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大磯随想 (中公文庫 よ 24-1) 文庫 – 1991/10/1
吉田 茂
(著)
- 本の長さ144ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日1991/10/1
- ISBN-104122018463
- ISBN-13978-4122018464
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (1991/10/1)
- 発売日 : 1991/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 144ページ
- ISBN-10 : 4122018463
- ISBN-13 : 978-4122018464
- Amazon 売れ筋ランキング: - 960,536位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年10月2日に日本でレビュー済み
「共産主義国は自壊する」(p25)、「日本国民は労働者だけではない。もっと国民全体のことを考えるべき。階級政党で政権を担当できない。社会党はもっと深謀遠慮を持つべき」(p27)、「中共やソビエトは、5年、10年の後にはアメリカの生産を追い越すと言っているが、そんなことはありえない。日本人はいい加減な統計をうのみにしている。(中略)学者や文化人は共産主義のごまかしを知らない」(p69)、「中共は人民公社などというべらぼうなことをやっている。あの政治は長続きしない」(p72)、など少し読んだだけで、吉田茂氏の、将来を見通したかのような金言が続々。随想という形式の書ながら、大宰相・吉田茂氏の見識に圧倒された。
2004年4月23日に日本でレビュー済み
駐英大使だった吉田茂の書いた英文エッセイが読めるのかと早合点して購入したが、実際は政界引退後の彼が日本語で書いた随筆を英訳して英文雑誌に載せたものだった。確かに日英両バージョンでは読めるのだが、あまり忠実な訳ではない。特に日本語原文の滋味溢れる談林風文体は、英訳ではあまり生かされていないような気がした。英文は堅い演説調ではないかな。私はエッセイ一篇ずつ英日交互に読んでいったが、吉田茂その人に関心があるのなら日本語原文だけ読めば十分だと感じた。
随筆の内容は時論中心で、中国の将来予測は的確なものであったものの、戦後日本の一断面に留まる。戦後史の基礎知識が無ければかなり退屈でしょう。
随筆の内容は時論中心で、中国の将来予測は的確なものであったものの、戦後日本の一断面に留まる。戦後史の基礎知識が無ければかなり退屈でしょう。
2010年5月1日に日本でレビュー済み
1962年に雪華社から出た単行本の復刊。
吉田茂が1957-62年に朝日新聞社の英文年刊誌『This is Japan』に寄せた原稿をまとめたもの。吉田茂が日本語で書いたものが英訳され、「Random Thoughts from Oiso」として出たのだが、本書には日本語版と英語版の両方が併録されている。
吉田茂の長男の吉田健一の編集。
全部で6篇が収められている。
引退して大磯で隠棲していた時期に書かれたものである。しかし、西ドイツや東南アジアに出かけるなど、政治活動は引き続き活発に行っていたようだ。
書かれている内容は、二院制の問題点、東南アジアに資源を頼ること、共産圏の未来、鳩山一郎政権について、アメリカとの距離感、イギリスへの信頼など。
驚くほど優れた政治的視線が示されており、吉田茂の鋭さと老練さを感じさせられた。いまでも通用するような内容だ。
吉田茂が1957-62年に朝日新聞社の英文年刊誌『This is Japan』に寄せた原稿をまとめたもの。吉田茂が日本語で書いたものが英訳され、「Random Thoughts from Oiso」として出たのだが、本書には日本語版と英語版の両方が併録されている。
吉田茂の長男の吉田健一の編集。
全部で6篇が収められている。
引退して大磯で隠棲していた時期に書かれたものである。しかし、西ドイツや東南アジアに出かけるなど、政治活動は引き続き活発に行っていたようだ。
書かれている内容は、二院制の問題点、東南アジアに資源を頼ること、共産圏の未来、鳩山一郎政権について、アメリカとの距離感、イギリスへの信頼など。
驚くほど優れた政治的視線が示されており、吉田茂の鋭さと老練さを感じさせられた。いまでも通用するような内容だ。