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キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々 単行本 – 2022/11/7
品田 遊
(著)
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購入オプションとあわせ買い
ダ・ヴィンチ・恐山こと品田遊の1500字×1642日の思考の記録、書籍化‼‼‼‼
エッセイから小説まで、作家・品田遊の脳内を覗く超贅沢な一冊!
ダ・ヴィンチ・恐山こと作家・品田遊が、2018年から毎日欠かさず投稿を続ける日記「ウロマガ」(居酒屋のウーロン茶マガジン)。1642日分の投稿から厳選した記事を全文加筆修正、再構成して、エッセイからコラム、小説まで品田遊の鮮やかな表現をたっぷり味わえる超贅沢な一冊が出来上がりました!
1ページ目から読み進めるも良し、気になる見出しを読むも良し、たまたま開いたページを読むも良しの、読みどころがぎっしり詰まった328ページ。
品田遊の幻の名小説集、読者熱望の文庫化。『名称未設定ファイル』同時発売‼‼‼
応募者全員に限定コンテンツプレゼント!
単行本&文庫同時発売記念キャンペーン
2022年11月発売の品田遊著『キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々』(単行本)と『名称未設定ファイル』(朝日文庫)2冊をご購入いただいた方全員にもれなく品田さん作成の限定コンテンツをプレゼントいたします。詳しくは書籍のオビをご確認ください。
―――
記憶
日記を毎日書くようになってから月日が経つのが明らかに早くなった。
というより、過去が近くなった、と言うべきか。できごとを細かく記録することによって、去年の出来事でも日記をたよりに「ああ、あったな」と具体的に思い出せるようになった。
3年前の日記と3ヶ月前の日記に質的な違いをあまり感じない。過去の「遠さ」は内容の曖昧さに由来するのか。
私は記憶を距離的にとらえているのかもしれない。みんなもそうだろうか。現在の記憶が近くに、過去の記憶が遠くに並んでいるようなイメージだ。完璧な記憶能力の持ち主にとって、5年前と3日前にどれほどの違いがあるのだろう? 内容の鮮明さに違いがないとすれば、そこには単に時間的な前後関係の違いしかない、といえるはずだ。そういう人たちにとっての過去の日々は、本棚に並ぶ背表紙のようなものなのだろうか。いや、整列している必要もなく、ただ個別の本が一冊ずつ散らばっていてもいいのだ。
(本文 「記憶」より)
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エッセイから小説まで、作家・品田遊の脳内を覗く超贅沢な一冊!
ダ・ヴィンチ・恐山こと作家・品田遊が、2018年から毎日欠かさず投稿を続ける日記「ウロマガ」(居酒屋のウーロン茶マガジン)。1642日分の投稿から厳選した記事を全文加筆修正、再構成して、エッセイからコラム、小説まで品田遊の鮮やかな表現をたっぷり味わえる超贅沢な一冊が出来上がりました!
