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テキヤの掟 祭りを担った文化、組織、慣習 (角川新書) 新書 – 2023/1/10
廣末 登
(著)
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購入オプションとあわせ買い
縁日を支える独自文化・組織の実情と、暴走する暴排条例の実態を明かす!
縁日から屋台が消える。
暴走する暴排条例。反社でないのに排除されている――。
テキヤ経験者の研究者が祭りを支える人々の実態を取材・調査!
テキヤ社会と裏社会の隠語集も掲載。
ソースせんべい、わた菓子、ヨーヨー釣りなど、
薄利の品を祭りで売る、縁日を支える人たちはどのように商売をし、どう生活しているのか?
世話人(出店を取り仕切る幹部)を務めた男に帳元(親分)の娘、2人のテキヤのオーラルヒストリーを通じ、戦後から現在までの縁日の裏面史が明らかとなる!
■ヤクザとテキヤは祀神が違う
■酉の市の熊手の商売は助け合い
■昔は刑事さんもお客さん
■祭りの混雑をさばくのも世話人の仕事
■テキヤ稼業は闇市から始まった
■テキヤの葬式じゃあ、ちらしちゃダメ
■前金も契約書もない、ご縁による商売
【テキヤ隠語使用例】
・バイはマブテン、サンタクヨロクした(商売は上首尾で沢山儲かった)
・アニコウからタイガリくっちまった(兄貴からひどく怒られた)
・ヒンはヤリモカマラん(銭は一文も無い)
・今日はジンがナイスクだった(今日は人出が少なかった)
・スイがバレないうちにハヤバにゴイしょうぜ(雨が降って来ないうちに早く帰ろう)
・あいつにヤクマチ切られちゃったよ(あいつに悪口言われた)
【目次】
まえがき
序章 テキヤ稼業とはなにか
第一部 テキヤの世界
第一章 テキヤ稼業の実態――元世話人の回想
第二章 戦後縁日史――帳元の娘の回想
第三章 彼らはどこから来て、どこに行くのか
第二部 テキヤ社会と裏社会の隠語
はじめに
テキヤ用語一覧
概説/数字/テキヤ用語使用例
あ~わ行
裏社会用語一覧
あ~や行
あとがき
参考・引用文献
縁日から屋台が消える。
暴走する暴排条例。反社でないのに排除されている――。
テキヤ経験者の研究者が祭りを支える人々の実態を取材・調査!
テキヤ社会と裏社会の隠語集も掲載。
ソースせんべい、わた菓子、ヨーヨー釣りなど、
薄利の品を祭りで売る、縁日を支える人たちはどのように商売をし、どう生活しているのか?
世話人(出店を取り仕切る幹部)を務めた男に帳元(親分)の娘、2人のテキヤのオーラルヒストリーを通じ、戦後から現在までの縁日の裏面史が明らかとなる!
■ヤクザとテキヤは祀神が違う
■酉の市の熊手の商売は助け合い
■昔は刑事さんもお客さん
■祭りの混雑をさばくのも世話人の仕事
■テキヤ稼業は闇市から始まった
■テキヤの葬式じゃあ、ちらしちゃダメ
■前金も契約書もない、ご縁による商売
【テキヤ隠語使用例】
・バイはマブテン、サンタクヨロクした(商売は上首尾で沢山儲かった)
・アニコウからタイガリくっちまった(兄貴からひどく怒られた)
・ヒンはヤリモカマラん(銭は一文も無い)
・今日はジンがナイスクだった(今日は人出が少なかった)
・スイがバレないうちにハヤバにゴイしょうぜ(雨が降って来ないうちに早く帰ろう)
・あいつにヤクマチ切られちゃったよ(あいつに悪口言われた)
【目次】
まえがき
序章 テキヤ稼業とはなにか
第一部 テキヤの世界
第一章 テキヤ稼業の実態――元世話人の回想
第二章 戦後縁日史――帳元の娘の回想
第三章 彼らはどこから来て、どこに行くのか
第二部 テキヤ社会と裏社会の隠語
はじめに
テキヤ用語一覧
概説/数字/テキヤ用語使用例
あ~わ行
裏社会用語一覧
あ~や行
あとがき
参考・引用文献
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2023/1/10
- 寸法11 x 1.2 x 17.3 cm
- ISBN-104040824423
- ISBN-13978-4040824420
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商品の説明
著者について
●廣末 登:1970年、福岡市生まれ。社会学者、博士(学術)。専門は犯罪社会学。龍谷大学犯罪学研究センター嘱託研究員、久留米大学非常勤講師(社会病理学)、法務省・保護司。2001年北九州市立大学法学部卒業、08年同大学大学院社会システム研究科地域社会研究科博士後期課程修了。国会議員政策担当秘書、熊本大学イノベーション推進機構助教、福岡県更生保護就労支援事業所長等を経て、現職。裏社会のリアルを科学的調査法に基づいた取材を重ね、一次情報をもとに解説する。著書に『ヤクザと介護』『ヤクザになる理由』など。
