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麹町中校長が教える 子どもが生きる力をつけるために親ができること 単行本(ソフトカバー) – 2019/10/17
購入オプションとあわせ買い
「子育ての本当の目的」って、なんだろう?
宿題、定期テスト廃止。固定担任制も撤廃。服装・頭髪検査はおこなわない。
公立中学校とは思えない数々の学校改革で注目を集める
千代田区立麹町中学校の工藤勇一校長が、
子育ての「当たり前」について考えてみたのが本書です。
・友達は多いほうがいいはず。でも、うちの子は友達が少ない……。
・学校には行かなきゃならない。でも、うちの子は不登校になってしまった……。
・親子は仲良くなきゃいけない。でも、親子関係がうまくいっていない……。
・成績が悪かったら、いい学校に行けない。でも、うちの子は授業についていけない……。
多くの親御さんは、日々、さまざまなことに悩みながら
お子さんと向き合っていることでしょう。
でも、きっと大丈夫。
一番大事なことは何かを考えたら、そんなに気にすることじゃないかもしれません。
本書には、麹町中でなくても実践できる、子育ての心構えを詰め込みました。
不安を抱えて育児に奮闘する皆さんの心を、ふわっと軽くする1冊です。
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社かんき出版
- 発売日2019/10/17
- 寸法13 x 1.4 x 18.8 cm
- ISBN-104761274492
- ISBN-13978-4761274498
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親は子どもにずっとついていくことはできません。自分で考え、試行錯誤できる大人に育てるには、親はなるべく子育てに手をかけてはいけないのです。 |
子どもは親が気にすることを気にします。反対に、親が気にしなければ、問題にはなりません。 |
「みんな仲良く」なんてしなくていい。社会の中では対立があるのは当然で、それをどう乗り越えていくかのほうが大事です。 |
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今は読み書きが苦手でもタブレットで入力できますし、社会に出たら仕事の仕方は多種多様。気にしすぎることはありません。 |
大切なのは、起こった問題をその子の自律の学びに変えてあげること。学校と親は冷静に、そのための戦略を考えるべきです。 |
約9割の子どもが、いじめをしたことがあると告白。見守るべきか、関わるべきか、警察などが介入すべきか。その見極めが重要。 |
商品の説明
出版社からのコメント
01 子どもはもともとは主体的な生き物
02 手をかけないほど、子どもは自律する
03 不幸になるなら「理想の子育て論」はいらない
04 子どもは思うようには育たない
05 どんな環境でも挑戦できる強い脳はつくれる
06 親はいい加減くらいでちょうどいい
07 親密な親子関係が幸せとは限らない
08 子どもの問題は大人が勝手につくっている
09 あえて言葉にしないほうが、うまくいくこともある
10 親が社会を否定してはいけない
………など
著者について
千代田区立麹町中学校長。
1960年山形県鶴岡市生まれ。東京理科大学理学部応用数学科卒業。
山形県・東京都の公立中学校教員、東京都教育委員会、目黒区教育委員会、新宿区教育委員会教育指導課長等を経て、2014年から現職。
公立中学校とは思えない数々の教育改革をおこなっているとして、各界から注目を集める。
教育再生実行会議委員、経済産業省「未来の教室」とEdTech研究会委員、教育長・校長プラットフォーム発起人などの公職を歴任。
著書に『学校の「当たり前」をやめた。――生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革』(時事通信社)、『麹町中学校の型破り校長 非常識な教え』(SBクリエイティブ)がある。
登録情報
- 出版社 : かんき出版 (2019/10/17)
- 発売日 : 2019/10/17
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 216ページ
- ISBN-10 : 4761274492
- ISBN-13 : 978-4761274498
- 寸法 : 13 x 1.4 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 10,711位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 218位子育て (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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親はアシストするだけの存在。子供に代わってシュートを撃つわけではないのだから。
これが難しいんだよね。親の経験値から失敗しないようにと、つい先回りして過干渉・・。
どの章立てから読んでも、子育て中の親ならナルホドと刺さる。
個人的に以下は秀逸。
「08.子供の問題は大人が勝手につくっている」=例えば「小1プロブレム」と表現されるが、大人が勝手に定義付けして問題になってしまっている。ピツカピカの1年生が自分をプロブレムだなんて・・。
「17.子供を変えるタイムマシン・クエスチョン」=いわゆる問題行動に対して「じゃあ、君はいつ頃、何歳頃にその行動をやめてるの?」と子供に考えさせる・・。
子育てで迷ったら時折、読み返してみたい良書。
子育ての終盤を迎えようとしていますが、これまでの私の行動を振り替えると反省すべきことが多いことに気づきを与えてくれました。
私の言葉態度で「学んでいる最中」をつむ
ことはしないようにと聞くことを意識したい。
そして、失敗や対立も含めやっぱ子ども(子どもたち)
の考え、言葉、行動からつながっていく勉強、生活こそが、
多様性を認め合い、一人一人のいきいきした姿に
つながっていくんだろうなぁと思った。
その笑顔、感動を共有したいし、見逃さないゆとりを
自分の心と身体に!!できてないことが時々私の課題
であるから、マイナス1にしとく。
最後にある卒業式の生徒さんのスピーチ、感動した。
「リスペクト」と「ゴール」がかっこよかったし、
私も大切にしたいと思った。
また「誰かの悪口を言ったり、からかったり・・・
本当の楽しさではありません」という言葉は心に残った。
本当にそうだ。
タイトルどおり、読みやすい。
私にとっては【こうあるべき】に囚われがちな子育てに対し、肩の力を抜く参考になりました。
大人になっても、考え方の違いによって分断や対立が起きがちです。
社会で自身の成長より、他人を妬み足を引っ張ることにベクトルが向きがちなことも。
これらを見ていつも思うことは、子供の頃の教育環境に起因するのではないか。ということです。
そして自分にも考えの偏りやこだわりがあり、それが、他者と分かり会えない、認め合えない、を生む障壁になる経験をしています。
子供のころ、成熟し視野の広い指導者に出会えることはとても大切だろうと思いました。
自分の成長における反省を活かし、自分の子供には常に【ホントにこれで良いのか?】と振り返るための参考をたくさん貰えました。
どうだろう、と思った点
とはいえ、社会に学歴フィルターが存在し、男性と女性という役割分担が見えないところに存在しています。
社会は矛盾だらけ、というフレーズが出てきていますが、この本を手に取っている人は、ある程度子供への教育への在り方や、自分の子供への在り方をより良くしたいと考える、どちらかというと、均一化されすぎた教育や、そもそもの教育格差などへ課題意識をもっている人なのでは?とも考えました。
勉強を好きになること自体大切なのは大前提ですが、日本の経済格差と教育格差が繋がっているのは、子育てをする中でもひしひしと感じるところがあり、教員を志す人が皆さんここまでの考え方を持っていける余裕はない教育現場であり、世の中であろう、と思います。
まずは親である自分が、自分の子供の視野を広げられる言葉がけ、考え方のアップデートをしていきたいと思いました。