1ページ目から読み進めるも良し、気になる見出しを読むも良し、たまたま開いたページを読むも良しの、読みどころがぎっしり詰まった328ページ。
品田遊の幻の名小説集、読者熱望の文庫化。『名称未設定ファイル』同時発売‼‼‼
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2022年11月発売の品田遊著『キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々』(単行本)と『名称未設定ファイル』(朝日文庫)2冊をご購入いただいた方全員にもれなく品田さん作成の限定コンテンツをプレゼントいたします。詳しくは書籍のオビをご確認ください。
―――
記憶
日記を毎日書くようになってから月日が経つのが明らかに早くなった。
というより、過去が近くなった、と言うべきか。できごとを細かく記録することによって、去年の出来事でも日記をたよりに「ああ、あったな」と具体的に思い出せるようになった。
3年前の日記と3ヶ月前の日記に質的な違いをあまり感じない。過去の「遠さ」は内容の曖昧さに由来するのか。
私は記憶を距離的にとらえているのかもしれない。みんなもそうだろうか。現在の記憶が近くに、過去の記憶が遠くに並んでいるようなイメージだ。完璧な記憶能力の持ち主にとって、5年前と3日前にどれほどの違いがあるのだろう? 内容の鮮明さに違いがないとすれば、そこには単に時間的な前後関係の違いしかない、といえるはずだ。そういう人たちにとっての過去の日々は、本棚に並ぶ背表紙のようなものなのだろうか。いや、整列している必要もなく、ただ個別の本が一冊ずつ散らばっていてもいいのだ。
(本文 「記憶」より)
―――
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2022/11/7
- 寸法2.5 x 11.2 x 17.4 cm
- ISBN-10402251809X
- ISBN-13978-4022518095
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2022/11/7)
- 発売日 : 2022/11/7
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 328ページ
- ISBN-10 : 402251809X
- ISBN-13 : 978-4022518095
- 寸法 : 2.5 x 11.2 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 30,715位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 160位外国のエッセー・随筆
- - 715位近現代日本のエッセー・随筆
- - 9,136位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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東京都在住。小説家・ライター・漫画家
ダ・ヴィンチ・恐山(おそれざん)としてバーグハンバーグバーグのお笑いサイト「オモコロ
」でライター業も営む。
代表作
『止まりだしたら走らない』
『名称未設定ファイル』
『ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語』
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年2月14日に日本でレビュー済み
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作者、いがいと可愛いなって思う。本人からしたら嫌かもしれないけどほっこりするような部分もあって、力まず読めました。
2024年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
感覚が言語化される気持ち良さというか、読んでいてとても気持ちいい。今まで読んだエッセイの中でも最高級に好き。小説も好きだけどエッセイ集を沢山出して欲しい。時事ネタが多いのが良さであり、だからこそ定期的に出して欲しいと思う。普段本を読まない人にもおすすめしやすいと思う。自分が本読み人間なので多分。
2023年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
品田遊さんがweb上で書いていた日記を再編集した書籍。エッセイ集といったらいいのかな?
社会の中で著者が生きている違和感、ズレを活字としてみる面白さ。インターネット、現実社会、世間といろいろなグラデーションの中で感じる言葉がたくさんあって楽しい。
ずっと文章を書いてほしいと思ってしまう。
社会の中で著者が生きている違和感、ズレを活字としてみる面白さ。インターネット、現実社会、世間といろいろなグラデーションの中で感じる言葉がたくさんあって楽しい。
ずっと文章を書いてほしいと思ってしまう。
2023年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ただただ何にもならないけど考えたい、人の頭を取り出して表に出ないそのただ考えていること眺めたいという欲求を満たしてくれます。
そんなの考えて何になるの?と自分は親に言われて以来あまり外には出さないようにしています。そもそも他の人は頭の中で常に何かしら考えていないのか?と思うくらい出しません。それがお金を出せば贅沢に楽しめる日記が好きです。手に形があるとまたいいですね。
うるさい頭の中をお持ちの方にもおすすめです。
そんなの考えて何になるの?と自分は親に言われて以来あまり外には出さないようにしています。そもそも他の人は頭の中で常に何かしら考えていないのか?と思うくらい出しません。それがお金を出せば贅沢に楽しめる日記が好きです。手に形があるとまたいいですね。
うるさい頭の中をお持ちの方にもおすすめです。
2023年2月3日に日本でレビュー済み
ヴァンヘイレンのギターを初めて聴いた時の「どっからこんなフレーズ出てくるんだよ!オレにはどーにも出来ないじゃんか!」
と同じ、呆れにも似た、もう笑うしかない絶望
品田遊の文章にはそれがあるね
あーやだやだ
と同じ、呆れにも似た、もう笑うしかない絶望
品田遊の文章にはそれがあるね
あーやだやだ
2022年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普段本を読まない身内に貸したら
「この人天才?
