私は留学をしたことがあり、留学以前にも英語学習をしていたので、
英語を取得する為、というよりは、DaiGoさんの考える、英語勉強法、学習法に興味があり、
この本を購入しました。
確かに、冒頭からの、日本人の特性により、”英語が話せない”というのは、私も前々から思っていたことなので、
それがばしっと冒頭に書いてあるのは、いいな、と、思いました！
そしたらどうすればいい？、まで解説してありますし、DaiGoさん自身の体験も交えて、
わかりやすい解説が凄く良かったです。
また、この本は、”英語学習”だけでなく、「”学習”したことを定着させる」、というおおもとのことが
科学的、また脳科学的観点に基づいて書かれており、とても勉強になりました！
どんな事柄やシチュエーションであっても、
学習したことや覚えることに苦労するのは、誰でも経験があると思いますが、
それでは、どうすれば、効果的に記憶できるのか、覚えられるのか、
それが細かく解説されていて、とても良かったです。
期間、学習法、今”一番効果的”と言われていることが、科学的観点から解説されているので、とても信頼できます。
英語学習自体に興味がない方でも、一般的な、”効果的な学習法” を知る上で、この本を手に取ってみるのは
大ありだと思います！！
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出版社より
本書の構成
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話せないのは英語力の問題ではない
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常識を捨てれば英語は身につく今までやってきた学習法を一刀両断！ 脳科学的に効率的と証明されている学習法を新提案します。 |
ビッグファイブ性格診断によるあなたに最適な学習法を伝授
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英語学習の勘違い①
一般的に、「語学は脳が若く、頭が柔軟なうちに習得すべき」というのが、英語学習の常識とされています。
年をとってからでは遅いと思い込み、「若いうちにもっと英語を学んでおけばよかった」と後悔している人も多いでしょうが、その常識は実際には「完全な誤り」だとDaiGoは指摘しています。むしろ、年を重ねるほどに語学を学ぶメリットは大きくなると言います。
>>> 詳細な解説は本書で5つの「勘違い」に警鐘を鳴らします。
本当に効率的な英語学習法①
- 「思い出す」学習に変える
想起(思い出す)ことで学習効果があがることを想起練習効果といいます。学習に応用する際には学んだ内容についての問題を解くことがより効果的であると考えられます。インプットの時間は短く、アウトプットの時間を長くとることが鉄則です。
>>> 本書ではさらにこの学習法を詳細に解説!全部で6つの学習法を伝授します。
本書のコラムより「恥をかくのは、深く学ぶチャンス」
脳に強い負荷がかかるという意味ではストレスのかかる状況で学んだ知識のほうが定着しやすいことがわかっています。
「そうか、ああいうときはこう言えばよかったのか」と悔しさとともに学んだフレーズはいつまでも覚えているものです。おかしな英語をしゃべって笑われたとき、強烈な恥ずかしさを感じるからこそ、その表現については決して忘れることはないのです。
緊張したり、ストレスがかかったり、恥ずかしかったりという状況に追い込まれた時は「これは深く学ぶ機会だ」と考えればいいのです。
>>> 本書ではこのようなコラムを全部で８つの掲載しています。
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イメージ付きのレビュー
英語勉強法というよりコミュニケーション上達法
想起学習の効果や記憶のメカニズムを活用した暗記法など、英語の勉強法について非常に読みやすくまとめられています。それらのテクニックを日々の英語学習に取り入れるために本書を読むのも効果的だと思いますが、個人的に本書で響いたのは、勉強法よりコミュニケーション上達法でした。私は現在シンガポールの外資系企業で働いているのですが、仕事をしていても大切なのは英語力ではなく、物怖じせずに誰とでもコミュニケーション出来る力だと感じています。そして自分自身のその力の貧弱さに日々凹んでいます(国内ではコミュ力は高めの方だったのですが…)。自分の弱点が何であり、それをいかに克服するか、という英語を学習する中で一歩振り返った視点で気付きを与えてくれました。また英語は最強の脳トレである、という視点も面白かったです。これからも英語学習を続けたいとシンプルに思うことが出来ました。実はDaiGo氏の本を読むのは本書が初めてだったのですが(胡散臭そうで…失礼！！)、他の専門書等のエッセンスを分かりやすくまとめ直しており、また記載されている各種表現も柔らかく、読みやすかったです。ただ、勉強法や紹介されているツールについては合う合わないもあると思うのと(個人的にはレベル感が合わなかった)、少し内容が軽かったので星は4つにさせていただきます。
