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客観性の落とし穴 (ちくまプリマー新書 427) 新書 – 2023/6/8

3.7 5つ星のうち3.7 183個の評価

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♛<新書大賞2024>第3位

各紙誌書評、メディア紹介で話題沸騰!! 
□読売新聞夕刊「ひらづみ!」(2024.1.22)
□朝日新聞「売れてる本」(2023.10.7)
□読売新聞 大阪版夕刊(2023.8.17) 
□朝日新聞(2023.7.22) 
□毎日新聞(2023.7.1) 
□東京新聞(2023.7.1) 
□『ダ・ヴィンチ(2023.8月号)』「絶対読んで得する8冊」 
□NHK「中江有里のブックレビュー」(2023.7.3) 
□NewsPicks(2023.6.24) 
□朝日新聞DIGITAL(2023.9.21/11.1)
□東スポnote(2023.9.20)

「エビデンスはあるんですか」「数字で示してもらえますか」「その意見って、客観的なものですか」 
数値化が当たり前になった今、こうした考え方が世にはびこっている。その原因を探り、失われたものを明らかにする。 


中原淳さん(立教大学教授)推薦!
肌感覚で恐縮ですが、どうも現在の日本社会には、何も考えずに「客観性=数字=良い」と考える「エビデンスオヤジ」や「客観性オヤジ」が10万人くらい跳梁跋扈しているような気がします。(中略) しかし、ひとびとによって饒舌に語られる、この「客観性」とは、そもそも、いったいなんでしょうか?
本書は「客観性とは何か」「客観性のメリット・デメリット」「客観性の見落としてしまうもの」について、高校生・大学生・もちろん大人にもわかるように、書かれた良著だと思います。(「NAKAHARA-LAB.net」より)

斎藤環さん(精神科医/批評家)
精神科医としての体験から付け加えるなら、治療における「対話」もまた、エビデンスとは鋭く対立する。対話は主観と主観の交換であり、だからこそ倫理性が重要となる。対話におけるエビデンスには、対話を終わらせる機能しかない。(朝日新聞「売れてる本」より)

【目次】
第1章 客観性が真理となった時代
1 客観性の誕生
2 測定と論理構造

第2章 社会と心の客観化
1 「モノ」化する社会
2 心の客観化
3 ここまでの議論をふりかえって

第3章 数字が支配する世界
1 私たちに身近な数字と競争
2 統計がもつ力

第4章 社会の役に立つことを強制される
1 経済的に役に立つことが価値になる社会
2 優生思想の流れ

第5章 経験を言葉にする
1 語りと経験
2 「生々しさ」とは何か

第6章 偶然とリズム――時間について
1 偶然を受け止める
2 交わらないリズム
3 変化のダイナミズム

第7章 生き生きとした経験をつかまえる哲学
1 経験の内側からの視点
2 現象学の倫理

第8章 競争から脱却したときに見えてくる風景
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出版社より

客観性と数値、そんなに信用して大丈夫?

客観性の落とし穴

大学一、二年生向けの大人数の授業では、私が医療現場や貧困地区の子育て支援の現場で行ってきたインタビューを題材として用いることが多い。そうしたとき、学生から次のような質問を受けることがある。

「先生の言っていることに客観的な妥当性はあるのですか?」

私の研究は、困窮した当事者や彼らをサポートする支援者の語りを一人ずつ細かく分析するものであり、数値による証拠づけがない。そのため学生は客観性に欠けると感じるのは自然なことだ。一方で、学生と接していくと、客観性と数値をそんなに信用して大丈夫なのだろうかと思うことがある。「客観性」「数値的なエビデンス」は、現代の社会で真理とみなされているが、客観的なデータではなかったとしても意味がある事象はあるはずだ。

(「はじめに」より)

