サーバー、プロキシ、CDN、ブラウザといった各段階のキャッシュに関する知識を急速インプットすべく定評ある本書を友人に紹介されて電子書籍で購入・・・やっぱり専門書は値が張ります。
しかしながら、分かりやすい図表と読みやすい文体なので要所要所の勘所を把握できた・・・僕的には最高のキャッシュ入門書です。何より電子書籍かつkindle上で検索もできるので不要な箇所を飛ばして読めるので良かった。それでも流石にこのページ数は・・・読み疲れましたw
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Web配信の技術―HTTPキャッシュ・リバースプロキシ・CDNを活用する 単行本(ソフトカバー) – 2021/2/13
田中 祥平
(著)
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購入オプションとあわせ買い
(概要)
HTTPキャッシュ、リバースプロキシ、CDNなどWeb開発で大切な「配信」の技術。重要な技術ながら、現場では知見のあるエンジニアが少なく、なんとなくで運用されていたり、導入が遅れていたりします。本書では、HTTPキャッシュの基礎から解説し、一冊でしっかり配信が学べます。速くて落ちないWebサイト/Webサービス/Web APIの実現はもちろん。キャッシュ事故やセキュリティ上の問題を防ぐのにも役立ちます。
(こんな方におすすめ)
・CDNやリバースプロキシの導入に興味のあるアプリケーションエンジニア・インフラエンジニア
・配信技術を学びたいインフラエンジニア
・Webサービスを高速化させたいフロントエンドエンジニア
(目次)
第1章 はじめに
1.1 本書の対象と目的
1.2 本書の構成
1.3 下準備
第2章 配信の基礎
2.1 配信のとらえ方
2.2 標準仕様でやりとりする
2.3 配信の経路
2.4 配信をより高速なものにするために
2.5 キャッシュの格納場所による分類
2.6 private/sharedキャッシュ
2.7 どこでどうキャッシュすべきか
第3章 HTTPヘッダ・設定とコンテンツの見直し
3.1 HTTPヘッダの重要性
3.2 HTTPメッセージ
3.3 ステータスコードと説明句―RFC 7231#6
3.4 HTTPとキャッシュ
3.5 Cache-Controlによるキャッシュ管理
3.6 Cache-Controlにおける期限指定
3.7 Cache-ControlとExpiresヘッダ
3.8 TTLが未定義時の挙動―RFC 7234#4.2.2
3.9 キャッシュをさせたくない場合のCache-Control
3.10 さまざまなリクエスト
3.11 さまざまなヘッダ
3.12 HTTPヘッダの不適切な設定で起きた事例
3.13 ヘッダクレンジング
3.14 コンテンツのサイズ削減
3.15 適切なメディアの選択によるコンテンツの改善
3.16 問題点を調査する
第4章 キャッシュによる負荷対策
4.1 キャッシュの構成・設定例
4.2 さまざまな負荷とその事例
4.3 負荷をさばくこととキャッシュ
4.4 キャッシュを使わない場合どうさばくか
4.5 キャッシュを使う
4.6 キャッシュ事故を防ぐ
4.7 キャッシュ戦略・キャッシュキー戦略
4.8 キャッシュのTTLとキャッシュを消す
4.9 キャッシュのTTL計算と再利用―RFC 7234#4.2
4.10 キャッシュの消去
第5章 より効果的・大規模な配信とキャッシュ
5.1 ヒット率だけによらない効率的なキャッシュの考え方
5.2 どのようにリクエストを処理してレスポンスをするのか
5.3 RxReq―クライアントからのリクエストを受信する
5.4 Cache lookup―キャッシュヒットの判定を行う
5.5 Wait for cache―キャッシュができるまで待つ
5.6 TxReq―オリジンにリクエストを送信する
5.7 RxResp―オリジンからレスポンスを受信する
5.8 TxResp―クライアントにレスポンスを送信する
5.9 キャッシュキーをVaryで代用する
5.10 効果を高める対策
5.11 動的コンテンツのキャッシュ
5.12 分割してキャッシュする
5.13 Edge Side Includes(ESI)
5.14 配信構成の工夫
5.15 多段Proxy
5.16 障害時に正しくサーバーを切り離す(ヘルスチェック)
5.17 ドメインの分割
第6章 CDNを活用する
6.1 なぜCDNが必要なのか―自前主義だけだと難しい
6.2 CDNを使う前に
6.3 CDNの選び方
6.4 CDNを使うときに気をつけたいポイント
6.5 クライアントの近くでコードを動かす - エッジコンピューティング
6.6 CDNと障害
6.7 動的コンテンツのキャッシュやCDN利用は危険なのか
6.8 実際にCDNを設定する
第7章 自作CDN(DIY-CDN)
7.1 なぜCDNをつくるのか
7.2 低予算自作CDNの構成
7.3 自作CDNと外部CDNのハイブリッド構成
7.4 VCLでの設定例
Appendix Varnishについて
A.1 Varnishのインストール
A.2 読みたい公式ドキュメント
A.3 Varnishのサポート体制
A.4 基本的なVCL
A.5 VCLを記述する際の注意点
A.6 テストの重要性―varnishtest
A.7 varnishのログと絞り込み方
A.8 そのほかのツールやコマンド
HTTPキャッシュ、リバースプロキシ、CDNなどWeb開発で大切な「配信」の技術。重要な技術ながら、現場では知見のあるエンジニアが少なく、なんとなくで運用されていたり、導入が遅れていたりします。本書では、HTTPキャッシュの基礎から解説し、一冊でしっかり配信が学べます。速くて落ちないWebサイト/Webサービス/Web APIの実現はもちろん。キャッシュ事故やセキュリティ上の問題を防ぐのにも役立ちます。
