くべきだった未来を取り戻すには、今何が必要なのか。気鋭の評論家が提言する。

解説:成田悠輔
———————————————

序章 オリンピック破壊計画
TOKYO2020
平成という「失敗したプロジェクト」
「動員の革命」はなぜ失敗したか
走りながら考える

第1章 民主主義を半分諦めることで、守る
2016年の「敗北」
「壁」としての民主主義
民主主義を半分諦めることで、守る
民主主義と立憲主義のパワーバランスを是正する
「政治」を「日常」に取り戻す
インターネットの問題はインターネットで

第2章 拡張現実の時代
エンドゲームと歌舞伎町のピカチュウ
「他人の物語」から「自分の物語」へ
「他人の物語」と映像の世紀
「自分の物語」とネットワークの世紀
『Ingress』から『ポケモンGO』へ
ジョン・ハンケと「思想としての」Google
仮想現実から拡張現実へ
拡張現実の時代
個人と世界をつなぐもの
物語への回帰
「大きな物語」から「大きなゲーム」へ
文化の四象限

第3章 21世紀の共同幻想論
いま、吉本隆明を読み直す
21世紀の共同幻想論
大衆の原像「から」自立せよ
「消費」という自己幻想
吉本隆明から糸井重里へ
「政治的なもの」からの報復
「母性のディストピア」化する情報社会

第4章 遅いインターネット
「遅いインターネット」宣言
「速度」をめぐって
スロージャーナリズムと「遅いインターネット」
ほんとうのインターネットの話をしよう
走り続ける批評

文庫版書き下ろし 新章
分断する社会とより「速い」インターネット時代への対抗戦略
1.コロナ・ショックと「速い」インターネット
2.なぜ人はウイルスを直視できなかったのか
3.パンデミックとデジタル・レーニン主義
4.プラットフォームの時代と、その罠
5.持たざる者たちの希望と絶望
6.金融資本主義とプラットフォーム
7.21世紀のグレート・ゲーム
8.回帰と加速
9.戦争と「遅い」インターネット
10.プロパガンダの本質
11.モノからコトへ、再びモノへ?
12.肉でも穀物でも酒でもなく、禁断の果実を
13.強い物事と弱い人間
14.プラットフォーム下の実空間
15.「庭」へ
16.SDGsの18番目の目標

解説:成田悠輔
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「いま必要なのは、もっと“遅い”インターネットだ」インターネットによって失った未来を、インターネットによって取り戻す。民主主義を半分諦めることで、守る。そのための「21世紀の共同幻想論」 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

宇野/常寛
評論家。批評誌『PLANETS』編集長。1978年生。著書多数。立教大学社会学部兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B0BZRMX477
  • 出版社 ‏ : ‎ 幻冬舎 (2023/4/6)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2023/4/6
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 1000 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 258ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 484個の評価

著者について

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宇野 常寛
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評論家。1978年生。批評誌〈PLANETS〉編集長。

著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『日本文化の論点』(筑摩書房)、『原子爆弾とジョーカーなき世界』(メディアファクトリー)、『楽器と武器だけが人を殺すことができる』(KADOKAWA/メディアファクトリー)。

共著に石破茂との対談『こんな日本をつくりたい』(太田出版)、『静かなる革命へのブループリント――この国の未来をつくる七つの対話』(共編著、河出書房新社)など。

企画・編集参加に「思想地図 vol.4」(NHK出版)、「朝日ジャーナル 日本破壊計画」(朝日新聞出版)。NHK討論番組への出演、J-WAVE「THE HANGOUT」月曜日レギュラーパーソナリティとしても知られる。

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
484グローバルレーティング

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伴走者としての一冊
5 星
伴走者としての一冊
これを書いている時に、日本ではコロナウィルスが、ウィルスの脅威なのか、情報の驚異なのかわからないくらいタイムラインが殺伐としています。首相の出す案も果たしてよかったのか。ここで、本書に書かれてある通りの現状があり、よくも悪くも痛快でした。そんな世界から距離をとるだけではなく、自己幻想のマネジメントの大切さが書かれていて、本当に自分の読む力、書く力の無さを痛感しています。この本を傍らに置きながら、走り続けたいです。
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上位レビュー、対象国: 日本