商品の説明

著者について

村上 靖彦(むらかみ・やすひこ):1970年、東京都生まれ。基礎精神病理学・精神分析学博士(パリ第七大学)。現在、大阪大学大学院人間科学研究科教授・感染症総合教育研究拠点CiDER兼任教員。専門は現象学的な質的研究。著書に『ケアとは何か』(中公新書)、『子どもたちのつくる町』(世界思想社)、『在宅無限大』(医学書院)、『交わらないリズム』(青土社)などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2023/6/8)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2023/6/8
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 192ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480684522
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480684523
  • 寸法 ‏ : ‎ 17.3 x 10.6 x 1.1 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 183個の評価

著者について

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村上 靖彦
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年12月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
数値による評価は大事な事ですが、それのみに囚われない様に考える重要性について再考するキッカケになりました。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「身近な悩みに答える、さいしょの新書」を掲げる「ちくまプリマ―新書」で扱うには、少しテーマが大き過ぎた一冊と言えるだろう。前半と後半で、それぞれ重厚な専門書で扱うような内容を簡潔に論じているため、ともすると、前半と後半の関係性が分かり難いという感想を読者に抱かせるのではないだろうか。

前半は、客観性をめぐる議論を扱う。その議論は、本書タイトルの「客観性の落とし穴」にあるように、客観性を追求するだけでは救い取れない事柄が社会にはあることを指摘するものである。後半は、客観性を基本とする量的研究では拾い落としてしまう事柄を扱う質的研究の効用を説く。実際、著者自身が質的研究に軸足を置いており、さらに本書でも第7章で言及されるように「現象学」の方法も採用している。本書は、いわば、質的研究を行う研究者による量的研究への応答のような書である。

著者は量的研究を完全に否定しているわけではなく、客観性が不要とも言っていない。客観性および量的研究一辺倒では把握できないこともあると言っているだけだ。タイトルが「客観性の落とし穴」であり、客観性を批判する書のように見えてしまったのが失敗で、量的研究の足らざるところをいかに質的研究で補うことが出来るのかを説いた書として読めば、穏当が議論が展開されている書という評価が妥当であると思う。
55人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年3月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「客観性の落とし穴」書評

冒頭に結論を先に述べる。
1。数値化することは客観化することではなく、標準化することである。標準化は客観化に必要な手順だが、数値化して標準化しても即客観化したことにはならない。
2。ヨーロッパ哲学以外の論拠が皆無。引用文献の著者を地球儀に点描すれば、著者が人類社会のいかに狭い領域の情報だけで論じているかわかる。

著者は、客観性がもたらす弊害を述べている。著者村上氏(大阪大学教授)は数値化は客観化することだ、という理解を前提に論を展開している。しかしこれは、誤りである。

数値化するというのは、標準化することである。客観化ではない。

標準化と客観化は根本的に違う。数値化すれば標準化出来るが、それだけで客観化は出来ない。

私は漢方の臨床医であり、かつ研究者だ。漢方医学について私は48本英論文を書いた。その全てではないにしろほとんどが、数値化したから英論文になったのだ。しかしこういう自らの営みからも、また正確な物事の定義の上からも、「数値化するというのは標準化することだが、客観化することではない」ということは指摘しなければならない。多くの医者がこれを取り違え、漢方の効果が数値化され統計解析されたから漢方の効果は客観化されたと考えている。しかしそれは違う。漢方の効果を数値化し、統計解析した結果得られるのは標準化だ。漢方の効果はこれまで標準化されていなかった。だからどんな漢方治療が妥当なのか、議論の土台がなかった。標準化しなければ,議論が成立しない。それぞれお山の大将が「俺が正しい」と言い合うだけになる。数値化するということは標準化するということであって、それを基にした議論が成立するのだ。

そんなことがあるものか、と言う人に、非常に分かりやすい実例を挙げる。

一年間毎日、日の出の時間を調べる。古代エジプト、中国、南アメリカの文明諸国で全て行われてきたことだ。天文館は毎日日の出と日の入りの時間を記した。それぞれの文明で用いられる数字表現で。しかしそのほとんどは、地動説には到らなかった。

