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うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間 (文春文庫) Kindle版

4.5 5つ星のうち4.5 814個の評価

「ふざけんな、ふざけんな、みんないい思いをしやがって」

藤井フィーバーに沸く将棋界で、突然、羽生世代の有名棋士の休場が発表されました。
様々な憶測が流れましたが、その人、先崎九段は「うつ病」と闘っていたのです。

孤独の苦しみ、将棋が指せなくなるという恐怖、そして復帰への焦り……。
体験した者でなければなかなか理解されにくいこの病について、エッセイの名手でもある先崎さんが、発症から回復までを細やかに、淡々と綴ります。
心揺さぶられること、必至!

解説:佐藤優

※この電子書籍は2018年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B08C9RGJNK
  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2020/7/8)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2020/7/8
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 1381 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 152ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 814個の評価

著者について

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先崎 学
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
先崎さんは専門医により鬱と診断され入院され、
現在は寛解されて元気に活動しています。
が、その先崎さんを実際に診察したわけでもない素人が
鬱だったとは思えないと低評価をつける。
とても恐ろしい人だと思いました。
こういう人が不確定情報に踊らされてネットリンチして
挙げ句にその人が無関係だったりしても反省しない類の人なんでしょうね。
34人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
(もうひとつの考え方)

腹が減ると、だれでも食べる。
そこには、空腹の不快の感覚と食べることの快の感覚がある。
不快の記憶は、記憶回路の成長を抑制し、快の記憶は記憶回路の成長を促進する。
これにより、腹が減ると食べるという回路が形成される。

動物は、生命を維持し、子孫を残す行動結果を快とし、反対を不快とすることで、
環境の変化に柔軟に適合した記憶による行動回路を形成している。

こうして、人の記憶の全体の中には、身体内外からの感覚の記憶とそれらに対する反応である快または不快の感覚の記憶がある。
そして、記憶全体の中の快または不快の記憶が、気分や感情を形成している。

不眠
不眠は、あらゆる精神病や神経症の最大の原因である。
不眠の原因は、記憶全体のまとまりの良し悪しによる。
記憶全体のまとまりがよければ、記憶全体の中の快の記憶が疲労すると記憶全体の興奮が低下するため、睡眠が誘発される。
反対に、記憶全体のまとまりが弱いと部分的な快の記憶が疲労しても、他の部分の快の記憶が働くため、記憶全体の興奮が低下せず不眠となる。

記憶全体のまとまりを形成するもっとも重要なもののひとつが、身体感覚だ。

うつにとって、歩くことが改善につながるのは、歩くことが身体感覚を高めるからだ。
しかし、嫌々歩いてはならない。
不快は、ネットワークを否定するからだ。

健康のための運動では、健康にならない。
運動がおもしろくないからだ。
楽しくない運動は、人格形成にもならない。

他人の顔は、その人の記憶全体と結びついている。
町で知り合いに出会うと、「彼だ」と思う。
彼の顔を見ることで、その知り合いの記憶全体が漠然と働いたのだ。

自分の記憶についても、同じことが言える。
ただし、自分の記憶は、自分の顔に結びついていない。
ふだん、人は自分で自分の顔を見ないからだ。

その代わり、人は常に身体を感じている。
中でも、直立活動する人間は、直立姿勢を維持するために、腹筋や背筋などの筋肉を緊張させ、そこに安定した身体感覚を感じている。
このため、この身体感覚に自分の記憶全体が結びついている。

楽しく運動することは、身体感覚と記憶全体との絆を強くする。
快の記憶がネットワークを発達させるからだ。
逆に、自分を酷使すれば、身体と記憶全体との絆は、弱くなる。
その結果、記憶全体のまとまりが弱くなり、不眠になる。

イギリスやフランスは、大地が緩やかに起伏していて、歩くと豊かな展望が変化して楽しい。
アウトドアの楽しい国では、アウトドアを楽しく歩き回るので、個人が自立したやさしい個人主義が育った。

日本は、山国で平地が狭く、楽しく歩き回れる展望に満ちたアウトドアが身近にない。
他人の干渉が強く、町へ出ることがにがてな人も多い。

禅やヨガの聖人や日本の武士たちは、女性を遠ざけた。
これに対して、古代アテネにしろ、イギリスやフランスにしろ、アウトドアを楽しみ、スポーツを楽しむ社会では、公共の場に裸体の女性像や絵画をおいて鑑賞した。
このことは、楽しく運動することが、精神を安定にする効果の強さを示している。
つまり、楽しい運動は、性欲を超えている。

