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ジェローム・ルジューン 科学と良心に生きた人 オンデマンド (ペーパーバック) – 2024/1/30
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近代遺伝学のパイオニアであるルジューン博士は、ダウン症の原因となる21番染色体の過剰を発見した。ルジューン博士はダウン症を持つ人間の生命の美しさと純粋な心に魅了され、原因の究明と治療法の研究に没頭した。同時に、科学と良心を兼ね備えた医師として、彼は患者の尊厳を擁護し人権擁護を訴えた。国際的な世論の賛同を得たが、出生前検査・中絶推進派の台頭と世論変遷によって彼は攻撃の対象とされ、彼の評判を落とすことに成功した。その業績は国際的な称賛を浴び、世界中で講演し、数々の科学賞や研究資金を得たものの、2度も候補にノミネートされたノーベル賞を受けることができなかった。
この最新の伝記を書くために、著者のオード・デュガスは11年間かけて何千もの資料を調査した。彼女はルジューヌの妻や親族、患者の家族、フランス人および外国人の協力者たちとじっくりと面会した。彼女の詳細で生き生きとした描写はジェローム・ルジューンがいかに生きたのか、行動力と心の内面を知るように読者を誘う。ローマ法王をはじめとする、世界の偉大な指導者らと親交のあった優秀な科学者であり、献身的な夫でありやさしい父親であり、小さな子供たちの熱烈な擁護者でもあったジェローム・ルジューン博士を作り上げたのが純粋で優れた人間性を持つダウン症の人々であったことを読み取っていただきたい。
- 本の長さ492ページ
- 言語日本語
- 出版社パブファンセルフ
- 発売日2024/1/30
- 寸法14.8 x 2.82 x 21 cm
- ISBN-104802085389
- ISBN-13978-4802085380
登録情報
- 出版社 : パブファンセルフ; 第2版 (2024/1/30)
- 発売日 : 2024/1/30
- 言語 : 日本語
- オンデマンド (ペーパーバック) : 492ページ
- ISBN-10 : 4802085389
- ISBN-13 : 978-4802085380
- 寸法 : 14.8 x 2.82 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 274,492位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,799位自伝・伝記
- カスタマーレビュー:
著者について
研究教育活動:百溪英一は日本大学大学院を卒業後農林省家畜衛生試験場(その後の動物衛生研究所)に研究職として勤務して36年間主に感染病の免疫病理学や分子生物学的な研究をしてきました。在職中にはアメリカの合衆国立動物疾病研究所(NADC)やパリのパスツール研究所、タイのNIAH、ケニアのILRI、近年はアメリカの数理学研究所やテネシー大学などでも貴重な研究経験をもたせていただきました。定年退職後縁あって埼玉県にある東都大学(ヒューマンケア学部)に勤務し、5年間基礎医学や看護英語を看護学生にお教えしてきました。大学では約3年間研究室を作って研究活動をさせていただき、その間イタリアからのドクターコースの学生や卒論生などを受け入れてきました。その後、東京医科歯科大学人体病理学口座非常勤講師を努め、現在は順天堂大学医学部神経学講座非常勤講師、順天堂大学保健医療学部非常勤講師などを努めています。専門は免疫病理学です。
福祉・社会活動:地域のダウン症児親の会の活動を長くやってきましたが、平成元年 パリのパスツール研究所留学中、ダウン症が染色体異常により起こることを発見したルジューン教授の国立ネッケル小児病院遺伝科医師グループと交流、およびパリ市内の知的障害者親の会および作業所などと交流し、フランス、ヨーロッパのダウン症児を取り巻く養育、療育、教育、移行教育、社会参加の状況も学びました。知的障害のある人の人権侵害と擁護の問題も研究テーマです。
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こう言う方々がいたから私たちの健康や人権は守られている。
そう感じます。
こう言う方々がいたから私たちの健康や人権は守られている。
そう感じます。
科学と良心というテーマが一貫して流れています。
ジェローム・ルジューン医師の、医学の研究と、命を守るための活動が、
弱い小さい者たちと親御さんを、守らなければという温かい思いやりに満ちた人間性が土台となっていることが伝わってきます。
自分の医学的な社会的な名誉や経済にも影響があっても、一人の人間として医師としていのちを守ることを最優先する良心を貫き、
弱い人とその子を慮る親御さんに、温かく接し続けたジェローム・ルジューン医師の気高い心。
誤解や誤った考えとは戦ったが、人を裁かない。誤解を正したために自分が迫害を受けても、神様を見続け、平安な心を保った本物の信仰。
ルジューン医師の伝記を読みながら、
脳梗塞で倒れた両親を短い期間自宅介護していた時のことを、よく思い出しました。
体や知識も弱った時であっても、その心を尊くみるまなざしとともに。
いのちは何より尊い、知識以上に人柄や人間性が大切と思っているつもりが、
知らず知らず、違ってしまっていたことが、自らをも抑圧していたところに、
人間らしい心を取り戻させてくれました。手元において何度も読み返したい本です。
ジェローム・ルジューン(Jérôme J. L. Ma. Lejeune 1926-1994)は、フランスの小児科医・遺伝学者。ダウン症候群などの、染色体異常と病気の関連性に関する研究で広く知られている。
1958年にルジューンらは、ダウン症候群は胚の形成期に第 21番染色体が通常より 1本多く生成されて計 3本になる(染色体数が 47となる)ことを発見した(細胞遺伝学の創始)。この染色体異常は、出生数 1,000人に 1人の割合で起きる。「異常」「病気」というが、我われの知らない「何か」の適応なのかもしれない。
ルジューンのこの発見によって、遺伝子の生成数がどのように病気を引き起こすかについて明らかになったが、それは「染色体異常の出生前診断」と「妊娠の中絶」につながった。人の命に対して恐れを知るルジューンは、このこと(自らが科学的に明らかにしたことによって、新しい命が失われていくという、とてつもない責任)に強い衝撃を受け、中絶反対の闘いを始めた。
ルジューンはノーベル医学賞にノミネートされていたが、「中絶に道徳性はない」とする講演を行い、妻への手紙の中で、「今日、私はノーベル医学賞を失った」と書いた。
教皇ヨハネ・パウロ二世は、ルジューンを教皇庁生命アカデミーの会長に指名した。2021年教皇フランシスコは、ルジューンを「Venerable(尊者)」として列聖した。
オードゥ・デュガス著『ジェローム・ルジューン 科学と良心に生きた人』(原文 フランス語)が、百渓英一翻訳で DSIJ PRESS から刊行された。高いヒューマニズムに貫かれており、人は根源的にどうあるべきかを問う、人類必読の重い一冊である。
私は、現在の日本国内の出生前診断のあり方には大きな疑問を持っているが、この本を読んで確信に近いものを得られた。彼は出生前診断の結果で流産させることは、医療ではなく「人を殺す」行為だと考えて活動していた。これは、受精したときからヒトになるからである。これまで、私は人工中絶について、あれこれと考えてきたが、自分自身の結論は出せていない。ぜひ、この本を多くの方々に読んでいただき、出生前診断のあり方などについて考えたり、意見交換をしたりして行きたい。