厳しめのレビューが書かれていましたが、題名に惹かれて手に取りました。
私は本好きではありますが理工系出身で『語用論』という言葉すら良く知らず、有名な先生の書評も見ていない状態で本書を拝読しました。
この様なレベルの私にとって中盤の説明は正直理解が難しい部分が多かったです。また、語用論を専門にされている方にとってどの程度のものかはわかりません。しかし、性別も出身も専門も全く違う妻と私の一見噛みあっていないが会話が成立しているリクツの説明として納得感がありました。もやもやした気持ちが晴れてスッキリした気持ちになりました。
私の様に語用論の専門ではないが日常会話に疑問を持っている方にオススメしたい本です。
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あいまいな会話はなぜ成立するのか (岩波科学ライブラリー) 単行本 – 2020/6/13
時本 真吾
(著)
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日常会話は遠回しな表現でみちているにもかかわらず,聞き手は話し手の意図を直ちに理解する.なぜ言葉になっていない意図を推測できるのか? なぜ推測はほどほどでおさまるのか? なぜ遠回しな表現をするのか? 3つの不思議を念頭に,哲学・言語学・心理学の代表的理論から,現代の脳科学にもとづく成果まで紹介する.
- 本の長さ126ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2020/6/13
- 寸法12.8 x 1.1 x 18.2 cm
- ISBN-104000296957
- ISBN-13978-4000296953
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商品の説明
著者について
時本真吾(ときもと しんご)
目白大学外国語学部教授。1995年獨協大学大学院外国語学研究科博士後期課程修了、2009年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(英語学・心理学)。鹿児島女子大学(現志學館大学)文学部助教授、目白大学人文学部助教授などをへて、2008年より現職。専門は理論言語学、実験心理学、神経科学。著書に『基礎心理学実験法ハンドブック』(朝倉書店、分担執筆)、『明解言語学辞典』(三省堂、分担執筆)などがある。
目白大学外国語学部教授。1995年獨協大学大学院外国語学研究科博士後期課程修了、2009年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(英語学・心理学)。鹿児島女子大学(現志學館大学)文学部助教授、目白大学人文学部助教授などをへて、2008年より現職。専門は理論言語学、実験心理学、神経科学。著書に『基礎心理学実験法ハンドブック』(朝倉書店、分担執筆)、『明解言語学辞典』(三省堂、分担執筆)などがある。
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2020/6/13)
- 発売日 : 2020/6/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 126ページ
- ISBN-10 : 4000296957
- ISBN-13 : 978-4000296953
- 寸法 : 12.8 x 1.1 x 18.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 248,786位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,393位実用・暮らし・スポーツ
- - 10,963位評論・文学研究 (本)
- - 17,715位語学・辞事典・年鑑 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年4月30日に日本でレビュー済み
2020年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
妻「コーヒー飲む?」/夫「明日ね、出張で朝が早いんだ」というやり取りで、なぜ妻は「夫が飲まないこと」を知るのか、なぜ夫は妻が理解するだろうと考えるのかという問いはとても面白い。本書はそのような会話について、「文脈の検索の不思議」「推論の収束の問題」「間接的表現の存在理由」の3つにテーマ立てして論じる。
『あいまいな会話はなぜ成立するのか』というタイトル通りで主題はものすごく面白いのだが、本書は分かりにくい。
一方で三段論法とかfMRIの仕組みのような周辺知識が説明されるのに対して、グライスの「協調の原理(p.21)」とか、スペルペル・ウィルソンの「関連性理論(p.32)」とか、ブラウン・レビンソンの「ポライトネス理論(p.46)」とかが、あまりにあっさりとした説明で終わっていてとても咀嚼できない(私の理解力の問題かもしれないが)。その中で、ピンカーの「戦略的話者の理論(p.57)」が興味深かったのは、おそらく私がすでにゲーム理論を少しだけでも学んでいたからだろう。
また、上の3テーマがそれぞれどう関連してくるのかも不分明である。
ページ数も少ないのだし、無理に研究史(?)とか体系性(?)とかを考えずに、著者の行っている、この主題に関わる具体的な研究のプロセスや成果をもっとたくさん出せばいいのにと思う。同ライブラリーの『知りたい! ネコごころ』のように。
『あいまいな会話はなぜ成立するのか』というタイトル通りで主題はものすごく面白いのだが、本書は分かりにくい。