著者について
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イメージ付きのレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年12月10日に日本でレビュー済み
タイトルからすると、テキヤという商売の内容と成り立ち、それに従事する人達の特性などについて研究したものを、解説したものかと思ったのですが、、
第一印象としては、ルポタージュのような印象を受けました。
実際に著者はテキヤとして働きながら、その実態について調査をしているのですが、体験故にリアリティが増す反面、木乃伊取りが木乃伊になってしまったような感じもします。
業界用語、隠語の類をそのままに、口語調で記す文体ということもあり、読み易いけれど解り難い文章です。なんというか、調子に乗ってバイト先の業界用語を多用する学生の会話のようです。
テキヤはヤクザではなく、合法的な商売をしています。日本のお祭り文化を担う側面もあります。目の敵にしてはいけません。
ということが著者の主張なのですが、その裏打ちとして収載している、テキヤを稼業としている人の生い立ち紹介パートが無駄に長い(しかも2本立て)という構成も、意味不明です。
いやいや、個人伝じゃないんだから、総ページの半分以上をそれで占めるって何?という感じ。
ヤクザの媒酌人をテキヤが務めるしきたりがあるが、繋がりがあると言えばそれだけである(だからヤクザとは異なる)、って、普通のカタギ稼業だったらそんな繋がりなんてないでしょ。
まあ、個人的な感想としては、テキヤは非合法な稼業ではないものの、ヤクザと同じ文化圏に属する似て非なる存在であり、決してカタギとは言い難い、という印象を受けました。
第一印象としては、ルポタージュのような印象を受けました。
実際に著者はテキヤとして働きながら、その実態について調査をしているのですが、体験故にリアリティが増す反面、木乃伊取りが木乃伊になってしまったような感じもします。
業界用語、隠語の類をそのままに、口語調で記す文体ということもあり、読み易いけれど解り難い文章です。なんというか、調子に乗ってバイト先の業界用語を多用する学生の会話のようです。
テキヤはヤクザではなく、合法的な商売をしています。日本のお祭り文化を担う側面もあります。目の敵にしてはいけません。
ということが著者の主張なのですが、その裏打ちとして収載している、テキヤを稼業としている人の生い立ち紹介パートが無駄に長い(しかも2本立て)という構成も、意味不明です。
いやいや、個人伝じゃないんだから、総ページの半分以上をそれで占めるって何?という感じ。
ヤクザの媒酌人をテキヤが務めるしきたりがあるが、繋がりがあると言えばそれだけである(だからヤクザとは異なる)、って、普通のカタギ稼業だったらそんな繋がりなんてないでしょ。
まあ、個人的な感想としては、テキヤは非合法な稼業ではないものの、ヤクザと同じ文化圏に属する似て非なる存在であり、決してカタギとは言い難い、という印象を受けました。
2023年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、テキヤを経験した社会学者が書いた書籍である。
国内外の大学でも講義をしている、著名な社会学者が書いた
ことが本書の肝である。
とはいえ、専門用語を多用する学術書ではなく、読みやすい。
テキヤ経験者でないと、わからないことが各所に見出せる。
著者は、博士号を持ちながら地元のテキヤの一味に加わり、
鬱病のリハビリの過程で、商売をした経験を有している。
自身の経験と、テキヤ二人の経験者から聴取した一次情報
に基づいて書かれているリアルさが貴重である。
一読すると、テキヤへの思い入れが強いように感じるが、
日本文化として風化させてはならないもの、ハレの文化
の担い手であるテキヤを、後世に残したいという筆者の
気持ちが伝わってくる。
上納金を回収するから、徒党を組むから反社扱いする
という日本社会の姿勢に、一石を投じる貴重な一冊だ。
なかなか、この点にまで踏み込んで議論している本は
少ない。
本書では、なぜ上納金が必要なのか、その理由や仕組
みも元世話人の証言を通して、紹介されている。
テキヤは、物を売ってなんぼの商売。
薄利の商品を売ってカツカツの生活をしている。
祭りを愛し、兼業しながら商売をする「まつりびと」
の熱い思いを代弁している。
本書に収録された聞き書きの部分では、古き良き時代の人情
