とてつもなく食べることに情熱を燃やす井上荒野先生の短いエッセー集。あともう少し読みたい!という気持ちを残しつつも、1つ1つのお話が気持ちよく腑に落ちていく。誰もが慌ただしく過ごすような時代だが、ページを開けば、さっと読めてしまう。今の時代にちょうど合ったボリューム感ともいえるのかも知れない。
季節ごとに分かれた短編は、春は「にぎやかな筍」、夏は「裏通りの冷やし中華」、秋は「ろくちゃんの茄子」、冬は「おせちを作る理由」など、何かしらドラマがひっそりと忍んでいて、その余韻が楽しめる。
秋の夜長にしみじみと読める一冊、食いしんぼにお勧めしたい。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥1,210¥1,210 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥1,210¥1,210 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥173¥173 税込
配送料 ¥410 5月24日-26日にお届け
発送元: KAUZO(嵯峨野株式会社)毎日・迅速・丁寧な発送に心掛けています 販売者: KAUZO(嵯峨野株式会社)毎日・迅速・丁寧な発送に心掛けています
¥173¥173 税込
配送料 ¥410 5月24日-26日にお届け
発送元: KAUZO(嵯峨野株式会社)毎日・迅速・丁寧な発送に心掛けています
販売者: KAUZO(嵯峨野株式会社)毎日・迅速・丁寧な発送に心掛けています
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
荒野の胃袋 (潮文庫) 文庫 – 2022/10/20
井上 荒野
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,210","priceAmount":1210.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,210","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"wc%2BgKOw2PG4HcnpCm6ClLsMrhz6x%2FqObwVZ51rFUzswrRE0ezmneHnv1naU4H3o4rgxX0Q9v0I4iylrQzdjkBfaI8urmblN8ynkWYKHn60R0raznJEJARYyGuCzAEYvZzluGeVyoapQ%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥173","priceAmount":173.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"173","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"wc%2BgKOw2PG4HcnpCm6ClLsMrhz6x%2FqObPawHjj1OtQXNqm9qoVpxChRHIc9OBcqTk9PEEkQrGBnfeUntxIPeBt6dICDER7FMiNunLTybtssZE6wvglbC8LOxDuCRG%2BL2QqpP6S1Nh6vfJbmPIySDr0jz4eMSdaUuko4wC1quGlLPSdfamc0Rbw%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
映画『あちらにいる鬼』(2022年11月全国ロードショー)の原作者が紡ぐ、 「おいしいもの」にまつわる50の風景。食卓のおかげで、私たちは「家族」だった──。 2014年9月に刊行された、単行本『荒野の胃袋』の文庫化。 直木賞をはじめ、数多くの文学賞を受賞し、随筆やエッセイ、絵本の翻訳でも高い評価を受ける井上荒野さんは、食べることが大好きで、料理上手でも有名。そんな著者が軽妙な筆致で描き出す、「おいしいもの」にまつわる50のショート・エッセイ。食べ物の記憶にはいつも味や匂いとともに、ステキな情景や思い出もついてくる――。本文に紹介された一品をおいしく作れるレシピを、色鮮やかなカラーイラストとともに収録。巻末には文庫化のための豪華特別対談 角田光代 × 井上荒野「生きること 食べること」を収録‼ 【本書内容】全50のテーマ項目を「春」「夏」「秋」「冬」に分けて構成。 ⦿井上家の家訓 春 にぎやかな筍 ⦿今年もお弁当 ⦿にぎやかな筍 ⦿キングオブエビフライ ⦿フランスうどんの音 ⦿うどん問題、あるいはルーツ ⦿ステーキバトル ⦿コンビーフ自分史 ⦿塗りものと二日酔い ⦿煮干しはえらい ⦿混ぜごはんの領土問題 ⦿クレッソンとサラドと鰐梨と ⦿ササミ礼賛 夏 切ない梅酒 ⦿外食考 ⦿大人な茄子 ⦿昔のとうもろこし ⦿切ない梅酒 ⦿香ばしき魂 ⦿裏通りの冷やし中華 ⦿ひみつのカニカマ ⦿「しぼりたて」と「てかてか」 ⦿王女様のチーズサンド ⦿麦茶、あるいは敬意の問題 ⦿青春のインスタントラーメン 秋 夜とロシアとコロッケと ⦿ろくちゃんの茄子 ⦿煮込みの明日 ⦿キングオブ干物 ⦿ケーキを焼く理由 ⦿幻のミートパイ ⦿ひとり羊 ⦿夜とロシアとコロッケと ⦿なんちゃってポルチーニの幸福 ⦿パーフェクトな秋刀魚 ⦿絶滅危惧種の卵 ⦿男らしさと油揚げ ⦿じゃがいもをする話 ⦿母と食べる 冬 おせちを作る理由 ⦿「ごろっとしたごはん」考 ⦿レディとトランプのスパゲッティ ⦿主婦の昼ごはん ⦿葱の青いところ ⦿孤高の牡蠣ごはん ⦿干鱈と闘う ⦿大晦日の鰤かぶら ⦿悩ましきお雑煮 ⦿黒豆の心 ⦿おせちを作る理由 ⦿元旦と甘酒 ⦿がり餅と火鉢 ⦿納豆と想像力 ⦿最後の晩餐
