この本はUnixやWindows向けのソフトウェア製品の開発者が、ぜひとも読むべき本の一つである。内容については各出版者からのレビューに言われている通りです。
まさにそういうソフトウェア開発をしている部署に勤める私は、部の若手にこの本の輪講を命じました。
併せて読む本としては、私なら「エキスパートCプログラミング」をお勧めします。
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Linkers & loaders 単行本 – 2001/9/25
- 本の長さ239ページ
- 言語日本語
- 出版社オーム社
- 発売日2001/9/25
- ISBN-104274064379
- ISBN-13978-4274064371
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
Linkers & loaders
リンカーとローダーの動作を歴史的な経緯も含めて網羅的かつ詳細に解説する。CPUアーキテクチャやメモリー管理に言及しつつ,UNIX,Windows,メインフレームの各オブジェクト・ファイル形式について,基礎から解説するとともにその特徴を説明。共有ライブラリやC++言語の登場によるオブジェクト・ファイル形式の変遷についても解説する。また,リンク時最適化などリンカー作成者向けの高度な技術も紹介する。
リンカーとローダーの動作を歴史的な経緯も含めて網羅的かつ詳細に解説する。CPUアーキテクチャやメモリー管理に言及しつつ,UNIX,Windows,メインフレームの各オブジェクト・ファイル形式について,基礎から解説するとともにその特徴を説明。共有ライブラリやC++言語の登場によるオブジェクト・ファイル形式の変遷についても解説する。また,リンク時最適化などリンカー作成者向けの高度な技術も紹介する。
(日経Linux 2001/12/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
Linkers & loaders
リンカーはコンパイラが生成したファイルを結合して実行ファイルを作るツール。ローダーは実行ファイルをメモリーにロードするプログラムのことである。これらを日常使っているにもかかわらず,具体的にどんな作業をしているのかを意識している人は少ないだろう。
本書は,このリンカーとローダーについて系統立てて説明する数少ない解説書だ。WindowsのCOFF/OMFやUNIXのa.out/ELFといったオブジェクト・ファイルのフォーマット,アドレス再配置の方法,共有ライブラリの仕組みなどを,自分でリンカーやローダーを作れるようになるほど詳細に解説している。プロセサのアーキテクチャにも触れており,あまり予備知識がなくても読むことができる。「プログラムはなぜ動くのか」を理解したい人なら,手に取ってみてほしい。
( 日経ソフトウエア)
(日経ソフトウエア 2001/12/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
リンカとローダの仕組みを基礎から解説する。また、さまざまなコンパイラやOSごとの違いを示しつつ、リンクとロードについても総合的に解説。高速で簡潔なコードを書くための実践的なアドバイスを提供する。
登録情報
- 出版社 : オーム社 (2001/9/25)
- 発売日 : 2001/9/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 239ページ
- ISBN-10 : 4274064379
- ISBN-13 : 978-4274064371
- Amazon 売れ筋ランキング: - 509,528位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2002年4月24日に日本でレビュー済み
2009年1月9日に日本でレビュー済み
私はコンパイラを専門とするソフトウェア開発者なので、リンカやローダにはある程度通じており、特に名前解決や再配置と言った概念は共有していると言って良い。最近では開発環境上でプログラムを開発する事が普通なので、リンカやローダの存在感は薄いが、プログラムがどうやってメモリにローディングされ実行されるかを知りたい方、あるいは開発環境を作る立場の方にとっては有用な書。他の評者の方がおっしゃる程、訳も悪くないと思う。また、Windows上でdllを作りたい方にも参考になると思う。
