「ドラゴンクエスト」の制作過程について書かれた漫画です。
ゲームプログラマーの中村光一、シナリオライターの堀井雄二、キャラクターデザインの鳥山明、ゲームミュージックのすぎやまこういち、エグゼクティブプロデューサーの千田幸信といった「ドラゴンクエスト」の制作についても触れられています。
「ドラゴンクエスト」は日本で初の家庭用ゲーム機としてのRPGゲームでしたが、当時は様々な要因からデータ容量に制限がある時代というのもあり、様々な試行錯誤があったそうです。
○文字入力をコマンド選択方式にする
○全体はウルティマ型で戦闘モードはウィザードリィ型とする
○ステータス等の表示にマルチウィンドウにする
○使用される文字はデータ容量の制限によりカタカナは20文字(イ・カ・キ・コ・シ・ス・タ・ト・ヘ・ホ・マ・ミ・ム・メ・ラ・リ・ル・レ・ロ・ン)と「〃」(濁音)と「ー」(音引き)の組み合わせとする
○音楽についてはすぎやまこういちが作曲した8曲(「序曲」「ラダドーム城」「街の人々」「広野を行く」「戦闘」「洞窟」「竜王」「フィナーレ」)と多数の効果音楽(レベルアップ時等)からなる
○ゲームを引き込み安くするために序盤のレベルアップしやすくするために、レベルアップの到達するトータル経験値を低くする
○ゲームをしやすくするためにやられてしまっても、ゴールドを半分にするだけで経験値はそのままとする
○ゲームスタート地点では王様の部屋から始めるようにし、人との会話や宝箱を開けたり、カギを使って扉が開いたり、階段で上り下りするという重要コマンドを覚えた上でゲームスタートできるようにする
○最初に作ったバージョンは敵の攻撃のバリエーションが少ないために後半の戦闘が単調になるため、敵の攻撃のバリエーションを増やす改良を行う
このドラクエコミックス版の1年後の1991年に発売されていたガンガンコミックス版『
マンガドラゴンクエストへの道 (ガンガンコミックス)
』は基本的には同じものですが、中身がドラクエコミックス版よりも一部が削られているため、おススメはしません。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
マンガ ドラゴンクエストへの道 単行本 – 1990/2/1
滝沢 ひろゆき
(著)
送料無料
- 本の長さ285ページ
- 言語日本語
- 出版社スクウェア・エニックス
- 発売日1990/2/1
- ISBN-104900527262
- ISBN-13978-4900527263
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : スクウェア・エニックス (1990/2/1)
- 発売日 : 1990/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 285ページ
- ISBN-10 : 4900527262
- ISBN-13 : 978-4900527263
- Amazon 売れ筋ランキング: - 451,508位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 232,329位コミック
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2008年10月15日に日本でレビュー済み
「ドラクエ1」発売に至るまでの、開発陣のお話。
中村光一、堀井雄二、すぎやまこういち、といった人物も勿論出てくる。
マンガとしては、古臭い感じの絵柄ではあるけど基礎がしっかりしている感じで、コマ割りの空気感が表現されている。最近では稀な感じ。
当時の資料や、アイデアの考え方も参考になる。ドラクエ1で使えるカタカナは20文字だけとか、今では当たり前なものにも、あんな苦労が・・・という。
お決まりの(?)人間同士の葛藤もあり、プロジェクト物としても楽しめそうな感じ。
中村光一、堀井雄二、すぎやまこういち、といった人物も勿論出てくる。
マンガとしては、古臭い感じの絵柄ではあるけど基礎がしっかりしている感じで、コマ割りの空気感が表現されている。最近では稀な感じ。
当時の資料や、アイデアの考え方も参考になる。ドラクエ1で使えるカタカナは20文字だけとか、今では当たり前なものにも、あんな苦労が・・・という。
お決まりの(?)人間同士の葛藤もあり、プロジェクト物としても楽しめそうな感じ。
2023年11月25日に日本でレビュー済み
読めば
欠除してることが
わかるさキット
欠除してることが
わかるさキット
2023年1月26日に日本でレビュー済み
ファミコン初のRPGドラゴンクエストが以下にして産まれたのか、どのような時代背景の下に産まれたのかを漫画として分かりやすく、面白く描いた逸品。
ゲームを作成する事を志す、もしくはそれを夢見た方には是非とも見て貰いたいバイブルです。
試行錯誤の末、産み出していく大変さをよく表現した漫画です。