(こんな方におすすめ)
・CDNやリバースプロキシの導入に興味のあるアプリケーションエンジニア・インフラエンジニア
・配信技術を学びたいインフラエンジニア
・Webサービスを高速化させたいフロントエンドエンジニア
(目次)
第1章 はじめに
1.1 本書の対象と目的
1.2 本書の構成
1.3 下準備
第2章 配信の基礎
2.1 配信のとらえ方
2.2 標準仕様でやりとりする
2.3 配信の経路
2.4 配信をより高速なものにするために
2.5 キャッシュの格納場所による分類
2.6 private/sharedキャッシュ
2.7 どこでどうキャッシュすべきか
第3章 HTTPヘッダ・設定とコンテンツの見直し
3.1 HTTPヘッダの重要性
3.2 HTTPメッセージ
3.3 ステータスコードと説明句―RFC 7231#6
3.4 HTTPとキャッシュ
3.5 Cache-Controlによるキャッシュ管理
3.6 Cache-Controlにおける期限指定
3.7 Cache-ControlとExpiresヘッダ
3.8 TTLが未定義時の挙動―RFC 7234#4.2.2
3.9 キャッシュをさせたくない場合のCache-Control
3.10 さまざまなリクエスト
3.11 さまざまなヘッダ
3.12 HTTPヘッダの不適切な設定で起きた事例
3.13 ヘッダクレンジング
3.14 コンテンツのサイズ削減
3.15 適切なメディアの選択によるコンテンツの改善
3.16 問題点を調査する
第4章 キャッシュによる負荷対策
4.1 キャッシュの構成・設定例
4.2 さまざまな負荷とその事例
4.3 負荷をさばくこととキャッシュ
4.4 キャッシュを使わない場合どうさばくか
4.5 キャッシュを使う
4.6 キャッシュ事故を防ぐ
4.7 キャッシュ戦略・キャッシュキー戦略
4.8 キャッシュのTTLとキャッシュを消す
4.9 キャッシュのTTL計算と再利用―RFC 7234#4.2
4.10 キャッシュの消去
第5章 より効果的・大規模な配信とキャッシュ
5.1 ヒット率だけによらない効率的なキャッシュの考え方
5.2 どのようにリクエストを処理してレスポンスをするのか
5.3 RxReq―クライアントからのリクエストを受信する
5.4 Cache lookup―キャッシュヒットの判定を行う
5.5 Wait for cache―キャッシュができるまで待つ
5.6 TxReq―オリジンにリクエストを送信する
5.7 RxResp―オリジンからレスポンスを受信する
5.8 TxResp―クライアントにレスポンスを送信する
5.9 キャッシュキーをVaryで代用する
5.10 効果を高める対策
5.11 動的コンテンツのキャッシュ
5.12 分割してキャッシュする
5.13 Edge Side Includes(ESI)
5.14 配信構成の工夫
5.15 多段Proxy
5.16 障害時に正しくサーバーを切り離す(ヘルスチェック)
5.17 ドメインの分割
第6章 CDNを活用する
6.1 なぜCDNが必要なのか―自前主義だけだと難しい
6.2 CDNを使う前に
6.3 CDNの選び方
6.4 CDNを使うときに気をつけたいポイント
6.5 クライアントの近くでコードを動かす - エッジコンピューティング
6.6 CDNと障害
6.7 動的コンテンツのキャッシュやCDN利用は危険なのか
6.8 実際にCDNを設定する
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A.3 Varnishのサポート体制
A.4 基本的なVCL
A.5 VCLを記述する際の注意点
A.6 テストの重要性―varnishtest
A.7 varnishのログと絞り込み方
A.8 そのほかのツールやコマンド
- 本の長さ456ページ
- 言語日本語
- 出版社技術評論社
- 発売日2021/2/13
- 寸法15.1 x 2.5 x 21.2 cm
- ISBN-104297119250
- ISBN-13978-4297119256
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商品の説明
出版社からのコメント
CDNやリバースプロキシ、きちんと導入できていますか? 本書ではWebアプリケーションを強くする「配信」の技術を基礎から解説。HTTPキャッシュから、CDNやリバースプロキシの活用までわかります。なかなか導入できていなかった、実はよくわかっていなかった人にもおすすめの決定版入門書です。
著者について
田中祥平(いわなちゃん/xcir)
GREEで配信周りを引き受けるエンジニア。
配信全体に強く、特にVarnishに詳しい。
自社の大規模配信に加え、他社の中小規模サービスにアドバイザーとしても参加。幅広い経験を持つ。
GREEで配信周りを引き受けるエンジニア。
配信全体に強く、特にVarnishに詳しい。
自社の大規模配信に加え、他社の中小規模サービスにアドバイザーとしても参加。幅広い経験を持つ。
登録情報
- 出版社 : 技術評論社 (2021/2/13)
- 発売日 : 2021/2/13
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 456ページ
- ISBN-10 : 4297119250
- ISBN-13 : 978-4297119256
