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語源海 単行本 – 2005/3/1

3.8 5つ星のうち3.8 14個の評価

ダブルポイント 詳細
【主な特色】
1,現代人が読みやすいヨコ組み仕様。
2,ローマ字表記による語源の解明。
3,類書にはない豊富な用例と詳細な解説。
4,漢字用法のさまざまな異なりを明記。
5,中国語,英語,オランダ語,ポルトガル語などを併記。
6,一字一字の意味から分析。
7,見出し語約1700。関連語も随時補説し,総解説語数6000。
8,古代,江戸時代の原本をカラー口絵で紹介。
9,「語源こぼれ話」を80ページ収録。
10,歴史的かなづかい,ひらがな,ローマ字,など理解を深める資料編の数々。
11,充実した語源資料年表,索引。
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商品の説明

著者からのコメント

20世紀は戦乱と破壊の時代だった。しかし21世紀は修復の時代としなければならない。日本語にあっても同様である。今こそ,日本語本来の姿を見つめ直さねばならない。そのために,わたくしは語源の探求を第一にあげたい。
ことばは人間生活にとって,もっとも基本的な道具の一つであり,あらゆる学問の基礎となる。どのことばも個性をもち,それぞれ相応の役割をもって誕生した。そこには光と影,陽と陰,さらに吐息や表現をこえた言霊も存在する。その一生も,語形や中身に変化があり,ときには他の単語と結びついて新しい語をつくる。一見して完全変身したことばであっても,細かく分析し,観察するならばその本体を見出すことができる。さらに日本人の物の考え方,日本文化の特質についても不断の怠らぬ研究と考察が必要である。
真の国語愛は語源の探求による,と思う。それぞれの単語の本源をつきとめ,さらにその履歴を知ったとき,まちがいなく客観的に,そして静かに心の底から日本語への認識と愛が湧きあがってくると思う。
浅学菲才,多くの誤りをおかしていることをおそれる。ここに先輩諸賢の御研究に導かれつつ,あえて私見を公開することにした。日本語に関心と興味をもつ方々の率直な御示教を是非うけたまわりたいと思う。                       (杉本つとむ)

著者について

1927年(昭和2年)横浜生まれ。
早稲田大学名誉教授。
オーストラリア国立大学ANU招聘教授をはじめ,モスクワ大学招聘教授,オランダ・ライデン国立大学研究員,北京日本学研究センター講師など,海外でも日本語学の指導と教鞭をとる。
著作は,
『近代日本語の成立』1960年
『日本語歴史文典試論(上中下)』1970年
『異体字研究資料集成(全20巻)』1975~95年
『江戸時代蘭語学の成立とその展開(全5巻)』1977年
『杉本つとむ日本語講座(全7巻)』1980年
『江戸時代翻訳日本語大辞典』1982年
『東京語の歴史』1988年
『杉本つとむ著作選集(全10巻)』1998年
『江戸の阿蘭陀流医師』2002年
など,150冊を超える

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東京書籍 (2005/3/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/3/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 851ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4487797438
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4487797431
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 14個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
14グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2006年8月29日に日本でレビュー済み
 ことばの極限は語源探しである。それは容易ならざる営みであって、不明、不詳なことが山積されている。本辞典はその広大な日本語の海へただ一人小舟で乗り出したようだと著者は言う。それでも詳細な解説を施し、一語一語丁寧に説明している。例えば、為人(ひととなり)hitotonarie=『金色夜叉』に〈満枝の為人を〉などとみかける。これは〈ヒトノタメ〉ではなく、漢文の逆さ読みからきていて、人ト成リと同じ意味。『万葉集』では大人に成長する意で用いられている。逆さ読みでは、所以(ゆえん)もその例である。また、昔は今日をケフと書いていたが、「此の日」のこと。〈きょう〉はその訛り。ケサは「ケフ+アサ」が語源ということになる。決定版詳説語源大辞典(雅)
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
字も大きく読みやすいですが、著者が高齢のためもあり、漢字・言い回しなどが古く、少し読みづらいかもしれません。
もちろん語源の本なので、古い形の表記が出てきても、おかしくないのですが、なかなかほかに引用などが難しい表記が多いです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
"あなたの心の中の古代が目覚める。言葉のふるさとへのタイムマシン”
私は言葉のプロでもなんでもない普通の人間だが、ページを開けばつい惹きこまれ、気がつくと次項に目を走らせている。
読ませる辞書とはこのことだ。とにかく面白い。異時間の世界が広がって、思わず語彙に奥行きを感じるようになってくる。さらに言葉に潜む異文化のきらめきに、海を越えてきた流れを発見するだろう。金毘羅様がインドのガンジス川の鰐とはさすがの森の石松も気がつくまい。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年4月17日に日本でレビュー済み
欧米の大きな辞書には必ず語源が書いてあるが,日本語の辞書にはほとんどない.その中にあって,さまざまな方法を駆使して日本語の語源を探った労作である.例えば「笛」は「吹く枝(=竹や木の一部)」 といった具合で,いずれも説明はわかりやすい.

ただ,収められている見出し語はたかだか三千数百語で,その選択基準も曖昧なので,なにか特定の語源を調べたいと思っても載っていないことが多い.10年以上前に買って以来書棚に並んでいるが,実際に役立つ場面はほとんどなかった.その意味で,引く辞書ではなく読んで楽しむ辞書と割り切る方が良い.また,「ファックス」は「facsimileの略,facs→fax」のように外来語もけっこうたくさんあり,これは蛇足の感が強い.
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年12月14日に日本でレビュー済み
近頃では電子辞書がもてはやされ、紙の辞書の人気が落ちているそうです。とくにパソコンの中に収めた辞書などは、意味を調べるためだけなら最短距離でたどり着ける使い勝手の良さがあります。けれど、紙の辞書にも紙の辞書ならではの良さがあると思います。そのひとつが「言葉との出会い」。ぱらぱらっとページをめくり、偶然に手をとめたページで出会う初めての言葉。その回り道的良さは、電子辞書にはない楽しさ。この「語源海」も、そういった楽しみを味わうにはぴったりの辞書だと思います。

ただし、辞書として致命的と言えるほどの欠点もあり、それは収録語意の少なさです。この本の大きさと厚さは、あくまで文字の大きさによるものであり、辞書風のルックスから語意の豊富さを期待すると裏切られます。

辞書ではなく、一種のうんちく本として購入したほうが、満足度は高い気がします。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知識が広くなるだけでなく、深くなります。
細切れの時間で細切れにも読める優れものです。