2020年突然のパンデミックを発端に生活様式が180度 様変わりする。 自分の現実に一喜一憂する渋谷、茨城、長崎五島の中学生、高校生たち。ひょんなきっかけでリモートでの繋がり。そして各々が気付く 「見上げる空や悩みは同じ」。夜空の広大な宇宙の事を考えるうちに自身の悩みからこれからのワクワクに変わっていく日本3拠点での同時進行型天体ヒューマンスト―リー。
誰もが少年時代に一度は抱いた宇宙の不思議そして憧れ。その想いが手つくり望遠鏡を通じて蘇る。
コロナも5類となり、人流、景気 様々な場面でコロナ前以上の水準になってきた今、改めてコロナを振り返る意味でも誰が読んでも共感し楽しめる物語です。
Kindle 価格: | ¥1,881 (税込) |
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この夏の星を見る (角川書店単行本) Kindle版
この物語は、あなたの宝物になる。
亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。コロナ禍で部活動が次々と制限され、楽しみにしていた合宿も中止になる中、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチコンテスト」も今年は開催できないだろうと悩んでいた。真宙(まひろ)は渋谷区立ひばり森中学の一年生。27人しかいない新入生のうち、唯一の男子であることにショックを受け、「長引け、コロナ」と日々念じている。円華(まどか)は長崎県五島列島の旅館の娘。高校三年生で、吹奏楽部。旅館に他県からのお客が泊っていることで親友から距離を置かれ、やりきれない思いを抱えている時に、クラスメイトに天文台に誘われる――。
コロナ禍による休校や緊急事態宣言、これまで誰も経験したことのない事態の中で大人たち以上に複雑な思いを抱える中高生たち。しかしコロナ禍ならではの出会いもあった。リモート会議を駆使して、全国で繋がっていく天文部の生徒たち。スターキャッチコンテストの次に彼らが狙うのは――。
哀しさ、優しさ、あたたかさ。人間の感情のすべてがここにある。
亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。コロナ禍で部活動が次々と制限され、楽しみにしていた合宿も中止になる中、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチコンテスト」も今年は開催できないだろうと悩んでいた。真宙(まひろ)は渋谷区立ひばり森中学の一年生。27人しかいない新入生のうち、唯一の男子であることにショックを受け、「長引け、コロナ」と日々念じている。円華(まどか)は長崎県五島列島の旅館の娘。高校三年生で、吹奏楽部。旅館に他県からのお客が泊っていることで親友から距離を置かれ、やりきれない思いを抱えている時に、クラスメイトに天文台に誘われる――。
コロナ禍による休校や緊急事態宣言、これまで誰も経験したことのない事態の中で大人たち以上に複雑な思いを抱える中高生たち。しかしコロナ禍ならではの出会いもあった。リモート会議を駆使して、全国で繋がっていく天文部の生徒たち。スターキャッチコンテストの次に彼らが狙うのは――。
哀しさ、優しさ、あたたかさ。人間の感情のすべてがここにある。
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2023/6/30
- ファイルサイズ7830 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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商品の説明
著者について
●辻村 深月:1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B0C88NTKWF
- 出版社 : KADOKAWA (2023/6/30)
- 発売日 : 2023/6/30
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 7830 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 485ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 21,328位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,871位日本の小説・文芸
- カスタマーレビュー:
著者について
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1980年2月29日生まれ。山梨県出身。千葉大学教育学部卒業。
2004年に『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。他の著作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ロードムービー』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『V.T.R.』『光待つ場所へ』(以上、講談社)、『太陽の坐る場所』(文藝春秋)、『ふちなしのかがみ』(角川書店)など。
