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丹野智文 笑顔で生きる -認知症とともに- 単行本 – 2017/7/13
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家族、同僚、仲間たち…笑顔を取り戻すまでの感動ドキュメント!
〈目次〉
第1章 異変
体の異変を感じた/お客さんの顔がわからなくなった/上司に注意される日々
スタッフの名前も忘れてしまった/ストレスのせい?……
第2章 告知
大学病院でアルツハイマーと告知/妻は静かに泣いていた
二年後には寝たきりになる?/主治医への相談/アリセプト服用……
第3章 いまの生活
告知を受けて四年/見た目は普通でも認知症です/朝起きたらコーヒー
私のスケジュール管理/運転免許証を返納する時の辛さ/車の運転についての私の考え
娘は反抗期でも、私は普通のパパ/日常生活ではいつも失敗だらけ
間違えても自分で買い物する/徘徊する理由……
第4章 仕事
ネッツトヨタ仙台に就職/入社して恋愛、結婚/車が売れなかった新人時代
トップセールスマン/販売実績一位になる工夫
社内の雰囲気/丹野式ノートの利用術/働き続ける条件……
第5章 仲間たち
診断から百八十度変わった私の人生/「家族の会」が私の支え
最高のパートナーとの出会い/部活の仲間に助けられた……
第6章 発信することの大切さ
私の中にも偏見がある/区役所の対応に違和感/市長への手紙
JR東海の事故と保険/病気をオープンにする
「おれんじドア」の立ち上げ/脳トレに効果はあるか……
第7章 認知症とともに生きる旅
スコットランドへの旅/「自立」を助けるツールがある
認知症と診断されたあとの運転免許証
私たちからお願いしたいこと/認知症らしさとは……
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2017/7/13
- 寸法13 x 2 x 18.8 cm
- ISBN-104163906819
- ISBN-13978-4163906812
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
認知症でも働ける 丹野智文さんが編み出した“ノート2冊の仕事術"
認知症当事者が、当事者のために本を書いた。
「ネッツトヨタ仙台」でトップ営業マンだった丹野さんは30代半ば頃から体に異変を感じ始めた。お客さんの顔を忘れる、受話器を置いた途端に用件を忘れる。「若年性アルツハイマー型認知症」と診断されたのは39歳の時だ。当時娘たちは小学生と中学生。どんな仕事でもいいから働き続けさせてほしい、と当時の社長に診断名を伝えると、即座に「長く働ける環境を作ってあげるから戻ってきなさい」と言われる。
「忙しい会社ですから、うつになる人もいる。病気になっても戻れる社員には戻ってきてもらう、というのが社長の考えだったそうです。ただ“認知症"のケースは初めてでした」
丹野さんは総務人事グループに移り、社員の退職金を計算する業務等に携わるようになる。刮目すべきは独自に編み出した「丹野式仕事術」だ。まずノート術。2冊あり、1冊目には仕事手順が詳細に記されている。書類出力に関しては「このプリンター、この判型の用紙、この向き」まで書いてある。誰が見ても間違いようのないマニュアルなので、借りにくる人もいる。もう1冊はその月にやるべき仕事のリストで終了したら印をつける。何をするのか、どこまでやったのか、すぐに忘れてしまうが故の苦肉の策。結果としてミスは少ない。次に時間帯により仕事の種類を変える方法。頭がスッキリしている朝9時から2時間は計算等に充てる。昼前にやや簡単な仕事に変え、昼食後は頭を休めるため20分の昼寝が認められている。それからやや頭を使う仕事。明らかに疲れてくる夕方は単純作業をやる。
「今の私には1日同じ仕事を続けるのは難しい。出来ないことを頑張るのではなく、出来ることを一生懸命やることで周囲から認められたいと思っています。たとえば、人がやりたがらない仕分け作業は、私は疲れてくると計算等は出来なくなるので、ちょうどいいんです」
この本のカバーに輝くばかりのご本人の笑顔が載っているが、読後、印象に残るのは同期同士の結婚だったという奥さんの笑顔だ。丹野さんが自宅傍の停留所で降り忘れ、バスで通り過ぎていくのをガーデニング中の奥さんが笑いながら見ている。ちょっとした失敗を咎めずにほうっておく、という家族の態度がいかに認知症当事者を安心させ元気にするか、ということを教えてくれる。
評者:「週刊文春」編集部
(週刊文春 2017.07.27号掲載)登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2017/7/13)