どれほど細密かつ正確に数値化しても、物事の品質を見抜くことは出来ない。古代中国でもマヤやインカでも、天文学は極めて精密に天体の動きを数値化したが、地動説はそこからは生まれなかった。しかし一方、そうした出来事を数値化することで、彼らはいつ寒冷が襲ってくるのか、いつ暑熱が来るかは予想出来た。なぜなら彼らは物事を数値化することによって標準化出来たからだ。

因果関係と相関は異なる。

人間は事象について、なんらかの因果関係を求める。因果関係が不明な現象は不安なのだ。恐怖と言ってよかろう。

疫病が蔓延し、神聖なはずの王ですらそれに侵され、死んだ。これはいったいどうしたことか。「何故なのか」。これが大事なのだ。

殷墟から出土した甲骨文字は、それに答えている。「王の病は4代前の王の祟りである。従って、羌を4匹供えよ」。

殷墟の甲骨文字は、大抵そう言うものだ。羌と言うのは羌という部族だ。今の我々からしたら人間だ。しかし殷人にとって羌は人間ではなかった。犠牲として捧げるべき、動物だったのだ。王が病に臥したことの因果関係を説明し、その解決策を示している。無論カメの甲羅や化石を焼いたとき生じる割れ目が何を物語っているかは、神官の解釈に委ねられた。王は神官王ではあったが、甲骨を焼いた占いの解釈は、ほとんど専門の神官に委ねられたであろう。

その時点において、つまり殷(商)が存在した紀元前17世紀において、すでに「標準化」は成し遂げられていた。すなわち、ある甲骨にこのように文字を刻み、それを火にくべてこのように亀裂が走ったらそれはこう言うことを意味するという標準化が成し遂げられていた。そしてこの殷(商)時代、既に天文学が存在した。殷人は天体の動きを「数値化し」、それに寄って万事を予言した。その予言は今では受け入れられないものが多く含まれるが、殷(商)には既に暦が存在した。暦は、天体の動きを数値化して初めてなり立つのである。なんとなく春夏秋冬があるというのは感覚で感知しうるが、殷の暦はそのレベルではない。正確な天文観察に基づく暦が存在した。しかし一方で、殷人は天動説であって地動説ではなかった。

結局この作者に言いたいのはこう言うことだ。数値化は客観化ではなく標準化の手段である。数値化は大きな利益を生じるが、そのことと客観化は異なる。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どんどん細分化された医療などリスクと可能性の中で私達の選択肢が狭まって行く危険性もかいてあり頷いてしまう。統計的に機械化された現実の中でハッキングも数値化されているので予測可能になりうると書いている。リズムは単一ではないと書いてあり多様な部分を内部からの視点で見ることの大切さを書いている。満足度の高い作品でした。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルで気になって読んでみました。
自分としては客観性で起きる見落としのまずさを理屈で説明してほしかった。
可愛そうな人やかわいそうに見える人の例を複数出して、お気持ち表明を繰り返すフォーマットで理性的に説明を求める立場には響かなかったです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
色々考えさせられる本。
マイノリティの意見は大事。
国に飼い慣らされた思考を捨てよう。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エビデンスに依存して改善した話を全て無視して、まるでエビデンスに依存する事が悪いかのように書いている箇所がいくつもある、とても酷い本。
未熟児が生存しやすくなった事はエビデンスによるものだし、発達障害者など、障害者が発見できて社会に適応できているのは、確実にエビデンスのおかげだ。
優生思想について書いているが、当時の未熟な時代背景を無視している。そして優生思想が現在否定されているのはエビデンスのおかげだ。
フィンランドの学校でまるで成功例のように書かれているが、学校が襲撃される事件が多発している事も、分数ができない小学校卒業者が8割以上いる事も体罰や暴行や強姦も触れていない。フィンランドの公立教育は失敗している。
この作者は、本当は人々の幸せなどどうでも良いのだと根拠を持って言える。この人は、自分の言う通りに社会が動けば多くの被害が出る事を解ってて、あえて社会を悪くしようとしている。
29人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
後半は学術的な内容で、面白みに欠ける。学術的な内容を書くことが悪いわけではないが、楽しく読めるようになっていると、新書としてはニーズに合っていると思う。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート