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翼の翼 Kindle版

4.5 5つ星のうち4.5 540個の評価

専業主婦、有泉円佳の息子、翼は、小学二年生で中学受験に挑戦することになる。有名私立の中高一貫校を受験した経験のある夫真治と、それを導いた義父母。中学受験にまったく縁のなかった円佳は、塾に、ライバルに、保護者たちに振り回され、世間の噂に、家族に、そして自分自身のプライドに絡め取られていく。入試問題頻出作家が、過熱する親の心情を余すところなく描いた、凄まじき家族小説。
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登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B09G62TNN4
  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2021/9/22)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2021/9/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 1211 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 309ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 540個の評価

著者について

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朝比奈 あすか
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カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
540グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供の中学受験を控え、有名な本のようですし、
中学受験の狂気にとらわれないようにと、反面教師として読み始めました。

子供の成績で、一喜一憂し、子供が勉強をしていないと腹が立つ、
そんなごく普通の親が、徐々に狂気にとらわれていく様子が、リアルに描かれています。
一つ一つのエピソードはどの家庭でもありそうな、ごく普通の出来事なのに、
結果、たどり着いたのは、異常とか言いようのない狂気の光景。

どこで道を踏み外したのか。
いくつかターニングポイントとなる地点があった気がします。
ただ、親だからこそ、子供を思うからこそ、その誤った選択をしてしまう気持ちが、よくわかります。
知らなければ、自分もその選択をしてしまったかもしれません。
その選択は、狂気の道である、というのが心に強く刻まれて、
決してそうはなるまい、と強く自制の気持ちを持つきっかけになる本でした。

自分の家庭が、もしこうなってしまったら・・・と思うと恐怖を感じますし、
リアルに、大なり小なり、こういう家庭って絶対にあると思います・・・。
そう考えると、ホラーです。

ただ、感動もあります。
最後まで読み進めたときには感動できる場面もいくつもあり、読み物としても面白いと思います。

中学受験を控えた親は、反面教師としておすすめできます。
中学受験に関係のない人は、リアリティを感じないかもしれません。

既にお子さんの中学受験を終えている方は、読まない方が良いかもしれません。
自分が過去、同じよな狂気にとらわれていたかもしれない、と気づいたとき、
ホラーではなく、後悔になってしまうかもしれませんので。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
産まれる前は『五体満足でいてくれれば』と思うのに、生まれたあとは『もっともっと』と思ってしまう。そんな親のコメントをどこかで見たことがあるが、まさにそれをリアルに描き出した迫真の毒親作品。
ここまでのリアルな母親の心情と、壊れていく家庭、翼くんが見ていられないほど凄まじい。
小学校受験でプレッシャーから鉛筆を握ったまま手が固まって離せなくなってしまった同級生がいたことを思い出した。
最高傑作だと思う。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
我が家も過去中学受験を経験しており、今更ながら興味深く読んだ。

作者は加熱する中学受験及びその只中にいる親達に警鐘を鳴らしたかったのだろう。
タイトルの翼の親である円佳と真司親を責めるのは簡単(フィクションの人達だし)であり、むしろ彼らの間違いをしっかり認識すべきとも思う。とはいえ、善悪とは別として、中学経験の有無に限らず、親なら多少なりとも、彼らの気持ちをわかる部分があるのではないだろうか。

自分も涙なしには読めなかったが、正直にいうとこの手の作風はあまり好きではない。
ストーリー自体は【ネタバレあり】、何気なく目指し始めた子供の中学受験の過程において親子共々精神のバランスを崩していくが、最終的に気付いて事なきを得たという至ってシンプルなもの。
しかし、親の心理を赤裸々に描くことで、読み手に対し自分自身も合い通じる部分があると意識させ、感情を強く揺さぶる。情に強く訴えかけるタイプの本である。

最終的に、主人公夫婦は手遅れにならない前に大事なことに気付けたが、“子供の希望もあり”受験は続行。良い結果が出てハッピーエンドを迎えるが、心からめでたいとは思えない。

翼の翼がもがれる前に気付けて何よりだったが、果たして彼は無傷だったか。
また、志望校に合格したとはいえ、理想通りの学校生活が待っているとも限らない。
そうでなくても、コロナでの休校やオンライン授業を経て、登校できなくなったりする可能性もある。
そんな時、過去を思い出して親を攻撃することもあるかもしれない。その場合、親も辛いが本人も辛かろう。

人生は続く。受験は終わりではなく、始まりに過ぎない。その後の人生の方が圧倒的に長い。
例え思い通りの結果が出ても出なくても、人生においては成功でも失敗でもない。
そこを、本作ではジェットコースター的展開の後にソフトランディングでめでたし、めでたし。
悲劇的な結末よりは良いのだが、親が熱くなり過ぎなければ中受はした方が良いという結論になってしまう。個人的にはもう少し含みを持たせた結末の方が望ましかった。

中学受験を扱った作品として有名なのが、城山三郎氏の「素直な戦士たち」がある。東大に入れる子供を産み育てようと我が道を突き進む妻の奮闘と壊れていく子供の姿をを夫の目線で描いた悲喜劇。

この妻は、本書の円佳と比べても、エキセントリック過ぎてもはやモンスター。 作品自体も40年も前のものだが、今に通じるものがある。
この作品には【ネタバレ】、妻と夫、二人の出会いから、息子二人が誕生し、高校生になって、長男の大学受験の前までが描かれているが、中学受験の前後が最も印象的。この夫婦(母親主導で父親は傍観者だが同罪である)はここで完全に子供の翼を折ってしまうのだ。

