日本本格ミステリの金字塔『十角館の殺人』のコミカライズをした清原紘先生が今回は本格ミステリ大賞を受賞した『medium 霊媒探偵 城塚翡翠』のコミカライズをするというだけで期待感が膨らんでいましたが、その期待値がさらに高まる第一巻でした。
原作を既読した上で今回も購入しましたが、原作とはまた一味違う漫画ならではのmediumが描かれているので既読者の方にもぜひ読んでいただきたい一冊となっています。
清原先生の前作もレビューさせていただきましたが、清原先生の魅力はなんといっても「①キャラクターデザインの素晴らしさ」と、「②原作の魅力を最大限引き出す演出」にあると思います。
①今作はなんといっても城塚翡翠のあざといくらいの可愛さが際立っています。そもそも城塚翡翠というキャラクターはあざとさだけでなく底知れない神秘的な雰囲気があるわけですが、清原先生の美麗なタッチでその神秘性は当然のことデフォルメの愛らしさや表情のバリエーションで彼女の魅力を余すことなく伝えています。また香月のデザインもとてもスマートで、原作の香月の女性関係に初々しいところより、どことなく陰のある表情は作家らしい知性の部分を強調しているように感じました。翡翠の〈動〉と香月の〈静〉という2人の関係性がバランスよく絵として映えるように感じます。
②mediumという作品は連続死体遺棄事件を軸としながら香月と翡翠が様々な事件を解決していく物語ですが、その複雑な構造が理解できるよう必要な情報をわかりやすく抽出しながら漫画として読みやすいテンポ感で描かれています。目まぐるしい物語の展開やここぞという場面で大きく描かれる翡翠の表情には思わずドキッとしてしまう方も多いのではないでしょうか。
個人的な話にはなりますが、香月と翡翠との距離感(主に香月から翡翠への態度)が原作とは少し違うことに注目しています。前作『十角館の殺人』でも見事にオリジナル要素を組み込んだ清原先生だけに今回のこういった細かい変化にもしっかりと意図があるような期待をせずにはいられません。
ストーリーに踏み込めないのがもどかしくもありますが、香月と翡翠の2人が今後どんな活躍を見せてくれるのか今から楽しみになるようなコミカライズですので、小説が苦手で原作を諦めた人にもぜひおススメです。
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medium 霊媒探偵城塚翡翠(1) (アフタヌーンKC) コミック – 2022/11/22
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推理作家・香月史郎は、大学の後輩・倉持結花に付き添いを頼まれ、死者が視える霊媒・城塚翡翠のもとを訪れる。
翡翠の、人形のように整った精巧な顔付きと肌の蒼白さに、非生物的な印象を受けた史郎。
だが後日、史郎は街中で男たちに絡まれている翡翠を目撃する。
怒りに頬を赤くし、狼狽している彼女の様子は、以前の彼女とは全然違った印象で……。
翡翠が心霊で犯人を当て、史郎が論理で「霊媒以外の証拠」を示す。
数々の難事件に挑む二人だが、世間を震撼させている連続死体遺棄事件の犯人の魔手が、翡翠の元へと迫っていた――!!
ミステリランキングの5冠を達成した原作を漫画化!
麗しい探偵・城塚翡翠の推理劇が開幕する!
翡翠の、人形のように整った精巧な顔付きと肌の蒼白さに、非生物的な印象を受けた史郎。
だが後日、史郎は街中で男たちに絡まれている翡翠を目撃する。
怒りに頬を赤くし、狼狽している彼女の様子は、以前の彼女とは全然違った印象で……。
翡翠が心霊で犯人を当て、史郎が論理で「霊媒以外の証拠」を示す。
数々の難事件に挑む二人だが、世間を震撼させている連続死体遺棄事件の犯人の魔手が、翡翠の元へと迫っていた――!!
ミステリランキングの5冠を達成した原作を漫画化!
麗しい探偵・城塚翡翠の推理劇が開幕する!