- 寸法 : 15.1 x 2.5 x 21.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 59,618位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キャッシュについて詳しく記載しているので、勉強になりました。
キャッシュについて、詳しく書いてある本みつからなかったので、このような本を探していました。
会社のシステムでAkamaiをつかっている、またWebシステム開発しているのでキャッシュについて問題になることもあるので、大変参考になりました。
キャッシュについて、詳しく書いてある本みつからなかったので、このような本を探していました。
会社のシステムでAkamaiをつかっている、またWebシステム開発しているのでキャッシュについて問題になることもあるので、大変参考になりました。
2021年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キャッシュってなに?となるような人にも、ユースケースが丁寧に書いてあることでわかりやすいんじゃないかと思います。
また、無作為にユースケースを眺めているだけでも、「あーこういう時にもこういう形でキャッシュが利用できるのか」などの気づきがあって良いです。
また、無作為にユースケースを眺めているだけでも、「あーこういう時にもこういう形でキャッシュが利用できるのか」などの気づきがあって良いです。
2021年2月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
CDNってどんどん身近になってるんですけど、これ!っていう参考書がなかったんですよね。雰囲気で色々調べて使ってる人がとっても多いと思います。この本はCDN未経験者のWeb技術者からなんとなくレスポンスヘッダ設定して最低限のコンフィグでCloudFront使ってる人まで、「あ、そういうことだったのか!」って納得できそうな要素が満載でした。
説明がかなり丁寧なので、ある程度Webのエンジニアリングできる人ならスラスラ理解できると思います。さらに、多段Proxyのあたりは普通に1つのCDNサービス使ってる人の可能性も広がる良コンテンツ、さらに付録のVCL書き方ガイドでFastly使ってみたい人にもぴったりですね。この辺は結構玄人向けかと思います。普通のWebサイトCDN配信ならここまで全部理解できる必要は無いかもしれないですが、知識として知っておいてまず間違いない一冊であることは確かです。非常に良い本でおすすめです!
説明がかなり丁寧なので、ある程度Webのエンジニアリングできる人ならスラスラ理解できると思います。さらに、多段Proxyのあたりは普通に1つのCDNサービス使ってる人の可能性も広がる良コンテンツ、さらに付録のVCL書き方ガイドでFastly使ってみたい人にもぴったりですね。この辺は結構玄人向けかと思います。普通のWebサイトCDN配信ならここまで全部理解できる必要は無いかもしれないですが、知識として知っておいてまず間違いない一冊であることは確かです。非常に良い本でおすすめです!
2021年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Web配信の技術、というタイトルだけ見てWeb上での動画やメール配信についての技術書かと勝手に勘違いしていましたが、読んでみるとHTTPキャッシュやリバースプロキシ/CDNなどWebサイトを構築する開発者にとって必要な知識がとても分かりやすくまとめられている本でした。
本文に書かれた内容に対応するRFCが注釈として書かれていることで、気になったところのRFCをすぐに参照できる点が素晴らしいです。
本文に書かれた内容に対応するRFCが注釈として書かれていることで、気になったところのRFCをすぐに参照できる点が素晴らしいです。
2021年4月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
有用な情報があって参考になります。
一方で、まとまりのない説明が最初から最後まで続いていて、
何がいいたいのかは読者が解釈してあげる必要があります。
説明が丁寧なのはよいのですが、
まずしっかりした定義というか、考え方を示してから
細かい説明があるとよかったと思います。
一方で、まとまりのない説明が最初から最後まで続いていて、
何がいいたいのかは読者が解釈してあげる必要があります。
説明が丁寧なのはよいのですが、
まずしっかりした定義というか、考え方を示してから
細かい説明があるとよかったと思います。
2021年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このような経験をベースにした生きた知識は 非常に参考になった.
これから関連業務を行おうとする人にとっては間違いなくためになる内容だと思う.
が, 文書の構成は決してロジカルとは言えない.
説明の順序が悪く話があっちこっちいく, 節の階層が不揃い, 言い回しが無駄に難しい, 図があまり理解を助けない・・
ということで, 内容はおすすめ, しかし読みづらさは覚悟せよ, というカンジです.
これから関連業務を行おうとする人にとっては間違いなくためになる内容だと思う.
が, 文書の構成は決してロジカルとは言えない.
説明の順序が悪く話があっちこっちいく, 節の階層が不揃い, 言い回しが無駄に難しい, 図があまり理解を助けない・・
ということで, 内容はおすすめ, しかし読みづらさは覚悟せよ, というカンジです.
2021年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Webの仕組みをもとにベストプラクティスや押さえておくべき考え方がまとまっていました。