「本屋さん」の枠を超えて、町の中の小さな商い・なりわいのすべてに通じる言葉、と感じました。
長年書き綴ってこられた文章をまとめたものなので、読み始めて、物語の道筋をたどりはじめるまで、何ページか必要でした。
でもすぐに、ところどころで光る言葉に出会い、飛び石をわたるように、前へ前へ、読み進めていました。
わたしは残念ながら定有堂書店さんには行かずじまいで、語られるエピソードも、名前だけは知っている、といったものも多かったのですが、それでも読み進められるような、編集の工夫がしてありました。
困難もたくさんあったと思いますが、こんなふうに一つの仕事を全うできるのは、幸せなことだなぁ、と。
お客さんや周りの仕事仲間にも、それが伝わって、本屋さんそのものが町の灯になったのだと思います。
閉店を惜しむ気持ちが出発点となって生まれた本かもしれませんが、後ろ向きではなく前向きに読めました。
これからの人への励まし(決して押しつけがましくない)になっている本と思います。
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町の本屋という物語: 定有堂書店の43年 単行本 – 2024/3/5
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本は、本屋は、これからも大丈夫――そのように思わせてくれる一冊である。
本屋「Title」店主・辻山良雄さん推薦!
鳥取の定有堂書店は、いかにして地域の文化拠点となり、日本中から本好きや書店員が足を運ぶ「聖地」となっていったのか。名店の店主が折に触れつづった言葉から、その軌跡が立ち現れる。〈本の力〉が疑われる今まさに、手に取るべき一冊。
鳥取に根を下ろし、一から自分の仕事を作りあげてきた奈良さんの言葉には、時代と地域を超えた普遍がある。それはとてもシンプルなことで、「本が好き、人が好き」。いつの時代も定有堂書店は本と人とのあいだにあり、そうした素朴なスピリットが、その店を全国から人が集う「聖地」たらしめたのだ。
いま、本の力を疑いはじめた人にこそ読んでほしい。本は、本屋は、これからも大丈夫――そのように思わせてくれる一冊である。
本屋「Title」店主・辻山良雄
本屋「Title」店主・辻山良雄さん推薦!
鳥取の定有堂書店は、いかにして地域の文化拠点となり、日本中から本好きや書店員が足を運ぶ「聖地」となっていったのか。名店の店主が折に触れつづった言葉から、その軌跡が立ち現れる。〈本の力〉が疑われる今まさに、手に取るべき一冊。
鳥取に根を下ろし、一から自分の仕事を作りあげてきた奈良さんの言葉には、時代と地域を超えた普遍がある。それはとてもシンプルなことで、「本が好き、人が好き」。いつの時代も定有堂書店は本と人とのあいだにあり、そうした素朴なスピリットが、その店を全国から人が集う「聖地」たらしめたのだ。
いま、本の力を疑いはじめた人にこそ読んでほしい。本は、本屋は、これからも大丈夫――そのように思わせてくれる一冊である。
本屋「Title」店主・辻山良雄
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社作品社
- 発売日2024/3/5
- 寸法13.6 x 1.9 x 19.5 cm
- ISBN-10486793013X
- ISBN-13978-4867930137
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商品の説明
著者について
(なら・としゆき)1948年生まれ。1972年早稲田大学第一文学部卒。1980年鳥取にて、定有堂書店を開業。共著書に、『街の本屋はねむらない』(アルメディア)、三砂慶明編『本屋という仕事』(世界思想社)など。
(みさご・よしあき)1982年生まれ。「読書室」主宰。株式会社工作社などを経て、梅田 蔦屋書店の立ち上げから参加。著書に『千年の読書』(誠文堂新光社)、編著書に『本屋という仕事』がある。
(みさご・よしあき)1982年生まれ。「読書室」主宰。株式会社工作社などを経て、梅田 蔦屋書店の立ち上げから参加。著書に『千年の読書』(誠文堂新光社)、編著書に『本屋という仕事』がある。
登録情報
- 出版社 : 作品社 (2024/3/5)
- 発売日 : 2024/3/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 486793013X
- ISBN-13 : 978-4867930137
- 寸法 : 13.6 x 1.9 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 77,600位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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- - 1,287位産業研究 (本)
- - 2,818位その他のビジネス・経済関連書籍
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年4月16日に日本でレビュー済み
「本が好きだから本屋になった」ーこんなふう言ってしまうと「そんな単純な話ではない」と著者からお叱りを受けそうだが、本書には、本と本屋という商売に対する熱い思いがひしひしと伝わってくる。
出版不況と言われる今の時代、日本全国の街から本屋が次々に消えていっている。本好きには淋しい限りだ。
著者も鳥取で本屋を営むが、仕事に生きる崇高なプライドのようなものが感じられて好ましい。
本屋という職業について自由闊達なエッセイ調で書かれたこの本、読書家を自認する知性ある大人達に是非読んでほしいと思う。
我々が利用する本屋にも、様々な人間模様や感情・感想が綴られていて読んでいて実に心地良い思いにさせてくれるからだ。
出版不況と言われる今の時代、日本全国の街から本屋が次々に消えていっている。本好きには淋しい限りだ。
著者も鳥取で本屋を営むが、仕事に生きる崇高なプライドのようなものが感じられて好ましい。
本屋という職業について自由闊達なエッセイ調で書かれたこの本、読書家を自認する知性ある大人達に是非読んでほしいと思う。
我々が利用する本屋にも、様々な人間模様や感情・感想が綴られていて読んでいて実に心地良い思いにさせてくれるからだ。