- 本の長さ164ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2022/11/22
- 寸法13 x 1.4 x 18.3 cm
- ISBN-104065295963
- ISBN-13978-4065295960
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商品の説明
著者について
清原 紘
漫画家、イラストレーター。漫画作品に『きみにしか聞こえない』『コインランドリーの女』『Another』『探偵の探偵』『十角館の殺人』などがある。イラストレーターとして、『緋色の囁き〈新装改訂版〉』など多数の書籍の装画を担当し、『蒼き革命のヴァルキュリア』などのゲームのキャラクターデザインも手掛ける。
相沢 沙呼
1983年埼玉県生まれ。2009年『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。繊細な筆致で、登場人物たちの心情を描き、ミステリ、青春小説、ライトノベルなど、ジャンルをまたいだ活躍を見せている。『小説の神様』(講談社タイガ)は、読書家たちの心を震わせる青春小説として絶大な支持を受け、実写映画化された。本作で第20回本格ミステリ大賞受賞、「このミステリーがすごい!」2020年版国内編第1位、「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング第1位、「2019年ベストブック」(Apple Books)2019ベストミステリー、2019年「SRの会ミステリーベスト10」第1位、の5冠を獲得。さらに2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補となった。本作の続編となる『invert 城塚翡翠倒叙集』(講談社)も発売中。
漫画家、イラストレーター。漫画作品に『きみにしか聞こえない』『コインランドリーの女』『Another』『探偵の探偵』『十角館の殺人』などがある。イラストレーターとして、『緋色の囁き〈新装改訂版〉』など多数の書籍の装画を担当し、『蒼き革命のヴァルキュリア』などのゲームのキャラクターデザインも手掛ける。
相沢 沙呼
1983年埼玉県生まれ。2009年『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。繊細な筆致で、登場人物たちの心情を描き、ミステリ、青春小説、ライトノベルなど、ジャンルをまたいだ活躍を見せている。『小説の神様』(講談社タイガ)は、読書家たちの心を震わせる青春小説として絶大な支持を受け、実写映画化された。本作で第20回本格ミステリ大賞受賞、「このミステリーがすごい!」2020年版国内編第1位、「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング第1位、「2019年ベストブック」(Apple Books)2019ベストミステリー、2019年「SRの会ミステリーベスト10」第1位、の5冠を獲得。さらに2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補となった。本作の続編となる『invert 城塚翡翠倒叙集』(講談社)も発売中。
著者について
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愛知県出身。
漫画家・イラストレーター。
2005年に少年エースにて漫画家デビュー。
代表作に綾辻行人原作
『Another』他。
イラストレーターとして『万能鑑定士Q』
シリーズや『探偵の探偵』、
PS4ソフト『蒼き革命のヴァルキュリア』
キャラクターデザインなどを手掛ける。
2015年にデビュー10周年を記念して、
記念画集『Anamnesis』『PRESENCE』を二冊発売。
イメージ付きのレビュー

5 星
絵と内容の親和性が高く、雰囲気のよいミステリーもの