楽しいアウトドアがなくても、楽しく身体を動かすことは簡単だ。
2017年3月以来、わたしがやっている方法は、ジョーバに乗ってテレビゲームをすることだ。
テレビゲームは、子供の遊び、時間の浪費だと思っているが。
ジョーバ+テレビゲームは、もっとも簡単で、楽しく効果的なスポーツだ。

ジョーバは、電動の乗馬機械で、またがると前後左右にゆっくりと揺れるだけのものだ。(アマゾンで中古を1万7千円ほどで入手)
テレビゲームをやりながら、最低速で乗っていると、半日やっても飽きない。
少し足が痛くなるだけだ。

その効果は、寝つきの良さで、知ることができる。

テレビゲームは、だれでも楽しめるように、難易度が分かれているものが多い。
うつで、楽しめなくても、無理なく身体を動かすことができると思われる。

テレビ画面の中心は、視線と同じか、高めに設置すべきだ。
自然にいい姿勢になる。
いい姿勢は、身体感覚を安定させる。

健康のための運動ではなく、楽しむための運動が、人を健康にする理由は、身体と記憶全体との絆を強くするからだ。

ストレスは、身体を緊張させる。
手をにぎりしめ、くちびるをむすび、心臓が高鳴り、呼吸が乱れ、胃腸が痛くなり、筋肉が痛くなる。
楽しく身体を動かせば、ストレスに対して全身の骨格筋が反応するので、ストレスによる内臓疾患を避けることができる。一部の筋肉の過度な緊張による筋肉痛も避けられる。

ジョーバ+テレビゲームは、毎日2時間やれば、タフになる。
どんなバッシングにも動じなくなる。
胴周りの筋肉が、巨大な握りこぶしになって、ストレスに自然に反応し始める。
1時間でギリギリ。

分業社会は、恐怖や不安、怒り、侮りによって仕事に必要な集中力を高めている。
恐怖や不安などは、身体的な緊張を生ずるため、集中力を高める。

しかし、不快な感情による方法は、身体の絆を弱めるため、長期的には、集中力を弱めてしまう。そしてドロップアウトする人をつくる。

ジョーバ+テレビゲームは、90歳になっても、楽しめそうなので、ボケ防止に有効だと思える。
乗馬は、徳川家康の健康法でもある。

ジョーバ+テレビゲームの問題点
2017年3月にジョーバ+テレビゲームを始めてから、2年間、毎日2時間以上楽しんできて、問題点が見つかりました。
ジョーバが腸を前後左右に揺するため、腸に負担がかかるためか、下痢になったことです。
直ちに、ジョーバ+テレビゲームを中止して、フィトネスバイク(=エアロバイク)+テレビゲームに変更しました。
3か月続けたところ、腸の負担は改善しました。

フィトネスバイク(=エアロバイク)+テレビゲームの効果
その効果は、ジョーバ+テレビゲームの7~8割だと思います。
フィトネスバイクは、座席を高めにして、膝を落とし気味にすると、歩きながらテレビゲームを楽しむ感じに近づきます。
もちろん、フィトネスバイクの負荷の調整は、最低にしています。
時期を見て、限定的にジョーバ+テレビゲームを取り入れる予定です。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
必ず治ると励まされた気になりました。
人間は理性で理解できないと拒否するものだという一文が刺さります。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
将棋ファンで活字を読むのが好きな私が偶然見つけたノンフィクションで、読んでいる内に自分の経験した日々がそっくり映し出されているようで驚いてしまった。
ウツは突然やってくる。後から考えてみれば納得できるのだが、その時は、まさか自分が…!?とたじろぐ間も無く生命存続の危機にさらされる。
私にとって今最も熱いエンターテイメントである将棋の先生が、赤裸々にその体験を綴ってくださった、ありがたい本です。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鬱の心境について非常に細かく分析描写された本です。

『辛い日々を思い出すのはしんどいかと思ったが、案外そうでもなかった、人間、本当に喉元を過ぎれば熱さをわすれるものである』(18章末)

著者も書かれているように、鬱の時の心境は夢の中のように起きたら(治ったら)急速に忘れてゆきます。ほかの鬱経験者の著作を読むと「こうやったら克服できる」みたいなことが頭ごなしに掛かれてあったりするものが度々ありますが「それは治ったから忘れてるんだよ」とよく思います。
この本が貴重なのは、治りかけの時に2カ月かけて書籍にされたことでまだ生々しい心境がつづられている事にあると思います。

『一言でいうなら鬱の疲れは「辛い」のである。何が辛いんだといわれても困る。脳が勝手につらいという信号を送っているのだ』(19章)