普段うっすら思ってた違和感をあますことなく言葉にしてくれる。」
と驚いていた。
そうなんですよ。そう。
数年前からほぼ毎日朝方更新されるブログを読んでいる。
世界で一番面白いエッセイだと思う。
言葉にできなかった、けれども確かにふと感じたことのある感覚。そういう感覚・感情の言語化の神。
インターネット中毒らしく、人によってはシニカルな作風の印象が強いかもしれない。
でも、純粋な観察者なんだろうと思う。
あと時々、真剣に吹き出すようなエピソードがある。
個人的には村上春樹さんのエッセイを読んだ後の読後感に近いものを感じる。
文章が抜群に上手く、世界に対する違和感を抱え続ける前向きな個人主義者。
村上春樹さんの10年来のファンとしては、彼が今後本を書かなくなってしまったらどうしよう、時間や歴史はなんて残酷なんだろうと数年心配してきたが、
品田さんの文章を見ては、才能の系譜はこうして勝手に引き継がれてきたし、これからもそうやって引き継がれていくのだと、これまた勝手に安心している。
「この人天才?
普段うっすら思ってた違和感をあますことなく言葉にしてくれる。」
と驚いていた。
そうなんですよ。そう。
数年前からほぼ毎日朝方更新されるブログを読んでいる。
世界で一番面白いエッセイだと思う。
言葉にできなかった、けれども確かにふと感じたことのある感覚。そういう感覚・感情の言語化の神。
インターネット中毒らしく、人によってはシニカルな作風の印象が強いかもしれない。
でも、純粋な観察者なんだろうと思う。
あと時々、真剣に吹き出すようなエピソードがある。
個人的には村上春樹さんのエッセイを読んだ後の読後感に近いものを感じる。
文章が抜群に上手く、世界に対する違和感を抱え続ける前向きな個人主義者。
村上春樹さんの10年来のファンとしては、彼が今後本を書かなくなってしまったらどうしよう、時間や歴史はなんて残酷なんだろうと数年心配してきたが、
品田さんの文章を見ては、才能の系譜はこうして勝手に引き継がれてきたし、これからもそうやって引き継がれていくのだと、これまた勝手に安心している。
2022年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
烏龍茶も読んでいますが、エッセイよりも日記寄りで読みやすく、本になったことでどんどん連続で読み進めることができてよかったです。言い回しや言葉選びが恐山さんらしくて最高でした。
2022年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
品田先生の日記が好きなので書籍化してくれて本当に嬉しいです。
先生の視点にハッとしたり、表現にジーンとしたり、やらかしにア〜としたりする日々を、これからもふとした瞬間にパラパラ読もうと思います。
web版にはない漫画の追加や、細かい加筆・修正がされたことで、また新鮮な気持ちで読めたのも書籍版を買って良かった点です。
あとエビがピラフ殴る話が思った以上に長くて笑いました。(読んだことあるはずなのに…)
余談ですがいつもnoteの新規投稿の通知が来るとすぐに読んでしまうのですが、日を置いて読むと有識者からのコメントがついてることもあり、またそれが良い味をプラスしていてnoteはnoteで別の趣きがあるのが良さだと思うので、これからも書籍とウロマガの両方で楽しんでいきます。
先生の視点にハッとしたり、表現にジーンとしたり、やらかしにア〜としたりする日々を、これからもふとした瞬間にパラパラ読もうと思います。
web版にはない漫画の追加や、細かい加筆・修正がされたことで、また新鮮な気持ちで読めたのも書籍版を買って良かった点です。
あとエビがピラフ殴る話が思った以上に長くて笑いました。(読んだことあるはずなのに…)
余談ですがいつもnoteの新規投稿の通知が来るとすぐに読んでしまうのですが、日を置いて読むと有識者からのコメントがついてることもあり、またそれが良い味をプラスしていてnoteはnoteで別の趣きがあるのが良さだと思うので、これからも書籍とウロマガの両方で楽しんでいきます。