2010年に『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』が第142回直木賞候補作となる。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年5月3日に日本でレビュー済み
これぞ辻村深月と、読みながら思った作品。
日常の誰もが、見過ごしてしまいそうな、そんな些細な日常をすくって、包み込んで、読む人の心の中に置く。そこに作者の意図はなく、不意に心に入ってきた作中の文章が、あー、そうなんだよな、そう、そう、って一度は感じたことのある気持ちだけらこそとても切なくなる。
ただただそれは、そこに横たわっていて、その文章を拾い上げるのは、読んでいる人。それはとても優しくて、心地よい。
だからどんな時でも読んでいてすんなりと入ってくる。
日常の誰もが、見過ごしてしまいそうな、そんな些細な日常をすくって、包み込んで、読む人の心の中に置く。そこに作者の意図はなく、不意に心に入ってきた作中の文章が、あー、そうなんだよな、そう、そう、って一度は感じたことのある気持ちだけらこそとても切なくなる。
ただただそれは、そこに横たわっていて、その文章を拾い上げるのは、読んでいる人。それはとても優しくて、心地よい。
だからどんな時でも読んでいてすんなりと入ってくる。
2024年3月19日に日本でレビュー済み
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コロナ禍でのどうしようもないモヤモヤを代弁してくれた。気持ちが整理できた。
2023年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年、コロナに苦しめられて。
マスクの下を見ることの難しさ。
苦心はオンライン。
離れていてもつながっている。
きもちを分かち合うとき。
”その向こうには必ず光があるんだ”と。
みんなが同じきもちのなかで、その輝きを見る。
心の底から湧き出る歓喜、「青春、万歳」が鳴りわたる。
マスクの下を見ることの難しさ。
苦心はオンライン。
離れていてもつながっている。
きもちを分かち合うとき。
”その向こうには必ず光があるんだ”と。
みんなが同じきもちのなかで、その輝きを見る。
心の底から湧き出る歓喜、「青春、万歳」が鳴りわたる。
2023年9月3日に日本でレビュー済み
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コロナは理不尽に少年少女の青春を搾取していった。
著者はそんな、ある意味忘れられがちなコロナ禍での被害者に焦点を当てた。秀逸である。
二度と来ない10代の1年、1年。少年少女たちは、その中で模索する。偶然にも身近に居た良心的な大人が協力者となり、「楽しい」出会いとイベントが達成される。それもリモートというテクノロジーを利用して、天体という、コロナなど超越した超自然を遠隔で共有したのである。
後に「コロナ世代と呼ばれるかもしれない」と少女は言う。「コロナがあって悪いことばかりじゃない、良いこともあった」と。でも責任ある大人は少年少女たちにそんな言い訳を言わせてはならない。おそらく大人である著者の思いであろう。
ところで人工衛星が肉眼で観測できるとは初めて知りました。感動。
著者はそんな、ある意味忘れられがちなコロナ禍での被害者に焦点を当てた。秀逸である。
二度と来ない10代の1年、1年。少年少女たちは、その中で模索する。偶然にも身近に居た良心的な大人が協力者となり、「楽しい」出会いとイベントが達成される。それもリモートというテクノロジーを利用して、天体という、コロナなど超越した超自然を遠隔で共有したのである。
後に「コロナ世代と呼ばれるかもしれない」と少女は言う。「コロナがあって悪いことばかりじゃない、良いこともあった」と。でも責任ある大人は少年少女たちにそんな言い訳を言わせてはならない。おそらく大人である著者の思いであろう。
ところで人工衛星が肉眼で観測できるとは初めて知りました。感動。
2024年4月24日に日本でレビュー済み
2020年のコロナ禍による限られた環境の中で、天体観測により繋がった様々な地域の生徒たちを描いた青春群像劇。
ベタな内容な上、ほぼ盛り上がりのない展開で480ページがとても長く感じられた。
映像化しても話題にならなそう。
ベタな内容な上、ほぼ盛り上がりのない展開で480ページがとても長く感じられた。
映像化しても話題にならなそう。
2023年9月11日に日本でレビュー済み
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コロナであれだけみんな苦しめられたのに、失われたさまざまなことは取り返せない。コロナによって出会えた出来事もあった、ただ、コロナがなければもっと素敵な出会いだったかのかもしれない。子どもたちが健やかにこれからの人生を歩めますように。