ローラ・デイの「人生は直観力で決まる」を読んで、この直感力の方面の本をさらに読みたいと考え、この本を購入した次第である。
デイの本と同じく、直感の大切さを説く内容だが、切り口が少し違う。デイの本の方が、いかにして直感力を磨くかという方法論に重点を置いているのに対して、こちらのリン・ロビンソンの本は、直観力は、どのような方面で役に立つのかという実用論に重点を置いている。
だから、直観力が「創造力」につながることや、直感が人の内なる「革新者」であることなど、デイの本にはない内容が書かれている。また、逆に直観力を阻害するものが「ストレス」や「小さな常識」であることなど、デイの著作とは違った意味で実践的だ。
また、回り道は失敗ではない、など成功へ向けての軌道修正についても書かれており、どちらかといえば、ロビンソンの本の方がこの問題に対して鳥瞰的といえるのではないだろうか。
関心がある読者は、二つの著書の良い面を取り入れていただければよいと思う。私は、このロビンソンの本の方が役に立ったと感じる。だが、これについても個人差があるだろう。
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