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ゲームブック 大鬼村 ペーパーバック – 2021/11/15
購入オプションとあわせ買い
第2弾「鳥王の島」、第3弾「ゴーリキの危険な要塞」、外伝的な第4弾「鳥女王の棲む孤島」、加筆修正前を含む短編ゲームブック集「妖怪村・鳥王の島・ゴーリキの要塞」もあります。
【1】
妹の悲鳴を聞きつけ、君は家の外に飛び出す! 長さ10メートルほどの木綿のような物が妹を背中に乗せ、飛び去っていくのが見える!
君は一旦家に戻り、床の間に飾っていた二十歳の誕生日に父から譲り受けた日本刀を鞘から抜くことがないことを祈りつつベルトに差す。それからテント一式を入れたままのザックを背負って外に出る。ヘルメットをかぶり、バイクにまたがる。最後に妹の分のヘルメットがあることを確認すると、一反木綿を見失わないようにバイクを走らせる。
1時間ほど走り続けると周りの景色は次第に山深くなり、人里からも離れ、道は荒れてくる。君は不吉な予感がしていた。
やがて前方に怪しげな大鳥居が見えてくる。君は予感が的中したことを悟る。一反木綿は気を失っている妹を背中に乗せたまま大鳥居をくぐる。その先からが細い峠道になっているのに気づいた君は、仕方なくバイクを停める。谷底に落ちてしまったらどうなるかわからない。近くの藪の中にバイクを隠す間に一反木綿の姿が見当たらなくなってしまっていた。
この大鳥居から先には人を襲う妖怪が現れるという妖怪山と呼ばれている山がある。その奥地のどこかに、手下の妖怪に若い娘を連れ去らせている大鬼という妖怪の親玉が住む村があり、若い娘たちが連れ去られたまま帰ってこないという噂だ。一反木綿はその村に向かったに違いない。君はヘルメットをハンドルにかけると、急ぎ足で一反木綿の後を追う。
足元に注意しながら幅1メートルほどの細い峠道を進む。慎重に谷底を覗くと、はるか下に川が流れているようだ。このような危険な道がそのままになっているのはなぜだろう? 妖怪が現れることを知らない人間を近づかせないためか、妖怪を大鳥居から外に出させないためか……。
曲がりくねった峠道をしばらく進むと、次第に道幅が広くなり、両側が木々に挟まれた山道に変わってくる。
妖怪に用心しながら山道を進むと、道が二手に分かれる。どちらも前方にうっそうと木々の生い茂る不気味な森が広がり、奥地へと続いている。
右の森は左よりはやや木々が少なく、左の森には木々の間から尖った屋根が突き出ているのが見える。何か建物があるようだ。どちらの道もいつ妖怪が現れてもおかしくない雰囲気だ。君はいつでも抜刀できるようにと、日本刀の柄に手をかける。
右の道を進む 5へ
左の道を進む 3へ
- 本の長さ115ページ
- 言語日本語
- 発売日2021/11/15
- 寸法10.49 x 0.74 x 17.3 cm
- ISBN-13979-8768034849
登録情報
- ASIN : B09LWFLJ3W
- 出版社 : Independently published (2021/11/15)
- 発売日 : 2021/11/15
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 115ページ
- ISBN-13 : 979-8768034849
- 寸法 : 10.49 x 0.74 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,481,103位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 106,813位絵本・児童書 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
2022年10月27日更新。
鹿児島県霧島市出身。Kindle本122冊(体験版7冊、出版代行したマイミクさんのゲームブック2作品と小説含む)、ペーパーバック55冊出版中。
代表作は「SAIKAI」「怪しい階段」「良いゲームブックの作り方」「明晰夢を見る方法」「我流格闘術」、ゲームブック60冊以上(短編集、姉兄原作の作品、英語版含む)、ゲームブックの小説版、子供の頃の漫画、イラスト集など。ゲームブックを800冊以上収集。
ゲームブックが出始めた小学4年生の頃にゲームブック第1作目の「ゾンビタカラサガシゲーム」を作成、その後にのちの家族救出3部作ゲームブックシリーズ「妖怪村」「鳥王の島」「ゴーリキの要塞」を作り、「変身くん」「ニルの大冒険」「アリラスの戦士」などの漫画を描きました。
中学生になって「アフレドーの竜の洞窟」と数百ページに及ぶ未完の漫画「ブリーチの冒険修行」を描きました(こちらは残っているものを参考に小説を書く予定です)。
高校時代はいくつかのゲームブックや漫画の出だしだけ、スロット、モグラ叩き、相撲、怪獣格闘、シューティングなどのポケコンゲームを多数作り、「クーロン戦記」という漫画用に設定や登場キャラクターの絵を描き、ゲームデザイナー通信講座を受講したりしました。この頃に「Super fighters」という対戦格闘ゲーム案用の登場キャラクターの絵も描きました。その2作の絵はイラスト集にするかもしれません。
小学3年生前後に無人島のようなところで奇妙な果物をとって食べたりする漫画を、その後ホラー漫画の影響を受けて残酷なものへと描き直し、時期は不明で120パラグラフゲームブックを作ったような記憶(トロンボーンという主人公を助ける登場人物とその挿絵のみ)と、最後の漫画で「サンダー ~○○?~」という落下事故で手の甲に稲妻の傷のある主人公のを数ページ描きました。これらのノートは現在行方不明に。
それから20年ほどのブランクがあって、自身初の長編ゲームブック「SAIKAI」をエブリスタで公開、幸い好評を得まして、それからネットに過去のものも含めて自作ゲームブックを多数公開しました。
2014年1月18日からはKDPに過去作の加筆修正版や新作など多数のゲームブックなど出版、2021年10月21日からは「オークションのすすめ 」でペーパーバック版の出版も開始しました。