2022年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サラリーウーマンとして20年近く生きてきた自分が、何となく世界に対して、インターネットに対して感じていたことを、言葉にしてくれていると感じました。情報に、自分の速度と角度と距離で触れ、問いを立てる。そこから始め、私も読むと書くを同時にブラッシュアップしていきます。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年5月4日に日本でレビュー済み
オーディブルで聴く。著者をテレビで見かけるときと違う印象。かなり踏み込んだ言説で説得力もあり、楽しく聴けた。
2021年12月27日に日本でレビュー済み
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商品に不備がありましたが本の内容は面白かったです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年1月25日に日本でレビュー済み
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著者の定義するポピュリズムをしっかりと頭に入れておかないと理解できません。
このあたりに疎いと序盤からついて行けなくなります。
水島治郎さんのポピュリズムの本を先に読んだ方がいいかも。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年2月21日に日本でレビュー済み
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帯の『民主主義を半分諦めることで守る』という言葉から政治的な本かと思われるかもしれませんが、インターネットと良き距離感を保ちつつ、いかに自分の日常生活から世界を豊かにするかの具体的な提案が書かれている良書です。

グローバルな市場経済拡大の中で、『境界のない世界』は広がり、例えばアメリカとベトナムの格差は縮まりつつも、アメリカ国内のラストベルトの自動車工とシリコンバレーの起業家との格差は、むしろ拡大しつつある。

その中で、アメリカのラストベルト自動車工のような世界に取り残されている(と感じる)人々が『境界のない世界』から自らを守る手段として、排外的な『壁を作る』ために、民主主義にコミットする動機が高まり、インターネットポピュリズムによる動員の結果、トランプが誕生(イギリスでは同様にブレグジットも成立)することとなった。

今や、民主主義はインターネットポピュリズムにより暴走するリスクが高まっていることを前提として、本書では『民主主義を半分諦めることで守る』ことを提案。

提案内容は、主に三点。

☑︎民主主義と立憲主義のバランスを後者へ傾ける(統治権力を憲法で縛る力を強化することでポピュリズムに走りがちな民主主義の暴走リスクを回避する)

☑︎選挙やデモの中間として、テクノロジーを活用して、日常の中に新しい政治参加の回路を作る(例えば、ルールメイキングに、職業人が携われるクラウドローのような仕組みを導入)

☑︎個人が自ら考えて問題設定し、世界を豊かにするためのメディアを構築する(『遅いインターネット』運動)

特に、3つ目の『遅いインターネット』計画。

インターネットで誰もが素早く発信出来る時代だからこそ、速すぎるインターネットに流されて『じっくり自ら考える』力が欠如しがちではないか。(だから、インターネットポピュリズムに加担してしまうことにもなる)

そこで、あえてスローに、しっかり読み、しっかり書き、新しく問題設定をし直す力を養うことで、世界の見え方を変えていくというものです。

具体的には、メディアとして、何年も読み継がれる良質な記事だけを置いた『遅いインターネット』ウェブマガジンを運営。

さらに『遅いインターネット』運動を担うサードプレイス(オンラインサロン)、発信と受信を学ぶスクールの運営を通して、今後は、自ら考えながら価値のある情報発信をする人を増やしていくとのこと。

これらにより、個人が『日常×自分の物語』から現実をより良いものにしていくことが示されています。

こちらの本、インターネットや社会との多様な距離感を保ちつつ、世界を豊かにする方策を、個人の行動レベルで試行錯誤しながら実践していきたいという方にオススメです。

なお、最初の大きなインターネットポピュリズム(民主主義)の話から、間にGoogle、吉本隆明の思想も評論しつつ、最後には個人の具体的な行動レベルにまで落とし込まれた緻密な構成が読んでて気持ちいいです。
48人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年3月8日に日本でレビュー済み
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いわゆる若手社会人である僕は、「やりがいがない」「みんなの役に立てず申し訳ない」といった友人や後輩からの悩みを聞くことがよくある。一方でこうした悩みは、つい最近まで「いまの若者は根性が足りない。」と揶揄されるのがオチだった。この言葉に、モヤモヤした人は僕だけではないと思う。

そんな中、本書『遅いインターネット』を読み進め、素敵な言葉に出会った。
“世界に素手で触れている感覚” ー それは幻想だが、だからこそ現実の痛みをそのまま受け止められない人間社会が、遍く必要としてきたものだ。

そしてここに、本書の第3章で登場する、吉本隆明が唱えた三幻想 ー 「自己幻想(わたし)」「対幻想(わたしとあなた)」「共同幻想(わたしたち)」を加えると、さらに議論が鮮明になる。

誤解を恐れず言えば、「根性のあるオジサン」を支えたものは、高度経済成長×核家族による幻想の補完作用だと思う。彼らはつらく苦しい労働であっても、給料アップや出世が約束され(自己幻想)、その給料で妻や子どもたちを養うことができ(対幻想)、日本の経済・社会に貢献している実感(共同幻想)を持つことができた。

しかし誰もが知る通り、これらの回路は既に破綻し、僕たちは幻想という盾を失いつつある。そして急ごしらえの盾を手にとり、日々をやり過ごそうとしている。こんな現代社会を、人生を、それでも生き抜く方法はあるのだろうか?