しばしば警察にも捜査協力をしているミステリー作家の香月史郎が、霊媒や霊視の力を持つ城塚翡翠と出会い、彼女の力を利用して事件の真相を推論していくミステリーもの。最初に犯人が分かっても証拠がないというサスペンス調の展開になることも。ドラマも小説も未見で、作品に触れるのはコミックが初めてですが、老若男女、人物の描き分けも巧みですし女性キャラも綺麗。背景や情景描写も細かく描き込まれていて画力は高さはもちろんですが、繊細かつ力強さもあるタッチは本作の雰囲気とかなり親和性が高そう。謎解きの方は、超常的な能力が絡むと大味になるイメージがありますが、本作は翡翠の力で知り得た断片的なディテールを史郎が一本に繋げていくという流れの中で、読者への情報開示の匙加減が上手いので普通にミステリーもののプロットとして違和感はありません。最初の事件となる「泣き女の殺人」では、関係者の相関図から読者も早い段階で真相が予想できると思いますが、犯人を追い詰めるための証拠を史郎がどこから発見するのかが見どころ。そして、事件が解決してもサブタイにある「泣き女」の存在についてはうやむやのまま。一つ一つの事件解決とは別に、横串を通すようなスピリチュアルなテーマが別にあるのかも知れません。二つ目の「水鏡壮の殺人」では、翡翠が最初から犯人を看破しますが証拠がないというサスペンスの手法による構成。さらに、世間を騒がせている連続殺人事件も絡んできそう?……という所で続いていて、先が非常に気になります。連作ミステリー系は〝一冊一事件〟な感じで描いてくれるととてもありがたいんですけどね(ˊᗜˋ;)翡翠は、登場時こそミステリアスな雰囲気を醸し出していますが、プライベートではちょっと浮世離れしたような茶目っ気のある天然ガールで、そういうギャップもキャラの魅力として有効に機能していました。一巻の段階ではまだ小手調べ的な内容で作品自体の評価はもう少し先にならないと分かりませんが、個人的にはとても好きな雰囲気だったので期待も込めて満点評価とさせて頂きます。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2022年11月26日に日本でレビュー済み
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2022年12月19日に日本でレビュー済み
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原作はあの衝撃の話題作で、ちょうど同じタイミングで実写化もされていてコミカライズにはそうとうなプレッシャーがあるとおもいますが、それをものともしないような出来だとおもいます。最高!この雰囲気でアニメ化してくれないかなぁ。
2022年12月11日に日本でレビュー済み
清原氏の絵は良し。
氏がコミカライズを担当した十角館の殺人が完結してしまったので、同じミステリ繋がりのコミカライズ。 原作者は異なりますが。
女性陣が美しく、デフォルメも可愛らしく。
しかし、ストーリー展開はもう一つかなと。
原作があるので、どうにもなりませんが。
ミステリ面からも、心霊面からも中途半端な感じ。
丁度、テレビドラマで見た部分だったので、オチは分かっていましたが、文字が多すぎる部分もマイナスポイントか。
一巻は水鏡荘の途中まで。
あのストーリーが清原氏の絵でどう描かれるか、そこが楽しみではある。
氏がコミカライズを担当した十角館の殺人が完結してしまったので、同じミステリ繋がりのコミカライズ。 原作者は異なりますが。
女性陣が美しく、デフォルメも可愛らしく。
しかし、ストーリー展開はもう一つかなと。
原作があるので、どうにもなりませんが。
ミステリ面からも、心霊面からも中途半端な感じ。
丁度、テレビドラマで見た部分だったので、オチは分かっていましたが、文字が多すぎる部分もマイナスポイントか。
一巻は水鏡荘の途中まで。
あのストーリーが清原氏の絵でどう描かれるか、そこが楽しみではある。
2022年12月4日に日本でレビュー済み
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ドラマを見て読みたくなり購入しました。
大変面白かった。
大変面白かった。
2022年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を例えばタイトルなしで見せられた時、推理モノなんて思わないと思う。
元々、小説を知っていて小説の表紙は何かを視ている感じがあるのでわかるけれど、これだと名前より住所を目立たせている感じで何か勘違いしてない?って感じな表紙。
他にも薄暗い部屋の中で碧玉(勾玉の色)色の瞳なんて普通わからないんじゃない?なんて思うけれど、考えてみれば有名どころの名探偵劇団も主人公に合わせてくれるしそんな感じだし雰囲気かなって思う。
物語は探偵ものだけれど、犯人は判明しているけれど動機、事実が抽象化されているのでそこを解いていこう!って物語。小説のままでいい物語ってあるなぁって思いました。
元々、小説を知っていて小説の表紙は何かを視ている感じがあるのでわかるけれど、これだと名前より住所を目立たせている感じで何か勘違いしてない?って感じな表紙。