第一章では、リンカーとローダの前説として、ローディングとは何か、再配置の概念、名前解決等が説明される。第二章では、アーキテクチャに関る事項として、アドレス空間(指定方法)、エンディアン、手続き呼び出しとスタック構成、仮想メモリとページングが説明される。第三章では様々なオブジェクト形式が再配置可能性を中心に説明される。特に、ELFとCOFFについては、私は解析プログラムを作成した経験があり、懐かしく読んだ。第四章では、記憶域割り当てについて述べられるが、特にC++のinitializer, finalizerについて言及している点が特徴。第五章では、シンボルの管理の説明。シンボル・テーブルの形式から始まって、global symbol, segment, デバッグ情報の管理、C++の型と有効範囲が論じられる。第六章ではライブラリの説明。第七章では、再配置についてマシンやオブジェクト形式毎に改めて詳しく説明される。第八章ではオーバレイ、第九章では共有ライブラリ、第十章ではやはりマシンやオブジェクト形式毎に動的リンク・ロードが説明される。最終章では、差分リンク、リンク時最適化等、高度なテクニックが紹介される。
リンカーとローダの機能を要領良く説明して、プログラムの実行方式の理解に有用な書。
第一章では、リンカーとローダの前説として、ローディングとは何か、再配置の概念、名前解決等が説明される。第二章では、アーキテクチャに関る事項として、アドレス空間(指定方法)、エンディアン、手続き呼び出しとスタック構成、仮想メモリとページングが説明される。第三章では様々なオブジェクト形式が再配置可能性を中心に説明される。特に、ELFとCOFFについては、私は解析プログラムを作成した経験があり、懐かしく読んだ。第四章では、記憶域割り当てについて述べられるが、特にC++のinitializer, finalizerについて言及している点が特徴。第五章では、シンボルの管理の説明。シンボル・テーブルの形式から始まって、global symbol, segment, デバッグ情報の管理、C++の型と有効範囲が論じられる。第六章ではライブラリの説明。第七章では、再配置についてマシンやオブジェクト形式毎に改めて詳しく説明される。第八章ではオーバレイ、第九章では共有ライブラリ、第十章ではやはりマシンやオブジェクト形式毎に動的リンク・ロードが説明される。最終章では、差分リンク、リンク時最適化等、高度なテクニックが紹介される。
リンカーとローダの機能を要領良く説明して、プログラムの実行方式の理解に有用な書。
2013年9月2日に日本でレビュー済み
10年以上前に読んだのですが、翻訳が酷すぎて最後まで読めませんでした。
というか直訳のまま出した感じです。
リンカやローダーを扱う本は少ないので、残念です。
翻訳だけでなく、原書にも問題はあったかと思われます。
とにかく文章だけで説明しているところがあまりにも多過ぎます。
図を多用するのが技術本の基本ではないのでしょうか。
内容も概要しか書かれていませんので、浅い内容です。
酷い翻訳を苦労して読む価値はないと思われます。
というか直訳のまま出した感じです。
リンカやローダーを扱う本は少ないので、残念です。
翻訳だけでなく、原書にも問題はあったかと思われます。
とにかく文章だけで説明しているところがあまりにも多過ぎます。
図を多用するのが技術本の基本ではないのでしょうか。
内容も概要しか書かれていませんので、浅い内容です。
酷い翻訳を苦労して読む価値はないと思われます。
2007年8月2日に日本でレビュー済み
すみません、ネガティブなことを書くようですが、
この本の訳はよいとはいえません。。。
直訳しているので日本語が非常に分かりづらい。
がんばって原文を読んだほうがよろしいかと思います。
原文ですが、触れている内容は深いとはいえません。
いろいろな実行形式のフォーマットを並べていますが、
開発者にとってどこがどう役立つかまったく述べられていません。
この本が開発者にとって是非必要と書いているレビューを見ましたが
本当にこの分かりづらい日本語を時間をかけて読む価値があるか疑問です。
私にとっては購入する価値がありませんでした。
出版社の人はもっと訳をまともにするよう頑張っていただきたいものです。
この本の訳はよいとはいえません。。。
直訳しているので日本語が非常に分かりづらい。
がんばって原文を読んだほうがよろしいかと思います。
原文ですが、触れている内容は深いとはいえません。
いろいろな実行形式のフォーマットを並べていますが、
開発者にとってどこがどう役立つかまったく述べられていません。
この本が開発者にとって是非必要と書いているレビューを見ましたが
本当にこの分かりづらい日本語を時間をかけて読む価値があるか疑問です。
私にとっては購入する価値がありませんでした。
出版社の人はもっと訳をまともにするよう頑張っていただきたいものです。