一方で三段論法とかfMRIの仕組みのような周辺知識が説明されるのに対して、グライスの「協調の原理(p.21)」とか、スペルペル・ウィルソンの「関連性理論(p.32)」とか、ブラウン・レビンソンの「ポライトネス理論(p.46)」とかが、あまりにあっさりとした説明で終わっていてとても咀嚼できない(私の理解力の問題かもしれないが)。その中で、ピンカーの「戦略的話者の理論(p.57)」が興味深かったのは、おそらく私がすでにゲーム理論を少しだけでも学んでいたからだろう。
また、上の3テーマがそれぞれどう関連してくるのかも不分明である。
ページ数も少ないのだし、無理に研究史(?)とか体系性(?)とかを考えずに、著者の行っている、この主題に関わる具体的な研究のプロセスや成果をもっとたくさん出せばいいのにと思う。同ライブラリーの『知りたい! ネコごころ』のように。
2022年1月18日に日本でレビュー済み
語用論の入門書です。しかし、この本は初心者には説明が端折り過ぎだし、多少知っている人には今更の内容かと思います。
次のような架空の会話を考えてみます。
A「『あいまいな本がなぜ成立するか』はどうだった」
B「石波書店も薄っぺらい本を出すようになったね」
A「新聞の書評で山田教授が絶賛してたんだけど」
B「山田は著者と仲良しなんだよ」
この会話は日本語の母語話者なら誰もが意味を正確に理解できます。BはAの質問に直接答えていませんが、それ以上の情報を伝えています。本の内容が薄っぺらいことに加えて出版社の最近の傾向や新聞の書評が正しくないことに加えて山田教授の書評の傾向まで伝えています。そのような現実に使われる言語が伝える意味を研究する言語学の分野を語用論と言います。
この本が取り上げる語用論の基礎知識は
Paul GriceのCooperative principle
Dan SperberとDeirdre WilsonのRelevance theory
Penelope BrownとStephen C LevinsonのPoliteness theory
Steven PinkerのThe theory of the strategic speaker
です。最後のは別にして上の三つは語用論の研究では常識とも言える仮説です。ただし、この本は説明が簡単すぎて初学者には分かりにくそうですし、著者の理解の範囲内にとどまります。本気で知りたかったら、それぞれの著者の著作を読むのが優ります。
日本語で読める本としてグライス著『論理と会話』(勁草書房)、スペルベルとウィルソン著『関連性理論』(研究社)、ブラウンとレビンソン著『ポライトネス』(研究社)、ピンカー著『思考する言語』(日本放送協会)があります。
語用論を日本語で易しく説明した本として今井邦彦著『語用論への招待』(大修館書店)をお勧めします。関連性理論に焦点を絞っています。グライスの理論は語用論の基礎になった考えですが、今からなら関連性理論だけで十分と思います。
ポライトネス理論には日本語の良い解説書がないと思います。これは上記の『ポライトネス』の翻訳者も指摘しています。原典の翻訳を読むしかありませんが、読みやすい翻訳なのでお勧めです。ただしポライトネス理論には多数の批判があります。国際的な意味で日本を代表する語用論の研究者の一人が書いた井出祥子著『わきまえの語用論』(大修館書店)もその一つです。井出の論文は国際的なポライトネスの研究者たちに日本在住の研究者としては唯一引用されています。
次のような架空の会話を考えてみます。
A「『あいまいな本がなぜ成立するか』はどうだった」
B「石波書店も薄っぺらい本を出すようになったね」
A「新聞の書評で山田教授が絶賛してたんだけど」
B「山田は著者と仲良しなんだよ」
この会話は日本語の母語話者なら誰もが意味を正確に理解できます。BはAの質問に直接答えていませんが、それ以上の情報を伝えています。本の内容が薄っぺらいことに加えて出版社の最近の傾向や新聞の書評が正しくないことに加えて山田教授の書評の傾向まで伝えています。そのような現実に使われる言語が伝える意味を研究する言語学の分野を語用論と言います。
この本が取り上げる語用論の基礎知識は
Paul GriceのCooperative principle
Dan SperberとDeirdre WilsonのRelevance theory
Penelope BrownとStephen C LevinsonのPoliteness theory
Steven PinkerのThe theory of the strategic speaker
です。最後のは別にして上の三つは語用論の研究では常識とも言える仮説です。ただし、この本は説明が簡単すぎて初学者には分かりにくそうですし、著者の理解の範囲内にとどまります。本気で知りたかったら、それぞれの著者の著作を読むのが優ります。
日本語で読める本としてグライス著『論理と会話』(勁草書房)、スペルベルとウィルソン著『関連性理論』(研究社)、ブラウンとレビンソン著『ポライトネス』(研究社)、ピンカー著『思考する言語』(日本放送協会)があります。
語用論を日本語で易しく説明した本として今井邦彦著『語用論への招待』(大修館書店)をお勧めします。関連性理論に焦点を絞っています。グライスの理論は語用論の基礎になった考えですが、今からなら関連性理論だけで十分と思います。
ポライトネス理論には日本語の良い解説書がないと思います。これは上記の『ポライトネス』の翻訳者も指摘しています。原典の翻訳を読むしかありませんが、読みやすい翻訳なのでお勧めです。ただしポライトネス理論には多数の批判があります。国際的な意味で日本を代表する語用論の研究者の一人が書いた井出祥子著『わきまえの語用論』(大修館書店)もその一つです。井出の論文は国際的なポライトネスの研究者たちに日本在住の研究者としては唯一引用されています。