他にも薄暗い部屋の中で碧玉(勾玉の色)色の瞳なんて普通わからないんじゃない?なんて思うけれど、考えてみれば有名どころの名探偵劇団も主人公に合わせてくれるしそんな感じだし雰囲気かなって思う。
物語は探偵ものだけれど、犯人は判明しているけれど動機、事実が抽象化されているのでそこを解いていこう!って物語。小説のままでいい物語ってあるなぁって思いました。
2023年1月8日に日本でレビュー済み
しばしば警察にも捜査協力をしているミステリー作家の香月史郎が、霊媒や霊視の力を持つ城塚翡翠と出会い、彼女の力を利用して事件の真相を推論していくミステリーもの。
最初に犯人が分かっても証拠がないというサスペンス調の展開になることも。
ドラマも小説も未見で、作品に触れるのはコミックが初めてですが、老若男女、人物の描き分けも巧みですし女性キャラも綺麗。
背景や情景描写も細かく描き込まれていて画力は高さはもちろんですが、繊細かつ力強さもあるタッチは本作の雰囲気とかなり親和性が高そう。
謎解きの方は、超常的な能力が絡むと大味になるイメージがありますが、本作は翡翠の力で知り得た断片的なディテールを史郎が一本に繋げていくという流れの中で、読者への情報開示の匙加減が上手いので普通にミステリーもののプロットとして違和感はありません。
最初の事件となる「泣き女の殺人」では、関係者の相関図から読者も早い段階で真相が予想できると思いますが、犯人を追い詰めるための証拠を史郎がどこから発見するのかが見どころ。
そして、事件が解決してもサブタイにある「泣き女」の存在についてはうやむやのまま。
一つ一つの事件解決とは別に、横串を通すようなスピリチュアルなテーマが別にあるのかも知れません。
二つ目の「水鏡壮の殺人」では、翡翠が最初から犯人を看破しますが証拠がないというサスペンスの手法による構成。
さらに、世間を騒がせている連続殺人事件も絡んできそう?……という所で続いていて、先が非常に気になります。
連作ミステリー系は〝一冊一事件〟な感じで描いてくれるととてもありがたいんですけどね(ˊᗜˋ;)
翡翠は、登場時こそミステリアスな雰囲気を醸し出していますが、プライベートではちょっと浮世離れしたような茶目っ気のある天然ガールで、そういうギャップもキャラの魅力として有効に機能していました。
一巻の段階ではまだ小手調べ的な内容で作品自体の評価はもう少し先にならないと分かりませんが、個人的にはとても好きな雰囲気だったので期待も込めて満点評価とさせて頂きます。
最初に犯人が分かっても証拠がないというサスペンス調の展開になることも。
ドラマも小説も未見で、作品に触れるのはコミックが初めてですが、老若男女、人物の描き分けも巧みですし女性キャラも綺麗。
背景や情景描写も細かく描き込まれていて画力は高さはもちろんですが、繊細かつ力強さもあるタッチは本作の雰囲気とかなり親和性が高そう。
謎解きの方は、超常的な能力が絡むと大味になるイメージがありますが、本作は翡翠の力で知り得た断片的なディテールを史郎が一本に繋げていくという流れの中で、読者への情報開示の匙加減が上手いので普通にミステリーもののプロットとして違和感はありません。
最初の事件となる「泣き女の殺人」では、関係者の相関図から読者も早い段階で真相が予想できると思いますが、犯人を追い詰めるための証拠を史郎がどこから発見するのかが見どころ。
そして、事件が解決してもサブタイにある「泣き女」の存在についてはうやむやのまま。
一つ一つの事件解決とは別に、横串を通すようなスピリチュアルなテーマが別にあるのかも知れません。
二つ目の「水鏡壮の殺人」では、翡翠が最初から犯人を看破しますが証拠がないというサスペンスの手法による構成。
さらに、世間を騒がせている連続殺人事件も絡んできそう?……という所で続いていて、先が非常に気になります。
連作ミステリー系は〝一冊一事件〟な感じで描いてくれるととてもありがたいんですけどね(ˊᗜˋ;)
翡翠は、登場時こそミステリアスな雰囲気を醸し出していますが、プライベートではちょっと浮世離れしたような茶目っ気のある天然ガールで、そういうギャップもキャラの魅力として有効に機能していました。
一巻の段階ではまだ小手調べ的な内容で作品自体の評価はもう少し先にならないと分かりませんが、個人的にはとても好きな雰囲気だったので期待も込めて満点評価とさせて頂きます。

しばしば警察にも捜査協力をしているミステリー作家の香月史郎が、霊媒や霊視の力を持つ城塚翡翠と出会い、彼女の力を利用して事件の真相を推論していくミステリーもの。
