エルサレムはキリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地で、例えばゴルゴタの丘やキリストの墓など、それぞれの宗教のゆかりの場所が密集している。どの宗教もそれらの場所が真正のものと主張しているが、著者はそうした聖跡は美術作品のようにして作られたものであるとし、宗教的な神秘のベールをはがして、成り立ちを歴史的に解説しようとしている。このような視点はかつてなく、新鮮である。
聖地が生まれる元になった伝説や物語の説明は、非常に読みやすい文章でまとめられていてわかりやすい。それぞれの場所の歴史に関する説明も的確である。ところどころユーモラスな箇所もあって、堅苦しさはまったくない。
これまでにはなかった本で、今後エルサレムについて知りたいなら、必ず読んでおかなければならない文献になるだろう。
この著者は、中公新書から「ヨーロッパの中世美術」などを出版しているキリスト教美術の研究者なので、キリスト教の説明の部分が多くなっているのは仕方がないところかも知れない。図版は多いが、新書という都合上小さいモノクロの図版なので、カラーの口絵が少しでもあればよかったと思う。
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エルサレムの歴史と文化-3つの宗教の聖地をめぐる (中公新書 2753) 新書 – 2023/5/24
浅野 和生
(著)
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ユダヤ教誕生の地であり、キリスト教やイスラム教における聖地が数多く存在することでも知られる古都エルサレム。今も世界中から巡礼客が訪れる「聖都」である。古代イスラエル王国が興った紀元前一〇〇〇年ごろから現在まで、激しい領土紛争をも耐え抜いた史跡には、唯一無二の魅力が宿る。本書は、同地に息づく歴史と文化を余すところなく紹介。「聖跡」成立の知られざる背景も交えつつ、街全体を美術館のように捉え、その巡り方を指南する。
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2023/5/24
- 寸法1.5 x 10.9 x 17.3 cm
- ISBN-104121027531
- ISBN-13978-4121027535
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商品の説明
著者について
浅野和生
1956(昭和31)年生まれ. 大阪大学大学院博士課程中退. ギリシア国立アテネ工科大学建築学部美術史学科留学(ギリシア政府給費留学生). 愛知教育大学助教授, 同教授を経て, 現職. 専門:西洋美術史(特にビザンティン美術). 著書『イスタンブールの大聖堂』(中公新書, 2003)『サンタクロースの島』(東信堂, 2006)『ヨーロッパの中世美術』(中公新書, 2009)『図説 中世ヨーロッパの美術』(河出書房新社, 2018)ほか
1956(昭和31)年生まれ. 大阪大学大学院博士課程中退. ギリシア国立アテネ工科大学建築学部美術史学科留学(ギリシア政府給費留学生). 愛知教育大学助教授, 同教授を経て, 現職. 専門:西洋美術史(特にビザンティン美術). 著書『イスタンブールの大聖堂』(中公新書, 2003)『サンタクロースの島』(東信堂, 2006)『ヨーロッパの中世美術』(中公新書, 2009)『図説 中世ヨーロッパの美術』(河出書房新社, 2018)ほか
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2023/5/24)
- 発売日 : 2023/5/24
- 言語 : 日本語
- 新書 : 320ページ
- ISBN-10 : 4121027531
- ISBN-13 : 978-4121027535
- 寸法 : 1.5 x 10.9 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 146,910位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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5 星
わかりやすい聖地の解説書
エルサレムはキリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地で、例えばゴルゴタの丘やキリストの墓など、それぞれの宗教のゆかりの場所が密集している。どの宗教もそれらの場所が真正のものと主張しているが、著者はそうした聖跡は美術作品のようにして作られたものであるとし、宗教的な神秘のベールをはがして、成り立ちを歴史的に解説しようとしている。このような視点はかつてなく、新鮮である。聖地が生まれる元になった伝説や物語の説明は、非常に読みやすい文章でまとめられていてわかりやすい。それぞれの場所の歴史に関する説明も的確である。ところどころユーモラスな箇所もあって、堅苦しさはまったくない。これまでにはなかった本で、今後エルサレムについて知りたいなら、必ず読んでおかなければならない文献になるだろう。この著者は、中公新書から「ヨーロッパの中世美術」などを出版しているキリスト教美術の研究者なので、キリスト教の説明の部分が多くなっているのは仕方がないところかも知れない。図版は多いが、新書という都合上小さいモノクロの図版なので、カラーの口絵が少しでもあればよかったと思う。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2023年5月31日に日本でレビュー済み
エルサレムはキリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地で、例えばゴルゴタの丘やキリストの墓など、それぞれの宗教のゆかりの場所が密集している。どの宗教もそれらの場所が真正のものと主張しているが、著者はそうした聖跡は美術作品のようにして作られたものであるとし、宗教的な神秘のベールをはがして、成り立ちを歴史的に解説しようとしている。このような視点はかつてなく、新鮮である。
聖地が生まれる元になった伝説や物語の説明は、非常に読みやすい文章でまとめられていてわかりやすい。それぞれの場所の歴史に関する説明も的確である。ところどころユーモラスな箇所もあって、堅苦しさはまったくない。
これまでにはなかった本で、今後エルサレムについて知りたいなら、必ず読んでおかなければならない文献になるだろう。
この著者は、中公新書から「ヨーロッパの中世美術」などを出版しているキリスト教美術の研究者なので、キリスト教の説明の部分が多くなっているのは仕方がないところかも知れない。図版は多いが、新書という都合上小さいモノクロの図版なので、カラーの口絵が少しでもあればよかったと思う。
聖地が生まれる元になった伝説や物語の説明は、非常に読みやすい文章でまとめられていてわかりやすい。それぞれの場所の歴史に関する説明も的確である。ところどころユーモラスな箇所もあって、堅苦しさはまったくない。
これまでにはなかった本で、今後エルサレムについて知りたいなら、必ず読んでおかなければならない文献になるだろう。
この著者は、中公新書から「ヨーロッパの中世美術」などを出版しているキリスト教美術の研究者なので、キリスト教の説明の部分が多くなっているのは仕方がないところかも知れない。図版は多いが、新書という都合上小さいモノクロの図版なので、カラーの口絵が少しでもあればよかったと思う。
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2023年7月19日に日本でレビュー済み
エルサレムが、聖地というより、ツッコミどころ満載の怪しい観光地に見えるという…
2023年8月29日に日本でレビュー済み
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詳しいというより詳し過ぎ。
かなり重い書です。
かなり重い書です。