- 発売日 : 2017/7/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 320ページ
- ISBN-10 : 4163906819
- ISBN-13 : 978-4163906812
- 寸法 : 13 x 2 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 179,864位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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丹野智文さんの半生を綴った自伝。
#️⃣令和5年夏、『オレンジランプ』自伝(笑顔
で生きる)を映画化。{主演:貫地谷しほり、
和田正人}
【価値観のアップデート】
▶️ 認知症の人に対して、ついネガティブ
な感情を持ってしまう方、丹野氏の言葉
や、その行動から、認知症の人に対する、
自身の価値観の、アップデートをしてみ
ませんか❗️
私たちが、これまで認知症の人に対し抱い
ていたイメージ像を、根底から覆してくれ
る。読む価値ありのおすすめの一冊。
【発想の転換】
▶️ 丹野氏は、認知症になった自分だからこ
そ、同じ境遇の人に寄り添い力になれる
事があるのではないかと考えを180°転換
した事で、一つの答えに辿り着いた。
その考えに立つことが出来たのは、丹野
氏の事を一生懸命、支えてくれる家族や
仲間の存在があった事は言うまでもない。
【相互支援】
#️⃣ 人生の道中、例え何度、傷つき、倒れ、絶
望したとしても、自身の事を理解し支えて
くれる、家族や仲間がいれば人は何度でも
立ち上がることが出来る。
丹野氏の生き方を見ていると自然と勇気
が湧いて来る。
どうやってトイレしたの?と聞きたくなるくらい毎回壁にうん⚪︎がついてるし、ピザ10人前注文したり、仕事でも数分おきに電話をかけてくる。(仕事だから、と切っても忘れてすぐにまたかかってくる)車でスーパーに行ったらどこに停めたか忘れてタクシーで帰ってくる。まだまだ書ききれない奇想天外な行動がありました。
毎日これが続くと思うと気が狂いそうだったし、介護疲れの末の殺人とか怒るのも気持ちはわかる、と思ってしまいました。
丹野智文さん自身、若くして認知症と診断されて死にたくなるくらいの苦悩だったと思います。
しかし私は医療従事者なので丹野さんの奥さんが毎日どんな思いをされているか想像すると胸が苦しくなります。
丹野さんの凄いところは公演や日々の活動はもちろん「自分は認知症です、困っていたら助けて下さい」とパスケースに書いて首から下げて通勤しているところ。これくらい周りを巻き込んでいけば手助けしてくれる人もたくさん出てくるし、若年性認知症の方々も「外に出てみよう」という気持ちになるのではないでしょうか。
これは障害者の方にも言えるけど権利ばかり主張しても自分が動かなければ何も始まりませんからね。
もちろん日本の行政は遅れている感は否めませんが。
生井久美子さんのルポを読み、そこに登場する丹野さんの本があるというので読んでみました。とても分かりやすく「当事者」の思いが伝わってきます。
本を読んで一番思ったことは、丹野さんの指摘する様々な「当事者」に対する対応は、健常者に対しても全く同じことがいえるのではと思える場面がとても多いということです。
昨今、人と人との関係がどんどん希薄になっている世の中で、この本は人に対する「リスペクト」ということを気づかせてくれるありがたい本だと思いました。
丹野さんもブライデンさんも、全てを肩代わりされると、あっという間に、本当にできなくなってしまうと、言っておられます。
ですから、いつも作っていた朝食が作れなくなり、「どうしたらいいの?」と言われたら、「私が代わろうか?」と100%仕事を奪ってしまうのではなく、例えば、食器や材料をキッチンに並べたり、「ほら、トマトを切って、キャ熱を刻んで・・・」のようなサポートを心掛けています。
本当にできなくなってしまった場合も、何か代わりの役割を与えてあげることが必要と考えて、生活パターンを作っています。これも時間や季節や、その他の要因で、できること、できないことの境界はめまぐるしく変わるわけですが・・・。
ブライデンさん、丹野さんに共通するのは、病識を持って、それを客観的に以前の自分と比較できる状態が保たれていることだと思います。これはすごいことです。若年性は、高齢の場合と違うと考えておられる方にも一読をお勧めします。本人がどう感じているかについて、高齢者の場合は、私は例を知りません。
この本を書く際にも、たくさんのメモを見ながら書いたに違いない。
さらに、当事者として相談にも応じている。尊敬しかない。