最初に犯人が分かっても証拠がないというサスペンス調の展開になることも。
ドラマも小説も未見で、作品に触れるのはコミックが初めてですが、老若男女、人物の描き分けも巧みですし女性キャラも綺麗。
背景や情景描写も細かく描き込まれていて画力は高さはもちろんですが、繊細かつ力強さもあるタッチは本作の雰囲気とかなり親和性が高そう。
謎解きの方は、超常的な能力が絡むと大味になるイメージがありますが、本作は翡翠の力で知り得た断片的なディテールを史郎が一本に繋げていくという流れの中で、読者への情報開示の匙加減が上手いので普通にミステリーもののプロットとして違和感はありません。
最初の事件となる「泣き女の殺人」では、関係者の相関図から読者も早い段階で真相が予想できると思いますが、犯人を追い詰めるための証拠を史郎がどこから発見するのかが見どころ。
そして、事件が解決してもサブタイにある「泣き女」の存在についてはうやむやのまま。
一つ一つの事件解決とは別に、横串を通すようなスピリチュアルなテーマが別にあるのかも知れません。
二つ目の「水鏡壮の殺人」では、翡翠が最初から犯人を看破しますが証拠がないというサスペンスの手法による構成。
さらに、世間を騒がせている連続殺人事件も絡んできそう?……という所で続いていて、先が非常に気になります。
連作ミステリー系は〝一冊一事件〟な感じで描いてくれるととてもありがたいんですけどね(ˊᗜˋ;)
翡翠は、登場時こそミステリアスな雰囲気を醸し出していますが、プライベートではちょっと浮世離れしたような茶目っ気のある天然ガールで、そういうギャップもキャラの魅力として有効に機能していました。
一巻の段階ではまだ小手調べ的な内容で作品自体の評価はもう少し先にならないと分かりませんが、個人的にはとても好きな雰囲気だったので期待も込めて満点評価とさせて頂きます。
最初に犯人が分かっても証拠がないというサスペンス調の展開になることも。
ドラマも小説も未見で、作品に触れるのはコミックが初めてですが、老若男女、人物の描き分けも巧みですし女性キャラも綺麗。
背景や情景描写も細かく描き込まれていて画力は高さはもちろんですが、繊細かつ力強さもあるタッチは本作の雰囲気とかなり親和性が高そう。
謎解きの方は、超常的な能力が絡むと大味になるイメージがありますが、本作は翡翠の力で知り得た断片的なディテールを史郎が一本に繋げていくという流れの中で、読者への情報開示の匙加減が上手いので普通にミステリーもののプロットとして違和感はありません。
最初の事件となる「泣き女の殺人」では、関係者の相関図から読者も早い段階で真相が予想できると思いますが、犯人を追い詰めるための証拠を史郎がどこから発見するのかが見どころ。
そして、事件が解決してもサブタイにある「泣き女」の存在についてはうやむやのまま。
一つ一つの事件解決とは別に、横串を通すようなスピリチュアルなテーマが別にあるのかも知れません。
二つ目の「水鏡壮の殺人」では、翡翠が最初から犯人を看破しますが証拠がないというサスペンスの手法による構成。
さらに、世間を騒がせている連続殺人事件も絡んできそう?……という所で続いていて、先が非常に気になります。
連作ミステリー系は〝一冊一事件〟な感じで描いてくれるととてもありがたいんですけどね(ˊᗜˋ;)
翡翠は、登場時こそミステリアスな雰囲気を醸し出していますが、プライベートではちょっと浮世離れしたような茶目っ気のある天然ガールで、そういうギャップもキャラの魅力として有効に機能していました。
一巻の段階ではまだ小手調べ的な内容で作品自体の評価はもう少し先にならないと分かりませんが、個人的にはとても好きな雰囲気だったので期待も込めて満点評価とさせて頂きます。
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2022年12月12日に日本でレビュー済み
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ドラマ見て、興味もって購入。翡翠がもうすこ大人なイメージだったけど、、、絵が可愛らしいから、ミステリーでも怖さとかは薄まってて読みやすいかな。もう少し迫力があってもいいかも。
2023年1月3日に日本でレビュー済み
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今回は表紙の女性の目の感じがカメレオンのようにも思えましたが、慣れればどういったこともなし。物語は始まったばかりなので探偵作品としては果たしてどうか?・・・・・もちろん私は2巻目も購入したいと思っています(笑)