ゲームを作成する事を志す、もしくはそれを夢見た方には是非とも見て貰いたいバイブルです。
試行錯誤の末、産み出していく大変さをよく表現した漫画です。
2013年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今では当たり前になったRPGゲームのセオリーが、こんな苦労の果てに出来たものとは知りませんでした。
とくに「小学生にテストプレイしてもらった」ときのエピソードが印象的でしたね。
最初は王様のところではなく、フィールドに放り出されてはじまる予定だった…とか。
いかにしてRPGゲームを遊びやすくするか、という開発者の努力を見ることが出来て目から鱗でした。
もっと読みたかったですね。
とくに「小学生にテストプレイしてもらった」ときのエピソードが印象的でしたね。
最初は王様のところではなく、フィールドに放り出されてはじまる予定だった…とか。
いかにしてRPGゲームを遊びやすくするか、という開発者の努力を見ることが出来て目から鱗でした。
もっと読みたかったですね。
2021年2月19日に日本でレビュー済み
昔読んでましたが、85年当時のファミコンゲームはまだアクションとかシューティングがメインでアドベンチャーやロールプレイングはまだマニアなジャンルでした。
ところがエニックス時代から活躍している役員の一人でプロデューサーの千田幸信さんはパソコンで発売されたアドベンチャーゲーム「ポートピア殺人事件」をファミコン初のアドベンチャーゲームとして発売され大ヒットし、それを元にファミコン初のロールプレイングゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの製作のきっかけを作りましたね。
チュンソフトの現会長で創設者の中村光一さん、シナリオの堀井雄二さん、モンスター・キャラクターデザインの鳥山明さん、音楽のすぎやまこういちさん、そして千田さんと超強力なメンバーがいたから「ドラゴンクエスト」は日本を代表するぐらいの(またはエニックスの名を日本中どころか世界中に広げた)ロールプレイングゲームに成長しました。
機会があればこの本を読んで当時の製作環境の情景を見てみたいですね。
ところがエニックス時代から活躍している役員の一人でプロデューサーの千田幸信さんはパソコンで発売されたアドベンチャーゲーム「ポートピア殺人事件」をファミコン初のアドベンチャーゲームとして発売され大ヒットし、それを元にファミコン初のロールプレイングゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの製作のきっかけを作りましたね。
チュンソフトの現会長で創設者の中村光一さん、シナリオの堀井雄二さん、モンスター・キャラクターデザインの鳥山明さん、音楽のすぎやまこういちさん、そして千田さんと超強力なメンバーがいたから「ドラゴンクエスト」は日本を代表するぐらいの(またはエニックスの名を日本中どころか世界中に広げた)ロールプレイングゲームに成長しました。
機会があればこの本を読んで当時の製作環境の情景を見てみたいですね。
2019年9月5日に日本でレビュー済み
もう20年以上前になりますが、古本屋で見つけました。
簡潔に説明すると、ドラゴンクエスト誕生秘話です。今から30年ほど前に考えられたシステム、グラフィック、音楽、キャラクターデザインですが、最新のドラクエでも本質的な要素はこの一作目から継続してるんです。これってすごいことだと思います。
何より面白いのは、この壮大な物語を非常に少ない容量の中にいかに詰め込むか。四苦八苦しつつ作り上げていく過程がとても面白い。ドラゴンクエストに込められた創意工夫と愛情が非常に伝わってくる。
登場人物はお兄さんやおじさんばかりで萌え要素なんてほぼ皆無ですが、非常に面白いんですよね。
不思議と何度も読み返したくなるんです。もう私の所有してた本はボロボロになって勝手に親に捨てられてしまいました。。
買い直そうとしても高すぎて買う気が起こりません。
出来ればまた手に入れたいと思ってます!
簡潔に説明すると、ドラゴンクエスト誕生秘話です。今から30年ほど前に考えられたシステム、グラフィック、音楽、キャラクターデザインですが、最新のドラクエでも本質的な要素はこの一作目から継続してるんです。これってすごいことだと思います。
何より面白いのは、この壮大な物語を非常に少ない容量の中にいかに詰め込むか。四苦八苦しつつ作り上げていく過程がとても面白い。ドラゴンクエストに込められた創意工夫と愛情が非常に伝わってくる。
登場人物はお兄さんやおじさんばかりで萌え要素なんてほぼ皆無ですが、非常に面白いんですよね。
不思議と何度も読み返したくなるんです。もう私の所有してた本はボロボロになって勝手に親に捨てられてしまいました。。
買い直そうとしても高すぎて買う気が起こりません。
出来ればまた手に入れたいと思ってます!