日本文学通のイタリアの女性の日本文学論です。
いやあ、かねがね思っていましたよ。日本文学の大御所、てめえら女を何と思ってる!!
つまり女性が書けてないわけです。理想を持っているんです。そして、女性はずっと男性より下だった(江戸時代くらいまではそんなことはなかったんですが)、それで女性が不利な状態にあっても、それは文学的な表現として当時は受け入れられてきた。
私だったら森鴎外なんてけちょんけちょんにけなしてやるんですけどね。女性を何と思ってるんだこの野郎って感じで。
この作家は私のように野蛮ではなく、丁寧にどうして女性が書けていないかということを説明してくれていて、最終的には肯定してくれています。優しいなあ。
もっと切り捨てるように書いてくれてもよかったのにと思いますが、十分楽しめました。全部自分が読んだことのある本だったので、非常に同感するところが多く、うんうんそうだね!と言いながら読みました。
女性も男性もぜひ読んでください。
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女を書けない文豪たち イタリア人が偏愛する日本近現代文学 単行本 – 2022/10/28
イザベラ・ディオニシオ
(著)
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古典超訳の次に挑むは、日本近現代文学史上に燦然と輝く文豪とダメ主人公!
『舞姫』『こころ』『真珠夫人』etc.
ああも女心をわからないのは、なぜ??
古典文学ではあんなに巧みだったのに(嘆)
日本文学を偏愛し、恋愛下手も自認する翻訳者が文学史の誇る「最もくどくてどうしようもない男」たちから謎に迫る。
近現代文学はロマンチックラブとの格闘史だ!
<愛>の在り方が変わった近代。
名作を誰もが持つロマンスの黒歴史から読み直すと、偉い「文豪」でなく、恋愛下手で頭にもくるけど可愛らしい「男」たちの素顔が見えてくる。
古典文学の超訳で知られる著者だが、最も読み込んできたのは近現代文学。
文学史の誇る「最もくどくてどうしようもない男」たちを、誰もが持つロマンスの黒歴史から読み直し、日本人の恋愛史まで浮かび上がらせる。
未読でも既読でも楽しめる、ロマンスで読み解く日本近現代文学。
【目次】
まえがき
第一部 恋に恋してるだけ 泣き止めばケロッとするオトコたち
元カノって、忘れなきゃダメですか――『舞姫』
ママの呪縛――『不如帰』
妄想こそはオジサンの生きる道――『蒲団』
第二部 結局のところ、俺様が主人公 意識高い系の憂鬱に悩むオトコたち
大人のこころの謎解き――『こころ』
妖婦は男性によって創られた――『痴人の愛』
男性重視はどうにも隠せない――『ヴィヨンの妻』
女を・棄てた・遠藤周作――『わたしが・棄てた・遠藤周作』
第三部 とことんウザい いつまでも諦めないオトコたち
ロマンチック・ラブという「病」――尾崎紅葉『金色夜叉』
「新しい女」まで後一歩は本当か?――菊池寛『真珠夫人』
ほんとうに怖い恋愛の話――江戸川乱歩『人でなしの恋』
あとがき
参考文献一覧
『舞姫』『こころ』『真珠夫人』etc.
ああも女心をわからないのは、なぜ??
古典文学ではあんなに巧みだったのに(嘆)
日本文学を偏愛し、恋愛下手も自認する翻訳者が文学史の誇る「最もくどくてどうしようもない男」たちから謎に迫る。
近現代文学はロマンチックラブとの格闘史だ!
<愛>の在り方が変わった近代。
名作を誰もが持つロマンスの黒歴史から読み直すと、偉い「文豪」でなく、恋愛下手で頭にもくるけど可愛らしい「男」たちの素顔が見えてくる。
古典文学の超訳で知られる著者だが、最も読み込んできたのは近現代文学。
文学史の誇る「最もくどくてどうしようもない男」たちを、誰もが持つロマンスの黒歴史から読み直し、日本人の恋愛史まで浮かび上がらせる。
未読でも既読でも楽しめる、ロマンスで読み解く日本近現代文学。
【目次】
まえがき
第一部 恋に恋してるだけ 泣き止めばケロッとするオトコたち
元カノって、忘れなきゃダメですか――『舞姫』
ママの呪縛――『不如帰』
妄想こそはオジサンの生きる道――『蒲団』
第二部 結局のところ、俺様が主人公 意識高い系の憂鬱に悩むオトコたち
大人のこころの謎解き――『こころ』
妖婦は男性によって創られた――『痴人の愛』
男性重視はどうにも隠せない――『ヴィヨンの妻』
女を・棄てた・遠藤周作――『わたしが・棄てた・遠藤周作』
第三部 とことんウザい いつまでも諦めないオトコたち
ロマンチック・ラブという「病」――尾崎紅葉『金色夜叉』
「新しい女」まで後一歩は本当か?――菊池寛『真珠夫人』
ほんとうに怖い恋愛の話――江戸川乱歩『人でなしの恋』
あとがき
参考文献一覧
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2022/10/28
- 寸法13 x 2.1 x 18.8 cm
- ISBN-104041122031
- ISBN-13978-4041122037
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商品の説明
著者について
●イザベラ・ディオニシオ:1980年、イタリア生まれ。ヴェネツィア大学で日本語を学び、2005年に来日。お茶の水女子大学大学院修士課程(比較社会文化学日本語日本文学コース)修了後、現在まで日本でイタリア語・英語翻訳者および翻訳プロジェクトマネージャーとして活躍している。日本の古典文学、近現代文学を偏愛し、研究対象としていたのは森茉莉、幸田文。東洋経済オンラインでの連載「イタリア女子がはまった日本人の知らない古典の読み方」の超訳が話題となり、『平安女子は、みんな必死で恋してた イタリア人がハマった日本の古典』を刊行。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2022/10/28)
