前作も編集者とのやり取りや流れがあり、実際のプロットや企画を見ることが出来るのがとても興味深い。小説ってこうやってできてるんだなぁと思う。
クリエイターの苦しみなど「小説家になりたい」と子供が言い出したら読ませた方が良い一冊だと思う。
今回はさらに「創作者を喰らう化け物」とのやりとりが詳細に記してあるので、「好きを仕事に！」という言葉に迷う人全般におすすめしたい。
イラストだとか声だとかそういうの関係なくいるので、やばい事案の一つとして知っておきたい事件。
トラブル避けに「個人依頼不可」にしている方も見かけるが、著者が体験したというのは『企業でやばい依頼の進め方』をしているもので規模もやばい。
インターネットではトラブルで必殺技として伝えられる『少額訴訟』の話も出ている。成功例はネットで見かけるが、こちらの判決は心に止めておきたい。仇側である弁護士との会話も熱い展開だけど、逆に社長のやばさが際立つ。むしろ社長は空想上の生物であってくれと願うばかり。
この事件のインパクトが凄すぎる。他にももやもやな出来事がたくさんあったりするけれど、途中のお嫁様に救われます。
他にも「小説を書くぞ」とＸに登録したら見かけるであろうＢＢコミュニティという謎コミュニティを最大レベルで利用した方法・メリットも書いてあるので興味深い。
ＢＢコミュニティの売りとして感想サービスがあるが、そのサービスが気になっている人にもおすすめです。
上の事件のところででBBコミュニティのオタペン社長がちょっと出てくるがなんかかっこいい。
感染症・化け物・ローンの話で全体的に暗めの二巻、結婚式の話やパワフルお嫁様のお話などほっこりする話もあるので、お嫁様やお猫様も活躍するだろう三巻がとても楽しみ！
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