のエピソードに触れることで、日本人の「美しい心」の一端
を知ることができる。
昭和の下町人情を知らないひとには、ぜひ手にとって頂き
たい一冊である。
そこには、下町の日本人の心に内包される「温かい太陽」
が見出せるかもしれない。殺伐とした世の中に辟易とした
現代人には、ぜひ、一読することをお勧めしたい。
本書を読み終わったとき、爽快な気分を味わえると思う。
国内外の大学でも講義をしている、著名な社会学者が書いた
ことが本書の肝である。
とはいえ、専門用語を多用する学術書ではなく、読みやすい。
テキヤ経験者でないと、わからないことが各所に見出せる。
著者は、博士号を持ちながら地元のテキヤの一味に加わり、
鬱病のリハビリの過程で、商売をした経験を有している。
自身の経験と、テキヤ二人の経験者から聴取した一次情報
に基づいて書かれているリアルさが貴重である。
一読すると、テキヤへの思い入れが強いように感じるが、
日本文化として風化させてはならないもの、ハレの文化
の担い手であるテキヤを、後世に残したいという筆者の
気持ちが伝わってくる。
上納金を回収するから、徒党を組むから反社扱いする
という日本社会の姿勢に、一石を投じる貴重な一冊だ。
なかなか、この点にまで踏み込んで議論している本は
少ない。
本書では、なぜ上納金が必要なのか、その理由や仕組
みも元世話人の証言を通して、紹介されている。
テキヤは、物を売ってなんぼの商売。
薄利の商品を売ってカツカツの生活をしている。
祭りを愛し、兼業しながら商売をする「まつりびと」
の熱い思いを代弁している。
本書に収録された聞き書きの部分では、古き良き時代の人情
のエピソードに触れることで、日本人の「美しい心」の一端
を知ることができる。
昭和の下町人情を知らないひとには、ぜひ手にとって頂き
たい一冊である。
そこには、下町の日本人の心に内包される「温かい太陽」
が見出せるかもしれない。殺伐とした世の中に辟易とした
現代人には、ぜひ、一読することをお勧めしたい。
本書を読み終わったとき、爽快な気分を味わえると思う。
2023年3月1日に日本でレビュー済み
我々庶民が縁日や祭りなどのハレの日に身近に接し、親しんでいるテキヤの実態を鋭く描いている。
特に二人のテキヤの半生を紹介した前半部分はとても興味深く、テキヤ稼業の奥深さを思い知らされ、強く印象に残った。
近年、テキヤ=暴力団という図式が浸透し、更にコロナ禍が追い打ちをかけてテキヤさん達はさぞやしんどい思いをしているだろう。本書には今後のテキヤの生き残り対策にも触れられている。
そして、巻末にはテキヤ用語(符牒)の一覧も掲載されており、勉強になった。
長い年月、全国各地の祭りを彩ってきたテキヤの今後が気になってきた。警察ももう少し柔軟に考えて欲しいな・・・とテキヤの人々に同情を禁じ得なかった。
特に二人のテキヤの半生を紹介した前半部分はとても興味深く、テキヤ稼業の奥深さを思い知らされ、強く印象に残った。
近年、テキヤ=暴力団という図式が浸透し、更にコロナ禍が追い打ちをかけてテキヤさん達はさぞやしんどい思いをしているだろう。本書には今後のテキヤの生き残り対策にも触れられている。
そして、巻末にはテキヤ用語(符牒)の一覧も掲載されており、勉強になった。
長い年月、全国各地の祭りを彩ってきたテキヤの今後が気になってきた。警察ももう少し柔軟に考えて欲しいな・・・とテキヤの人々に同情を禁じ得なかった。
2023年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
親の稼業がこのものなり。昔の事、在りし日のオヤジ思い出されました。
2023年6月24日に日本でレビュー済み
思っていた内容と違いました。文章が読みづらい上、隠語の意味が紹介されてない単語も多数。
一般社会の思い込みで、ヤクザっぽい人たちの中でもテキヤはいい人、という浅い考えは根本から裏切られる。何をやらせても、ダメな人(約束を守れないとか、借りたものを返さない)がやたらと出てきて、読んでいて、真っ当な社会人はいらいらするかも。
変に情緒的な内容に仕上げず、リアリティを追いかけたことには評価。
一般社会の思い込みで、ヤクザっぽい人たちの中でもテキヤはいい人、という浅い考えは根本から裏切られる。何をやらせても、ダメな人(約束を守れないとか、借りたものを返さない)がやたらと出てきて、読んでいて、真っ当な社会人はいらいらするかも。
変に情緒的な内容に仕上げず、リアリティを追いかけたことには評価。
2023年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分の期待していた内容と違った…