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無心ということ (角川ソフィア文庫) Kindle Edition

3.9 3.9 out of 5 stars 86 ratings

無心こそ東洋精神文化の軸と捉える鈴木大拙が、仏教生活の体験を通して禅・浄土教・日本や中国の思想へと考察の輪を広げる。禅浄一致の思想を巧みに展開、宗教的考えの本質をあざやかに解き明かしていく。解説・末木文美士

第一講 無心とは何か
第二講 無心の探求
第三講 無心の活動
第四講 無心の完成
第五講 無心の生活
第六講 無心の体験
結 語 

解説(旧版) 古田紹欽
解説 末木文美士
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Product description

Content (from MARC Database)

仏教思想の中心にして、東洋精神文化の根幹をなす「無心」を、「禅」を軸に分かりやすくひもとく。思想的支柱を失い、混迷を深める現代人へのヒント。新世紀に継承すべき名著復刊。初版1950年の新版。

About the Author

明治3年石川県生まれ。東京帝国大学在学中に円覚寺にて参禅し、大拙の道号を受ける。国内ばかりでなく海外の大学でも教壇に立ち、仏教や禅思想を普及させた。昭和41年没。『鈴木大拙全集 増補新版』全40巻(岩波書店)。

Product Details

  • ASIN ‏ : ‎ B01MZ8ZK07
  • Publisher ‏ : ‎ KADOKAWA (January 25, 2017)
  • Publication date ‏ : ‎ January 25, 2017
  • Language ‏ : ‎ Japanese
  • File size ‏ : ‎ 866 KB
  • Text-to-Speech ‏ : ‎ Enabled
  • X-Ray ‏ : ‎ Enabled
  • Word Wise ‏ : ‎ Not Enabled
  • Sticky notes ‏ : ‎ On Kindle Scribe
  • Print length ‏ : ‎ 234 pages
  • Customer Reviews:
    3.9 3.9 out of 5 stars 86 ratings

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鈴木 大拙
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Reviewed in Japan on August 24, 2013
Verified Purchase
「無心」というからには禅の本だろうと思って購入したが、そう単純ではなかった。
本屋で買うときにはこういうことはほとんど起きないのだが、インターネットで買うと、
往々にしてこういうことになる。
とは言え、失敗したと思っているわけではない。当然買ってよかったと思っている。

禅に関する本はこれまで何十冊も読んだが、うかつにも鈴木先生の本はあまり読んでいなかった。
というより、あまり本屋では見かけなかったので、読む機会に恵まれなかったのである。
それともう一つ、鈴木先生の著作は奥が深すぎて難しいので、真剣に探さなかったとも言える。
とにかくアマゾンさんのおかげで、何気なくだけれどもこの本に出会えてよかった。

この本の主題は「無心」であるから、達磨大師、道元禅師、百丈和尚、趙州和尚、沢庵和尚など
多くの禅僧が登場するが、鈴木先生の特徴はやはり極楽往生を説く親鸞聖人への言及であると思う。
先生は、無心は宗教生活における受動性の中心になっている思想だと言われる。
つまり、無心とは木石のように心を無くすることではなく、空っぽにしてすべてを受け入れること
ができる心のあり方で、例えば、道元禅師の言われる柔軟心がこれにあたるという。
これは、真宗の説く阿弥陀仏の誓いを信じ、受け入れる心と同じである。

とにかく、博学多識な鈴木先生の著作ゆえ、これでもかというくらい様々な人物や著作が登場して
難しいところも多いが、テーマが日本人の好きな「無心」に絞られているので、一読をお勧めしたい。
48 people found this helpful
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Reviewed in Japan on February 10, 2024
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最初は、「我」という心があると他を受け入れる余裕がないから、無心になると柔軟になって自由に生きられるよ、宗教の本懐とは自由を目指すことだよと言われほほうとなりました。
しかしその後は、色々な人物や例え話からの無心とは何かを考察する堂々巡りで、私が未熟だったためかもしれませんが結局無心になるとどうなるのかが書いてあるように思えませんでした。
「心が無い」のは死んでるのと同じで、死んでいたら生きていかれないから、「柔軟」になるという意味の無心だというところをもっと詳しく知りたかったです。
One person found this helpful
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Reviewed in Japan on November 26, 2023
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めちゃくちゃ難解でした。また数年後に戻ってこようと思います。

”何もないから入れられる。自分に何かあると思うからはいって来るものに対して抵抗する。宗教生活にはそういう抵抗性を嫌う”
”何をされても知らん顔をしている大地のようなものが人間にあると、そういう心持があると、そこから宗教の芽が育ってくる。すなわちそこに宗教がある”
One person found this helpful
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Reviewed in Japan on November 25, 2014
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禅の研究者である鈴木大拙さんが真宗の一派の方々に講演した内容+補足を本にしたもの。難しい中ではわかりやすいもの、なのであろうことはわかるのですが、正直理解はできていません、私には。
でも、「わからないけどおもしろい」なんて、本書の前に読んだ円城塔さんの小説の読後感想と同じことを思ってしまった。感じることが多くあった、ということなんですけどね。