ここの描写は特に至言に思う。本当にそう思う。

また「プロの将棋指しの人がどんな生き物か」を今までの棋士の本にはない新鮮な角度から詳細につづられている点でもこの本は貴重に思います。多分プロ棋士でも気が付いていなかった将棋指しの哲学なんだと思います。将棋ファンなら鬱に関係なくとも楽しめるとおもいます。


鬱について、私の経験からの持論ですが少し書かせてください。
私の時は不眠症が酷く6年間ほど眠った記憶がない状態が続いていました。最後は同じことに5分と集中することができなくて全く仕事ができなくなり、先崎さんも書かれていましたが本も読めなくなるだけでなく、数字を1から5まで数えることができなかったです。
病院に言って睡眠薬を貰ったら、自分には劇的に効いて出社時間を大きく後れて昼過ぎまで爆睡したけどそんなことよりものすごく気持ちよかったのをよく覚えています。(完治までにはその後8年ほどかかっています)

よく鬱は「電池が切れた状態。休息したら治る」と言われますが見当はずれに思います。
鬱とは「車のブレーキとアクセルを同時に踏み込んだ状態」です。
何をするにもものすごい力が必要だけど結果としてはほとんど動いていないだけ。そしてガス欠になると完全に停止してしてしまう。医者は(医者でなくとも)完全停止した状態でないと「鬱」だと解らないので予防が難しい。

もう少し説明すると、脳には体の神経をコントロールするスイッチが数千とあり、適切にスイッチを入れていくと歩いたり走ったり集中したりできるが、鬱の時は関係のない神経スイッチも脳が押してしまって、起き上がるのも困難になる。怒りが湧いたりアドレナリンが出てくるような作業があると、一時的にバッと必要なスイッチが一斉に押されて脳も冴えて正常な活動ができるけれど、静かに穏やかな時間がくると困ったことに無駄なスイッチが入ってしまう。経験的に過剰に活動的になるが疲れ果てると症状として現れる。

先崎さんは何月何日に鬱が発症したと明確な日時がある方でしたが、私の症状は『じわじわと何年もかけていつの間にか』でした。おそらく先崎さんの場合忙しさでアドレナリンが出続けて正常に見えただけで、実はそれまでに既に発症していたのではないかと思います。『ある日突然』という症状の現れ方は周囲も本人も異変に気が付きやすいし病院に行きやすくなるし医者も病状を把握しやすいので『鬱の典型例』のように医者も考えてしまうだけだと思います。

鬱は完全には治らないともよく聞きます。これは長すぎた鬱状態で鬱状態で見える世界が日常になってしまい、ゆがんだ空間でしか物事が見れなくなってしまったのだとおもう。先崎さんは僅か一年で完全復帰されたある意味幸運な方なのだと思います。それが自分の支えだった将棋の力だということにちょっとした感動を覚えました。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み物としては参考になる
鬱病の実体験もリアルに記載されている
気になるのは周りに恵まれすぎていて
あまり共感できないというか…
最も共感を筆者も望んではいないと思うが
完治?するのも早くてすごい
環境が整っている有名人の闘病記です
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
特に希死念慮について!また回復の過程も迫真。経験しているのだから当たり前ということではないと思う。うつ病。つくづく大変な病気だと思います。精神科医のお兄さんの存在がすごい。妻や後輩たちのこの支えも必要だった。それがあってなんとか回復できたのだと思います。
うつ病の遺伝的背景のある同僚が二人自殺しています。いずれも男性で50代で亡くなった。厳しい病気だとずっと思ってきました。回復途上でこの本を読んでいたらどうだったのか?必ず治る。この言葉の重み。そしてこの回復したうつ病体験者の話を読むことができていたら、と考えずにはいられません。
周りにうつ病の人がなくても、いつどこにそういう人が現れるか、あるいは自分が落ち込むかわからないですから、誰もが読んでよい本だと思います。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は長い間、うつ病を患っています。この所良くなってきたのですが、この書を読みながら、症状には個人差があることを感じました。もちろん共通点もありますから、途中読むのがしんどくなって、キンドルを閉じたりしました。思い出すのも辛いのでー。この方は兄が精神科医であり、しかも名医ですから、恵まれています。というのは、精神科医ほど、ハズレの多い医者はありません。(スミマセン、実感です)良い医者に3人目に巡り合って、私は自分に合う抗うつ剤を処方され、長いトンネルの出口の光が見えました。また筆者は「散歩は薬と同じくらい大事」と早い時期に兄に言われたのも功を奏しています。ただ散歩に出かけられないのです。億劫感はうつの肝ですから。頑張って書いてくださって励みになりました。そしてこの方が早く回復できたのは、普通の人とは違いそれこそ脳を使う仕事の最先端にいた方だからと思います。常人ではこうは行きませんから。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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