著者の宇野常寛氏は、別の主著でこう述べている。

「世界には虚構だけが捉えることのできる現実が存在する」(『母性のディストピア 接触篇』p16,ハヤカワ文庫JA)

彼が主張するのは、一貫して幻想=虚構についての話だ。オタクであり、サブカルチャー評論家であり、虚構を愛してきた宇野氏だからこそ、虚構が人間社会にどう必要とされるのか、深く洞察続けている。

僕たちも今一度、自らを覆う虚構について見つめ直す必要があるのではないか。

Facebookで人間関係を書き連ね、LINEのトークに耽溺し、Twitterでリツイートを繰り返す前に、“わたし”が何に悩んでいるのか。“わたしとあなた”の関係がどう変化しているのか。“わたしたち”の社会をどう再記述しうるのか。向き合わなければいけない。

もう革命はやってこない。じっくりと、痛みと上手く付き合いながら、持続していくしかない。そのために、(ゆっくりと)書いてみよう。そのために、(ゆっくりと)走り出してみよう。

まずは、自分から。勝手に。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今までの価値観や、情報の捉え方をいろいろな意味で変えていくために、読んでおくといいと思います。
この本の内容が正しいということではなく自分なりの尺度や受け止め方の幅が広がるという意味で。
価値観の多様化というのはこういう視点から拡がると思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年4月19日に日本でレビュー済み
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宇野さんの本は初めて読みました。これまで「ハック」のメタファーが好きな人というイメージでした。この本の中にも出てきてました。
さてこの本の良いところは現状のインターネット社会の状況と問題点を宇野さんなりの批評の言葉で理解しやすくしてくれます。それはよかったです。そしてその内容と問題点の解決方法を本当に簡単にいうと「人々は自分が気持ちよくなることばかりに熱心で、それは本当に駄目で。もうちょっと冷静になって考えた文章を書こうよ」という内容です。もっと簡単にいえば「今こそ批評の言葉が必要だよね」という本でした。いやでも本当にそうで「いかにして批評を書きたくなる動機付けを行うか」というおそらくそういう具体的な”目的”を持って書かれた本だと思います。そういうサロンみたいなものも開かれているみたいですしね。なんだかエモい文章が多くてちょっと違和感があったのは、その証左かもしれません。
くしくも東浩紀氏のゲンロンで開催されていた佐々木敦氏の「批評再生塾」が終わり告げた次の年に、こういう転回かあという感じです。
なんか、ゆっくり時間をかけて人を育てるしかないというのも、どうしても東氏の後追い感は否めないですよね。まあしゃあないいんでしょうけど。結局、ハックとか言ってないで地道が1番ってことですかね。

一点、矛盾を感じたのは、糸井重里氏のやり方は人を選ぶとか(小金持ちか否かで)回りくどく批判的なことを書いているのですが、、ちょっと待って!、でも、批評的な文章を書くこと、それも皆が書けるわけではないし十分に人を選ぶものだと思う。そう、難しいことを考えるのが嫌いという人もいるのだから。結局は、閉ざされたものになってしまうのでは?と思いました。その辺の思想の齟齬というか不徹底感をどうするのか。。気になりました。

あとも一点、気になったのは、インターネットというかSNSの設計の問題についてです。本の中でも触れられているのですが、その量はほんの少しだけです。宇野さんが問題にしている脊髄反射的な「書く」行為は、設計でどうにかなると僕は思っていたので、何故設計を改善するだけではダメなのか?もっと掘り下げて書いて欲しかったなと思います。設計を変えるのが一番人を選ばないようにも思いますし。まあSNS設計者の倫理観に委ねられるてしまうということでしょうけど。もう少し考えが知れたらなと思いました。

あとは、まあ分かりやすくてよかったです。

追記‥これに絡んだ記事を読んだのだけど、ヤッパリこの人、近視眼的って誰かが書いていたけどその通りだなと思うことがあったので星一つ減らす。やっぱハック思考って軽薄でなんかやだ。
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