- 本の長さ176ページ
- 言語日本語
- 出版社潮出版社
- 発売日2022/10/20
- 寸法15.2 x 10.5 x 0.9 cm
- ISBN-104267023670
- ISBN-13978-4267023675
よく一緒に購入されている商品
¥616¥616
最短で5月24日 金曜日のお届け予定です
残り3点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 潮出版社 (2022/10/20)
- 発売日 : 2022/10/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 176ページ
- ISBN-10 : 4267023670
- ISBN-13 : 978-4267023675
- 寸法 : 15.2 x 10.5 x 0.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 114,737位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,895位エッセー・随筆 (本)
- - 23,422位ノンフィクション (本)
- - 28,774位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。1989年「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞を受賞し、デビュー。2004年『潤一』(新潮文庫)で第11回島清恋愛文学賞、2008年『切羽へ』(新潮社)で第139回直木賞を受賞。『あなたがうまれたひ』(福音館書店)など絵本の翻訳も手掛けている。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年12月9日に日本でレビュー済み
キャベツ炒めに捧ぐでのご飯の描写が好きで、著者のエッセイを読んでみた。ショートエッセイのため一つ一つは短いものの食べ物に向ける情熱を感じ、あの描写になるのだと納得した。本作品には角田光代さんとの対談も含まれていて感激した。対談では、江國香織さん含めて食事にいったというエピソードがあり、なんて豪華なメンバーだと思った。井上さん、角田さんファンなので幼い頃は偏食だったという二人の共通点を密かに見つけられだけで読む価値があった。
2019年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私はこの作者さんの書く食事シーンが特に好きなのですが、そういった方に是非おすすめです。
あまり食い道楽ではない自分でも見ているとついつい食べたくなってしまい、この本に載っている「ろくちゃんの茄子」を作ったくらい(美味しかった)
挿し絵の食べ物がまた絶妙に美味しそうに描かれていて、やられた~!という感じです。
素晴らしいの一言です
あまり食い道楽ではない自分でも見ているとついつい食べたくなってしまい、この本に載っている「ろくちゃんの茄子」を作ったくらい(美味しかった)
挿し絵の食べ物がまた絶妙に美味しそうに描かれていて、やられた~!という感じです。
素晴らしいの一言です
2015年1月23日に日本でレビュー済み
「美味しい」をダイレクトに伝えてくれる文章は大好きです。
「食べる事が好き」って余り強調されると「美味しい物を美味しく食べてちゃんと消化出来るってのはご健康でよいですね」とつい妬心から嫌味っぽく言いたくなっちゃう部分もあるのですが…。(「普通」の食事不可能な持病持ち故です)
が、やっぱり「美味しいモノ」の描写は読んでて楽しい。
本書で出てきた「お茶碗卵」。他の方も別の名称で書いてましたねー。この器っていつ頃流行っていつ頃廃れたんだろう?
それぞれの家で、色んな呼び名があるんだろうなー、と想像が膨らみました。
「食べる事が好き」って余り強調されると「美味しい物を美味しく食べてちゃんと消化出来るってのはご健康でよいですね」とつい妬心から嫌味っぽく言いたくなっちゃう部分もあるのですが…。(「普通」の食事不可能な持病持ち故です)
が、やっぱり「美味しいモノ」の描写は読んでて楽しい。
本書で出てきた「お茶碗卵」。他の方も別の名称で書いてましたねー。この器っていつ頃流行っていつ頃廃れたんだろう?
それぞれの家で、色んな呼び名があるんだろうなー、と想像が膨らみました。