鈴木さんご自身、無心について自論を説きながら、“難しい”とか“わからない”と言っていて、それはまあ、私なんかからすると、何が“難しい”“わからない”のかがわからないんですが、少なくとも既存の言葉で説明するのが難しいのはとてもよくわかる。四次元のことを三次元の図形で説明しようとしてるような感じ。そう、本書を読んで私が無心について抱いたイメージはダイナミックなクラインの壺。

このイメージが湧いただけでも本書を読んだ価値はあったなあと思うんです。いやほんと、何にもわかってないんですが。今までなんとなく心にあった、全てを捨て去った後の無我の境地、悟り、といったイメージは吹っ飛んでしまいました。
無我の境地にとどまってちゃダメでしょ。無が有るで終わっちゃ。その先があるでしょ。そこに進まないとね。

ある部分、危険な考えにもつながるような気もするけど、宗教のもつ魅力って、受動的積極性にあるのかななどと思いました。

本書を読む上で、宗教を考える上で、末木文美士さんの解説はとてもわかりやすく読後の自分の考えを整理するのに役立ちます。でも、これを先に読むとそれだけで満足して、鈴木さんの考えを体感することができないので、わからなくても鈴木説を読んでから解説、がよいと思います。
17 people found this helpful
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Reviewed in Japan on December 16, 2019
〇著者が浄土真宗の信徒を相手に行った連続公演。思いつくままに勝手なことを言っている観があり、大拙の名前がなければ途中で投げ出すところ。内容は2星。鈴木大拙の名前で星ひとつ追加。
〇論旨は、宗教は、禅宗も浄土宗もキリスト教も、突き詰めれば無心を理想の境地としているということ。無心とは、全てを柔らかく受け入れる究極の受動性である。禅の理想とする境地(例えば道元の言う身心脱落)、浄土真宗の他力本願、キリスト教の神の思し召しのいずれもが無心だと言う。これはひとり切り離された個人の境地ではなく、もっと大きな宇宙の境地・原理とつながっているものである。主体と客体の分離をまだ見ない赤子の境地に近いとも言える。
〇それは浄土でもあるのだが、経を手掛かりに大拙は、浄土とは3次元の世界ではなく、限りない光そのものの世界と表現する(無量寿光)。そして浄土は、この世にあるとも言いきれず、遠方にあるとも言いきれないので、とりあえず「西方にある」ということにしておく、と言う。蘇東坡の廬山煙雨浙江潮、未到千般恨不消、得到帰来無別事、廬山煙雨浙江潮を引く。
〇大拙が石田梅岩を高く評価しているのは意外だった。儒教、仏教、神道、通俗宗教など様々なものを取り入れながら深く思索し求道して至った境地が無心だったということのようだ。突き詰めれば石門心学は(儒教ではなく)仏教だと言っている。たしかにそうだと思う。
One person found this helpful
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Reviewed in Japan on January 7, 2021
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仏教の根源である無心という言葉に対するアプローチの仕方が、わかりやすく
自分の今後の生き方にも大変参考になりました。
6 people found this helpful
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Reviewed in Japan on July 25, 2022
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評者は、15年ほど前に鈴木大拙の全集(函入りの本)の第一巻から読み始めたが二巻の半ばまで読んで止めてしまった。
 評者の理解の外にある書であり、時間の無駄遣いだと思ったからです。
 本書の題名を見てこの本なら読めるかなと思い入手して読むことにした。
 著者の序文で本書が東本願寺の同心会という信徒に講演したものから編纂されていることを明かしている。
 大拙といえば禅宗と想像していたが本書では講演を聴いているひとたちが浄土真宗の人たちばかりだから「無心」ということを言及するのに日本仏教の普遍性を加味して苦労しながら解説していることが理解できる。
 と言っても評者にとって大拙が苦労して解説している「無心」について本書を読み進んでもよく解することはできませんでした。
 この公演が1939年を迎え、日本が太平洋戦争へ踏み出そうとしているときだから大拙は気をつかって講演をしているようです。
 巻末の解説で末木文美士氏が大拙が「大和魂の働き」をこの本能的な無心の段階に入れている。「いわゆる愛国心の発揚といっても、やっぱり虎が人間を食うように、良いことでもなければ、悪いことでもない」(本書180頁)と指摘し、読み逃がしてしまいそうなところだが、当時の情勢を考えればかなり強烈な時代批判である。
 以上のように解説のなかで述べ、大拙がそれほど日本の戦争に反対していたわけではないが、「大和魂」とか「日本精神」とかの強制に対しては、それこそ「本能的に」(!)強い嫌悪感を持っていたようで、それがやがて「日本精神」に対抗する「日本的霊性」の創唱につながることになるのである。(P236~237)
 「無心」を誤って解釈したら「滅私奉公」へとつながるのを危惧するような解説だろうと思って読んだのです。
 評者は本書を読みながら日本の仏教(どの宗派も)は、釈迦の教えから遠くなっているように思えてしまったのです。
 そもそも釈迦は「極楽浄土」などあるなどと一言も残していないのです。
 まして「地獄」など言わずもがなです。
 何度読み返しても評者には理解できかねる本だと思いながら読み終えました。
8 people found this helpful
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Reviewed in Japan on November 6, 2017
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金沢の鈴木大拙館に行った際の言葉に触れ、気になったので購入。浄土教とからめて書いてあるので、禅が身近に感じられました。
5 people found this helpful
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