特に京都好きには感じさせる物語でした。
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ビボう六 Kindle版
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【第3回京都文学賞受賞作】
怪獣だって恋したい――。
現実に絶望する小日向さんと、千年を生きるゴンス。
「夜の京都」で出会ってしまった二人の運命の行方は?
儚くも、淡い希望が揺れては浮かぶ、新世代のファンタジー。
●あらすじ
肉親からの暴力や容姿のコンプレックス、叶わない恋に苦しみ、生きるのが辛い小日向。彼女は、「夜の京都」に落下し、これまでの記憶を失った。そこで出会ったのは、土蜘蛛の怪獣ゴンス。物忘れが激しいため、「ビボう六」という帳面を持ち歩き、忘れたくないことを書き留めているのだった。ゴンスは、小日向が元の世界に戻れるよう手助けするうち、恋心をどんどん募らせてゆく――。
装画:西村ツチカ
怪獣だって恋したい――。
現実に絶望する小日向さんと、千年を生きるゴンス。
「夜の京都」で出会ってしまった二人の運命の行方は?
儚くも、淡い希望が揺れては浮かぶ、新世代のファンタジー。
●あらすじ
肉親からの暴力や容姿のコンプレックス、叶わない恋に苦しみ、生きるのが辛い小日向。彼女は、「夜の京都」に落下し、これまでの記憶を失った。そこで出会ったのは、土蜘蛛の怪獣ゴンス。物忘れが激しいため、「ビボう六」という帳面を持ち歩き、忘れたくないことを書き留めているのだった。ゴンスは、小日向が元の世界に戻れるよう手助けするうち、恋心をどんどん募らせてゆく――。
装画:西村ツチカ
- 言語日本語
- 出版社ミシマ社
- 発売日2023/11/23
- ファイルサイズ3.6 MB
商品の説明
著者について
佐藤ゆき乃(さとう・ゆきの)
1998年生まれ。岩手県二戸市出身、滝沢市在住。2017年に立命館大学文学部に進学し、在学中は京都市内で過ごす。2022年に、本作(原題「備忘六」)で第3回京都文学賞受賞(一般部門最優秀賞)。2023年に、「ながれる」で岩手・宮城・福島MIRAI文学賞受賞。
1998年生まれ。岩手県二戸市出身、滝沢市在住。2017年に立命館大学文学部に進学し、在学中は京都市内で過ごす。2022年に、本作(原題「備忘六」)で第3回京都文学賞受賞(一般部門最優秀賞)。2023年に、「ながれる」で岩手・宮城・福島MIRAI文学賞受賞。
登録情報
- ASIN : B0CPHZWGCJ
- 出版社 : ミシマ社 (2023/11/23)
- 発売日 : 2023/11/23
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 3.6 MB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 135ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 331,981位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 36,636位日本の小説・文芸
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2024年3月30日に日本でレビュー済みAmazonで購入人間だった頃の小日向さんのエピソードが
なんとも薄っぺらく感じてしまい途中でリタイヤしてしまった。。
期待していただけに残念
- 2023年12月9日に日本でレビュー済みAmazonで購入ネタバレ問題が生じますから、ストーリーについて現時点では「すごく面白く、感情を揺さぶられる」とだけ言っておこうと思います。
ネタバレにならない範囲で語るなら、作品の紹介に書かれている通り「現実に絶望する小日向さん」と「千年を生きるゴンス」の二つの視点で物語が進んでいきます。ゴンス視点のわかりやすく優しく丁寧で美しい表現に対して、小日向さん視点は一見感情的でまとまりがない書きっぷりに見えます。
が、読み進めて行くうちに、「なるほど」と感じました。
小日向さんのような思考に陥る人は確かにいて、そういう人は小日向さんのような言葉しか知らず、まさに小日向さんパートに表現されるような言い表しをすると思う。つまり、小日向さん自身の言葉(もちろん架空の人物なので、作者が描く過程で設定した小日向さんの語彙力)で小日向視点を語らせる事で、小日向さんの心情を直に読み手にぶつけに来たのだなと。この辺にすごくリアル感を感じました。
この作品の特徴をあと二点。
著者の言葉による情景描写力は尋常じゃないです。本当に情景が目に浮かぶ。知らん場所でも頭の中で映像化され、知ってる場所だと色彩まではっきり伝わる表現力。
最後に…物語のスピードの変速っぷりは異常です。
当初は自分のペースで読み始めたのに、知らぬ間にギアを上げられて、最後は著者に速度をコントロールされている感じです。その間、感情は上下左右に振り回され、最後は一気に走り切らされて放心…。という感じですね。
時間がある方は一気読みを推奨します。その方がこの速度感をより実感できます。それほど長くないのでためしてください。
最後にまとめて簡単に言うと「すごい」です。この物語。
他の人の解釈も聞きたくなる。
- 2024年2月10日に日本でレビュー済みamazon商品紹介より以下、
怪獣だって恋したい――。
現実に絶望する小日向さんと、千年を生きるゴンス。
「夜の京都」で出会ってしまった二人の運命の行方は?
儚くも、淡い希望が揺れては浮かぶ、新世代のファンタジー。
●あらすじ
肉親からの暴力や容姿のコンプレックス、叶わない恋に苦しみ、生きるのが辛い小日向。彼女は、「夜の京都」に落下し、これまでの記憶を失った。そこで出会ったのは、土蜘蛛の怪獣ゴンス。物忘れが激しいため、「ビボう六」という帳面を持ち歩き、忘れたくないことを書き留めているのだった。ゴンスは、小日向が元の世界に戻れるよう手助けするうち、恋心をどんどん募らせてゆく――。
2022年に本作(原題「備忘六」)で第3回京都文学賞受賞(一般部門最優秀賞)。
装画:西村ツチカ
*
京都が出てきたので変わってるなーと手にとって読んでみた。
在学中は京都市内で過ごしながら、思い出して書いていらしたのかな。
映像的で読みやすくていいのですが、そのせいで軽く感じてしまいつつ。
儚くも切ない、いいファンタジーだったなぁ、と余韻に浸る。
- 2024年7月14日に日本でレビュー済み第3回京都文学賞受賞作品ということで関心を持って読み進めました。10作の短編に分かれていますが、いずれも連続性があり、連作小説というスタイルをとっていました。
二条城、二条公園、北野天満宮、妖怪ストリート、ソワレのゼリーポンチと背景の京都の夜の不思議さを最大限に活かした展開でした。
展開には触れません。未読の方もおられるでしょうから。好き嫌いが分かれる小説でしょうが、淡い青春の恋愛を絡めており、つかみどころのない展開が狂言回しの「鵺」のようでもありました。「ビボう六」のタイトルは秀逸で、良く練られていました。
怪獣も含めて不思議な登場人物をあやつり、よく見知っている場所なのに、現実とは程遠い未知の領域へと読者をいざなってくれます。予測不可能ゆえ、この小説の味わいが増すようでした。
不思議なストーリーですが、全ての流れを上手くまとめていますので、結末の後味は悪くありませんでした。
- 2023年12月6日に日本でレビュー済み日陰に生きるものの悲哀を、美しい夜の京都を背景にロマンチックに描かれています。特に、怪物ゴンスの恋が切ないです。