もう一つ、印象に残っているのが、妻が何故子供を東大に入れたいのかという理由。それは、人生においてあらゆる選択肢が手に入るからだという。正確な記述は忘れたが、東大に入れば自分の意思で“何でも、ホームレスでも”なりたい者になれるというのがお得意の文言。それを呪文のように聞いて育った長男は、やがてホームレスに尋常ならざる興味を持つようになる。

本作でも翼が「(中受をしないと)ホームレスになっちゃうよ」と心配するシーンがある。偏見を感じさせる記述ではあるが、この箇所を読んで「素直な戦士たち」の長男を思い出した。
元祖・中受(問題提起)小説である城山氏のこの作品へのオマージュだったのだろうか(それにしても若干配慮に欠けるが)。

また、本作に出てくる経済用語「コンコルド効果」の使い方にも違和感を覚えた。
経済に疎いが、自分なりにこの語は埋没費用(事業投資等において撤退すると戻ってこない費用)が惜しくてやめられず無駄だとわかりつつも投資を続けてしまう状態のことと認識している。言わずもがな、フランスの超音速旅客機コンコルドの商業的失敗に由来する。
言いたいことはわかるが、中受を含む子育て分野に用いるのには抵抗がある。

開発維持に莫大な費用が掛かり、収益性に欠け、墜落事故まで起きたコンコルドだが、そこで培われた技術は他で役立っているのではないだろうか。何より開発者達はコンコルドに対して愛情を感じていた筈。
その点、ますます中受みたいな気もするが、そもそも中受を含めた子育てにおいて親が回収すべき費用はあるのだろうか。

前述したが、中受においてもその合否は人生の成否ではない。そこで得た知識、経験は、たとえ思い通りの結果にならなかったとしても、その後の人生においてどう生きてくるかわからない。

それでも中受が加熱するのは、この世の中が、閉鎖的で早いもの勝ちで敗者復活戦がないように思えるからだ。
行き過ぎた中受対応を改善するは、各家庭の親の意識改革だけでは済まず、社会全体を覆うこの閉塞感をなくすことが重要だ。

以上、若干違和感を覚えつつも、色々考えさせてくれる興味深い本だった。
86人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供の羽ばたこうとする翼をまわりにいる大人が寄ってたかって折ってはならない。大切な子を持つ全ての親必読書。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年2月26日に日本でレビュー済み
この話しは、主人公の翼が小学三年生から、中学受験までの三年間に勉強をしているうちに、お父さんや、お母さんなどによって心がつぶされていってしまう話しです。特に印象にのっこったところは、お母さんも中学受験にどんどんのめりこんでいってしまったところです。中学受験を始める、終わった親子におすすめしたいです。読んだ後思った事は、最初は、家族を喜ばせたくてやっていたことだったのに、途中からはそのせいで苦しんでいたところが怖く思い、自分は、そうならないようにしたいと思いました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
親は子のためにと、勉強させ、ことさら結果を求める。子は親を喜ばそうと必死に努力する。これで本当に子のためになっているのか。親子それぞれの心情が痛いほどに伝わってきた。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年11月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ネタバレ含みます。

たった数日の平和の為に、テスト後の帰りの電車で解答を必死に覚えた翼が、どんな気持ちだったのだろうと思うと、涙が出た。
どうせ採点結果が出てしまえば、すぐにバレてしまう話。
翼も分かっていて、それでもそうしてしまった。

うちも中受の真っ只中。
こうはなるまい…と、自分の中の魔物が出てきそうになると読み返して戒めている。

父親も父親だが、父親が酷い教育虐待をしていると分かっていて、風呂掃除に逃げた母親のくだりに腹が立ってしまった。
そこは逃げないで、夫婦できちんと話し合う所だと思う。
私だったら飛び蹴り食らわすわ
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
冒頭からイライラしながら読んでいた。
主人公である母親円佳に全く共感できない。

8歳の息子の翼君を塾に通わせようとする場面、
翼君の希望を汲んでいる会話のなかで明らかに母親が誘導しているのだが
その客観視は作者目線であり円佳本人は全く無自覚。

「うちの子が塾に通いたいっていうから」
というよく聞くセリフはこういう誘導を経ているのかと想像して、グロテスクささえ感じた。

翼君が最難関中学に合格し通学するという願望を円佳や真治が抱き続けるのも気味が悪かった。
たとえばたまたま話しかけられただけの美少女に一方的な恋をするストーカーのような
妄想的執念に近いように思えるのだ。
無料の全国テストなんてアテにならないなんて、もはや常識のはず。
そんなことも知らずになんで中学受験に飛び込むなんて無知すぎる。

「自分は息子のために正しいことをしている」という名目で教育虐待が日常化して経過は
虐待死の内容とそうそう変わらない。
真治はあまりにも親として未熟じゃないだろうか?

最後は正気にもどるが、それでも私の中で二人への嫌悪感は消えなかった。
もう、サイコパスな殺人鬼が出てくるイヤミスを読んだような気分だ。

なんでこんなにいらだつのか?
レビューを見たら、皆さん、好意的な意見ばかり。
共感さえ感じている方が多い。

結局、近親憎悪なんだろうと思う。
うちの子は我が強く、翼君のようにコントロールが全くできない。
早々に「ママに教えられるとだんだんムカついてくるから、いいよ。ごめんね」と言われた。

もしうちの子が翼君のように素直だったら・・・私もあちら側に行ってたのだろうか。
そんな恐怖心によるいらだちなのかもしれない。
120人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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