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私の嫌いな10の言葉(新潮文庫) Kindle版

3.9 5つ星のうち3.9 159個の評価

「相手の気持ちを考えろよ! 人間はひとりで生きてるんじゃない。こんな大事なことは、おまえのためを思って言ってるんだ。依怙地にならないで素直になれよ。相手に一度頭を下げれば済むじゃないか! 弁解するな。おまえが言い訳すると、みんなが厭な気分になるぞ」。こんなもっともらしい言葉をのたまう大人が、吐気がするほど嫌いだ! 精神のマイノリティに放つ反日本人論。
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

相手の気持ちを考えろよ ひとりで生きてるんじゃないからな もっと素直になれよ-「善良」な人たちが発するものわかりのいいセリフを聞くと、虫酸が走る! 「戦う哲学者」が放つ、日本人が好きなことば徹底批判。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B00CL6N116
  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2003/3/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/3/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 296 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 163ページ
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 159個の評価

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中島 義道
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年8月15日に日本でレビュー済み
暑い夏。
 しかもやや体調も優れず、これから虫捕りで、炎天下での作業が待っている。
 それを考えて、せめて道中の新幹線の中で、気楽に読めるものを、と思って、本書を手に取った。
 大分前に買った本(10年以上前)だが、日本はファッションの変遷は早いが、メンタルは意外に保守的で変わらないので、こういったメンタルを扱った本は古び難い。

「相手の気持ちを考えろよ」「もっと素直になれよ」「一度頭を下げれば済むことじゃないか」「一人で生きているんじゃないからな」「みんなが嫌な気分になるじゃないか」などなど、著者が挙げる、巷でよく耳にする紋切り型のフレーズには、確かに一種の暴力性が潜んでいる。
 そして、このフレーズに潜む日本的同調圧力に、著者は抵抗する。その抵抗の有り方を、下世話な話題を交えて、披露する。
 要は著者は、日本の世間を支配する、この空疎で、同調的な圧力に、嫌悪感を抱くのだ。

 例えば、「相手の気持ちを考えろよ」では、「京都のぶぶ漬け(お茶漬け)」を取り上げる。お茶漬け如何ですか?と店の人に聞かれたら、もう帰ってくれ、というメッセージなのだと察しろ、という文化。
 言葉を文字通りに受け取らず、その裏を読もうとする文化に、著者は苛立つ。それは、一種の無言の圧力であり、「下手に居丈高な」態度でもあるからだ。
 そして、著者は鈍感な形式主義にも怒りの矛先を向ける。
 綺麗な蕎麦屋に「お子様はご遠慮させて頂きます」との張り紙。ここはシンプルに「ご遠慮ください」とすべきなのに、嫌に勿体ぶって「させて頂きます」というフレーズをまき散らす軽率さ。
 夏の涼しいウィーンにまで、「残暑お見舞い申し上げます」のハガキを送り届けようとする鈍感さ、
新年のあいさつを記した年賀状を前年末に書いて、新年に相手に送り届けようとして、相手を慮っている事を示そうとする不自然な儀礼。また、むやみに笑って、対立を避けようとする日本人の微温的な態度。
 そういった諸々に、著者は批判の矛先を向ける。
 実に痛快極まりない。
 村上春樹の小説に、空疎な嘘を感ずる一方で、山田詠美の小説には魅力的な真実を見出すあたりも、著者一流の真贋を見分ける慧眼を感ずる。
 クソ真面目な標語や、おせっかいな公共アナウンスなどを、空疎で、無意味な、押しつけがましい「掛け声文化」と断ずるのも、なんとも気持ちよい。

 それにしても、いつも思うのだが、著者の悪罵には、分野は違えど故西村賢太に通ずる豊富で、天才的な語彙力を感じる。
「そこに現出する世界は和気あいあいとしたグロテスクそのもの!」「嘘で固めたうすら寒い薄汚い世界」「社会的成功者とは傲慢かつ単純な人種が多い」「考えただけでも背筋が寒くなる」「無礼な輩には盲めっぽう寛大なのだ」「こうした身の処し方を知らない青二才には、骨の髄まで「大人になること」を教え込まねばならない。」「心にもないことでも口に出してその場を乗り切るという独特の儀礼を遂行することによって、青臭いお兄さんたちを真の大人に教育しようと言う魂胆なのです。」

 西村賢太が世を去った今、代わりと言っては何だが、中島氏には、これからも痛快な毒を吐き続けて頂きたい、と強く感じた。
 最後に、あとがきで、50を過ぎて、成熟とは裏腹に、ますます社会との折り合いをつけるのに難儀し、あれも嫌だ、これも気に入らない、と偏屈になって行き、他人と一緒に居る事が煩わしくなり、殆んどの他人が気に入らず、そういう不寛容な自分にも嫌気がさすが、どうにもならず、ますます社会的に未成熟な人間に転落して行く、と語るくだりには、まったく共感を覚える。
 同好の士には、是非ご一読を。そしてカタルシスを覚えて頂きたい(R5.8.15)。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他人と感性が似ているのは好まないが、端々笑いが込み上げてくる。でも人間嫌いの方が面白いかも。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アマゾンから届いて眺めていたら、「うちにあるわよ」と妻に言われた。
妻が探して見て見つからなかったが、東京の学校にいってる娘が持って行ってた。
偏屈な中年、その妻、娘が気に入るような本ということです。

おなじ著者の「カントの読み方:(ちくま新書)」のほうが僕には理解しやすかったが。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
哲学者の本であまりに読みやすいです。多様性を認めるならこれは読んで損はしないと思います。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
賛否両論ですが、要するに「好きなの?」「嫌いなの?」っていう、そういう尺度で考えればすむお話だと思います。

僕は好きです。
2014年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
正直いって、読んでてムカムカ来るばかり。
偏屈野郎の日記帳ってところ。
これでお金になるんですね。
不思議です。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ドトールや西友とのやりとりなど、今時SNSに書いたら炎上しそうな内容を本にできるのだから哲学者はいいものですね
2015年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世間で言われているもっともらしい言葉は臭気臭く感じるのでこの本は見ていて
痛快だった
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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