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台湾の歴史 (講談社学術文庫) Kindle版

4.3 5つ星のうち4.3 13個の評価

経済発展と民主化を達成し、ますます存在感を高めている「台湾」は、どんな歴史を歩み、どこへ向かうのか。2024年1月の総統選挙を控えて、その歴史と現在を知る文庫版。
その歴史は「海のアジア」と「陸のアジア」がせめぎ合う「気圧の谷間」が、台湾という場所を行ったり来たりした歴史だった。その動きから生じる政治・経済の国際的な激動の中で、多様な人々が織りなしてきた「複雑で濃密な歴史」を見つめることなしに、現在の台湾を理解することはできない。
はるか以前から、さまざまな原住民族(先住民族)が生きていた台湾島が、決定的な転機を迎えたのは17世紀のことだった。オランダ東インド会社が初めて「国家」といえる統治機構をこの島に持ち込んだのである。短いオランダ統治の後、明朝の遺臣・鄭成功ら漢族軍人の時代を経て、清朝による統治は200年に及ぶが、1895年、日清戦争に勝利した日本の植民地支配が始まる。そして1945年に始まった中華民国による統治は、当時の民衆に「犬が去って、豚が来た」と言われるものだった。その中で、本省人・外省人の区別を超えて「台湾人」のアイデンティが育まれ、1990年、直接選挙による第1回総統選で「初の台湾人総統」李登輝が登場する。
『台湾――変容し躊躇するアイデンティティ』(2001年、ちくま新書)を、大幅増補して改題し、文庫化。

目次

はじめに――芝山巖の光景
第一章 「海のアジア」と「陸のアジア」を往還する島――東アジア史の「気圧の谷」と台湾
第二章 「海のアジア」への再編入――清末開港と日本の植民地統治
第三章 「中華民国」がやって来た――二・二八事件と中国内戦
第四章 「中華民国」の台湾定着――東西冷戦下の安定と発展
第五章 「変に処して驚かず」――「中華民国」の対外危機と台湾社会の自己主張
第六章 李登輝の登場と「憲政改革」
第七章 台湾ナショナリズムとエスノポリティクス
第八章 中華人民共和国と台湾――結びつく経済、離れる心?
第九章 「中華民国第二共和制」の出発
結び
補説1 総統選挙が刻む台湾の四半世紀――なおも変容し躊躇するアイデンティティ
補説2 「台湾は何処にあるか」と「台湾は何であるか」
学術文庫版あとがき
参考文献 
台湾史略年表
索引
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商品の説明

著者について

若林 正丈
1949年、長野県生まれ。東京大学教養学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科教授、早稲田大学政治経済学術院教授等を経て、現在、早稲田大学名誉教授。主な著書に『増補版 台湾抗日運動史研究』(研文出版)、『蒋経国と李登輝―「大陸国家」からの離陸?』(岩波書店、サントリー学芸賞)、『台湾の政治―中華民国台湾化の戦後史』(東京大学出版会、アジア・太平洋賞、樫山純三賞)、『台湾―分裂国家と民主化』(東京大学出版会)ほか。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B0CP29BKPZ
  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2023/12/11)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2023/12/11
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 38444 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 292ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 13個の評価

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若林 正丈
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中華民族固有の易姓革命という国家論が、アメリカン・デモクラシーと接触した際の相互作用が詳細に記述されている。それは我が単純な大和民族の思いも及ばぬ複雑微妙なプロセスなのであるが、著者はプロパガンダに流されている気味はあるものの、なんとか観察者としての客観性は維持している。一方、アメリカの二大政党制についての、大陸中国の疑念には、『老子道徳経』を奉ずる小生としては賛同せずにはいられない。
 かつてイスラエルの空軍中佐にその疑念を糺したことがあったが、かれは高卒後、父親にヨーロッパの自動車旅行に連れて行ってもらったと語るのみであった。それにしても、同世代にこれほどの学者があることを寿ぐ。
2024年2月7日に日本でレビュー済み
17世紀、原住民族が暮らしていた台湾島はオランダ東インド会社が国家的な統治機構をこの島に植えた。
その後、200年に及ぶ清朝の支配が続くが、1895年、日清戦争に勝利した日本が台湾を統治し、1945年には中華民国が統治することとなり、「台湾人」のアイデンティが育まれていき、台湾人総統も生まれるに至りました。

1972年、日本と中国との国交樹立は、日台の関係に微妙な影を落とすが、次第に国際社会における地位向上に努めた台湾は民主化を成し遂げ、台湾海峡は中国との通商の海へと変わりつつあった。しかし、両国に台頭したナショナリズムは米中の貿易摩擦と中国周辺諸国との対立などによって、「台湾問題」は今後さらに深刻化すると予想される、と著者は言います。

そこで著者は「中華民国台湾化」という概念で、中華人民共和国に対するもう一つの正当中国国家である中華民国の政治機構が大陸反攻という目的から変異して、現在台湾のみを統治しているという現実を受け入れることで、あえて言うなら、台湾が中国の歴史の軌道から外れ、一人歩きしようとしているのではないかという危惧を中国は抱いているのかも知れない、と考えられるのではないかと言います。

「台湾人として胸を張ろう」このスローガンは80年代の台湾の民主化の中で叫ばれてきたもので、民族とか人種などとは違う概念で「族群」と呼ばれていて、これまでの台湾のことを「多重族群社会」と著者は位置づけますが、最近においては「族群」はもう関係ないという考え方が主流を占めるようになり、それが一般化しようとしているのです。
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