- 発売日 : 2022/10/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 336ページ
- ISBN-10 : 4041122031
- ISBN-13 : 978-4041122037
- 寸法 : 13 x 2.1 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 30,642位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,899位文学・評論 (本)
- - 9,164位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2023年8月12日に日本でレビュー済み
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2023年2月28日に日本でレビュー済み
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まさに筆致が同じで「一刀両断たたき切り」タイプの小気味よいけれども愛情ある評論集です。「古典とは読まれずにその名だけが流布する」(by斎藤美奈子)という視点の下で選ばれた小説がまさにその通りでした。
徳富蘇峰「不如帰」、田山花袋「蒲団」は作者とタイトルの暗記のみだけだったし、太宰治「ヴィヨンの妻」ではなく「人間失格」「津軽」、夏目漱石「こころ」ではなく「坊ちゃん」「三四郎」「吾輩は猫である」だった。江戸川乱歩は当然ながら子供向けの「少年探偵団」「怪人二十面相」、遠藤周作は「沈黙」「狐狸庵先生」だった。
菊池寛「真珠夫人」は昼ドラでやっていたような記憶のみだし、尾崎紅葉「金色夜叉」は勝手に「前途ある学生の将来を思い、お金持ちの旦那を選んだふりをして身を引く芸者さんの物語」と思い込んでいました。
結局、読んだことがあるのは森鴎外「舞姫」だけでしたがこんな繊細な文章だったことに初めて気づきました。
まさか、斎藤美奈子さんのペンネームではないと思いますが、ぜひ、近現代からもっと足を延ばして村上春樹ぐらいまでのさらなる続編をお願いいたします。
徳富蘇峰「不如帰」、田山花袋「蒲団」は作者とタイトルの暗記のみだけだったし、太宰治「ヴィヨンの妻」ではなく「人間失格」「津軽」、夏目漱石「こころ」ではなく「坊ちゃん」「三四郎」「吾輩は猫である」だった。江戸川乱歩は当然ながら子供向けの「少年探偵団」「怪人二十面相」、遠藤周作は「沈黙」「狐狸庵先生」だった。
菊池寛「真珠夫人」は昼ドラでやっていたような記憶のみだし、尾崎紅葉「金色夜叉」は勝手に「前途ある学生の将来を思い、お金持ちの旦那を選んだふりをして身を引く芸者さんの物語」と思い込んでいました。
結局、読んだことがあるのは森鴎外「舞姫」だけでしたがこんな繊細な文章だったことに初めて気づきました。
まさか、斎藤美奈子さんのペンネームではないと思いますが、ぜひ、近現代からもっと足を延ばして村上春樹ぐらいまでのさらなる続編をお願いいたします。
2023年7月3日に日本でレビュー済み
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日本人でもよく知らない文豪たちの本もありましたが、
それを分かりやすく、そして歯切れの良い日本語で解説してあります。
文章が兎に角面白いので、夜読むと眠れなくなります。笑
それを分かりやすく、そして歯切れの良い日本語で解説してあります。
文章が兎に角面白いので、夜読むと眠れなくなります。笑
2023年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
言われてみれば、たしかに『舞姫』のエリスも、『蒲団』の女弟子も、その女性本人の気持ちはどうなのか、どんな考えの持ち主なのか、ほぼどこにも書いてない。あるのは関わった男の迷走、妄想、社会的地位の保持、そんなものばかり。『こころ』のお嬢さんの心中は不明。『痴人の愛』のナオミの思想も不明。ジェンダーの視点から見れば、明治以降の「名作」は、こんなに偏っている。女は、ストーリー展開の引き金、記号の域を出ていないのでは。1980年生まれのイタリア人、イザベラさんの筆になる本書は、日本の奇妙な男性社会を鮮明に描き出す。語り口は「女子会」のノリで、まったく違和感がない。当時の社会背景への目配りも充分あり、おそらく国文学科のプロゼミに最適。ブンガク部に在籍していた小生も、『不如帰』や『金色夜叉』のストーリーを初めて知った。蘆花先生も紅葉先生も、あの世でイザベラさんに感謝しているにちがいない。読了が辛い本。
2024年2月24日に日本でレビュー済み
探検家で作家の高野秀行さんが2023年のベスト本に入る2冊としてイザベラさんのこちらの著書と『悩んでもがいて、作家になった彼女たち』を紹介されていて興味を持ち読みました。イザベラさんの語り口がとても読みやすく、イザベラさんと女子会している気分で読みました。いま出ている著書は3冊だと思いますがイザベラさんの書いた文章をもっと読みたい!!のでレビューしました。なんというか…文章が気さくでいて親しみがあるのにさすが近代文学研究者、小説を読み込んでいないとここまで書けないよね…と本当にイタリアの方?と感嘆しています。とにかく文章が面白かったです。
2022年12月26日に日本でレビュー済み
瀧波ユカリさんのツイッター書評を見てポチっ。Appleブックで買いました。
まだ読み始めたばかりだけど、面白くてサクサク読めそうです。娯楽読書として買ったけど、内容深くて勉強になりそう。
まだ読み始めたばかりだけど、面白くてサクサク読めそうです。娯楽読書として買ったけど、内容深くて勉強になりそう。