風変わりでシュールな味と、ファンタスティックな遊び心がミックス、ブレンドしたみたいな読み心地。「やっ！」とか、「おっ！」とか、何度も声、あげてました。
「組み立てたものが出来上がりました。はい、おしまい」ていうんじゃなく、「組み立て、終了。でもって、こんなんして使うのよ」と、その完成したものの使い道、目的がふるってて、愉快で、「うわっ！」てなりました。面白いなあ。
終わりのほうで、「一体、なにが出来るんかなあ」て、わくわくしてめくってみたら、思いがけない景色が見開き二頁に広がってて、「おおっ！」て〝歓声〟、あげちゃいましたよ。嬉しくなって、ひっくり返って、足をばたばたしたくなりました。
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出版社より
見慣れたものが 別のものに見えてくる！
身近なものをミニチュアの視点で見立てたユーモアあふれる作品を毎日発表している田中達也が、子どもたちに向けて絵本を描きおろしました。
分解された状態の日用品。それをミニチュアの作業員たちが、せっせと組み立てます。分解されたパーツの状態だと何か分からなかったけれど、完成するにつれて、それが何なのか分かってきます。
【みたて】と【くみたて】のおもしろさ
ふだんの田中さんの作品は、日用品などの身近なものをミニチュアの視点で見立てた面白さにあふれています。視点を変えると、見慣れたものが別のものに見えてくる面白さ【みたて】に、それらを組み立てる【くみたて】という要素が加わりました。
子どもたちが“能動的にたのしめる”絵本を目指しました。
見慣れたものがパーツになったときの新しい「発見」、こんな部品が使われていたんだという「驚き」、組み立てる工程への「興味」……それらと「見立ての面白さ」を組み合わせることで、子どもたちが“能動的にたのしめる”絵本を目指しました。
ミニチュア世界の住人たちをひとりひとり見ていると、セリフが聞こえてくるかのようで、あれこれ想像が広がるところも魅力です。
著者について
上位レビュー、対象国： 日本
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- 2025年1月16日に日本でレビュー済みAmazonで購入
